マドリーが敵地でセビージャに圧巻レモンターダ! アンチェロッティ采配的中で2点差追いつき最後は大エースの劇的AT弾《ラ・リーガ》
2022.04.18 06:11 Mon
ラ・リーガ第32節、セビージャvsレアル・マドリーが17日にサンチェス・ピスフアンで行われ、アウェイのマドリーが2-3で逆転勝利した。3位のセビージャ(勝ち点60)と、首位のレアル・マドリー(勝ち点72)によるシーズン終盤の重要な上位対決。
セビージャは前節、後半アディショナルタイムにラファ・ミル、パプ・ゴメスが決めた2ゴールによってグラナダに競り勝ち、リーグ5戦ぶりの白星を奪取。わずかながら残る逆転優勝、トップ4フィニッシュへ向けて連勝を目指すホームゲームでは負傷離脱中のフェルナンドを除く主力を揃え、マルシャルを最前線に置き2列目にラメラ、パプ・ゴメス、ヘスス・コロナを並べた[4-2-3-1]を採用した。
対するマドリーは一部主力を温存して戦ったヘタフェ戦をカゼミロ、ルーカス・バスケスのゴールによって2-0の快勝。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)のチェルシー戦では初戦のアドバンテージを生かし切れずに一時逆転を許したが、ロドリゴのゴールで延長戦に持ち込むと、最後はヴィニシウスとベンゼマの両エース共演のゴールで勝ち切り、見事に準決勝進出を決めた。
その激闘から中4日で戦うセビージャとのアウェイゲームでは出場停止のカゼミロに加え、メンディとマルセロの左サイドバック2選手が負傷で不在に。これを受け、アンチェロッティ監督は左サイドバックにカルバハルを据えて右サイドバックにルーカス・バスケスを起用。また、ピボーテにクロース、カマヴィンガをモドリッチと共にインテリオールで起用した。
以降は120分を戦ったチェルシー戦の影響をやや感じさせるマドリーに対して、よりフレッシュなセビージャが球際のバトルで優位性を保ちながら右サイドを起点に攻め手を窺う。すると、21分にはモドリッチとのイーブンボールの競り合いでうまく身体を入れてファウルを誘ったパプ・ゴメスがペナルティアーク付近の好位置でFKを獲得。ここでキッカーのラキティッチが右足で直接狙うと、4枚の壁の中央に入っていたミリトンとバルベルデの間を抜けたシュートがゴール左隅に突き刺さった。
相手の壁の作り方の問題もあって以外な形から先制に成功したセビージャは動揺が見えるアウェイチームの隙を突いて畳みかける。
25分、後方でのビルドアップからクンデが左サイドへ対角のロングフィードを供給。高い位置を取っていたアクーニャがヘディングのパスを背後のスペースに落とすと、快足を飛ばしたコロナが遅れての対応となったDFミリトンを振り切ってボックス内に侵入。飛び出したGKクルトワの寸前で右へ折り返すと、ゴール前にフリーで走り込んできたラメラが無人のゴールへ左足のシュートを流し込んだ。
集中力を欠く連続失点で厳しくなったマドリーは、カマヴィンガとクロースの立ち位置を入れ替えるなど、細かい修正を施して立て直しを図る。また、ベンゼマやモドリッチといったベテランを中心に攻守のギアを一段階上げて反撃姿勢を見せる。34分にはボックス手前からベンゼマが強烈なシュートを枠に飛ばすが、これはGKブヌに正面で対応された。
37分には試合の行方に大きな影響を与えかねないシーンが。ハーフウェイライン付近でDFミリトンを背負ったマルシャルが完璧に入れ替わると、慌ててカバーに入ったカマヴィンガがスライディングタックル。ボールに触れずに同胞FWの足を刈る格好に。すでに1枚カードをもらっていたカマヴィンガの退場不可避かに思われたが、主審はノーファウルの判定。さらに、このプレーで痛めたマルシャルがプレー続行不可能となり、ラファ・ミルがスクランブル投入された。
判定に救われて数的同数を維持したマドリーは開き直って残り時間に攻勢を仕掛けたが、リーグ最高の堅守を誇るセビージャにうまく守られて前半を2点ビハインドで終えた。
