「危険にさらされている」頭部激突、ピッチに復帰も自ら座り込み結局交代…プレミアリーグで問題視される脳震とう問題
2022.02.21 22:07 Mon
改めて脳震とうに関する問題が発生してしまった。
事件が起きたのは、20日に行われたプレミアリーグ第26節のリーズ・ユナイテッドvsマンチェスター・ユナイテッドの一戦だ。
アクシデントが起きたのは開始12分。リーズのロビン・コッホがパスを受けて前線に送ったところ、背後からプレスをかけたユナイテッドのスコット・マクトミネイと頭部が激突。主審はすぐに試合を止めた。
勢いを持ってきたマクトミネイはなんともなく起き上がったが、コッホは死角から激突されたこともありそのままピッチ上で倒れ込むことに。メディカルスタッフはピッチ上で長い時間をかけて治療。頭にテーピングを巻いたコッホはその後ピッチに戻りプレーを続けていた。
しかし、プレーを続けていたコッホだが、28分に突如ピッチに座り込むことに。脳震とうの影響が結局あったためか、31分にジュニオル・フィルポと交代していた。
プレミアリーグでもこのルールを採用されているはずだが、今回のように治療を行いそのままピッチへと戻るケースが多数ある状況。ただでさえ5人ではなく3人という独自の交代枠を守っているプレミアリーグだけに、無駄に枠を使いたくないという気持ちが生まれるはずだ。
プロサッカー選手協会(PFA)はこの脳震とうのプロトコルに関して「簡単に言えば、IFABによって設定された現在の規則は機能しておらず、プレーヤーは危険にさらされている」と苦言を呈していた。
また、リーズも21日に声明を発表。コッホの状態を改めて報告。ピッチ上に無理に戻す必要がなく、一時的な交代をさせるべきと訴え続けていることを明かした。
「リーズ・ユナイテッドは、東部の衝突の後、ロビン・コッホがプレミアリーグのプロトコルの一部であるフィールドでの脳震とうスクリーニングテストの全てに合格したことを確認している」
「選手は何か症状が出た場合には、フィールドに座り、すぐに交代する必要があると言われた。これはロビンが試合の29分に行ったことだ」
「リーズ・ユナイテッドのメディカルスタッフは、頭部外傷の一時的な交代を常に支持してきた。これにより、スタッフはケガを評価するためのより多くの時間を確保し、症状が発生する可能性のある期間を設けることができる」
「ロビンは、プレーに戻る前に脳震とうプロトコルに従う」
事件が起きたのは、20日に行われたプレミアリーグ第26節のリーズ・ユナイテッドvsマンチェスター・ユナイテッドの一戦だ。
アクシデントが起きたのは開始12分。リーズのロビン・コッホがパスを受けて前線に送ったところ、背後からプレスをかけたユナイテッドのスコット・マクトミネイと頭部が激突。主審はすぐに試合を止めた。
しかし、プレーを続けていたコッホだが、28分に突如ピッチに座り込むことに。脳震とうの影響が結局あったためか、31分にジュニオル・フィルポと交代していた。
国際サッカー評議会(IFAB)は、脳震とうに関して2020年12月にプレミアリーグとFAカップの大会で採用された脳震とうによる交代について承認。Jリーグでもこれが採用され、現在は5人の交代枠が認められているが、脳震とうの場合は1名に限り交代枠を1つ追加して選手交代ができるルールが採用。脳に影響がある可能性がある中で、交代枠のために無理に選手を起用するということを避けるための措置となっている。
プレミアリーグでもこのルールを採用されているはずだが、今回のように治療を行いそのままピッチへと戻るケースが多数ある状況。ただでさえ5人ではなく3人という独自の交代枠を守っているプレミアリーグだけに、無駄に枠を使いたくないという気持ちが生まれるはずだ。
プロサッカー選手協会(PFA)はこの脳震とうのプロトコルに関して「簡単に言えば、IFABによって設定された現在の規則は機能しておらず、プレーヤーは危険にさらされている」と苦言を呈していた。
