【ELプレビュー】クラシコ控えるバルサは8強懸け難所攻略に挑む! 鎌田大地は2戦連発で突破に導けるか

2022.03.17 18:00 Thu
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ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16の2ndレグが17日に開催される。グループステージ首位8チームと、プレーオフを制した8チームが対峙する、ベスト8進出を懸けた運命の第2戦を注目カードを中心に紹介していく。

◆ELラウンド16 2ndレグ
▽3/17(木)
《26:45》
ガラタサライ vs(AGG:0-0) バルセロナ
ツルヴェナ・ズヴェズタ vs(AGG:0-3) レンジャーズ
モナコ vs(AGG:0-2) ブラガ
レバークーゼン vs(AGG:2-3) アタランタ
《29:00》
フランクフルト vs(AGG:2-1) ベティス
リヨン vs(AGG:1-0) ポルト
ウェストハム vs(AGG:0-1) セビージャ

《試合不開催》
RBライプツィヒ vs スパルタク・モスクワ
◆クラシコ控えるバルサは難所攻略に挑む
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今大会の大本命に挙がるバルセロナだが、カンプ・ノウでの初戦ではトルコの強豪ガラタサライのハイパフォーマンスに大苦戦を強いられ、よもやの0-0のドローとなった。今週末にレアル・マドリーとのエル・クラシコを控える中、今回の2ndレグでは難所アリ・サミ・イェン攻略を目指す。

公式戦4連勝の勢いに乗って臨んだ初戦では前線を中心にスカッドの充実を受け、一部主力を温存して臨んだ。しかし、グアルディオラ監督の元副官トレント率いるガラタサライの要所を締めた守備に苦戦を強いられ、後半には温存していたMFブスケッツやFWデンベレ、FWオーバメヤンらを投入。この交代で流れを引き寄せることに成功したが、今冬に貸し出した古巣初対戦のGKイニャキ・ペーニャの再三に渡るビッグセーブに阻まれ、消化不良の形で初戦を終えることになった。
今シーズンからのアウェイゴール・ルール撤廃に伴い、ベスト8進出には敵地での勝利が必要となった中、クラシコに向けて温存するはずだった主力の起用を余儀なくされる。ただ、そのガラタサライの直後に行われたオサスナ戦ではFWフェラン・トーレスの2ゴール、デンベレの2アシストの活躍により、余力を残しての4-0の快勝を収め、良い形で敵地に乗り込むことが可能となった。

今回の一戦ではフル稼働が可能な若手に加え、オサスナ戦で完全休養を与えたDFデスト、MFフレンキー・デ・ヨング、FWアダマ・トラオレ、DFアラウホをスタメンに戻し、クラシコを意識しながらも勝ち切るプランで臨むことになりそうだ。

一方、対戦相手のガラタサライは直近のベシクタシュとのダービーをFWケレムの2ゴールによって2-1の勝利を飾っており、ダービーでの激闘によるリバウンドは気がかりも、良い形で今回のホームゲームを迎える。

◆好調の鎌田が再びチームに勝利をもたらせるか?
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MF鎌田大地、MF長谷部誠を擁するフランクフルトは、今季のラ・リーガでトップ4争いを牽引する難敵ベティスをホームで迎え撃ち突破を目指す。

敵地で行われた初戦では試合序盤にMFコスティッチのゴールでフランクフルトが先制に成功。その後、相手エースFWフェキルの個人技によって同点に追いつかれたが、32分にショートカウンターの形から鎌田が決めたゴールによってアウェイチームがすぐさま勝ち越し。後半は鎌田らを起点にフランクフルトが3点目のチャンスを作り出したが、FWボレのPK失敗など決定機逸が響いて突き放すことはできず。それでも、敵地で2-1の先勝を収めた。

今季EL4点目を挙げた鎌田はこの久々の公式戦ゴールで完全に乗ったか、直近のボーフム戦でもチームを逆転勝利に導く2試合連続のゴールを記録するなど好調を継続。ホームで戦う今回のリターンレグに向け、チームにとってベスト8進出のキーマンとなるはずだ。

一方、敵地で先勝を許したベティスだが、直近のアスレティック・ビルバオ戦では自身のリフティングでの挑発行為をキッカケに、相手と小競り合いになったフェキルが暴力行為で一発退場となる愚行を犯したものの、FWボルハ・イグレシアスのゴールによって1-0で勝利。公式戦6試合ぶりの白星を手にして敵地に乗り込む。今週末のリーグ戦をサスペンションによって欠場となる元フランス代表FWは、名誉挽回を期してプレーする。

なお、1stレグを含めてここ数試合出番がない長谷部だが、試合前のウォームアップや試合中のベンチで適宜周囲にプレー上のアドバイスやメンタルケアを行い、精神的支柱としての存在感は絶大。仮に、今回の試合でリードを維持して終盤を迎えた場合は、クローザーとしての出番も期待されるところだ。

◆接戦を制して8強行きを決めるのは?
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その他の対戦カードではホームでの初戦を複数得点差で勝利したレンジャーズ、ブラガが8強進出に大きく近づいているが、それ以外のカードはいずれも拮抗。今回の第2戦でも延長戦突入の可能性を含め、激闘が予想される。

大会最多優勝を誇るセビージャとプレミアリーグの強豪ウェストハムの一戦は、初戦をホームで戦った最多王者が1-0の先勝に成功した。

共にソリッドな守備と前線の個の力を生かした縦に速い攻撃が信条の似た者同士の対戦は、互いにカウンターやセットプレーを中心に決定機を作り合う見応え十分の戦いを演じた。そういった中、ウェストハムの一瞬の隙を突いたセビージャが後半序盤の60分にアクーニャのFKからFWムニルが決めたゴールを守り抜いた。

ただ、先週末のリーグ戦では両者の明暗が分かれる形に。セビージャは絶不調のラージョ相手に劣悪なピッチや微妙な判定の影響などもあり、痛恨の1-1のドロー。加えて、DFアクーニャが負傷離脱を強いられることになった。

一方、ウェストハムは好調アストン・ビラを相手に祖国ウクライナに捧げるFWヤルモレンコのエモーショナルなゴール、MFフォルナルスのゴールによって競り勝ち、公式戦連敗を「3」でストップ。ホームアドバンテージと現状の勢いを考えれば、1stレグ以上の拮抗した戦いとなるはずだ。

セリエAとブンデスリーガが誇る攻撃の破壊力を売りとするアタランタとレバークーゼンの一戦は、その前評判通りに激しい打ち合いとなった結果、ホームのアタランタが3-2で先勝した。

MFアランギスのゴールでアウェイチームが試合序盤に先制も、前述のヤルモレンコ同様に祖国ウクライナへの強い想いを持ってプレーするMFマリノフスキーが1ゴール1アシストの活躍をみせ、すぐさま試合を引っくり返す。その後、後半立ち上がりにFWムリエルのこの試合2点目で一気に流れを引き寄せたホームチームだが、以降はレバークーゼン守護神フラデツキーの再三の好守に阻まれて4点目を奪えずにいると、FWディアビのゴールで点差を縮めたアウェイチームが逆転への望みを繋いだ。

試合内容を考えれば、敵地での1点差負けは悲観すべきものではなかったレバークーゼンだが、先週末のケルン戦では18歳の至宝ヴィルツが左ヒザの前十字じん帯断裂、DFフリンポンが右足首のじん帯損傷によっていずれも今季中の復帰が絶望的に。さらに、DFコスヌも負傷離脱と主砲シックらに続く主力の離脱で厳しい状況だ。

対するアタランタも直近のリーグ戦では格下ジェノアにゴールレスドローと決して調子は良くないが、ホームチームはFWアドリやFWアズムンといった代役候補の奮起が求められるところだ。

また、リヨンvsポルトは初戦をホームで戦ったリヨンがMFパケタのゴールによって先勝したが、試合内容はどちらに転んでもおかしくない拮抗したものだっただけに、リヨンホームで行われる今回の第2戦もシビアな戦いとなるはずだ。

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