セビージャがグラナダに初白星献上で今季初黒星…ソシエダは最下位ヘタフェとドローで首位浮上逃す…《ラ・リーガ》
2021.10.04 05:55 Mon
ラ・リーガ第8節、グラナダvsセビージャが3日にロス・カルメネスで行われ、ホームのグラナダが1-0で勝利した。
1試合未消化ながら3位に位置するセビージャは前節、エスパニョールを相手にデラネイの退場がありながらもエン=ネシリ、ラファ・ミルと2人のセンターフォワードのゴールで2-0の勝利を収めた。ただ、ミッドウィークのチャンピオンズリーグ(CL)ではヴォルフスブルク相手に難しい戦いを強いられ、終盤に退場者を出した相手にラキティッチのPKで追いつくのが精いっぱいだった。
18位に低迷しているグラナダとのアウェイゲームではヴォルフスブルク戦から先発3人を変更。ヘスス・ナバスとオカンポス、パプ・ゴメスに替えてモンティエル、ラキティッチ、ラメラを起用した。
コンディションで勝るグラナダがアグレッシブな入りを見せたことで、受け身の入りとなったセビージャ。それでも、15分過ぎには相手を押し込んでスソが最初の枠内シュートを放つなど、徐々に主導権を掴みかける。
だが、25分には自陣ボックス付近でのジエゴ・カルロスのクリアが短くなると、ペナルティアーク付近でこぼれ球に反応したロチーナに強烈な左足のミドルシュートをゴール左下隅に突き刺されて先制点を献上してしまう。さらに、直後の28分にはオフサイド判定に救われたものの、ボックス右でロチーナの浮き球パスに反応したスアレスにゴールネットを揺らされる場面を招く。
前半終盤にかけてようやく相手を押し込むところまで持っていったセビージャは、フェルナンドの強烈なミドルシュートや右サイドのモンティエルからの鋭いクロスで相手ゴールに迫るが、前半の内に追いつくことはできなかった。
迎えた後半、ロペテギ監督はハーフタイム明けに3枚替えを敢行。モンティエル、ジョルダン、スソを下げてヘスス・ナバス、パプ・ゴメス、ムニルをいずれも同じポジションに投入。立ち上がりから勢いを持って入り、右サイドのヘスス・ナバスとラメラを起点に続けてフィニッシュのシーンを作り出す。
ここから一気にセビージャペースかに思われたが、後半も運動量を落とすことなくアグレッシブに戦うグラナダが徐々に押し返し、試合は膠着状態に陥る。
何とかゴールをこじ開けたいセビージャはラメラ、ラキティッチを下げてオスカル・ロドリゲス、オカンポスを続けて投入し、20分以上を残して5枚の交代カードを使い切る。そして、リスクを冒して攻めに出る中で73分にはヘスス・ナバスの右からのクロスをゴール左で足元に収めたムニルがすかさずシュートを放つが、これはGKマクシミアーノの好守に遭う。
その後、試合終盤にかけてはセンターバックのクンデも高い位置まで攻め上がって猛攻に打って出るセビージャだが、91分にはスアレスの挑発に乗ってしまったジエゴ・カルロスがラフプレーで2枚目のカードをもらい、前節のデラネイに続き2試合連続で退場者を出してしまう。ラストプレーではGKブヌまで攻撃参加するパワープレーも敢行も、グラナダの守備に撥ね返されて万事休す。
この結果、グラナダに今季初白星を献上したセビージャは、今シーズンの公式戦初黒星を喫することになった。
また、同日行われたヘタフェvsレアル・ソシエダは1-1のドローに終わった。
レアル・マドリーの敗戦によって、今節の勝利で首位浮上のチャンスを手にしたソシエダは、敵地で開幕から全敗中の最下位ヘタフェと対戦。立ち上がりから優勢に試合を運んでいたが、前半終盤の40分にはエルストンドのボールロストからカウンターを浴びて、最後はサンドロ・ラミレスにGKとの一対一を制される。
後半に入って攻勢を強めるソシエダは68分、ゴロサベルからの正確な右からのクロスをゴール前で競り勝ったオヤルサバルが頭で合わせて同点に追いついた。
その後は一進一退の攻防が続く中、試合最終盤の91分にはボックス右へ抜け出したイサクに絶好機もニアを狙ったシュートはGKソリアの好守に遭い、試合はこのままタイムアップ。最下位ヘタフェに今季初めての勝ち点を献上し、首位浮上のチャンスを逃した。
