ラーセンの芸術弾でオーストリアを下したデンマークが2連勝!《UEFAネーションズリーグ》

2022.06.07 07:20 Tue
Getty Images
UEFAネーションズリーグ(UNL)2022-23のリーグA・グループ1第2節、オーストリア代表vsデンマーク代表が6日に行われ、1-2でアウェイのデンマークが勝利した。
PR
ランゲニック新監督の初陣となったクロアチア代表との初戦を3発快勝したオーストリアは、その試合の先発からライマーとシュラーガー以外の9人を変更。カライジッチやリュビチッチ、ダビド・アラバらが先発で起用された。一方、初戦で王者フランス代表から逆転勝利を飾ったデンマークは、その試合から先発を4人変更。ドルベリやスコフ・オルセン、デラネイ、ヴァスに代えてユスフ・ポウルセン、ブラースヴァイト、ラスムス・クリステンセン、イェンセンが先発に名を連ねた。
停電による遅延によって1時間30分遅れでの開催となった試合は、一進一退の展開が続く中、オーストリアが先に決定機を創出する。16分、アラバのロングパスを右サイドのスペースで受けたバウムガルトナーがクロスを供給。これにカライジッチが飛び込んだが、わずかに届かなかった。

対するデンマークは27分、ホイビュルクのパスを受けたR・クリステンセンがボックス右横まで持ち上がりクロスを供給すると、フリードルにディフレクトしたボールをボックス中央に走りこんだホイビュルクが右足で流し込んだ。
先制したデンマークは33分にも、ボックス左から侵入したY・ポウルセンが決定機を迎えたが、シュートは飛び出したGKペンツが左手一本ではじき出した。

1点を追うオーストリアは43分、右CKからアラバが直接ゴールを狙ったが、これは素早く反応したGKシュマイケルが両手ではじき出し、前半は0-1で終了した。

迎えた後半、オーストリアはカライジッチ、バウムガルトナー、リュビチッチを下げてグレゴリッチュ、アルナウトビッチ、ザビッツァーを投入する3枚替えを敢行。

後半立ち上がりからやや劣勢の展開が続いたデンマークは、52分にY・ポウルセン、ブラースヴァイト、ヴェステルゴーアを下げてダムスゴーア、スコフ・オルセン、コーネリウスを投入。すると58分、エリクセンのパスでDFの裏に抜け出したスコフ・オルセンが、GKとの一対一を迎えたが、ボックス左から放ったシュートはゴール右に逸れた。

その後は膠着状態が続く中、オーストリアは68分にバックパスを受けたGKシュマイケルに猛烈なプレスを仕掛けたグレゴリッチュがパスカットに成功すると、ボックス左で落としを受けたアルナウトビッチの折り返しを、最後はシュラーガーがゴールに流し込んだ。

試合はここからややオープンな展開となると、デンマークは70分にバイタルエリアでボールを受けたエリクセンがロングシュート。無回転気味の強烈なシュートはGKペンツがわずかに触り、左ポストを叩く。

対するオーストリアは74分、ダンソのロングパスからボックス内に侵入したアルナウトビッチが飛び出したGKをかわしシュートを放ったが、こちらも左ポストに嫌われた。

一進一退の見ごたえのある攻防が繰り広げられる中、再びスコアを動かしたのはでデンマーク。84分、左サイドでパスを受けたストリガー・ラーセンがボックス左手前まで切り込み右足一閃。狙いすましたシュートがゴール右に吸い込まれた。

