アルデルヴァイレルト、CL決勝敗戦の失望を振り返る 「タンクは空になった」
2021.09.30 23:18 Thu
今夏、トッテナムからカタールのアル・ドゥハイルへ移籍したベルギー代表DFトビー・アルデルヴァイレルトがチャンピオンズリーグ(CL)決勝での敗戦による、大きな失望を改めて振り返った。
現在も自身のSNSを通じて、スパーズへの愛情を示し続ける元ディフェンスリーダーは、イギリス『イブニング・スタンダード』のインタビューで古巣について言及。その中でリバプールに0-2で敗れた2018-19シーズンのCLファイナル後の困難な日々を改めて振り返った。
「(CL決勝)敗戦後、タンクは空になったよ。今振り返ると、あの場所に再び戻るための気持ちを強めていく上では、より多くの休息が必要だったと思うよ。失望はあまりにも大きなものだったからね」
「彼が今でもスパーズを愛していることは確かだよ。当時のクラブにおいてそれを達成することは、おそらくスパーズの歴史上最大の成功となったと思う。だから、論理的に考えても、彼は自分自身をリフレッシュし、またあの場所に行きたいという願望を得るのに時間が必要だったと思う」
また、アルデルヴァイレルトは、タイトル獲得こそ実現できなかったものの、近年のクラブの黄金期と言ってもいいポチェッティーノ体制の成功の理由についても説明。アルゼンチン人指揮官の厳しいトレーニングを通じて、常に一体感があったことを挙げている。
「チームはとても仲が良かったよ。ポチェッティーノのやり方は決して簡単な方法ではないからこそ、全員が親密になるんだ」
「ほぼ毎日とてもハードワークし、休日なんてとても珍しかった」
「軍隊と同じようなものだよ。キツ過ぎて腹を立てることもあったけど、身体が鍛えられてどんどん良くなっていくんだ。とにかく鍛えて、鍛えて、本当に時々休む。そうすることで、全員が一緒に戦おうと心から思えるグループが出来上がるんだ」
「特にレスター、チェルシーと優勝を争ったシーズン、チャンピオンズリーグ決勝進出のシーズンには、そういった感覚がチームの中にあったんだ」
現在、トッテナムではヌーノ・エスピリト・サント監督のマンマネジメントに関して一部主力が不満を示すなど、チーム状況は芳しくないが、ポチェッティーノ体制の全盛期のようにチームとしての一体感を取り戻すことができるか。
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2015年にアトレティコ・マドリーから加入したアルデルヴァイレルトは、代表でもコンビを組むDFヤン・ヴェルトンゲン(現ベンフィカ)と長らくセンターバックのコンビを組むなど、スパーズの最終ラインのリーダーとして君臨。公式戦243試合に出場していた。クラブとの契約は2023年まで残っていたものの、世代交代や高年俸選手の整理に積極的なクラブの意向もあり、6年を過ごしたノースロンドンを離れ、カタールでの新たな挑戦に臨むことになった。「(CL決勝)敗戦後、タンクは空になったよ。今振り返ると、あの場所に再び戻るための気持ちを強めていく上では、より多くの休息が必要だったと思うよ。失望はあまりにも大きなものだったからね」
「それは誰にとっても同じことだった。ポチェ(マウリシオ・ポチェッティーノ監督)でさえね。監督のキャリアは異なるものだけど、チャンピオンズリーグ決勝のチャンスは極めてレアなものだからね」
「彼が今でもスパーズを愛していることは確かだよ。当時のクラブにおいてそれを達成することは、おそらくスパーズの歴史上最大の成功となったと思う。だから、論理的に考えても、彼は自分自身をリフレッシュし、またあの場所に行きたいという願望を得るのに時間が必要だったと思う」
また、アルデルヴァイレルトは、タイトル獲得こそ実現できなかったものの、近年のクラブの黄金期と言ってもいいポチェッティーノ体制の成功の理由についても説明。アルゼンチン人指揮官の厳しいトレーニングを通じて、常に一体感があったことを挙げている。
「チームはとても仲が良かったよ。ポチェッティーノのやり方は決して簡単な方法ではないからこそ、全員が親密になるんだ」
「ほぼ毎日とてもハードワークし、休日なんてとても珍しかった」
「軍隊と同じようなものだよ。キツ過ぎて腹を立てることもあったけど、身体が鍛えられてどんどん良くなっていくんだ。とにかく鍛えて、鍛えて、本当に時々休む。そうすることで、全員が一緒に戦おうと心から思えるグループが出来上がるんだ」
「特にレスター、チェルシーと優勝を争ったシーズン、チャンピオンズリーグ決勝進出のシーズンには、そういった感覚がチームの中にあったんだ」
現在、トッテナムではヌーノ・エスピリト・サント監督のマンマネジメントに関して一部主力が不満を示すなど、チーム状況は芳しくないが、ポチェッティーノ体制の全盛期のようにチームとしての一体感を取り戻すことができるか。