迎えた後半、逆転に向けて大きな変化が求められるマドリーは退場のリスクがあるカマヴィンガを下げてロドリゴを右ウイングで投入。この交代でクロースが再びピボーテ、バルベルデがインテリオールにポジションを変えた。対するセビージャはコンディションの問題か、パプ・ゴメスを下げてオリベル・トーレスを投入した。
すると、不甲斐ない前半のパフォーマンスを払しょくしようと相手を上回る強度で入ったマドリーが猛攻を見せる。開始直後のモドリッチのスルーパスに抜け出したベンゼマの決定機は相手GKブヌの好守に阻まれるが、前半ほとんど機能していなかった左サイドの崩しから反撃の狼煙を上げるゴールが生まれる。
50分、相手陣内左サイドでボールを受けたカルバハルがヴィニシウスにボールを預けてインナーラップを仕掛ける。そして、ボックス内でカットインしたヴィニシウスのヒールパスを外側で受け直して絶妙なグラウンダークロスを入れると、DFジエゴ・カルロスの死角からニアに飛び出したロドリゴが右足ワンタッチで合わせ、公式戦連発となる今季のラ・リーガ初ゴールとした。
早い時間帯のゴールで完全に勢いづくアウェイチームは直後にもミリトンの強烈なミドルシュートで相手ゴールを脅かすと、左に移ったモドリッチとヴィニシウスが違いを生み相手守備を翻弄。さらに、ボールを失っても強度の高いプレスを敢行し、相手に攻撃の機会を与えない。
一方、前半とは打って変わって防戦一方の展開を強いられるセビージャは62分に2枚替えを敢行。アクーニャとコロナの左サイドのユニットを下げてグデリ、アウグスティンソンを投入。アウグスティンソンはそのまま左サイドバックに入り、グデリはドブレピボーテの一角、ラキティッチはトップ下、オリベルが左ウイングに立ち位置を変えた。
この交代によってセビージャが少しずつ試合を落ち着かせることに成功。試合は始めて拮抗した状況となる。そういった中、72分にはセビージャに後半最初の決定機。オリベルの鮮やかな個人技から左サイドで高い位置に飛び出したアウグスティンソンに繋ぐと、完璧なクロスがゴール前に供給される。だが、ゴール前にフリーで入ったラファ・ミルはヘディングシュートを大きくふかしてしまう。
すると、この直後にはマドリーにビッグチャンス。74分、右サイドでのコンビネーションからルーカス・バスケスが上げたクロスを中央で競ったモドリッチが頭で流すと、ファーサイドでフリーのヴィニシウスが肩口でトラップして右足のシュートを流し込む。当初、主審はハンドの判定を下したが、右肩と腕の微妙な位置でのトラップということでオンフィールドレビューに。カマヴィンガの退場見逃しの精神的な影響もあったか、最終的に当初の判定を支持することになった。
微妙な判定で絶好の同点機を逸したマドリーは、直前から準備していたアセンシオとナチョをモドリッチ、ルーカス・バスケスに代えて投入。すると、この交代策がまたしても嵌る。82分、右CKの二次攻撃からボックス右角でルーズボールを回収したカルバハルがそのままボックス右に持ち込んでグラウンダーのクロスを供給。これをゴール前のナチョが見事な右足インサイドのダイレクトシュートで流し込んだ。
アンチェロッティ采配的中でついに試合を振り出しに戻したマドリーは、気落ちするホームチームを相手にあくまで勝ち点3を奪いに行く首位チームの気概を見せる。そして、完全に流れを掴んだ中でやはり絶対的なエースが勝敗を決する重要な仕事を果たした。
7分が加えられた後半アディショナルタイムの92分にボックス付近でヴィニシウスがボールをキープ。ボックス右で背後を狙うロドリゴへ絶妙なパスを通すと、ゴールライン際で仕掛けたロドリゴからのプルバックを足元に収めたベンゼマが相手守備陣のブロックを冷静に外す右足のシュートをニアサイドに突き刺した。
ホームで2点差を引っくり返されて逆転を許したセビージャは、ここから形振り構わぬ猛攻に打って出たが、GKブヌも攻撃参加した最終盤のパワープレーも実らず。試合はこのままタイムアップ。
前後半で大きく主導権が入れ替わり、一部判定も大きな影響を与えた見どころ満載の上位対決は、前回対戦に続きマドリーが劇的なレモンターダを飾ることになった。
