隔離生活の中での悲願達成、来日8年目の戴冠に名古屋フィッカデンティ監督「勝って然るべき戦いができた」
2021.10.30 17:59 Sat
悲願のYBCルヴァンカップ制覇を達成した名古屋グランパス。マッシモ・フィッカデンティ監督が試合を振り返った。
30日、YBCルヴァンカップ決勝の名古屋グランパスvsセレッソ大阪が行われ、2-0で名古屋が勝利した。
3日前の天皇杯準々決勝でも対戦した両者。その試合ではC大阪が0-3で勝利を収めていたが、この試合は名古屋が立ち上がりから主導権を握る。
しかし、前田直輝が決定機を逸するなどチャンスを生かせないと、C大阪が反撃。それでも互いにゴールを奪えず、0-0で前半を終える。
すると後半立ち上がりの47分、相馬勇紀のCKから最後は前田がヘディングでゴール。名古屋が先制すると、ここからC大阪の戦い方に合わせて選手とシステムを変えて対応。C大阪は苦しみながらも攻め込むと、77分には松田陸のシュートを大久保嘉人がコースを変えるが、これはポストに嫌われる。
10月に入り、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)、天皇杯と共に準々決勝で敗退するなど苦しい時期が続き、チームも隔離生活が長く続く中でのファイナルで悲願のカップ獲得を果たしたフィッカデンティ監督は、苦労の末の優勝を噛み締め、しっかりと対応しながら勝ち切れたと語った。
「試合の内容よりも、試合が終わって勝ったというところから話したい。グランパスに唯一足りなかったルヴァンカップというタイトル、カップをしっかりと勝ち取れたというところで、国内で勝つことができる可能性があることができるものは、全てのカップを1度は掲げられたことになった。そういった部分は、グランパスがこだわっていた部分で、すごく嬉しく思う」
「そういったゲームを勝ち切った選手たちは、この1年間、2年と言ってもいいかもしれない。試合前にサッカーをするために色々なものを我慢して犠牲を払ってきたことが勝って報われると言い方をしたが、その形になって良かった。勝たなければクローズアップもされない。勝ったことで、あんな状況なのにも勝ったと言われるのが、この国の流れだと思う。彼らのためにもこういった結果になって良かった」
「時間ごとに色々な姿を見せながら戦術的なやり合いがあって、お互いに潰しあってやり合ったり、オープンだったり、凄く良いゲームというのは、我々のグランパスファミリーにおめでとうと言いたい。逆にサッカーファンという括りで、セレッソファンも多く来ていて、素晴らしい雰囲気を対戦相手ながら作ってくれたと感じている。彼らが見た、自分たちのセレッソというチームをあれだけ若い選手が多く、将来性のある選手が素晴らしいサッカーをして、本当に難しいゲームになったなと、対戦相手として言えるぐらいのサッカーをやっている。未来を考えても凄く色々なことに繋がるゲームを両チームで提供できたと思う」
「時間帯、時間帯で、我々が最初の20分ぐらいは主導権を握っていたかなと。点が奪えてもおかしくない形を作っていた。前半の真ん中から終わりまでは凄く押し込められて、凄く苦しい時間帯が続いて、そこの状況を変えるためにどうしようとハーフタイムに色々準備したところと、点が入ったタイミングが良かったので、そこから雰囲気が良い時間が続いて、2点目を取った。2点目を取ったところからは上手くやるべき戦い方ができて、勝って然るべき戦いができたと感じている」
名古屋らしさを出しながら勝ち切った試合。3日前に敗れたC大阪に対して、チームとして準備したことは、改めて自分たちの力を出し切れるためのメンタリティの準備だったと語った。
「状況をしっかりと現実的に見ようと。言い訳をするということもしようと思えばでき、繰り返し繰り返し私が常に言い訳を言っているようだった。最近、結果が好ましくない状況で選手がどうサッカーをやっているか、やれているかというと、隔離生活が20日間になって、凄く大事な試合が続いてという中で、どうやって試合を落としてしまったかということで、ファイナルまで行っているルヴァンカップに頭の中が行っていたのかなと思う」