1試合未消化ながら3位に位置するセビージャは前節、エスパニョールを相手にデラネイの退場がありながらもエン=ネシリ、ラファ・ミルと2人のセンターフォワードのゴールで2-0の勝利を収めた。ただ、ミッドウィークのチャンピオンズリーグ(CL)ではヴォルフスブルク相手に難しい戦いを強いられ、終盤に退場者を出した相手にラキティッチのPKで追いつくのが精いっぱいだった。
18位に低迷しているグラナダとのアウェイゲームではヴォルフスブルク戦から先発3人を変更。ヘスス・ナバスとオカンポス、パプ・ゴメスに替えてモンティエル、ラキティッチ、ラメラを起用した。
だが、25分には自陣ボックス付近でのジエゴ・カルロスのクリアが短くなると、ペナルティアーク付近でこぼれ球に反応したロチーナに強烈な左足のミドルシュートをゴール左下隅に突き刺されて先制点を献上してしまう。さらに、直後の28分にはオフサイド判定に救われたものの、ボックス右でロチーナの浮き球パスに反応したスアレスにゴールネットを揺らされる場面を招く。
反撃に出たいアウェイチームは直後の29分に相手陣内中央で得たFKの場面でジョルダンが浮き球で入れたボールをボックス左のクンデが丁寧に頭で折り返し、これにフリーで飛び込んだジエゴ・カルロスがダイビングヘッドで合わせるが、これは枠を捉え切れない。
前半終盤にかけてようやく相手を押し込むところまで持っていったセビージャは、フェルナンドの強烈なミドルシュートや右サイドのモンティエルからの鋭いクロスで相手ゴールに迫るが、前半の内に追いつくことはできなかった。
迎えた後半、ロペテギ監督はハーフタイム明けに3枚替えを敢行。モンティエル、ジョルダン、スソを下げてヘスス・ナバス、パプ・ゴメス、ムニルをいずれも同じポジションに投入。立ち上がりから勢いを持って入り、右サイドのヘスス・ナバスとラメラを起点に続けてフィニッシュのシーンを作り出す。
ここから一気にセビージャペースかに思われたが、後半も運動量を落とすことなくアグレッシブに戦うグラナダが徐々に押し返し、試合は膠着状態に陥る。
何とかゴールをこじ開けたいセビージャはラメラ、ラキティッチを下げてオスカル・ロドリゲス、オカンポスを続けて投入し、20分以上を残して5枚の交代カードを使い切る。そして、リスクを冒して攻めに出る中で73分にはヘスス・ナバスの右からのクロスをゴール左で足元に収めたムニルがすかさずシュートを放つが、これはGKマクシミアーノの好守に遭う。
その後、試合終盤にかけてはセンターバックのクンデも高い位置まで攻め上がって猛攻に打って出るセビージャだが、91分にはスアレスの挑発に乗ってしまったジエゴ・カルロスがラフプレーで2枚目のカードをもらい、前節のデラネイに続き2試合連続で退場者を出してしまう。ラストプレーではGKブヌまで攻撃参加するパワープレーも敢行も、グラナダの守備に撥ね返されて万事休す。
この結果、グラナダに今季初白星を献上したセビージャは、今シーズンの公式戦初黒星を喫することになった。
また、同日行われたヘタフェvsレアル・ソシエダは1-1のドローに終わった。
レアル・マドリーの敗戦によって、今節の勝利で首位浮上のチャンスを手にしたソシエダは、敵地で開幕から全敗中の最下位ヘタフェと対戦。立ち上がりから優勢に試合を運んでいたが、前半終盤の40分にはエルストンドのボールロストからカウンターを浴びて、最後はサンドロ・ラミレスにGKとの一対一を制される。
後半に入って攻勢を強めるソシエダは68分、ゴロサベルからの正確な右からのクロスをゴール前で競り勝ったオヤルサバルが頭で合わせて同点に追いついた。
その後は一進一退の攻防が続く中、試合最終盤の91分にはボックス右へ抜け出したイサクに絶好機もニアを狙ったシュートはGKソリアの好守に遭い、試合はこのままタイムアップ。最下位ヘタフェに今季初めての勝ち点を献上し、首位浮上のチャンスを逃した。