終盤にかけてはオーストリアが猛攻を仕掛けたが、最後まで同点ゴールは奪えず。スコフ・オルセンのゴールで逃げ切ったデンマークが2連勝を飾った。

PR

デンマークの関連記事

スイス代表戦で負傷交代したデンマーク代表DFシモン・ケアーは大事に至らなかったようだ。 ケアーは23日にホームで行われたスイスとの国際親善試合に先発したが、プレー中に右太ももに違和感を訴えて65分に途中交代していた。 試合後のインタビューでケアーは「右太ももに違和感を感じたので、危険は避けたかった。何が原因 2024.03.24 23:40 Sun
国際親善試合、デンマーク代表vsスイス代表が23日に行われ、0-0で引き分けた。 ユーロ2024出場を決めている両国の一戦。デンマークはホイルンドやエリクセン、ケアーらがスタメンとなった。 対するスイスはジャカやアカンジ、GKゾマーらがスタメンとなった。 ホームチームのデンマークが押し込む入りとなった 2024.03.24 05:57 Sun
マンチェスター・ユナイテッドがデンマークサッカー協会(DBU)との協議で合意を得た。イギリス『ミラー』が伝えている。 世界各国の代表チームがインターナショナル・マッチウィークに入ったなか、数多くの代表選手を抱えるユナイテッド。デンマーク代表を統括するDBUと、同代表に招集されたFWラスムス・ホイルンドを巡って、あ 2024.03.22 13:20 Fri
デンマークサッカー連盟(DBU)と『hummel(ヒュンメル)』が、デンマーク代表の新ユニフォームを発表した。 グループHに入ったユーロ2024予選を首位で突破し、ベスト4の前回に続く2大会連続10度目の本戦出場を決めたデンマーク。本大会ではイングランド代表、スロベニア代表、セルビア代表と同居するグループCに入っ 2024.03.21 11:10 Thu
バルセロナのDFアンドレアス・クリステンセンが、デンマーク代表の招集を辞退した。 クリステンセンは、17日に行われたラ・リーガ第29節のアトレティコ・マドリー戦を欠場。当初はスターティングメンバーに名を連ねていたが、ウォームアップ中にアキレス腱の違和感を訴え、U-21スペイン代表MFフェルミン・ロペスが急遽代役を 2024.03.19 00:42 Tue

UEFAネーションズリーグの関連記事

「ホントに8連休だったんだ」そんな風に私が驚いていたのは火曜日、リーガ28節でオサスナに勝った後、休眠状態に入ったヘタフェがようやく練習を開始したという記事を見つけた時のことでした。いやあ、確かにボルダラス監督のチームは、降格圏18位で各国代表戦週間を過ごす羽目になったお隣さんのレガネスとは違い、勝ち点9差の余裕ある1 2025.03.26 21:00 Wed
バルセロナのスペイン代表MFペドリが、過密日程やチームメイトのPK失敗に言及した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。 UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のファイナルズ・準々決勝でオランダ代表と対戦したスペイン。1stレグを2-2のドローで終えると、23日の2ndレグは延長戦までもつれこみ2 2025.03.25 14:47 Tue
欧州サッカー連盟(UEFA)は24日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のファイナル4の試合会場とキックオフ時間を発表した。 20日と23日に準々決勝が行われたUNL2024-25。4試合中2試合がPK戦までもつれる激闘となった中、ファイナル4開催国のドイツ代表、初代王者ポルトガル代表、2代目王者 2025.03.25 14:00 Tue
レアル・マドリーのトルコ代表MFアルダ・ギュレルとリバプールのハンガリー代表MFドミニク・ソボスライがSNS上で場外戦を繰り広げている。 両国は今回のインターナショナルマッチウィークに行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25・リーグA/B昇降格プレーオフで激突。 トルコホームの1stレグを 2025.03.25 06:30 Tue
UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のプレーオフで敗れ、リーグBに降格したスコットランド代表の面々が、厳しい戦いを反省した。イギリス『BBC』が伝えた。 リーグAとリーグBの昇格・降格プレーオフに臨んでいたスコットランド。ギリシャとの1stレグは1-0で勝利を収めてリードを奪っていた。 そんな 2025.03.24 16:30 Mon

