Jリーグが次期チェアマンに関する報道に声明「Jリーグが発表したものではございません」
2021.12.06 10:15 Mon
Jリーグは6日、次期チェアマンに関する一部報道に関しての声明を発表した。
現在チェアマンを務めている村井満チェアマン(62)は、2022年3月に任期満了。退任の方向で話が進んでいる。
そんな中、一部スポーツ紙が次期チェアマンについて報道。北海道コンサドーレ札幌の社長である野々村芳和氏(49)に一本化していると報じられている。
Jリーグはこの報道に関し声明を発表。「一部報道機関において、次期チェアマン人事に関する報道がありました。本件はJリーグが発表したものではございません。次期チェアマン内定に関する発表は来年1月末を予定しております」としている。
次期チェアマンの後任に関しては、11月にはプロ野球の楽天ゴールデンイーグルスの元球団社長である島田亨氏(56)が浮上していると報じられていた。
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▽北海道コンサドーレ札幌は13日、サガン鳥栖に所属する元日本代表MF菊地直哉(33)の完全移籍加入を発表した。 ▽菊地は、これまでジュビロ磐田、アルビレックス新潟、FCカールツァイス・イェーナ(ドイツ)、大分トリニータでプレー。2016年7月から期限付き移籍で札幌に加わり、2017シーズンは明治安田生命J1リーグ16試合に出場した。 ▽来シーズンも引き続き札幌でプレーすることになった菊池は、両クラブ公式サイトを通じて、次のようにコメントしている。 ◆北海道コンサドーレ札幌 「北海道コンサドーレ札幌に関わる全ての皆様、2018年より完全移籍でお世話になります。プレーヤーとしてのレベルを上げ、良いプレー披露したいと思いますので宜しくお願いします」 ◆サガン鳥栖 「2018シーズン、札幌に完全移籍することを決めました。鳥栖でプレーした2013年から2016年はとてもいい時間でした。ありがとうございました。本当に全てが良い思い出です。熱い素晴らしい気持ちを持ったたくさんの選手とプレー出来た事は僕の財産です。チームは別々になってしまいますが、元鳥栖の選手の繋がりは様々な所にあり、助けられています。この繋がりをこれからのチームでも、引退した後も大切にしたいと思います。鳥栖サポーターのみなさん、3年間応援ありがとうございました。元鳥栖の選手として頑張ります!これからもよろしくお願いします!」 2017.12.13 15:55 Wed4
J昇格請負人だったウーゴ・マラドーナの訃報/六川亨の日本サッカー見聞録
昨年末のこと、残念なニュースが飛び込んできた。一昨年末に亡くなったディエゴ・マラドーナの末弟であるウーゴ・マラドーナ(52歳)が急逝したとの報道だ。死因はナポリにある自宅で心臓発作を起こしたらしい。 ディエゴ自身もこれまで放映された映画やアマゾンTVが放送しているドラマなどで、ナポリ時代に薬物に手を出したことを告白している。もしかしたらウーゴも同じ道を辿ったとしたら、兄ディエゴは“英雄"だったかもしれないが、ファミリーにとってナポリ時代は悔やまれてならない。 ウーゴの存在を身近に知ったのは、92年に浜松市をホームにするPJMフューチャーズに加入した時だった。 PJMは、アメリカ人のポール・J・マイヤーが開発した人材育成のための能力開発システムで、当時、本田技研の研修を担当していた桑原勝義氏が興味を持ったことから“おとぎ話"はスタートした。桑原は藤枝東高時代に高校選手権で優勝し、その後は日本代表にも選ばれた好選手で、本田サッカー部の監督も歴任した(現JFL理事長)。 桑原氏の夢は、一貫した育成システムで育てた選手を2002年のW杯で日本代表に送り込むことだった。そのために本田を辞め、87年にクワバラスポーツクラブと、本田サッカー部の選手を中心にしたPJMフューチャーズを立ち上げた。 当初の予定は7年後の94年にJSL(日本サッカーリーグ)1部入りを果たすことだったが、時代はJリーグ創設へと動き出した。 Jリーグ入りへ、静岡からはJSL1部のヤマハと本田に加え、県リーグ所属の清水クラブ(後の清水エスパルス)の4チームが名乗りを上げた(その後は中央防犯、現アビスパ福岡もJリーグ入りを表明)。後発であり劣勢が否めないPJMにとって、Jリーグ入りへ起死回生の策だったのが当時29歳のディエゴ・マラドーナの獲得だった。 90年7月、PJMフューチャーズのオーナーでありPJMジャパンの社長の有田平は「移籍金は20億円以上、年俸も希望次第」と発表した。しかしナポリとの契約が93年5月まで残っていたため、マラドーナの獲得は夢のまま終わった。 そんなPJMフューチャーズに転機が訪れたのは東海リーグに昇格した91年、マラドーナ3兄弟の末弟であるウーゴを獲得したことだった。兄に似てずんぐりむっくりの体型のウーゴは、「背番号10は兄ディエゴのためにとっておく」と話していた。ディエゴの夢である「兄弟3人(ラウルとウーゴ)でプレーする」ための布石ではないかと報道されることもあった。 残念ながら兄ディエゴは90年イタリアW杯後の91年にコカイン服用の疑いでイタリア警察から告発され、FIFAからは15ヶ月の出場停止処分を受け、兄弟が揃って日本でプレーする夢はかなわなかった。 それでもウーゴはPJM(後の鳥栖フューチャーズ)でプレーした92年から94年の3年間(東海リーグとJFL)で49試合出場31ゴール、95年は福岡ブルックスに移籍し、JFLでは27試合出場で27ゴールを奪ってJリーグ昇格に貢献、97年には札幌でもチームをJリーグ昇格へと導いた。 偉大すぎる兄と比較されながらも、そのひたむきなプレーは鳥栖や福岡、札幌のファン・サポーターの脳裏に焼き付いているのではないだろうか。遅ればせながら、哀悼の意を表します。 2022.01.10 12:30 Mon5