セビージャの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
|
セビージャの人気記事ランキング
1
昨季のEL制覇は“かりそめ”…衰退するセビージャ、ケガ人も多く37歳S・ラモスを酷使中
セビージャにはケガ人が非常に多い。スペイン『Relevo』が伝えている。 現在セビージャはラ・リーガで5勝9分け11敗の15位に低迷。昨季のヨーロッパリーグ(EL)制覇によってもたらされたチャンピオンズリーグ(CL)もグループステージ最下位で敗退…“お家芸”とも言える「3位→EL参戦→優勝」ルートに進めなかった。 振り返ると、セビージャは昨季から異変が起きている。 21世紀に入ってからラ・リーガで一度も下位(11位〜20位)フィニッシュがなかったにもかかわらず、昨季まさかの12位で、今季もここまで15位に沈む。 昨季序盤戦は2部リーグ降格圏に足を踏み入れるほど低迷し、ホセ・ルイス・メンディリバル監督の途中就任より戦術を「ポゼッション」から「ロングボール&速攻」にチェンジ…大胆な決断が通算7度目のEL制覇をもたらした。 しかし、今思えばこれも“かりそめ”。 メンディリバル登板は劇薬に過ぎず、対戦相手から研究・対策された結果、同監督は今季序盤戦で解任の憂き目に。欧州初指揮の前ウルグアイ代表指揮官、ディエゴ・アロンソ監督が後任となったなか、ラ・リーガ直近4試合で2勝2分けの無敗とはいえ、『Relevo』はある点を不安視する。 そう、セビージャは主力を中心にケガ人が非常に多いのだ。 DFネマニャ・グデリ、DFマルコス・アクーニャ、DFマルコン、DFタンギ・ニアンズ、MFエリク・ラメラ、MFルシアン・アグメ、FWドディ・ルケバキオ、FWマリアーノ・ディアス、FWルーカス・オカンポス アクーニャ、マルコン、マリアーノについては、ここ2〜3週間の間にケガから復帰して数試合で別の箇所を痛めたか再発。17日のバレンシア戦で途中交代した主軸アクーニャは筋断裂だという。 ケガ人の頻発により、37歳DFセルヒオ・ラモスも最終ラインでフル稼働せざるを得ない状況。前半戦は2〜3試合に1試合ベンチスタートだったが、昨年12月以降、出場停止1試合を除いて10試合連続でフル出場中だ。 理想的な11人、またはそれに近い11人を組むこともできない現状では、昨季からの低迷を脱却することも難しいか。少なくとも、もはやセビージャはラ・リーガの第二勢力とは言えない立ち位置にある。 2024.02.21 15:35 Wed2
元デンマーク代表DFケアーが35歳で現役引退…ミランなど欧州各国で活躍の生粋リーダー
元デンマーク代表DFシモン・ケアー(35)が現役引退を発表した。 昨シーズン限りでミランを退団して以降、フリーの状況が続いていたベテランDFは13日、『TV2Sport』でスパイクを脱ぐ決断を下したことを明かした。 「今こそ、この章を閉じるのにふさわしい時だ。これは夏が終わってから決めたのではなく、ユーロ2024の前に考えていた決断だ。昨年の秋、ミラノでの時間が終わりに近づいているかもしれないと気づいたんだ。ただ、自分以外の誰にも何も発表する必要はまったくなかった」 「そこから、多くの要素が将来に影響を与えたんだ。子供たち、家族、代表チーム、そして僕の夢のクラブであるミラン。ユーロ後にこのように終わることになった多くのことがあった。何かが起こるのを待っていたが、まず家族のために、そしてスポーツの面で決断しなければならなかった。ただ、僕は何も後悔していないよ」 母国の名門ミッティランでプロキャリアをスタートしたケアーは、当時セリエAのパレルモで台頭し、ヴォルフスブルク、ローマ、リール、フェネルバフチェ、セビージャ、アタランタ、ミランとヨーロッパ各国の名門クラブを渡り歩いた。 公式戦500試合以上でプレーしてきたなか、獲得タイトルは2021-22シーズンのセリエAのみとタイトルには恵まれなかったが、屈強なフィジカルとプレーリード、正確なフィード能力を武器に各クラブで活躍。とりわけ、ディフェンスラインの統率やチーム全体に波及するリーダーシップは傑出したものだった。 2009年に行われたワールドカップ(W杯)予選のスウェーデン戦でデビューを飾ったデンマーク代表では、通算132試合に出場。長年の相棒であるMFクリスティアン・エリクセンに抜かれたものの、歴代2位の出場数を誇る。 2016年からはDFダニエル・アッガーに代わって8年間に渡ってキャプテンを務め、2010年南アフリカW杯からW杯、ユーロと6大会連続で本大会に出場していた。 2025.01.13 20:08 Mon3