また、リーズも21日に声明を発表。コッホの状態を改めて報告。ピッチ上に無理に戻す必要がなく、一時的な交代をさせるべきと訴え続けていることを明かした。
「リーズ・ユナイテッドは、東部の衝突の後、ロビン・コッホがプレミアリーグのプロトコルの一部であるフィールドでの脳震とうスクリーニングテストの全てに合格したことを確認している」
「選手は何か症状が出た場合には、フィールドに座り、すぐに交代する必要があると言われた。これはロビンが試合の29分に行ったことだ」
「リーズ・ユナイテッドのメディカルスタッフは、頭部外傷の一時的な交代を常に支持してきた。これにより、スタッフはケガを評価するためのより多くの時間を確保し、症状が発生する可能性のある期間を設けることができる」
「ロビンは、プレーに戻る前に脳震とうプロトコルに従う」
スコット・マクトミネイの関連記事
リーズ・ユナイテッドの関連記事
プレミアリーグの関連記事
記事をさがす
|
|
スコット・マクトミネイの人気記事ランキング
1
スコットランド代表メンバーが発表! ティアニーが復帰、マクトミネイ、ロバートソンらも【UNL】
スコットランドサッカー協会(SFA)は11日、UEFAネーションズリーグ2024-25に臨むスコットランド代表メンバー23名を発表した。 スコットランドはリーグA・グループ1で3位となり昇格・降格プレーオフに臨むことに。降格を避けるべく、リーグB・グループ2で2位となったギリシャ代表とホーム(3/23)&アウェイ(3/20)で対戦する。 スティーブ・クラーク監督は23名を招集。大事な一戦に共に18歳のMFレノン・ミラー(マザーウェル)とFWジェームズ・ウィルソン(ハート・オブ・ミドロシアン)を初招集した。 また、アーセナルで出番を少しずつ得ているDFキーラン・ティアニーが復帰。ボローニャのMFルイス・ファーガソンも復帰している。 その他、DFアンドリュー・ロバートソン(リバプール)やMFスコット・マクトミネイ(ナポリ)、MFビリー・ギルモア(ナポリ)らも招集している。 今回発表されたスコットランド代表メンバー23名は以下の通り。 <h3>◆スコットランド代表メンバー23名</h3> GK クレイグ・ゴードン(ハート・オブ・ミドロシアン) リアム・ケリー(レンジャーズ) キーラン・スリッカー(イプスウィッチ・タウン/イングランド) DF ジョン・サウター(レンジャーズ) アンソニー・ラルストン(セルティック) ジャック・ヘンドリー(アル・イテファク/サウジアラビア) マックス・ジョンストン(シュトルム・グラーツ/オーストリア) スコット・マッケンナ(ラス・パルマス/スペイン) グラント・ハンリー(バーミンガム・シティ/イングランド) ライアン・ポーテアス(プレストン・ノース・エンド/イングランド) キーラン・ティアニー(アーセナル/イングランド) アンドリュー・ロバートソン(リバプール/イングランド) MF レノン・ミラー(マザーウェル) ケニー・マクリーン(ノリッジ・シティ/イングランド) ライアン・クリスティ(ボーンマス/イングランド) ジョン・マッギン(アストン・ビラ/イングランド) ルイス・ファーガソン(ボローニャ/イタリア) ビリー・ギルモア(ナポリ/イタリア) スコット・マクトミネイ(ナポリ/イタリア) FW チェ・アダムス(トリノ/イタリア) トミー・コンウェイ(ミドルズブラ/イングランド) ケビン・ニスベット(アバディーン) ジェームズ・ウィルソン(ハート・オブ・ミドロシアン) 2025.03.11 23:05 Tue2
フレッチャー氏の双子の息子がユナイテッドとプロ契約 シティのアカデミーから昨夏加入
