トゥヘル監督、今冬のツィエク放出を想定せず 「彼はチームの一員として完全に機能している」

2021.11.20 19:00 Sat
Getty Images
チェルシートーマス・トゥヘル監督は、モロッコ代表MFハキム・ツィエク(28)の今冬の放出を考えていないようだ。クラブ公式サイトがコメントを伝えている。
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ツィエクは2020年夏にアヤックスからチェルシーに移籍し、昨シーズンは公式戦39試合で6ゴール4アシストを記録。9年ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)制覇にも貢献し、主力の座を完全に射止めたかに思えた。しかし、今季は十分なプレー機会を得られず、プレミアリーグでの出場は4試合のみ。退団を考えていると報じられ、最近ではドルトムントやバルセロナが今冬での獲得を狙っているとの噂も浮上している。
それでもトゥヘル監督は、来年1月に放出する考えは今のところないとコメント。「常に最高のプレーを期待している」とツィエクへの信頼を口にしている。

「何度も言っているが、プレシーズンのツィエクはすばらしかったのだ。しかし彼は深刻なケガを負い、大きな挫折を味わった。肩を負傷した後は痛みをかばいながらプレーしていたので、彼らしいプレーや動き、機動力、そして彼のポジションとプレースタイルに必要な状態を保つことができなかった」
「それでも彼は最近の試合で前進している。我々は何人かの負傷者を抱えていたが、カラム(・ハドソン=オドイ)のようにより多くの試合に出場するチャンスを得て、ゴールやアシストといった決定的な活躍をした。良いことだよ」

「今のところ、彼の将来や冬の移籍、もしくはトレードなどの可能性については何も考えていない。そしてこの件に関してはコブハムの誰とも話していないよ」

「ハキムは移籍を申し出るために私のオフィスに来たのではない。彼はキープレーヤーだ。非常に才能がある上に野心的で、チームの一員として完全に機能している」

「昨シーズンも今シーズンも、彼が重要なことに変わりはない。常に最高のプレーを期待しているが、ポジション争いは厳しいものだ。全員を90分間常にプレーさせることはできない」

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