ユナイテッドに致命打のポグバにOBスコールズから厳しい言葉 「彼がいなくても何も失われない」

マンチェスター・ユナイテッドをさらに窮地に追いやったフランス代表MFポール・ポグバに対して、クラブのレジェンドOBから厳しい言葉が飛んだ。

ユナイテッドは24日に行われたプレミアリーグ第9節でリバプールをホームに迎え撃ち、リーグ戦3試合ぶりの勝利を目指したが、前半だけで4失点。後半の立ち上がりにもエジプト代表FWモハメド・サラーのハットトリックとなる一発を浴び、0-5の大敗を喫した。

もちろん、リバプールの強さが印象的だったが、それ以上にユナイテッドのお粗末さが至るところで目についた一戦に。ポール・スコールズ氏も『Premier League Productions』で「がっかりするような1日だったと言っても過言じゃない」と古巣を糾弾した。
「困難な状況だったと誰もが理解していると思う。監督も水曜日の夜に起こした逆転劇の感動に気をとられてしまったのだろうが、リバプールを相手にそんなことができるはずがない。彼らはクオリティがあまりにも高すぎる。頑張りが足りなかったというわけじゃなく、戦術的な部分でこうしたことが起きるとセットアップされていたのだ。残念ながらそうなってしまった」

そう厳しい言葉を古巣に飛ばしたスコールズ氏だが、次なる怒りの矛先は後半からピッチに入り、ボールロストで5失点目に絡んだ挙句、60分に危険なタックルで一発退場とチームにさらなる致命傷を負わせたポグバに。今季最終年の契約問題でもお騒がせなポグバを酷評した。「ポール・ポグバはチームを助けようとハーフタイム明けからピッチに入り、少しでも威厳を取り戻そうと、自分の強さを示そうとしたのだろうが、さらに失点を許した。それから馬鹿げたタックルで一発退場となり、0-5の状況で10人の戦いになってしまった。オーレがまだ監督をやるなら、『ポグバが再びユナイテッドのシャツを着られるだろうか』と考えるべきだ。彼はここ数年、騒ぎを起こし続けている」

「彼の才能は誰もが知るところで、誰もが彼のことを信頼してもいる。だが、ああした騒ぎのなかで、契約書にサインせず、クラブに身代金を求め、その挙句の果てにあんなプレーをやった。誤解しないでもらいたいが、それはオーレのせいじゃない。今日のユナイテッドの戦いぶりをほとんど要約したようなものだったがね。彼はおそらくまたプレーするだろう。だが、彼がいなくても、何も失われないと思う」

「彼はこれまでに何度もチャンスがあった。一貫性がないとも言われ続けているが、あれは規律の欠如に過ぎず、監督やチームメイトを軽く見ているだけだ。今日の彼がやったことはね」