「その苦しい生活、通常よりもメンタルのコントロールが難しいところで、それを何日も持っている中で、リーグでの大事な試合、天皇杯の大事な試合、それぞれ1つに集中しようというのは通常であればできたかもしれないが、苦しかったのかなと思う」
「天皇杯で見た選手たちの姿は、一切知り合いとは思いたくないものだった。私と一緒にやってきた選手とは思いたくない。こんなものじゃないという強い言葉を使いながら、彼らを掻き立てることをした。自分たちの力を信じて、こんなものじゃないだろうと。そういうような形で選手たちにアプローチして、彼らが持っているものをしっかり出してくれたと思う」
気持ちの面で、どうしてもこの決勝が頭の中にあったのだろうと選手の心情を語ったフィッカデンティ監督。この試合では、相手の出方を見て、冷静に対応していくことを目指し、選手がそれに応えてくれたと語った。
「互いのチーム状況で今日の試合が行われるかというのも、直前に直接対戦した試合で、天皇杯でやりやっていたので、おそらくセレッソは多くの選手を代えてくるだろうなと。私は自分のチームでは誰がプレーするかは天皇杯の時点で少しイメージがあったので、疲労の部分の影響は試合の後半から 終盤にかけて、その先も続くのであれば不利になるかとは思っていた」
「その中で走ることが徐々にできなくなっていったときに、スペースをどう埋めるのかを一番気にかけてやっていた。中盤の選手では米本(拓司)がずっとレギュラーで出ていて、今は起用できない状態。長澤(和輝)もACLで韓国に行った時に、着いた翌日に発熱して、10日間ぐらい実戦ができない状態でいて、久々に使うというところで、長く使えないというのはわかっていて、今日はどれぐらいできるかはてなマークがつくような状況だった」
「そこを少し選手を代えてシステムを変えて、試合の頭は[4-4-2]で、次は[4-2-3-1]、[4-3-3]と。4枚で耐えられなくなってからは[5-4-1]、最後は[5-3-2]と、それぞれ色々な意図を選手たちが上手く理解しながらやってくれたので、その時間、その時間、相手が少し上回りそうだった時に、戦術の変更を加えて乗り切れたと思う」
策がハマり、しっかりと得点を奪えたことで戦い切れた名古屋。しかし、前半はチャンスを逸したことで苦しかったと明かした。
「どの時間帯に相手に何をされてしまったかを含めて、こっちもどれぐらいできていたのか。色々な読み合いというのがあった中で、前半の一番良かった時間帯で一番大きな前田のゴール前でコントロールがもう少しできていればというシーンがあったが、あそこで点が入っていれば物凄く良い形でこちらが相手に何もやらせずに、走り続けて主導権を握ろうと言っていた通りの結果に前半は持って行けたと思う」
「あそこで決め切れなかったところで、少し相手に自信を与えてしまった。こちらが走り続けることは45分は無理なので、ちょっと落ちた時に、一気に押し込まれてしまったと思う。なので後半はやり方を変えて修正して、選手たちも理解してやってくれて、試合を通してやり切れたのではないかと思う」
一方の後半については上手くいったといい、様々なシチュエーションを想定して、選手たちに話をしていたと明かした。
「準備の段階で、少し話すことが中心で、どういった時はどうする、相手の特徴の部分などの決まり事を結構作っておいた。こういう流れになったらこうする、なぜならこうだかと。選手がうまく繋げながらゲームの中でグラウンドで表現してくれた」
「あとは言われた通り、どういう形で点が取れたらというところで実際に点が取れた。そうしないと逆にリードされると相手のやり方に対して、少し合わせていかなければいけないので、リードしていたので我々が望む展開にできたというのはあると思う」
名古屋にとって初優勝となったルヴァンカップだが、フィッカデンティ監督にとっても日本での初タイトルとなる。2014年にFC東京の監督に就任し、その後、サガン鳥栖を経て、2019年から名古屋で指揮。日本で8シーズン目での初タイトルだ。