マンチェスター・ユナイテッドがクラブOBの息子たちとプロ契約を交わしたようだ。 そのクラブOBとは元スコットランド代表MFのダレン・フレッシャー氏だ。ユナイテッドではアカデミー出身の選手として2003〜2015年まで活躍。当時のチームが華やかなメンツで彩られるなか、豊富な運動量と献身性をもってして中盤の主力としてプレーした。 そんなフレッシャー氏も40歳となり、古巣ユナイテッドのテクニカルディレクターを務める傍ら、私生活では大きく育った息子たちのパパ。双子のジャックとタイラーは昨夏にマンチェスター・シティのアカデミーからユナイテッドのアカデミーに移籍し、話題を集めた。 イギリス『デイリー・メール』によると、2人はユナイテッド入りして以来、印象的で、ジャックの方はエリク・テン・ハグ監督に好印象を与えてシニアチームの練習に急きょ参加したほど。今年3月19日が17歳の誕生日だった両者は揃ってプロ契約にサインしたという。 今季のシニアチームではマーカス・ラッシュフォード、スコット・マクトミネイ、アレハンドロ・ガルナチョに続き、アカデミー出身選手からコビー・メイヌーが台頭。ジャックとタイラーも父を追うように将来のシニアチームで活躍が期待されるが、いかに。 2024.04.04 13:15 Thu3
ウディネーゼに引き分け止まりも首位に立つ現状をコンテ監督は「並外れたこと」と特別視
ナポリのアントニオ・コンテ監督が9日に行われ、1-1で引き分けたセリエA第24節ウディネーゼ戦を振り返った。 前節ローマとの太陽ダービーを引き分けに持ち込まれて連勝が7でストップした首位ナポリ。勝利を取り戻すべく臨んだウディネーゼ戦では立ち上がりから押し込むと、37分にMFスコット・マクトミネイのヘディングシュートで先制した。 しかし3分後にMFユルゲン・エケレカンプのゴラッソミドルで追いつかれると、後半は好機を作りきれず1-1のままタイムアップとなった。 2戦連続ドローで足踏みとなった中、コンテ監督は首位に立つ現状を特別視した。 「我々が苦労したのは大きなチャンスを生かせなかったこと。そしてリードを奪った後、すぐにウディネーゼに点を取られて巻き返されたことだ。今日の試合は勝ち点1以上に値するものだった。後半は徐々に勢いがなくなったが、前半は多くのチャンスを作り、試合をコントロールしていた。そのチャンスを生かせないと問題が起きる。とはいえ、ウディネーゼはとてもフィジカルの強いチームで、質の高い選手も居る。おそらくすぐにビッグクラブへ移籍する選手が居るだろう。ルッカのような空中戦を支配し、常に脅威となる選手が居た」 「繰り返すが、自分たちの進歩だけに集中すべきだ。そして我々がここまでやって来たことと現実を混同してはいけない。我々は並外れたことをやっている。本当に並外れたことだ。今日は引き分けたが、9試合負けなしだ。自信を持つべきだ」 2025.02.10 10:45 Mon4
スコットランド代表、ロバートソン&マクトミネイらが4選手が離脱…《ユーロ2020予選》
スコットランドサッカー協会(SFA)は12日、ユーロ2020予選に臨むスコットランド代表から4選手が離脱することを発表した。 今回、離脱したのはDFアンドリュー・ロバートソン(リバプール/イングランド)、MFスコット・マクトミネイ(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)、MFライアン・フレイザー(ボーンマス/イングランド)、DFリアム・クーパー(リーズ)。一方で、FWルイス・モーガン(セルティック)、MFグレアム・シャイニー(ダービー・カウンティ/イングランド)、DFライアン・ポーティアス(ハイバーニアン)、DFジェイミー・ブランドン( ハート・オブ・ミドロシアン)を追加招集した。 イギリス『リバプール・エコー』によれば、ロバートソンは10日に行われたプレミアリーグ第12節のマンチェスター・シティ戦(3-1で勝利)でフル出場も、足首を痛めていた模様。23日に行われる次節のクリスタル・パレス戦を欠場する可能性もあるようだ。また、マクトミネイは、10日に行われたプレミアリーグ第12節のブライトン戦(3-1で勝利)の終了間際に足首を負傷し、スタッフのサポートを受けながら負傷交代していた。 ユーロ2020予選のグループIで現在、3勝5敗で4位に位置するスコットランド(勝ち点9)。16日にはアウェイで3位・キプロス代表(勝ち点10)、19日にホームで5位・カザフスタン代表(勝ち点7)と対戦する。 2019.11.13 10:30 Wed5