セビージャは前節、後半アディショナルタイムにラファ・ミル、パプ・ゴメスが決めた2ゴールによってグラナダに競り勝ち、リーグ5戦ぶりの白星を奪取。わずかながら残る逆転優勝、トップ4フィニッシュへ向けて連勝を目指すホームゲームでは負傷離脱中のフェルナンドを除く主力を揃え、マルシャルを最前線に置き2列目にラメラ、パプ・ゴメス、ヘスス・コロナを並べた[4-2-3-1]を採用した。
その激闘から中4日で戦うセビージャとのアウェイゲームでは出場停止のカゼミロに加え、メンディとマルセロの左サイドバック2選手が負傷で不在に。これを受け、アンチェロッティ監督は左サイドバックにカルバハルを据えて右サイドバックにルーカス・バスケスを起用。また、ピボーテにクロース、カマヴィンガをモドリッチと共にインテリオールで起用した。
システムの嚙み合わせによってマッチアップが明確となり、立ち上がりから主導権争いが続く。開始9分にはペナルティアーク付近でジョルダンのパスを足元で収めたマルシャルが鋭い反転シュートを狙うが、これはわずかに枠の左に外れる。
以降は120分を戦ったチェルシー戦の影響をやや感じさせるマドリーに対して、よりフレッシュなセビージャが球際のバトルで優位性を保ちながら右サイドを起点に攻め手を窺う。すると、21分にはモドリッチとのイーブンボールの競り合いでうまく身体を入れてファウルを誘ったパプ・ゴメスがペナルティアーク付近の好位置でFKを獲得。ここでキッカーのラキティッチが右足で直接狙うと、4枚の壁の中央に入っていたミリトンとバルベルデの間を抜けたシュートがゴール左隅に突き刺さった。
相手の壁の作り方の問題もあって以外な形から先制に成功したセビージャは動揺が見えるアウェイチームの隙を突いて畳みかける。
25分、後方でのビルドアップからクンデが左サイドへ対角のロングフィードを供給。高い位置を取っていたアクーニャがヘディングのパスを背後のスペースに落とすと、快足を飛ばしたコロナが遅れての対応となったDFミリトンを振り切ってボックス内に侵入。飛び出したGKクルトワの寸前で右へ折り返すと、ゴール前にフリーで走り込んできたラメラが無人のゴールへ左足のシュートを流し込んだ。
集中力を欠く連続失点で厳しくなったマドリーは、カマヴィンガとクロースの立ち位置を入れ替えるなど、細かい修正を施して立て直しを図る。また、ベンゼマやモドリッチといったベテランを中心に攻守のギアを一段階上げて反撃姿勢を見せる。34分にはボックス手前からベンゼマが強烈なシュートを枠に飛ばすが、これはGKブヌに正面で対応された。
37分には試合の行方に大きな影響を与えかねないシーンが。ハーフウェイライン付近でDFミリトンを背負ったマルシャルが完璧に入れ替わると、慌ててカバーに入ったカマヴィンガがスライディングタックル。ボールに触れずに同胞FWの足を刈る格好に。すでに1枚カードをもらっていたカマヴィンガの退場不可避かに思われたが、主審はノーファウルの判定。さらに、このプレーで痛めたマルシャルがプレー続行不可能となり、ラファ・ミルがスクランブル投入された。
判定に救われて数的同数を維持したマドリーは開き直って残り時間に攻勢を仕掛けたが、リーグ最高の堅守を誇るセビージャにうまく守られて前半を2点ビハインドで終えた。
迎えた後半、逆転に向けて大きな変化が求められるマドリーは退場のリスクがあるカマヴィンガを下げてロドリゴを右ウイングで投入。この交代でクロースが再びピボーテ、バルベルデがインテリオールにポジションを変えた。対するセビージャはコンディションの問題か、パプ・ゴメスを下げてオリベル・トーレスを投入した。
すると、不甲斐ない前半のパフォーマンスを払しょくしようと相手を上回る強度で入ったマドリーが猛攻を見せる。開始直後のモドリッチのスルーパスに抜け出したベンゼマの決定機は相手GKブヌの好守に阻まれるが、前半ほとんど機能していなかった左サイドの崩しから反撃の狼煙を上げるゴールが生まれる。