セリエAでも指揮を執っていたフィッカデンティ監督は、日本での仕事に後悔など全くないと語り、日本への愛情、各クラブへの愛があってこそ、それぞれ結果を残せてきたと振り返った。
「どういう形で自分の日本への愛を表現するか、実際にどう行動してきたかというと、8年ずっと日本で仕事をしているということも人生の選択として自分がしていることで、セリエAでやっている時の同僚、他の監督からはどうかしてしまったのかなと。私が日本に行くと知った他の監督たちはそう思ったかもしれないが、私の中では一切後悔をしたり、振り返った時に間違った選択をしたということはなかった」
「こういう結果を出せたこともそうだが、日本で仕事をするという時に、私の仕事の仕方として、しっかりと重んじるという部分だったり、みんなで協調性がある、どういうサッカーをしたい、どういうチームを作りたいというのは、イメージしていた日本の皆さんの国民性だったり、多くの方の性格は絶対合うと感じた」
「それを信じてやってきて、東京に最初に来たが、リーグ優勝を争うことができるところまで2年目で数字を出したし、グランパスに来ても再建するという形で、去年はACLに出場する成績を残し、今年も色々な結果を出している。他のチームでも再建をしなければいけないという、残留争いをしているところから抜け出すようなチーム作りはできたと感じるチームもある。そういった部分というのは、愛情がなければ結果として出せなかったと思っている」
3年前、残留争いでなんとか生き残った名古屋。そこから2年、ついにタイトルを手にした。ここからどのような未来が待っているか。「現状を語ると、色々な大会で天皇杯も準々決勝、ACLも良いところまで行き、ルヴァンカップも優勝した。リーグ戦では来季のACLを争える4位という位置にいる。たまたまでは出せない結果を出せてはいると思う。こういう取り組み方を続けることで、おそらく良い方向にチームは進み続けるのではないかとしか未来については話せない」とフィッカデンティ監督は最後に語った。
30日、YBCルヴァンカップ決勝の名古屋グランパスvsセレッソ大阪が行われ、2-0で名古屋が勝利した。
しかし、前田直輝が決定機を逸するなどチャンスを生かせないと、C大阪が反撃。それでも互いにゴールを奪えず、0-0で前半を終える。
すると後半立ち上がりの47分、相馬勇紀のCKから最後は前田がヘディングでゴール。名古屋が先制すると、ここからC大阪の戦い方に合わせて選手とシステムを変えて対応。C大阪は苦しみながらも攻め込むと、77分には松田陸のシュートを大久保嘉人がコースを変えるが、これはポストに嫌われる。
C大阪が名古屋の堅守に手をこまねいていると79分、カウンターからシュヴィルツォクが持ち込みシュート。このこぼれ球を稲垣祥が蹴り込み、名古屋が追加点。その後はしっかりと守りを固めてタイムアップ。初のカップ戦制覇を達成した。
10月に入り、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)、天皇杯と共に準々決勝で敗退するなど苦しい時期が続き、チームも隔離生活が長く続く中でのファイナルで悲願のカップ獲得を果たしたフィッカデンティ監督は、苦労の末の優勝を噛み締め、しっかりと対応しながら勝ち切れたと語った。
「試合の内容よりも、試合が終わって勝ったというところから話したい。グランパスに唯一足りなかったルヴァンカップというタイトル、カップをしっかりと勝ち取れたというところで、国内で勝つことができる可能性があることができるものは、全てのカップを1度は掲げられたことになった。そういった部分は、グランパスがこだわっていた部分で、すごく嬉しく思う」
「そういったゲームを勝ち切った選手たちは、この1年間、2年と言ってもいいかもしれない。試合前にサッカーをするために色々なものを我慢して犠牲を払ってきたことが勝って報われると言い方をしたが、その形になって良かった。勝たなければクローズアップもされない。勝ったことで、あんな状況なのにも勝ったと言われるのが、この国の流れだと思う。彼らのためにもこういった結果になって良かった」