デンマークの人気記事ランキング

1

今やドッキリ番組の司会者だが…お騒がせ男ベントナーがどデカい野望を宣言? 「…の監督を目指してるんだ」

お騒がせ男の元デンマーク代表FWニクラス・ベントナー氏がどデカい野望を宣言した。イギリス『サン』が伝えている。 現役時代にアーセナルやユベントスなどでプレーしたベントナー氏。32歳でスパイクを脱ぐこととなったが、アーセナルで通算47ゴールを記録し、デンマーク代表としては通算81キャップと歴代8位の30ゴールを誇る。 しかし、その名が通るのはピッチ外でのゴシップに事欠かないから。飲酒運転、無免許運転、スピード違反、自宅マンションの設備を壊して器物損壊、タクシー運転手への暴行、フォルクスワーゲン社をメインスポンサーに持つヴォルフスブルク時代はSNSでベンツ車の画像を投稿などなど、大小問わずキリがないほどトラブルを起こしてきた。 35歳となった現在は母国デンマークで「ニクラスのイタズラ」という自身の名を冠したTV番組の司会者に。文字通り、デンマークの有名人や一般人にイタズラ・ドッキリを仕掛けるといった内容だそうで、他にも様々なメディアで活躍しており、指導者転身は特に考えていないようにも思える。 それでも、デンマークのサッカーについて議論するラジオ・ポッドキャスト番組にもレギュラー出演しており、その最新話では「アクター(演者)としてのキャリアは今だけ」と語っている。 「デンマーク代表監督を目指しているんだ。どの選手を起用してもピッチ全体にスピードがある[4-3-3]のサッカーをやりたい。[4-3-3]のフォーメーションは常に前進、前進であり、まさに攻撃的なサッカーだ」 「私はすでにA級コーチ資格(UEFA-Aライセンス)を持っているよ。だが、プロフェッショナルに進むためには、まずクラブチームで経験を積む必要がある。いつかは必ずこの道をゆかねばならない。今はアクターキャリアを楽しんでいるがね」 この発言は、FIFAランキング18位のデンマーク代表が17日に行われたユーロ2024予選で同207位(最下位)のサンマリノ代表(2◯1)に想定外の苦戦を強いられたことを受けてのもの。圧倒的格下相手に2ゴールしか奪えなかったことにベントナー氏もフラストレーションを感じたようだ。 ベントナー氏がデンマーク代表監督に...その姿を見てみたい気もするが、当の本人はどこまで真剣に指導者転身を考えているのだろうか。 2023.10.20 15:28 Fri
2

カスパーの勇敢な救助活動…父ピーターが率直な思いを吐露

▽マンチェスター・ユナイテッドOBで元デンマーク代表GKのピーター・シュマイケル氏が、息子であるレスター・シティの同代表GKカスパー・シュマイケルの勇敢な行動を称賛すると共に、父親としての率直な思いを吐露した。 ▽その行動とは、レスターオーナーのヴィチャイ・スリヴァッダナプラバ氏ら搭乗者5名の命を奪ったヘリコプター墜落事故の救助活動だ。事故発生当時、シュマイケルはすぐさま現場に駆けつけ、炎で包まれたヘリコプターから人命救助を試み、警察官に制止されたことが明らかになっている。 ▽そのカスパーの父であるピーター・シュマイケル氏は、イギリス『BBC』の『BBC Radio 5 live's Sportsweek』で次のように言及。息子に対して、いち人間としての「誇り」を感じると同時に、父として「怒り」の感情がこみ上げたことを明かした。 「私は息子のリアクションを誇りに思う。真っ先にやろうとしたことが救助活動だったのだからね」 「彼は炎上しているヘリコプターに走って行った。誰の親だって、あんなことは子供にさせたくない」 「私の息子は尊敬の念を欠かさない思いやりのある繊細な男だ。彼はとんでもないことをやった」 「今は難しい状況にある。私も彼の気持ちを読み取ろうとしていて、大きな反動がないことを願う」 2018.11.19 12:45 Mon
3

