ティアニー、PSMで早期交代もコンディションに問題なし
2022.07.09 16:44 Sat
プレシーズンマッチで早期交代となったアーセナルのDFキーラン・ティアニーだが、全く問題はないようだ。
アーセナルは8日、新シーズンに向けてのプレシーズンマッチを開催。ドイツの地で2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のニュルンベルクと対戦し、5-3で勝利した。
新加入のブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスが早速2ゴールを挙げたことが最大のトピックとなったこの試合だったが、一方で気になる出来事も…。
今年4月に左ヒザの手術を受け、戦列に復帰したばかりのティアニーが、スタメンでプレーしたものの、前半の30分過ぎにDFセドリック・スアレスとの交代でピッチを後にしていた。
これにより、試合を見ていたファンからは負傷再発を危惧する声も挙がっていたが、この交代はあくまで始めから予定されていたものだったようだ。
「彼はとても良い状態だ」
「本当に良いトレーニングをしている。もちろん、彼は3カ月以上離脱していたから、適切なウォームアップを行い、最初の30分をプレーして、それからベンチへ下げた」
「だから、彼のコンディションは良かったし、何の問題もないよ」
2021-22シーズンは公式戦25試合に出場し、左サイドバックの主軸として活躍したティアニー。ピッチに立てば欠かせない戦力である一方、セルティック時代から度重なる負傷に悩まされている。
そのため、ファンの反応を意識してか、クラブサイドも同選手のコンディションに問題がないことを、あえてリリースとして伝える格好となった。
アーセナルは8日、新シーズンに向けてのプレシーズンマッチを開催。ドイツの地で2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のニュルンベルクと対戦し、5-3で勝利した。
新加入のブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスが早速2ゴールを挙げたことが最大のトピックとなったこの試合だったが、一方で気になる出来事も…。
これにより、試合を見ていたファンからは負傷再発を危惧する声も挙がっていたが、この交代はあくまで始めから予定されていたものだったようだ。
同試合後、アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は、クラブ公式サイトのインタビューを通じて、ティアニーの状態に全く問題がないことを認めている。
「彼はとても良い状態だ」
「本当に良いトレーニングをしている。もちろん、彼は3カ月以上離脱していたから、適切なウォームアップを行い、最初の30分をプレーして、それからベンチへ下げた」
「だから、彼のコンディションは良かったし、何の問題もないよ」
2021-22シーズンは公式戦25試合に出場し、左サイドバックの主軸として活躍したティアニー。ピッチに立てば欠かせない戦力である一方、セルティック時代から度重なる負傷に悩まされている。
そのため、ファンの反応を意識してか、クラブサイドも同選手のコンディションに問題がないことを、あえてリリースとして伝える格好となった。
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アーセナルのスコットランド代表DFキーラン・ティアニーが、自身の古巣であるセルティックの日本人選手について言及した。スコットランド『サン』が伝えた。 スコットランド生まれのティアニーはセルティックのアカデミー出身。2016年1月に18歳でファーストチームに昇格すると、左サイドバックのレギュラーとしてプレー。公式戦170試合で8ゴール37アシストを記録した。 2019年8月にアーセナルに加入すると、ケガなどに悩まされながらも公式戦110試合で5ゴール13アシストを記録。今シーズンは途中出場なども多いが公式戦23試合で1ゴール1アシストを記録している。 ティアニーは今でもセルティックのファンとして知られるが、そのセルティックは昨シーズンから一気に日本人選手が増加。FW古橋亨梧をはじめ、FW前田大然、MF旗手怜央、MF井手口陽介、DF小林友希、DF岩田智輝と6名が所属。また、アンジェ・ポステコグルー監督もJリーグからやってきたこともあり、日本に縁が強くなっている一方で、チームもリーグ制覇を成し遂げるなど大きく結果を残している。 アーセナルでは日本代表DF冨安健洋とチームメイトであるティアニーは、古巣の日本人選手についてコメント。冨安にそれぞれの選手について教えてもらっていると明かした。 