マクトミネイ、存在感高まるも背番号変わらず 「39番は…」
マンチェスター・ユナイテッドのスコットランド代表MFスコット・マクトミネイがデビュー当時から同じ背番号を背負い続ける理由を説明した。クラブ公式サイトが伝えている。 ユナイテッドのアカデミー育ちで、2017年5月に1stチームデビューのマクトミネイ。守備的な役割が主なタスクだが、公式戦49試合に出場した今季はボックス・トゥ・ボックスの動き出しにも磨きをかけ、キャリアハイの7得点(2アシスト)を記録するなど、存在感は高まるばかりだ。 そんな身長193cmの大型MFはデビュー当時から背番号「39」のまま。イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードや同代表FWメイソン・グリーンウッドを典型例にアカデミー出身者はチームでの重要性が高まるにつれ、背番号も変わっていく傾向だが、マクトミネイは違う。 それは何故なのか。マクトミネイはファンとのQ&Aでその件を問う質問を受けると、背番号の変更を願い出るどころか、検討すらもしたことがないと述べ、39番に対する愛着を口にした。 「39番は初めてもらった番号だし、特別なんだ。誰からも背番号の変更を求められておらず、そういう話も一切ない。3年前も、2年前も、そして去年もね。何も言われないし、僕も満足だ」 「(背番号について)自問したり、変更の考えを巡らせたり、会話の話題にしたこともない。39番で全く問題なし。今やどこでも39番を目にする。頭から離れなくなってしまっているぐらいさ!」 2021.06.15 18:05 Tueリーズ・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
大ケガから復活のエリオット、負傷原因となったリーズDFも喜び「僕たちはずっと連絡を取り続けていた」
リーズ・ユナイテッドのオランダ人DFパスカル・ストライクが、リバプールのU-21イングランド代表MFハーヴェイ・エリオットの復活を喜んだ。イギリス『リバプール・エコー』が伝えている。 エリオットは今シーズン開幕から出場機会を得る順調なスタートを切ったものの、9月に行われた第4節のリーズ戦でストライクのタックルを受け、左足首を脱臼骨折。手術を受け長期離脱となったが、懸命なリハビリを経て、6日に行われたFAカップ4回戦のカーディフ・シティ戦で復帰を果たした。 イギリス『BBC』のインタビューに応じたストライクは、負傷当時「フットボールでは起こり得ること」と自身を擁護するコメントを残していたエリオットの復活に喜びを露わ。継続して連絡を取り合っていたことを明かし、関係は良好だと語った。 「本当に嬉しい。彼がこんなに早く戻って来てくれるなんて。復帰までかなり早かったと思う」 「あの瞬間から、僕たちはずっと連絡を取り続けていた。そして彼が何度かピッチに立ち、成長していく姿も見ることができて、本当に良かったと思っている。こうして連絡を取り合っているのも良いことだね」 また、ストライクはエリオットを負傷させた直後から多くの誹謗中傷を受けたことにも言及。批判に対してどう対処したかを明かしている。 「試合直後とその翌日は、少しクレイジーで慌ただしかったね。ただ、そうしたところから自分自身を遮断して、ただ身近な人たちのことに集中したよ。人生は続いていき、こうしたことは起こり得るんだ」 2022.02.18 17:30 Fri2