「全てのヒーローがマントを着ているわけではない」バロンドール授賞式でドログバが感動のスピーチ、エリクセンの命救ったケアーに敬意

元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバ氏が、ステージ上で改めて敬意を示した。 29日、『フランス・フットボール』が主催するバロンドールの授賞式が開催。パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが2年ぶり7度目の受賞を果たした。 授賞式では他の表彰もされた中、プレゼンターを務めていたドログバ氏が壇上でスピーチ。1人の選手への敬意を表した。 「この場を借りて、私にとって大切なことをお話ししたいと思います。今年、本当に功績のあった人物に敬意を表したいと思います」 「この男はヒーローです。これはフットボールや我々よりも大きいことです」 「ケアーは友人でもある、クリスティアン・エリクセンの命を助けました。賢い人々は、全てのヒーローがマントを着ているわけではないと言いました。シモン・ケアー、ありがとう」 これは、今夏行われたユーロ2020のデンマーク代表vsフィンランド代表の一戦で、デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンが卒倒し、ピッチ上で心肺停止になった事件に関するものだ。 エリクセンがピッチ上で倒れた際、DFシモン・ケアーが最初に異変に気がつき駆け寄ると、救助を呼び、その後はエリクセンの妻のケア、チームメイトとともにエリクセンを囲う壁を作るなど、素晴らしい対応を見せていた。ドログバ氏は改めて賛辞の言葉を送り、会場は拍手に包まれることとなった。 <span class="paragraph-title">【動画】ドログバ氏がケアーを称えるスピーチ、会場も拍手に包まれる</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">This is more than football. <br><br>Thanks <a href="https://twitter.com/simonkjaer1989?ref_src=twsrc%5Etfw">@simonkjaer1989</a> for being you! <a href="https://twitter.com/hashtag/ballondor?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#ballondor</a> <a href="https://t.co/Z84TCbiafE">pic.twitter.com/Z84TCbiafE</a></p>&mdash; Ballon d&#39;Or #ballondor (@francefootball) <a href="https://twitter.com/francefootball/status/1465418482607177730?ref_src=twsrc%5Etfw">November 29, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.11.30 15:50 Tue
4

「評判が悪くて新天地も…」ベントナーが後悔と心の闇を告白「年齢を重ねてようやく過去を…」

元デンマーク代表FWニクラス・ベントナー氏(36)が本意ではない現役引退を振り返り、後悔と心の闇を打ち明けた。イギリス『サン』が伝えている。 良くも悪くも北欧デンマークを代表するフットボーラーとして名を馳せたベントナー氏。アーセナルやユベントスといった経歴以上に、飲酒運転・無免許運転・器物損壊・暴行といった数々の犯罪歴がクローズアップされる。 それでも、珍発言の数々や屈託のない笑顔で愛されキャラとして認知され、現在は母国で「ニクラスのイタズラ」という自身の名を冠したバラエティ番組の司会者として活躍中。一方ではデンマークのサッカーを議論するラジオ・ポッドキャスト番組にもレギュラー出演する。 そんななか、かつて自伝を共同制作したライターと再会し、自身の心の闇を打ち明けるドキュメンタリー番組への出演を了承。2021年6月の現役引退発表に至るまでの1年半を回想し、普段は明るく陽気な“ベントナー男爵”も、今回ばかりは神妙に「後悔」を打ち明けた。 「2019年限りでローゼンボリを退団したあと、いくつかのクラブから話があり、行きたいクラブもあったが、中国で始まったことにより、その選択肢はなくなった」 “中国で始まったこと”が指すのは、新型コロナウイルスの世界的蔓延。ローゼンボリ退団後に新天地を探したベントナー氏だが、結局どのクラブも自身の獲得にゴーサインを出さず。コロナによるクラブ財政逼迫の懸念と同時に、自らのパーソナリティが嫌われたと感じたようだ。 「(私の)評判は決して良くなかっただろうからね。いくつかのクラブのコーチから『私としてはキミを獲得したいが、上層部は動かない』と言われたよ。獲るか獲らないか…クラブが難しい決断を迫られたとき、私のような人間は有利にならないのだろう。キャリアを終えることにした」 結局、無所属が1年半続いた末、やるせなさを抱えたまま引退発表。今なお現役復帰を夢に見ると明かしつつ、それは叶わないとも語る。 「引退発表が正しい選択だったかどうかわからない。いや、じっくり考えての行動ではなかったんだ。そのせいだろうか。ここ2〜3年、復帰を考えなかった日なんかない。今日もそうだ。だが、はっきり言ってそれは妄想だ。もうフットボーラーのカラダには戻れない」 「私にとってフットボールは“愛”。心の底から愛してきた唯一のものであり、少年時代から私に自由な空間を与えてくれた唯一の場所だ。どんな闇を抱えていても、ピッチに入れば全てが吹き飛んだ。他に同じ“愛”を見つけるのは難しい」 「故意に誰かを傷つけたり、失望させようとしたことなんか一度もない。だが、自分の中に平穏を見つけるのに、私はあまりに長い時間を要してしまった…この少々難しい性格を今さら隠すつもりはない。年齢を重ねてここに座っている今、ようやく過去を冷静に振り返ることができる。そして、振り返れば振り返るほどに『後悔』が押し寄せてくる」 2024.02.09 18:25 Fri
5