リヨンのブルキナファソ代表FWトラオレが人気? ベティスやセビージャら複数クラブが興味
リヨンに所属するブルキナファソ代表FWベルトラン・トラオレ(24)に複数クラブが興味を示しているようだ。フランス『Foot Mercato』が伝えている。 2010年にオセールの下部組織からチェルシーの下部組織へ移籍したトラオレは、2014年1月にトップチームに昇格。しかし、直後にフィテッセへレンタルされると、復帰した2015-16シーズンには定位置を確保できず。翌年の夏にアヤックスへレンタル移籍。 アヤックスでは、エールディビジで24試合9ゴールの成績を残し、ヨーロッパリーグ準優勝にも貢献。この活躍が評価され、2017年の夏にリヨンへ完全移籍を果たすと、在籍3シーズンで公式戦125試合に出場し33ゴール17アシストをマーク。1日にシーズン終了が決定した2019-20シーズンでは、リーグ・アン23試合で1ゴール3アシストを記録していた。 伝えられるところによれば、右ウィングを主戦場とするトラオレには、今夏にウィンガーの移籍が噂されるベティスやセビージャのスペイン勢に加え、レバークーゼンやニューカッスルも興味を示しているという。 リヨンとの契約を2022年まで残すトラオレだが、昨年10月に就任したルディ・ガルシア監督のもとではベンチスタートが増えており、出場機会を求めて今夏に動く可能性は十分にありそうだ。 2020.05.12 08:10 Tue4
セビージャ・ダービーが試合途中に中止…ベティスサポーターによる投擲物がジョルダンの頭部に直撃《コパ・デル・レイ》
15日に行われたコパ・デル・レイ4回戦、ベティスとセビージャによるセビージャ・ダービーが一部サポーターの愚行によって試合途中に中止となった。スペインサッカー連盟(RFEF)が発表した。 リーグ戦で3位に付けるベティスと、2位のセビージャによる、コパ8強進出を懸けた今季2度目のダービーは、序盤からホームチームのペースで進む。だが、35分にセビージャはMFパプ・ゴメスが見事な右足のダイレクトシュートをゴール右下隅へ突き刺し、この試合のファーストシュートで先制点を奪った。 それでも、良いリズムで試合を進めていたベティスは直後の39分、右CKの場面でキッカーのFWナビル・フェキルが左足インスウィングのボールで直接ゴールを狙うと、ダービー初出場で若さが出たか、前目のポジションを取っていたGKアルフォンソ・パストールの頭上を越えたボールがそのままファーポストに決まった。 すぐさま1-1のイーブンに戻った試合はここから更なるエキサイティングな攻防を期待させたが、フェキルのゴール直後にベティスゴール裏の不届きなサポーターによる愚行が試合に水を差した。ゴール裏から投擲されたプラスチック製と思われる筒がセビージャMFジョアン・ジョルダンの頭部に直撃。これを間近で確認していた主審が安全面を危惧し、試合の一時中断を宣告。両チームの選手たちを一旦ベンチやロッカールームに引き上げさせると共に、ゴール裏の警備を増員させた。 その後、試合は数十分間の中断に入り、当初は再開の可能性もあったが、REFEは安全面の確保が困難だと判断し、試合中止を決断した。 なお、現時点では試合再開やセビージャの不戦勝の可能性など、試合の取り扱いに関して公式なアナウンスはなされておらず、15日中あるいは16日に何らかの発表が行われることになるようだ。 2022.01.16 07:20 Sun5