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.19“ヤング・リーズ”リーズの集大成/リーズ・ユナイテッド[2000-2001]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.19</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2000-2001シーズン/リーズ・ユナイテッド 〜ヤング・リーズ〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2000-01leeds.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:デイビッド・オレアリー(43) タイトル実績:プレミア4位、CLベスト4 攻撃力7:★★★★★★★☆☆☆ 守備力7:★★★★★★★☆☆☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係8:★★★★★★★★☆☆ 選手層6:★★★★★★☆☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ヤング・リーズの集大成</div> 1998年にデイビッド・オレアリー監督が就任したリーズは、若い選手たちが躍動する魅力的なサッカーでプレミアリーグに旋風を巻き起こした。プレミア制覇こそならなかったものの、幾度も優勝争いに絡み、1999-2000シーズンは3位という好成績を残す。 そのリーズの集大成が2000-01シーズン。CLに初参戦したチームは、この大舞台で躍進する。ミランやバルセロナと同居したグループステージ1次リーグを2位で通過。2次リーグでは前年のCL覇者であるレアル・マドリーやイタリア王者のラツィオと同組に入ったが、再び2位で決勝トーナメント進出を決めた。 決勝トーナメント準々決勝では、リーガ王者の“スーペル・デポル”ことデポルティボと対戦し、2戦合計スコア3-2で準決勝に勝ち進む。準決勝ではバレンシアの前に屈して決勝進出を果たせなかったが、大会を大きく盛り上げる活躍を見せ、多くのフットボールファンを虜にした。 しかし、このシーズン以降は財政難に陥り、DFリオ・ファーディナンドなどの主力選手を手放さざるを得なくなる。そして、2003-04シーズンにはチャンピオンシップに降格し、現在までプレミアリーグの舞台に舞い戻れていない状況だ。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">若さ溢れる勢い</div> 主に20代前半から半ばまでの選手で構成されたチームは、攻守においてダイナミックなパフォーマンスを披露した。その若さを存分に生かしたスタイルは、躍進を遂げる大きな原動力だった。 最後尾に構えたベテランのGKナイジェル・マーティンは安定したゴールキーピングに加えてコーチング能力が高く、若いチームの中で重要な存在だった。最終ラインは、若かりしころのファーディナンドが中心。時折ミスはあったものの、スピードとビルドアップ能力に長けたセンターバックとして将来が嘱望されていた。さらに、精度の高い左足のキックを装備する左サイドバックのDFイアン・ハートは、オーバーラップから好クロスを供給し、直接FKでゴールを陥れた。 中盤はMFオリビエ・ダクールらが地味な働きながらも献身的なプレーでチームを助けた。右サイドのMFリー・ボウヤーは精力的な動きで攻守に大きく貢献。左サイドのMFハリー・キューウェルは切れ味鋭いドリブル突破からチャンスに絡んだ。 前線は、弱冠20歳のFWアラン・スミスが豊富な運動量を見せてチャンスメイクに奔走。大型FWマーク・ビドゥカとともに抜群の補完性を見せ、2人でゴールを量産した。その他、スミスと同じく20歳のFWロビー・キーンも少ない時間の中でしっかりと結果を残した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFハリー・キューウェル(22)</span> リーズ・ユース出身のキューウェルは、躍進する若いチームの象徴としてヨーロッパで暴れまわった。全盛期のギグスを彷彿とさせるドリブル突破や正確な左足でチャンスを演出するなど攻撃の中心を担い、プレミアリーグを代表するウインガーとして地位を確立した。また、同じオーストラリア出身のビドゥカとの連係も見事だった。 2019.04.12 22:00 Fri3
アーセナルのFWグリーンウッドがリーズに加入!