「本物の男」「エリクセンの命を救った」とデンマーク代表主将シモン・ケアーの数々の行動に称賛の嵐

デンマーク代表のキャプテンを務めるDFシモン・ケアーに称賛の声が集まっている。 デンマークは12日、ユーロ2020の第1節でフィンランド代表と対戦。2大会ぶり9度目の出場となるデンマークが試合を優勢に進めていた中、前半の終盤に悲劇が起きる。 43分、クリスティアン・エリクセンがスローインのボールを受けにいくと、足元がおぼつかず、そのままピッチへと力なく倒れ込む事態に。突然の出来事に一瞬時が止まったが、すぐに選手たちが気が付き、エリクセンの下へ。ドクターも呼ばれる緊急事態となった。 スタンドの観客も騒然とする中、10分以上の治療がピッチ上で行われ、その後ストレッチャーで運び出されたエリクセン。緊急搬送された病院では状態が安定し、最悪の結末は免れ、安堵が走っている。 1年越しに開催され、ファンもスタンドで見守った中で起こった悲劇。しかし、この緊急事態でケアーが見せた行動が称賛されている。 最も称賛されているのが、ケアーの最初の行動。エリクセンが倒れた中、気がついた味方が駆け寄る中、ケアーは遅れてきたものの、即座に気道確保の行動に。首を固定し、気を失ったエリクセンが舌を飲み込まないようにした。この行動が、エリクセンの命を救ったとも言われている。 さらに、その後はCPR(Cardio Pulmonary Resuscitation)という心肺蘇生ができる体勢にエリクセンを置き、ドクターが来てすぐ処置に移せるようにしており、この的確な対応に多くの称賛の声が集まった。 キャプテンとしてチームを牽引するケアーだが、さらに素晴らしい対応を見せる。 心肺蘇生が始まると、今度は現場でこの事態を見ており、ショックを受けているエリクセンの妻であるサブリナさんのケアに。カスパー・シュマイケルとともに、ピッチサイドのサブリナさんの下へと行き、落ち着くように声を掛けていた。エリクセンは専門家のドクターの処置に任せ、家族のメンタルケアにまで動いていたのだ。 極め付けはチームメイトに声を掛け、治療を受けるエリクセンの前に壁を作ったこと。ショックが大きいことはケアーも同じだったが、キャプテン以上に1人の人間としての素晴らしい行動は、エリクセンを最悪の事態に招かなかったことに大きく貢献したはずだ。 インテルでエリクセンのチーメイトでもあるイタリア代表MFニコロ・バレッラも自身のインスタグラムのストーリーズで「真のキャプテンであり、本物の男」と称賛。その他、ジャーナリストらも「エリクセンの命を救うことができた」など、SNSを通じて、ケアーの行動を褒め称えた。 2021.06.13 12:55 Sun

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly