ウクライナ代表とロシア代表をチームメートに持つアタランタMFデ・ローン「苦しい」
2022.03.10 00:30 Thu
アタランタのオランダ代表MFマルテン・デ・ローンが苦しい胸の内を明かした。『フットボール・イタリア』が報じている。
現在、世界的な注目を集めているロシアによるウクライナへの軍事侵攻。日々、いたたましい情勢が伝えられているが、アタランタにはウクライナ国籍のMFルスラン・マリノフスキーとロシア国籍のMFアレクセイ・ミランチュクが在籍している。
デ・ローンは2人について「ルスランの家族はウクライナに居て、伝わってくるニュースは厳しいものばかりだ。ロッカールームで和むのは無理だよ。僕らは彼らを助けたいが、それはできない。とても複雑な問題だ」と苦しい現状を述べた。
アタランタは10日、ヨーロッパリーグ・ラウンド32でレバークーゼンと対戦する。
現在、世界的な注目を集めているロシアによるウクライナへの軍事侵攻。日々、いたたましい情勢が伝えられているが、アタランタにはウクライナ国籍のMFルスラン・マリノフスキーとロシア国籍のMFアレクセイ・ミランチュクが在籍している。
デ・ローンは2人について「ルスランの家族はウクライナに居て、伝わってくるニュースは厳しいものばかりだ。ロッカールームで和むのは無理だよ。僕らは彼らを助けたいが、それはできない。とても複雑な問題だ」と苦しい現状を述べた。
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