フランクフルト移籍のゲッツェ、レーブ氏は5年ぶりの代表復帰に期待「すべてのクオリティが備わっている」

2022.06.23 17:01 Thu
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ドイツ代表監督のヨアヒム・レーブ氏が、フランクフルト移籍を果たしたMFマリオ・ゲッツェ(30)の代表復帰を期待した。ドイツ『スカイ』が伝えている。
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17歳でブンデスリーガデビューを飾ったゲッツェは、その卓越したスキルから「天才」と称えられ、2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)決勝では母国を24年ぶりの優勝に導く決勝弾を記録した。しかし、その後はバイエルン、ドルトムントで満足な結果を残せず、2020年夏にドルトムントを退団。2カ月間フリーの期間を経て、PSVに加入した。そのままキャリアは下降線をたどる一方に思われたゲッツェだが、オランダの地で復活。2年間在籍したチームで公式戦通算76試合に出場して18ゴール18アシストを記録し、今季はKNVBベーカー優勝にも貢献した。
復活をアピールしたゲッツェに対しては、今季ヨーロッパリーグ(EL)優勝を果たしたフランクフルトが移籍金400万ユーロ(約5億6000万円)を提示するなど獲得に動き、21日に加入を正式発表している。

母国復帰を果たし、来季はチャンピオンズリーグ(CL)でもプレーすることになるゲッツェに対して、長く代表チームで指導してきたレーブ氏は、2017年を最後に遠ざかっている代表復帰にも期待。クオリティを考えれば、十分実現は可能なはずだと太鼓判を押した。
「マリオには代表復帰や、W杯出場を実現するためのすべてのクオリティが備わっている。彼は新シーズン、再びCLでプレーできるだろう。そして、ここブンデスリーガでも注目されることで、W杯に向けて自身を推薦しようと思っているはずだ」

「もちろん、私はこのタイミングでマリオがドイツに戻るとは思っていなかった。でも、マリオとフランクフルトのことを考えると、私はとても幸せだよ。マリオは例外的な選手であり、非常にプロフェッショナルな人物だ。その優れたゲームインテリジェンスがあれば、フランクフルトにもしっかりフィットするだろう」

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マンチェスター・シティが獲得に動いているフランクフルトのエジプト代表FWオマル・マーモウシュ(25)だが、フランクフルトは拒否の姿勢を示したようだ。『The Athletic』が伝えた。 ヴォルフスブルクやザンクト・パウリ、シュツットガルトでプレーしたマーモウシュは、2023年7月にフランクフルトへと完全移籍で加入した。 2023-24シーズンはブンデスリーガで29試合12ゴール6アシストを記録したマーモウシュ。今シーズンはさらにその存在感が増し、17試合で15ゴール10アシストを記録。ヨーロッパリーグ(EL)でも6試合で4ゴール2アシストを記録し、すでにシーズン20ゴールを達成している。 そのマーモウシュには、多くのクラブが関心を寄せており、シティは強い関心を持っているとされ、すでに選手本人とは合意しているとも報じられている。 しかし、フランクフルトが求めるとされている移籍金6700万ポンド(約130億3000万円)に対し、シティは4200万ポンド〜5000万ポンド(約81億7000万〜約97億2000万円)が妥当だと考えているとのこと。開きがあるため、フランクフルトはオファーを拒否したとされている。 ただ、可能性が全くないわけではない状況。合意に向けて両者は交渉を進めているとされているが、少なくとも今週末の試合はフランクフルトの選手としてプレーすることになりそうだ。 2025.01.16 14:10 Thu
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キャリア原点で輝きを取り戻したハウゲがボデ/グリムト完全移籍!

FKボデ/グリムトは17日、フランクフルトからノルウェー代表MFイェンス・ペッター・ハウゲ(25)を完全移籍で獲得した。契約期間は2028年6月30日までとなる。 ボデ/グリムトへの完全移籍を決断した理由について、ハウゲは公式サイトで以下のように語った。 「何よりもまず、ここが僕のホームタウンなんだ。多くの良き仲間、一緒に育ってきた仲間、アカデミーを通じて同じ道を歩んできた仲間、そしてトップチームでデビューした仲間たちとここでプレーするのは、とても楽しいことだよ」 「ここ数年、クラブがヨーロッパで安定した地位を築き、その道のりをずっと追ってこられたのは本当に素晴らしいことだった。来週にはヨーロッパリーグ、夏にはチャンピオンズリーグのプレーオフと、新しい楽しみがたくさんある。多くの魅力的な経験があり、それは僕にとって大きな刺激で、さらに成長し、新たなステップを踏み出すための一歩でもある」 ハウゲは2020年夏に母国のボデ/グリムトからミランに加入。公式戦26試合で8ゴール3アシストを記録したものの、2020-21シーズン後半戦は出場機会がなく、2021年8月にフランクフルトへ。 その後、ヘントへレンタルを経て、2024年2月にボデ/グリムトへレンタル移籍で復帰。2024シーズンは公式戦44試合に出場し12ゴール11アシストを記録していた。 また、ここでの活躍が評価され、2024年10月に約2年ぶりとなるノルウェー代表に選出された。 2025.01.18 10:20 Sat

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