リーズ・ユナイテッドは28日、アーセナルからU-18イングランド代表FWサム・グリーンウッド(18)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2023年6月30日までの3年となる。 サンダーランドのアカデミー出身のグリーンウッドは、2018年にアーセナルへ加入。イングランドの世代別代表でもあるエリートは、センターフォワードを主戦場に、セカンドトップや両ウイングでもプレー可能な万能型のアタッカーだ。 また、得意とするプレースキックは右足で蹴っているものの、マンチェスター・ユナイテッドで活躍する同姓のFWメイソン・グリーンウッドと同様に、両足をそん色なく操る器用さを併せ持つ。 なお、新シーズンの主戦場はU-23チームとなるが、トップチームを率いるマルセロ・ビエルサ監督は積極的に若手を抜擢するタイプだけに、メイソンとのプレミアリーグでの共演も期待されるところだ。 2020.08.28 18:30 Fri4
「ロッカールームで泣いていた」田中碧が勝利後に涙…リーズ指揮官が理由を明かす「とても空虚で疲れている」と言っていた
チャンピオンシップ(イングランド2部)のリーズ・ユナイテッドに所属する日本代表MF田中碧が試合後に涙。ダニエル・ファルケ監督が理由を説明した。イギリス『ヨークシャー・イブニング・ポスト』が伝えた。 リーズは8日、チャンピオンシップ第41節でミドルズブラと対戦。プレミアリーグ昇格を目指すライバルとの対戦となった中、0-1で勝利を収めた。 試合後、田中は勝利したものの涙を流すことに。ファルケ監督とチームメイトが慰める形となった中、ファルケ監督は精神的に辛い1週間だったと振り返った。 「彼だけでなく、私の選手全員に言えることだが、彼らは若い選手たちであり、我々はイギリスで最も感情的なクラブのために働いている」 「本当に、本当に難しいことだ。先週、外の世界は常に緊張しており、パニックになっている。アオはイングランドサッカーで初めてのシーズンを迎えているが、彼のような若い選手に対して、批判が少しでもあったのは、彼のキャリアで初めてのことだ」 25年前の2000年4月5日、リーズはUEFAカップ(現:ヨーロッパリーグ)で準決勝を戦っていた。ガラタサライとのアウェイでの1stレグの前日、リーズのファン2名がガラタサライのファンに刺殺される事件が発生していた。 リーズは25年目の追悼式典に出席し、田中を含めた選手たちも参加。加えて、プレミアリーグ昇格を争っているプレッシャーがかかる戦いをしている中で、感情的に難しい状況で批判を受けたことが影響したとした。 「アオはそこにいる。25年前の悲劇があり、選手たちはみんなエモーショナルだった。クリス(・ロフタス)とケビン(・スペイト)のことを聞き、アオでさえも感傷的になっていた」 「その週、我々はスケジュールをすべて変更し、追悼式典に行き、選手たちはみんな心を動かされた。ルートンに行き、普通なら羊が食べるくらいのピッチでプレーしなければならなかった」 「前日にはマテオ・ジョセフが病気で欠場、ジョー・ロスウェルが数週間欠場、パスカルが試合中に負傷した。試合では同点に追いつくチャンスを掴んだが、残念ながらマナーは絶好チャンスを逃し、みんなが失望した」 「アオはリーズに関わる全員で我々だと思っているようだが、彼と我々は批判を受けた」 ファルケ監督はルートン戦で引き分けに終わったことでの、サポーターの反応には理解を示したものの、田中には大きな負担になっているともコメント。感情を持った選手たちのことを考えた方が良いとした。 「彼らを責めるつもりはない。我々には国内最高のサポーターがいる。彼らは個人的にそう思っているわけではないし、失望は外に出さなければならない」 「私はこれに耐えられる。経験豊富だ。彼は若者で、なぜみんなが我々に向かって叫んでいるのかよく理解できず、(試合後に)ロッカールームで泣いていた。どうしたのかと尋ねると、彼は『とても空虚で疲れている』と言った」 「我々はロボットと一緒に働いているのではなく、彼らが人間だということを時々忘れてしまう。メンタルヘルスデーもあるが、最後の最後になるとメンタルヘルスのことを考えない。とても難しいことだ」 「我々はとても信頼し、団結し、信頼している。それは他に類を見ないものであり、このグループと一緒に働くのは楽しいことだ」 リーズは現在チャンピオンシップで首位に浮上。熾烈な昇格争いを勝ち抜けるのか注目が集まる。 <span class="paragraph-title">【動画】プレッシャーがかかる中での勝利に喜びを露わにする田中碧</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="IPfaMHT4K-0";var video_start = 165;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.09 16:45 Wed5
