いわきが3連勝で首位返り咲き! 鹿児島は5試合ぶり敗戦で後退【明治安田J3第12節】
2022.06.12 18:35 Sun
明治安田生命J3リーグ第12節の7試合が12日に各地で行われた。
前節のY.S.C.C.横浜戦で6-0と快勝し、直近5試合で4勝1分けと参入初年度ながら飛ぶ鳥を落とす勢いの3位いわきFCは4戦勝ちなしで13位につけるカマタマーレ讃岐とのアウェイゲームに臨んだ。序盤からペースを掴めずトランジションゲームとなると、33分に左サイドに出たロングボールに反応した後藤が落とし、受けた臼井のクロスに川﨑がヘディングで合わせて、讃岐が先制。ビハインドで後半を迎えたいわきだが、47分にバイタルエリア右でFKのチャンスを獲得すると、キッカーの日高が左足でゴール右下に突き刺してJリーグ初得点を決め、同点に追いつく。
さらに、後半アディショナルタイム4分に左CKのチャンスを獲得すると、キッカーの嵯峨が近場に来た味方とのワンツーからクロスを上げると、ニアの有馬がヘディングでコースを変え、これがネットを揺らして逆転。逆転負けの讃岐が3連敗となった一方、いわきは3連勝で首位に再浮上した。
目下4連勝と勢いに乗る首位の鹿児島ユナイテッドFCは3連敗のあとから4戦負けなしと立て直しを図る10位のFC岐阜とアウェイで対戦。立ち上がりから岐阜に主導権を奪われると、カウンターから攻め込まれる場面が多く、前半終了間際には米澤が決定機を迎えるが、ネットを揺らず、試合を折り返す。後半になり、徐々に鹿児島が盛り返し始めたが、岐阜は61分にボックス手前の柏木がゴール前に山なりのボールを送ると、石津が肩で落とし、後ろで狙っていた庄司が左足ダイレクトで振り抜き、貴重な先制点を奪った。
ビハインドの鹿児島は直後の66分にロングボールから星がゴール前で決定機を迎えると、続く70分に左サイドの薩川がドリブルで仕掛け、ロメロ・フランクが相手を背負いながらボックス左角でキープ。ボールを米澤が前に出し、走り込んだ薩川がゴール左上に突き刺して同点に追いつく。振り出しに戻した鹿児島だが、83分に長い距離を走り込んでクロスに合わせた宇賀神のゴールで逆転を許すと、反撃及ばず2-1でタイムアップ。鹿児島が5試合ぶりの敗戦で首位陥落となったなか、岐阜が5試合負けなしとした。
1年でのJ2復帰を目指すも14位に沈むSC相模原は8位のFC今治とアウェイで対戦。8分に千葉のゴールで先制した今治だが、相模原が17分、36分と加藤の連続ゴールで逆転に成功する。その後、相模原は67分に佐相のゴールで突き放し、3-1で勝利。今治が今季2度目の連勝を逃したなか、相模原が今季初の連勝で順位をひとつ押し上げた。
◆第12節
▽6/12(日)
アスルクラロ沼津 2-1 Y.S.C.C.横浜
ヴァンラーレ八戸 0-3 ガイナーレ鳥取
FC岐阜 2-1 鹿児島ユナイテッドFC
カマタマーレ讃岐 1-2 いわきFC
ギラヴァンツ北九州 1-1 福島ユナイテッドFC
テゲバジャーロ宮崎 0-1 カターレ富山
AC長野パルセイロ 1-1 愛媛FC
FC今治 1-3 SC相模原
▽6/11(土)
松本山雅FC 2-0 藤枝MYFC
前節のY.S.C.C.横浜戦で6-0と快勝し、直近5試合で4勝1分けと参入初年度ながら飛ぶ鳥を落とす勢いの3位いわきFCは4戦勝ちなしで13位につけるカマタマーレ讃岐とのアウェイゲームに臨んだ。序盤からペースを掴めずトランジションゲームとなると、33分に左サイドに出たロングボールに反応した後藤が落とし、受けた臼井のクロスに川﨑がヘディングで合わせて、讃岐が先制。ビハインドで後半を迎えたいわきだが、47分にバイタルエリア右でFKのチャンスを獲得すると、キッカーの日高が左足でゴール右下に突き刺してJリーグ初得点を決め、同点に追いつく。
さらに、後半アディショナルタイム4分に左CKのチャンスを獲得すると、キッカーの嵯峨が近場に来た味方とのワンツーからクロスを上げると、ニアの有馬がヘディングでコースを変え、これがネットを揺らして逆転。逆転負けの讃岐が3連敗となった一方、いわきは3連勝で首位に再浮上した。
ビハインドの鹿児島は直後の66分にロングボールから星がゴール前で決定機を迎えると、続く70分に左サイドの薩川がドリブルで仕掛け、ロメロ・フランクが相手を背負いながらボックス左角でキープ。ボールを米澤が前に出し、走り込んだ薩川がゴール左上に突き刺して同点に追いつく。振り出しに戻した鹿児島だが、83分に長い距離を走り込んでクロスに合わせた宇賀神のゴールで逆転を許すと、反撃及ばず2-1でタイムアップ。鹿児島が5試合ぶりの敗戦で首位陥落となったなか、岐阜が5試合負けなしとした。
星川監督体制の初陣を勝利で飾るも前節のいわきFC戦で0-6の大敗を喫して最下位に沈むY.S.C.C.横浜はここ3試合勝ちなしの12位アスルクラロ沼津とアウェイで対戦。前半終了間際の42分に沼津がボックス右で受けた佐藤のミドルシュートで先制すると、直後の44分にもボックス右手前から濱がグラウンダーのミドルシュートを放ち、2点をリードして試合を折り返す。後半は拮抗するなか、81分に林のゴールでYS横浜が1点差に。さらに、89分に先制ゴールの佐藤が一発退場を強いられた沼津だが、逃げ切って4試合ぶりの勝利を手にした。
1年でのJ2復帰を目指すも14位に沈むSC相模原は8位のFC今治とアウェイで対戦。8分に千葉のゴールで先制した今治だが、相模原が17分、36分と加藤の連続ゴールで逆転に成功する。その後、相模原は67分に佐相のゴールで突き放し、3-1で勝利。今治が今季2度目の連勝を逃したなか、相模原が今季初の連勝で順位をひとつ押し上げた。
◆第12節
▽6/12(日)
アスルクラロ沼津 2-1 Y.S.C.C.横浜
ヴァンラーレ八戸 0-3 ガイナーレ鳥取
FC岐阜 2-1 鹿児島ユナイテッドFC
カマタマーレ讃岐 1-2 いわきFC
ギラヴァンツ北九州 1-1 福島ユナイテッドFC
テゲバジャーロ宮崎 0-1 カターレ富山
AC長野パルセイロ 1-1 愛媛FC
FC今治 1-3 SC相模原
▽6/11(土)
松本山雅FC 2-0 藤枝MYFC
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