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トッテナムは18日、クラブロゴの変更を含むブランドリマスターを発表した。 クラブは今回の変更に際して以下の声明を発表している。 「300人以上のプレーヤー、スタッフ、ファンの意見を取り入れて、トッテナム・ホットスパーが彼らにとって何を意味するのかを完全に理解して作成された新しいアイデンティティは、現在クラブが機能している多数のプラットフォームで、より遊び心のある大胆なアプローチを可能にし、特にデジタル環境での明瞭性に重点を置いています」 「世界的に有名な雄鶏はこれまで以上に誇り高く立っており、シルエットバージョンでサポートされています。また、THFCモノグラムの再導入、クラブの伝統にリンクされた新しい色、パターン、特徴も採用されています」 最も目立った変更となったクラブロゴではデザイン自体に大きな変更は施されていないが、雄鶏のイラスト下のクラブ名の文字が削除され、より簡素化されたものになった。 「トッテナム・ホットスパーは、2006年に前例のない一歩を踏み出し、世界的に有名な雄鶏の周りのバッジを簡素化して、クラブのアイデンティティを現代化しました。この雄鶏は、ミニマルで象徴的なスタイルで独り立ちし、現在では他のクラブもこれを行っています」 「雄鶏の下にある湾曲した『Tottenham Hotspur』の文字を削除しました。これにより、さまざまな環境で雄鶏のスケールを拡大し、クラブの真の象徴として誇り高く立つことができます」 ブランドロゴの変更に関しては「雄鶏はシルエットバージョンでサポートされ、より遊び心のあるブランド表現が可能になりました」と説明されている。 さらに、今回のブランドリマスターでは1950年代から約60年に渡ってファンに親しまれていた「THFC」のモノグラムが再導入されたほか、クラブの名前の由来となった中世の貴族、ヘンリー・パーシー卿にインスピレーションを得た「HOTSPUR ‘h’」、「SEVEN SISTERS」、「TWO LIONS RAMPANT」、「BRUCE CASTLE」、「WHITE-HOT」、「EST. 1882」のホールマークも新たに開発した。 また、ブランドカラーは1898年のホームキット以来、リリーホワイトとスパーズ・ネイビーの象徴的な組み合わせを継続しつつ、クラブの歴史の象徴的な要素にインスピレーションを得た、新しいサポートカラーパレットが導入。約20年前にクラブのために特別に作成され、フォントに関しても現代的なアレンジが加えられている。 <span class="paragraph-title">【動画】スパーズがブランドリマスターを発表</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/DCg4HetCIAK/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/reel/DCg4HetCIAK/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Tottenham Hotspur(@spursofficial)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.11.19 06:00 Tue2
ソン・フンミンに差別発言、チームメイトのベンタンクールが7試合出場停止の重い処分に…約2000万円の罰金も
トッテナムのウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールが、チームメイトへの差別発言で長期出場停止の処分がくだされた。 イングランドサッカー協会(FA)は18日、ベンタンクールに対し、7試合の出場停止処分を下した。また、10万ポンド(約2000万円)の罰金処分も下されている。 問題が起きたのは今年6月。ベンタンクールはウルグアイ『Canal 10』の番組「Por La Camiseta」に出演。司会者のラファ・コテロ氏から選手のユニフォームを求められたが、その際の反応が問題となった。 ベンタンクールは「ソニー(ソン・フンミン)の? みんな同じように見えるから、ソニーの従兄弟かもしれないよ」とコメント。チームメイトであるFWソン・フンミンに対して、韓国人は似たような顔をしているからというジョークを口にしたつもりだったが、これが大きな問題に発展した。 悪質な人種差別として捉えられたこの発言。FAは9月にベンタンクールを告発。処分は決定されていなかったが、相当な期間になると予想されており、正式に7試合に決定した。 FAは「ロドリゴ・ベンタンクールはこの容疑を否定したが、独立規制委員会はそれが証拠であると判断し、聴聞会の後に彼に制裁を課した」と発表している。 今回の出場停止により、ベンタンクールはマンチェスター・シティ、フルアム、ボーンマス、チェルシー、サウサンプトン、リバプールとカラバオ・カップ準々決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦で出場停止に。ヨーロッパリーグ(EL)の試合は出場が可能となる。 なお、この問題はすでにソン・フンミン本人に謝罪し、受け入れられており2人の間に問題はなし。ただ、FAはこの発言について「国籍、人種、民族的起源に言及したとされ、FA規則E3.2に基づく「悪質な違反」に該当する」としていた。 2024.11.18 21:18 Mon3