50分、相手陣内左サイドでボールを受けたカルバハルがヴィニシウスにボールを預けてインナーラップを仕掛ける。そして、ボックス内でカットインしたヴィニシウスのヒールパスを外側で受け直して絶妙なグラウンダークロスを入れると、DFジエゴ・カルロスの死角からニアに飛び出したロドリゴが右足ワンタッチで合わせ、公式戦連発となる今季のラ・リーガ初ゴールとした。
早い時間帯のゴールで完全に勢いづくアウェイチームは直後にもミリトンの強烈なミドルシュートで相手ゴールを脅かすと、左に移ったモドリッチとヴィニシウスが違いを生み相手守備を翻弄。さらに、ボールを失っても強度の高いプレスを敢行し、相手に攻撃の機会を与えない。
一方、前半とは打って変わって防戦一方の展開を強いられるセビージャは62分に2枚替えを敢行。アクーニャとコロナの左サイドのユニットを下げてグデリ、アウグスティンソンを投入。アウグスティンソンはそのまま左サイドバックに入り、グデリはドブレピボーテの一角、ラキティッチはトップ下、オリベルが左ウイングに立ち位置を変えた。
この交代によってセビージャが少しずつ試合を落ち着かせることに成功。試合は始めて拮抗した状況となる。そういった中、72分にはセビージャに後半最初の決定機。オリベルの鮮やかな個人技から左サイドで高い位置に飛び出したアウグスティンソンに繋ぐと、完璧なクロスがゴール前に供給される。だが、ゴール前にフリーで入ったラファ・ミルはヘディングシュートを大きくふかしてしまう。
すると、この直後にはマドリーにビッグチャンス。74分、右サイドでのコンビネーションからルーカス・バスケスが上げたクロスを中央で競ったモドリッチが頭で流すと、ファーサイドでフリーのヴィニシウスが肩口でトラップして右足のシュートを流し込む。当初、主審はハンドの判定を下したが、右肩と腕の微妙な位置でのトラップということでオンフィールドレビューに。カマヴィンガの退場見逃しの精神的な影響もあったか、最終的に当初の判定を支持することになった。
微妙な判定で絶好の同点機を逸したマドリーは、直前から準備していたアセンシオとナチョをモドリッチ、ルーカス・バスケスに代えて投入。すると、この交代策がまたしても嵌る。82分、右CKの二次攻撃からボックス右角でルーズボールを回収したカルバハルがそのままボックス右に持ち込んでグラウンダーのクロスを供給。これをゴール前のナチョが見事な右足インサイドのダイレクトシュートで流し込んだ。
アンチェロッティ采配的中でついに試合を振り出しに戻したマドリーは、気落ちするホームチームを相手にあくまで勝ち点3を奪いに行く首位チームの気概を見せる。そして、完全に流れを掴んだ中でやはり絶対的なエースが勝敗を決する重要な仕事を果たした。
7分が加えられた後半アディショナルタイムの92分にボックス付近でヴィニシウスがボールをキープ。ボックス右で背後を狙うロドリゴへ絶妙なパスを通すと、ゴールライン際で仕掛けたロドリゴからのプルバックを足元に収めたベンゼマが相手守備陣のブロックを冷静に外す右足のシュートをニアサイドに突き刺した。
ホームで2点差を引っくり返されて逆転を許したセビージャは、ここから形振り構わぬ猛攻に打って出たが、GKブヌも攻撃参加した最終盤のパワープレーも実らず。試合はこのままタイムアップ。
前後半で大きく主導権が入れ替わり、一部判定も大きな影響を与えた見どころ満載の上位対決は、前回対戦に続きマドリーが劇的なレモンターダを飾ることになった。
1
2
レアル・マドリーの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
レアル・マドリーの人気記事ランキング
1
重傷を負ったレアルの17歳逸材CBが復帰間近、昨夏のツアー帯同に続くCWC参加なるか
