覚醒のツィエク「ここまでの成績はチームメイトのおかげ」

2020.11.08 16:41 Sun
Getty Images
チェルシーのモロッコ代表MFハキム・ツィエクが、2アシストを記録したシェフィールド・ユナイテッド戦を振り返った。クラブ公式サイトがコメントを伝えている。
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7日に行われたプレミアリーグ第8節のシェフィールド・ユナイテッド戦。チェルシーは公式戦5試合連続クリーンシートと好調だったが、この試合では立ち上がり9分にセットプレーから失点を喫してしまう。
だが、23分にツィエクの正確な左足のロングフィードに抜け出したMFマテオ・コバチッチの折り返しをFWタミー・エイブラハムが押し込んで反撃の狼煙を上げると、34分には再びツィエクが右サイドから左足で上げたクロスをDFベン・チルウェルが合わせて逆転。

さらに77分には、今度はツィエクの右CKからDFチアゴ・シウバの移籍後初ゴールが生まれ、80分のFWティモ・ヴェルナーのリーグ戦4ゴール目で勝負あり。

これでツィエクはリーグ戦ここ2試合で1ゴール3アシストを記録。移籍当初はヒザのケガに悩まされた時期もあったが、現在では日に日に存在感を増しており、フランク・ランパード監督の信頼も完全に掴んだ。試合はチーム全体のパフォーマンスを評価しつつ、ここまでの好成績はチームメイトのおかげだと話している。
「良い試合だったよ。最初の10分間は少しずさんなスタートだったけど、失点後は僕たちが試合をコントロールしてたね。もっとゴールできたと思うけど、今日も良い試合をしたよ」

「相手は早い時間のCKを生かした。普段なら直接ゴール前に入れてくるところを今回はショートコーナーだった。それが功を奏したわけだけど、僕たちのリアクションも良かった。多くのチャンスを作ってたくさんゴールを生んだ」

「僕はボールを受ける前は常に味方の位置を確認するようにしてるんだ。通常はアイコンタクトで十分なんだけど、今日は2回それが上手くいったね」

「僕はパスを出すことを恐れていない。このスカッドで居心地の良さを感じているし、チームメイトにも恵まれた。だからこそ、ここまで良いスタートを切れたんだと思う」

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