「トミとはよく話をする。僕は日本から来た選手のことはよく知らなかったし、先月サインした2人も同じだ。僕はJリーグを観ていないから、トミに情報と選手としての考えを聞いたんだ」 「前田大然はカタールで開催されたワールドカップの日本代表でトミと一緒にいたね。トミは契約した全ての選手についてポジティブなことを言っていたし、それを聞いてとても嬉しいよ」 また、冨安についてもコメント。両サイドバックでプレーする冨安はライバルにもなるが、良い関係を築いているようだ。 「彼も本当に素晴らしい選手だし、素晴らしいチームメイトだ。とても良い仲間だ」 「僕はいつもトミと話をして、トレーニング場ではセルティックの試合があれば一緒によく観ている。僕は、彼をセルティックのファンにしようとしているんだ(笑)」 ティアニーと言えば、幼少期に当時セルティックでスター選手だった元日本代表MF中村俊輔からスパイクをもらったエピソードが有名。同じ左利きのキックの名手に憧れていたことは有名だが、中村が多くの日本人の憧れでもあると語った。 「おかしな話だけど、僕がセルティックで子供の頃に中村俊輔からスパイクをもらった古い映像をトミが見たらしい。彼はずっと前から気がついていたんだ」 「中村は子供の頃のトミのヒーローの1人だったけど、それは世界中の多くの日本人選手と同じだと思うよ」 <span class="paragraph-title">【動画】中村俊輔からスパイクを手渡され驚いて固まる幼い頃のティアニー</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">A young Kieran Tierney beams after being handed boots by Celtic legend Shunsuke Nakamura <br><br>The look on his face ☺☺☺ <a href="https://t.co/HcB8hqFVE9">pic.twitter.com/HcB8hqFVE9</a></p>— Metro Sport (@Metro_Sport) <a href="https://twitter.com/Metro_Sport/status/1160512006736220160?ref_src=twsrc%5Etfw">August 11, 2019</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.01.26 19:35 Thu4
ガブリエウがスポルティング戦で相手エースのゴールセレブレーション拝借…その意図とは?
アーセナルのブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイスのスポルティングCP戦でのゴールセレブレーションが話題を集めている。 アーセナルは26日、チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第5節でスポルティングと対戦し、1-5で快勝した。 ガブリエウは同試合の前半終了間際にMFデクラン・ライスの正確な左CKをドンピシャのヘディングで合わせ、チーム3点目を決めた。 そして、ゴールセレブレーションの際には対戦相手のエースであるスウェーデン代表FWヴィクトル・ギョケレシュのゴールセレブレーションとして知られる、顔の前で両手の指を組むセレブレーションを行った。 ギョケレシュに関してはアーセナルも移籍先の候補に挙がっており、意味深なジェスチャーに対して考察が行われたが、イギリス『メトロ』によれば、今回の行動は2022-23シーズンのヨーロッパリーグ対戦時のチーム同士の因縁が影響したようだ。 当時、ELラウンド16で対戦した両者はPK戦までもつれ込んだ激戦の末にスポルティングがベスト8進出を果たしていた。そして、その対戦時にはポルトガル代表MFペドロ・ゴンサウヴェスが試合後に、スイス代表MFグラニト・ジャカ(現レバークーゼン)のゴールセレブレーションを真似てからかっていたという。 その屈辱を覚えていたガブリエウはその仕返しとしてギョケレシュのゴールセレブレーションを真似て、スポルティング陣営を挑発していたようだ。 なお、その前回対戦時にはスポルティングに在籍していなかったものの、とばっちりを受ける格好となったギョケレシュは試合後にスウェーデン『Viaplay Fotboll』で「ガブリエウのセレブレーション? 自分でセレブレーションを作れないなら、盗んでもいいよ。彼がそんなことをするとは知らなかったけど、彼が自分のセレブレーションを気に入っているのは面白いね」と、皮肉で返している。 2024.11.27 12:30 Wed5