レアル・マドリーU-19のU-17スペイン代表DFジョアン・マルティネスが、復帰へと近づいている。スペイン『マルカ』が報じた。 今シーズン開幕前のアメリカツアーでは、ブレイクを果たしたスペイン人DFラウール・アセンシオらとともにファーストチームに帯同したマルティネス。カルロ・アンチェロッティ監督も高く評価した17歳センターバックだが、ツアー終了後のトレーニングで左ヒザ前十字じん帯断裂の重傷を負っていた。 2024年8月の負傷からもうすぐ7カ月が経とうというなか、すでにボールを使ったピッチでのトレーニングを再開しているとのこと。リハビリは最終段階にあり、あと1カ月ほどでチームに復帰できる段階まで来ているという。 アルバロ・アルベロア監督率いるU-19チームでのシーズン中の復帰が期待される一方、ファーストチーム に帯同してのFIFAクラブ・ワールドカップ(CWC)参加も視野に。出場することが目標ではなく、再びアンチェロッティ監督のもとでトレーニングし、その後のプレシーズンに備えたいという考えのようだ。 2025.02.26 18:58 Wed2
“決勝男”ベイルが2018年CL決勝で決めた半端ないバイシクルキック【インクレディブル・ゴールズ】
サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。 今回はレアル・マドリーのウェールズ代表FWガレス・ベイルがチャンピオンズリーグ(CL)決勝で決めた驚愕のゴールだ。 <div id="cws_ad">◆ベイルが決めたCL決勝の歴史に残る驚愕のスーパーゴール<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJQTTJSRjIwNSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> 名門サウサンプトンユースで育ち、トッテナムで世界トップレベルのアタッカーに成長したベイルは、2013年に鳴り物入りでマドリーに加入した。 加入初シーズンからバルセロナとのコパ・デル・レイやアトレティコ・マドリーとのCL決勝などで決勝点を決め、多くのタイトルもクラブにもたらした“決勝男”として知られるベイルだが、2018年5月26日に行われた、リバプールとのCL決勝戦では、大舞台で信じられないゴールを決めている。 1-1の同点で迎えた61分、ベンチスタートだったベイルがピッチへ。すると直後の63分、CL決勝の歴史に残るスーパーゴールが生まれる。 DFマルセロが左サイドでボールを持つと、ボックスの左端手前から右足でインスイングのボールを中へ入れる。するとこれをベイルが考えられない高さに足を上げ、バイシクルキック。ここしかないというピンポイントの場所で完璧にミートされたボールは、GKロリス・カリウスの届かないゴール左上に吸い込まれた。 交代早々値千金の勝ち越しゴールを決めたベイルは、その後にも無回転ロングシュートを叩き込み2得点。マドリーは3-1で勝利し、CL3連覇の偉業を達成している。 2020.08.05 20:00 Wed3
21世紀の出場試合数ランキング発表! 首位は1145試合のC・ロナウド、トップ10に日本人選手がランクイン
IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu4
40歳C・ロナウドが約400億円で3年連続最も稼いだアスリートに! メッシが5位、ドジャース・大谷翔平は9位
アル・ナスルのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(40)が、再び世界で最も稼ぐアスリートとなった。アメリカ『フォーブス』が伝えた。 サッカー界のスーパースターの1人であるC・ロナウド。初めて世界で最も稼ぐアスリートになってから9年。40歳になった中で、3年連続5度目のナンバーワンとなった。 スポルティングCPで才能を見出され、マンチェスター・ユナイテッドで輝きを放ち、レアル・マドリーで全盛期を迎えると、ユベントス、ユナイテッドでプレーし、現在はサウジアラビアのアル・ナスルでプレー。AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)では準決勝で川崎フロンターレに敗れてアジア王者は逃したが、その存在感は健在だ。 