久保建英に注目? プレミアリーグクラブが欲しいウインガーに最適な人材か
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英(23)は、1月の移籍市場でプレミアリーグクラブの補強候補として考えられているようだ。 ソシエダの攻撃を今シーズンも牽引している久保。ラ・リーガでは13試合に出場し3ゴールを記録。ヨーロッパリーグ(EL)でも3試合でプレーしている。 一方で、イマノル・アルグアシル監督が率いるソシエダは今シーズンは不調を極めている状況。なかなか結果がついてこない。 その久保に対し、イギリス『フットボール・ロンドン』があるクラブの補強候補の筆頭だと報道。それは、アンジェ・ポステコグルー監督が率いるトッテナムだ。 トッテナムは今シーズンのプレミアリーグでここまで5勝1分け5敗の10位。直近の公式戦は連敗中であり、台所事情も厳しい。 トッテナムが最も求めているとされるのが右のウインガー。その候補として久保が挙げられ、久保が完全に解決するとしている。 ウインガーはFWウィルソン・オドベールが負傷中。ソン・フンミン、ティモ・ヴェルナー、マイキー・ムーア、ブレナン・ジョンソン、デヤン・クルゼフスキがウイングのポジションでプレーが可能。ただ、どの選手も決め手にかけるという。 一方で、久保は問題視されていること全てを解決するとのこと。久保が持っているスピードと、ドリブルの能力、そして個で打開できる力、献身的な守備とポステコグルー監督の求める力を持ち合わせている。 何か具体的な動きはここまではないものの、プレミアリーグでトップを争いたいのであれば、久保クラスの大きな契約を結ぶ必要があるとの見方が強く、1月にも獲得を狙いたいと伝えられている。 2024.11.19 20:37 Tue4
ベン・デイビスがベンタンクール長期出場停止に言及…「これで一線を画し、先に進む」
トッテナムのウェールズ代表DFベン・デイビスが、チームメイトへの差別発言で長期出場停止を科されたウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールの一件について語った。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。 イングランドサッカー協会(FA)は18日、ベンタンクールに対し、7試合の出場停止処分を下した。また、10万ポンド(約2000万円)の罰金処分も下されている。 問題が起きたのは今年6月。ベンタンクールはウルグアイ『Canal 10』の番組「Por La Camiseta」に出演。司会者のラファ・コテロ氏から選手のユニフォームを求められたが、その際の反応が問題となった。 ベンタンクールは「ソニー(ソン・フンミン)の? みんな同じように見えるから、ソニーの従兄弟かもしれないよ」とコメント。チームメイトであるFWソン・フンミンに対して、韓国人は似たような顔をしているからというジョークを口にしたつもりだったが、これが大きな問題に発展。 クラブ内では即座にソン・フンミン本人へ謝罪を行い、内部での懲戒処分も完了し、問題はすでに解決された。ただ、FAはこの発言について「国籍、人種、民族的起源に言及したとされ、FA規則E3.2に基づく「悪質な違反」に該当する」とし、約5カ月後に前述の処分を下した。 イギリス『テレグラフ』によると、プレミアリーグのライバルクラブも衝撃を受けたとされる厳しい処分が下されたなか、UEFAネーションズリーグのアイスランド代表戦の前日会見に出席したベン・デイビスは、処分決定後にトッテナムの選手として初めてこの一件に言及。 両選手の間、クラブ内部でかなり前に問題が解決されたなか、このタイミングでの処分に違和感を覚えながらも、クラブとしてこういった問題と真摯に向き合いつつ、前に進みたいと語った。 「今朝、おそらく他のみんなと同じようにニュースを読んだ。スパーズの内部で処理されていたのに、今はクラブ外でも処理されているように感じたよ」 「グループとして、トッテナムのチームとして、僕らは全員、この問題と一線を画し、先に進んだと思うけど、最終的には、こうした事柄はこれまでと同じほど真剣に検討する必要があると認識することが重要だと思う。僕とチームに関しては、これで一線を画し、先に進むよ」 2024.11.19 08:15 Tue5