「時間ごとに色々な姿を見せながら戦術的なやり合いがあって、お互いに潰しあってやり合ったり、オープンだったり、凄く良いゲームというのは、我々のグランパスファミリーにおめでとうと言いたい。逆にサッカーファンという括りで、セレッソファンも多く来ていて、素晴らしい雰囲気を対戦相手ながら作ってくれたと感じている。彼らが見た、自分たちのセレッソというチームをあれだけ若い選手が多く、将来性のある選手が素晴らしいサッカーをして、本当に難しいゲームになったなと、対戦相手として言えるぐらいのサッカーをやっている。未来を考えても凄く色々なことに繋がるゲームを両チームで提供できたと思う」
「時間帯、時間帯で、我々が最初の20分ぐらいは主導権を握っていたかなと。点が奪えてもおかしくない形を作っていた。前半の真ん中から終わりまでは凄く押し込められて、凄く苦しい時間帯が続いて、そこの状況を変えるためにどうしようとハーフタイムに色々準備したところと、点が入ったタイミングが良かったので、そこから雰囲気が良い時間が続いて、2点目を取った。2点目を取ったところからは上手くやるべき戦い方ができて、勝って然るべき戦いができたと感じている」
名古屋らしさを出しながら勝ち切った試合。3日前に敗れたC大阪に対して、チームとして準備したことは、改めて自分たちの力を出し切れるためのメンタリティの準備だったと語った。
「状況をしっかりと現実的に見ようと。言い訳をするということもしようと思えばでき、繰り返し繰り返し私が常に言い訳を言っているようだった。最近、結果が好ましくない状況で選手がどうサッカーをやっているか、やれているかというと、隔離生活が20日間になって、凄く大事な試合が続いてという中で、どうやって試合を落としてしまったかということで、ファイナルまで行っているルヴァンカップに頭の中が行っていたのかなと思う」
「その苦しい生活、通常よりもメンタルのコントロールが難しいところで、それを何日も持っている中で、リーグでの大事な試合、天皇杯の大事な試合、それぞれ1つに集中しようというのは通常であればできたかもしれないが、苦しかったのかなと思う」
「天皇杯で見た選手たちの姿は、一切知り合いとは思いたくないものだった。私と一緒にやってきた選手とは思いたくない。こんなものじゃないという強い言葉を使いながら、彼らを掻き立てることをした。自分たちの力を信じて、こんなものじゃないだろうと。そういうような形で選手たちにアプローチして、彼らが持っているものをしっかり出してくれたと思う」
気持ちの面で、どうしてもこの決勝が頭の中にあったのだろうと選手の心情を語ったフィッカデンティ監督。この試合では、相手の出方を見て、冷静に対応していくことを目指し、選手がそれに応えてくれたと語った。
「互いのチーム状況で今日の試合が行われるかというのも、直前に直接対戦した試合で、天皇杯でやりやっていたので、おそらくセレッソは多くの選手を代えてくるだろうなと。私は自分のチームでは誰がプレーするかは天皇杯の時点で少しイメージがあったので、疲労の部分の影響は試合の後半から 終盤にかけて、その先も続くのであれば不利になるかとは思っていた」
「その中で走ることが徐々にできなくなっていったときに、スペースをどう埋めるのかを一番気にかけてやっていた。中盤の選手では米本(拓司)がずっとレギュラーで出ていて、今は起用できない状態。長澤(和輝)もACLで韓国に行った時に、着いた翌日に発熱して、10日間ぐらい実戦ができない状態でいて、久々に使うというところで、長く使えないというのはわかっていて、今日はどれぐらいできるかはてなマークがつくような状況だった」
「そこを少し選手を代えてシステムを変えて、試合の頭は[4-4-2]で、次は[4-2-3-1]、[4-3-3]と。4枚で耐えられなくなってからは[5-4-1]、最後は[5-3-2]と、それぞれ色々な意図を選手たちが上手く理解しながらやってくれたので、その時間、その時間、相手が少し上回りそうだった時に、戦術の変更を加えて乗り切れたと思う」
