就任6試合でわずか1敗も2部降格…モウリーニョの元右腕は「不公平な結果」

2022.05.23 16:26 Mon
Getty Images
グラナダアイトール・カランカ監督が、2部降格に悔しさを滲ませた。スペイン『IDEAL』がコメントを伝えている。
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今季のグラナダは3月にロベルト・モレノ監督を成績不振で解任し、暫定監督を挟んでカランカ氏を新監督に据えた。ジョゼ・モウリーニョ監督の元右腕として知られるカランカ氏はミドルズブラ、ノッティンガム・フォレスト、バーミンガムの監督を歴任してきたが、母国では初の采配に。リーグ戦残り6試合で残留という大任を託されたなか、初陣となったアトレティコ・マドリー戦では0-0の引き分けという、順位を考えれば上々の結果を残す。その後、セルタとの引き分けを挟んで迎えたマジョルカ戦では、残留を争う相手に6ゴールの大勝を収めて残留圏内に浮上。さらに翌節のアスレティック戦も勝利し、就任から4試合で8ポイントの上乗せに成功した。
第37節のベティス戦で初黒星を喫したものの、16位で最終節を迎えたグラナダ。勝てば自力での残留が決められる状況だったが、エスパニョールとゴールレスドローといぅ結果に。一方、共にグラナダと1ポイント差の勝ち点36で並んでいた17位マジョルカと18位カディスは、それぞれオサスナ、アラベスに勝利。

この結果、土壇場で2チームに追い抜かれる形でグラナダは18位に後退。4シーズンぶりのセグンダ(スペイン2部)降格となってしまった。
「これがサッカーであり、人生であり、前に進まなければならない」

「あと少しというところだっただけに、悔しさは大きい。一生懸命に戦ってきたのに、この結果は非常に不公平だ。この1カ月で負けたのは1試合だけで、全てのチームと競い合うことができた」

「今は、いつも愛情と信頼を寄せてくれたファンに感謝することしかできない。最後まで努力し、成功まであと一歩だった。今回の我々はプレッシャーを感じ、全てが不利な状況になってしまった」

このように語ったカランカ監督はまた、自身の去就についても示唆。今後、進退について熟考していく旨を明らかにした。

「私には多くの経験があり、今はできるだけ早く悲しみを乗り越え、将来について考えなければならない。私がここで見た選手と街のファンの間の結束は、リスタートを切るには十分だからだ」

「自分の将来について考えなければならないし、その場の勢いでやるわけにはいかない」


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