南野途中出場のリバプールが3部相手に逆転勝利で4回戦進出!《FAカップ》

南野拓実の所属するリバプールは9日、FAカップ3回戦でリーグ1(イングランド3部相当)に所属するシュルーズベリー・タウンと対戦し4-1で勝利した。南野は後半からプレーしている。

2005–06シーズン以来の優勝を目指すリバプールは、先週末に行われたチェルシー戦からスタメンを7人変更。マネやサラー、ジョタ、ヘンダーソンらに替えてC・ジョーンズやロバートソンに加え、多くの若手選手をスタメンで起用。南野はベンチスタートとなった。

3トップに右からゴードン、ウォルトマン、C・ジョーンズと若手3選手を並べた[4-3-3]で試合に臨んだリバプールは、立ち上がりからポゼッションでシュルーズベリーを圧倒するも、なかなか決定機に持ち込むことはできない。
するとリバプールは、27分にアウェイチームに先制を許す。エバンクス=ランデルのロングパスを左サイドで受けたオグベタが縦に持ち上がりクロスを供給。これをゴール左手前に走り込んだウドーが押し込んだ。

先制を許したリバプールだったが、すぐに反撃に出ると34分、ブラッドリーの右クロスをボックス中央で受けたゴードンがワントラップから落ち着いてゴールに流し込み、試合を振り出しに戻した。追いついたリバプールは、直後の36分にレイフィーの左クロスをからボウマンにヘディングシュートでゴールネットを揺らされたが、これは左サイドでパスを受けたレイフィーのオフサイドを取られ、ゴールは取り消された。

このまま前半終了かと思われたが、リバプールは43分にバイタルエリア右で獲得したFKからロバートソンがクロスを供給すると、ファン・ダイクと競り合ったエバンクス=ランデルが上げた右手にボールが当たりPKを獲得。このPKをファビーニョがゴール左に決めた。

迎えた後半、逆転に成功したリバプールはウォルトマンを下げて南野を投入。すると49分、モートンの右クロスをボックス左深くまで駆け上がったロバートソンがダイレクトで折り返すと、最後はディクソン=ボナーが詰めたが、シュートは相手GKのブロックに阻まれた。

膠着状態が続く中、リバプールは64分にディクソン=ボナーを下げてフィルミノを投入。その後も相手陣内でハーフコートゲームを展開すると78分、南野のパスをボックス右手前のファビーニョがワンタッチで前線に送ると、ボックス右深くまで駆け上がったブラッドリーのダイレクトクロスをコナテがシュート。これがゴール手前のフィルミノに収まると、フィルミノはヒールシュートでゴールネットを揺らした。

試合を決定づけたリバプールは、後半アディショナルタイムにもファビーニョがゴールネットを揺らし、4-1でタイムアップ。逆転勝利したリバプールが4回戦進出を決めている。