策がハマり、しっかりと得点を奪えたことで戦い切れた名古屋。しかし、前半はチャンスを逸したことで苦しかったと明かした。
「どの時間帯に相手に何をされてしまったかを含めて、こっちもどれぐらいできていたのか。色々な読み合いというのがあった中で、前半の一番良かった時間帯で一番大きな前田のゴール前でコントロールがもう少しできていればというシーンがあったが、あそこで点が入っていれば物凄く良い形でこちらが相手に何もやらせずに、走り続けて主導権を握ろうと言っていた通りの結果に前半は持って行けたと思う」
「あそこで決め切れなかったところで、少し相手に自信を与えてしまった。こちらが走り続けることは45分は無理なので、ちょっと落ちた時に、一気に押し込まれてしまったと思う。なので後半はやり方を変えて修正して、選手たちも理解してやってくれて、試合を通してやり切れたのではないかと思う」
一方の後半については上手くいったといい、様々なシチュエーションを想定して、選手たちに話をしていたと明かした。
「準備の段階で、少し話すことが中心で、どういった時はどうする、相手の特徴の部分などの決まり事を結構作っておいた。こういう流れになったらこうする、なぜならこうだかと。選手がうまく繋げながらゲームの中でグラウンドで表現してくれた」
「あとは言われた通り、どういう形で点が取れたらというところで実際に点が取れた。そうしないと逆にリードされると相手のやり方に対して、少し合わせていかなければいけないので、リードしていたので我々が望む展開にできたというのはあると思う」
名古屋にとって初優勝となったルヴァンカップだが、フィッカデンティ監督にとっても日本での初タイトルとなる。2014年にFC東京の監督に就任し、その後、サガン鳥栖を経て、2019年から名古屋で指揮。日本で8シーズン目での初タイトルだ。
セリエAでも指揮を執っていたフィッカデンティ監督は、日本での仕事に後悔など全くないと語り、日本への愛情、各クラブへの愛があってこそ、それぞれ結果を残せてきたと振り返った。
「どういう形で自分の日本への愛を表現するか、実際にどう行動してきたかというと、8年ずっと日本で仕事をしているということも人生の選択として自分がしていることで、セリエAでやっている時の同僚、他の監督からはどうかしてしまったのかなと。私が日本に行くと知った他の監督たちはそう思ったかもしれないが、私の中では一切後悔をしたり、振り返った時に間違った選択をしたということはなかった」
「こういう結果を出せたこともそうだが、日本で仕事をするという時に、私の仕事の仕方として、しっかりと重んじるという部分だったり、みんなで協調性がある、どういうサッカーをしたい、どういうチームを作りたいというのは、イメージしていた日本の皆さんの国民性だったり、多くの方の性格は絶対合うと感じた」
「それを信じてやってきて、東京に最初に来たが、リーグ優勝を争うことができるところまで2年目で数字を出したし、グランパスに来ても再建するという形で、去年はACLに出場する成績を残し、今年も色々な結果を出している。他のチームでも再建をしなければいけないという、残留争いをしているところから抜け出すようなチーム作りはできたと感じるチームもある。そういった部分というのは、愛情がなければ結果として出せなかったと思っている」
3年前、残留争いでなんとか生き残った名古屋。そこから2年、ついにタイトルを手にした。ここからどのような未来が待っているか。「現状を語ると、色々な大会で天皇杯も準々決勝、ACLも良いところまで行き、ルヴァンカップも優勝した。リーグ戦では来季のACLを争える4位という位置にいる。たまたまでは出せない結果を出せてはいると思う。こういう取り組み方を続けることで、おそらく良い方向にチームは進み続けるのではないかとしか未来については話せない」とフィッカデンティ監督は最後に語った。
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