「僕は嫉妬している(笑)」日本代表では隣でプレーした谷口彰悟を煽ったFC東京・長友佑都、開幕戦に熱い想い「躍動するような試合を」

18日に2022シーズンの開幕を迎える明治安田生命J1リーグ。開幕を前に、JリーグはJ1全18クラブの代表選手による「2022明治安田生命J1リーグ開幕対戦カードオンライン記者会見」を実施した。昨年に続き、例年であれば、選手や監督が一堂に会して開幕前に「Jリーグキックオフカンファレンス」が行われる中、コロナ禍を受けて今年もオンラインでの取材対応となった。その新シーズンの開幕カードとなるのは、川崎フロンターレvsFC東京の“多摩川クラシコ”。フライデーナイトJリーグとして、18日金曜日に唯一開催される。
日本代表でもカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を戦ったFC東京の長友佑都は、同じ日本代表で最終ラインを形成した谷口彰悟(川崎フロンターレ)と合同会見に出席。“多摩川クラシコ”について語った。

「開幕戦で多摩川クラシコ、王者フロンターレと戦えるということで、自分たちの力も試せるということで、ワクワクしています」その開幕戦のポイントについては「王者というところで去年も対戦しましたが、非常に強く、守備も攻撃も1つにまとまっていると感じています」と印象を語り、「難しい試合になると思いますが、新しい監督になって、僕たちを表現するためにトレーニングを積んできたので、良い試合ができればと思います」と、新たなFC東京を見せたいと語った。

相手を突いていきたいポイントについては「どこを突くかは言えないです(笑)」とコメント。ただ、「谷口さんが鉄壁の守備をするので、ここから研究していきたいと思います」と、川崎Fの守備を崩す策を考えたいとした。

その川崎Fは12日に「FUJIFILM SUPER CUP2022」で浦和レッズと対戦し0-2で敗れている。試合については「練習中だったので90分通して見られていないです。ハイライトは見ました」と語った長友。「これから1試合見てしっかり分析したいと思います」と、改めて今シーズンの川崎Fの戦いぶりを見ると語った。

試合については「アグレッシブに戦って、躍動するような試合を見せたいと思います」と意気込む長友。「今年のJリーグは楽しいぞ、面白いぞと思ってもらえるように戦います」とし、「見てくれる人がフロンターレではなくFC東京のファンになってもらえるように戦いたいです」と、チームとして魅力を感じてもらえる試合をしたいと語った。

谷口については「僕は代表の1カ月で谷口さんに支えられて、すごくバッシングも食らいましたが、横に谷口さんがいて、その逆境をはね返せたので感謝したいです」と、代表での感謝を口に。ただ、「全て兼ね備えています。フィジカル、スピード、足元のテクニック、顔のかっこよさと、この人はせこいです。僕は嫉妬しています(笑)」と付け入る隙がないと冗談まじりに語った。