サッカー界のNo.1プレーヤーという肩書きは譲りつつあるものの、この1年間で稼いだ金額は推定2億7500万ドル(約399億6000万円)とのこと。これは自己最高記録であり、歴代でも2015年に3億ドル、2018年に2億8500万ドルを稼いだプロボクサーのフロイド・メイウェザーだけとなっている。 内訳としては2億2500万ドル(約326億9000万円)がアル・ナスルとの契約で手にしており、残りの5000万ドル(約72億7000万円)はピッチ外での収入となり、スポンサー契約などの収入と見られている。 サッカー選手ではトップ10にはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)が1億3500万ドル(約196億3000万円)で5位。8位に元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(アル・イテハド)が1億400万ドル(約151億2000万円)でランクイン。トップ50に広げると、フランス代表FWキリアン・ムバッペ(レアル・マドリー)が9000万ドル(約130億9000万円)で16位、ブラジル代表FWネイマール(サントス)が7600万ドル(約110億5000万円)で25位、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)が6200万ドル(約90億1000万円)で34位、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)が5500万ドル(約80億円)で46位、セネガル代表FWサディオ・マネ(アル・ナスル)が5400万ドル(約78億5000万円)で48位となった。 全体では2位にNBAのゴールデンステート・ウォリアーズのステフィン・カリーで1億5600万ドル(約226億7000万円)、3位にイングランドのプロボクサーであるタイソン・フューリーで1億4600万ドル(約212億2000万円)、4位にNFLのダラス・カウボーイズに所属するダック・プレスコットで1億3700万ドル(約199億1000万円)、5位がメッシとなった。 なお、日本人では9位にはMLBのロサンゼルス・ドジャーズに所属する大谷翔平が唯一入り1億250万ドル(約148億9000万円)。フィールド上で250万ドル(約3億6000万円)、フィールド外で1億ドル(約145億3000万円)を稼いでいるとされている。 <h3>◆最も稼ぐアスリートランキング 2025</h3> 1位:クリスティアーノ・ロナウド(サッカー/ポルトガル/40歳) 総収益:2億7500万ドル(約399億6000万円) 2位:ステフィン・カリー(バスケットボール/アメリカ/37歳) 総収益:1億5600万ドル(約226億7000万円) 3位:タイソン・フューリー(ボクシング/イギリス/36歳) 総収益:1億4600万ドル(約212億2000万円) 4位:ダック・プレスコット(アメリカン・フットボール/アメリカ/31歳) 総収益:1億3700万ドル(約199億1000万円) 5位:リオネル・メッシ(サッカー/アルゼンチン/37歳) 総収益:1億3500万ドル(約196億3000万円) 6位:レブロン・ジェームズ(バスケットボール/アメリカ/39歳) 総収益:1億3380万ドル(約194億4000万円) 7位:フアン・ソト(野球/ドミニカ共和国/26歳) 総収益:1億1400万ドル(約165億8000万円) 8位:カリム・ベンゼマ(サッカー/フランス/36歳) 総収益:1億400万ドル(約151億2000万円) 9位:大谷翔平(野球/日本/歳) 総収益:1億250万ドル(約148億9000万円) 10位:ケビン・デュラント(バスケットボール/アメリカ/35歳) 総収益:1億140万ドル(約147億3000万円) 2025.05.16 17:40 Fri5