【足球日記】リーグ第二段階スタート!〜武漢の現状〜

2021.09.05 23:15 Sun
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難しい環境下での中国でのサクセスストーリーを現地から届けてもらう連載企画『足球日記』。中国の地で奮闘する、日本と中国の血を引く男・夏達龍(なつたつりゅう)が現地の情報をお届けする。

第8回は、リーグ戦の第二段階について紹介します。

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みなさんこんにちは!夏です。今僕は中国の武漢という街にいます。中国で最も暑い街と言われ、少し動くだけで汗が止まりません。

今回は、現在の中国リーグと武漢の現状を書いていきたいと思います。




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【足球日記】中国2部リーグ、2シーズン目を振り返って

難しい環境下での中国でのサクセスストーリーを現地から届けてもらう連載企画『足球日記』。中国の地で奮闘する、日本と中国の血を引く男・夏達龍(なつたつりゅう)が現地の情報をお届けする。 第10回 中国2部リーグ、2シーズン目を振り返って ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/natsu220314_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 中国2部リーグでの2シーズン目もイレギュラーな環境の下、多くの人達のおかげで無事に全ての試合を行うことができました。200日以上の隔離生活はなかなかできない体験で、最後の方は精神的にも疲弊しきっていました。 もちろん僕個人だけの挑戦であれば途中で諦めていたでしょう。日本から応援してくれている家族や四川九牛クラブに関わる全ての人のおかげで乗り越えることができたと思っています。 ■四川九牛クラブとしての2021シーズン結果 ・リーグ戦成績18チーム中8位 ・カップ戦ベスト8(2部所属チーム内トップの成績) ■個人としての2021シーズン ・出場数:(リーグ)25試合/先発9(カップ戦)5試合/先発2 ・ゴール数:4 ・アシスト数:3 ・リーグ第16節 ベストイレブン選出 ・カップ戦ベスト16 MOM選出 シーズン序盤での外国人選手の負傷や過密スケジュールの中、この成績を残せた事はクラブや選手にとって次に繋がる良いシーズンとなりました。 個人としては、シーズン序盤は結果が出ませんでしたが、その後の限られた出場時間の中で結果を出すことができ、選手として大きく成長できたシーズンとなりました。 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/natsu220314_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 今シーズンは控えスタートが多く、なかなか先発で出られない状況が続いていましたがそれでもいつも通り自分のプレーをすること、その大切さに気付かされました。監督としてもプレーの調子に波がある選手は使いずらく、もっと言えばプレースタイルや特徴がはっきりしている選手の方が使われやすいと思います。その為、今シーズンは徹底的にポストプレーとヘディングを意識してプレーし、何とか自分の形を作ることができました。 スタメン起用されない状況は中学高校と何度も経験してきましたが、プロになってからでは悔しさだけではなく危機感や不安などまた別の感覚に襲われます。その状況を打破するにはやはり結果しかありません。結果を出すためにはどんな状況、環境であろうとも自分を強く持ってチャレンジし続けることが大切だと思っています。来シーズンもまたどんな状況で中国リーグが行われるかはわかりませんが、常に自分らしくチームに貢献し、1点でも多くゴールを取れるように頑張ります。 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/natsu220314_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 2021年シーズン終了後、1年ぶりに家族に会いました。コロナの影響でシーズン中一度も日本に帰れず、日本からも家族は来られず、生まれたばかりだった息子は1歳になり、久しぶりの再会も僕のことを全く誰かわかっていませんでした。ほぼ毎日ビデオ通話してはいましたが、やはりちゃんと認識するのは難しいようです(そもそも生後4日間しか一緒にいられなかった。。。 1年間慣れない子育てを一生懸命してくれた妻には感謝しかありません。帰国後実際に子育てをしてみてやっと妻の苦労を身をもって感じることができました。改めて海外でサッカー選手として生活している反面、パンデミックによる規制で会えない家族との大切な時間を犠牲にしていたと強く感じました。 それでは、来シーズンも結果が残せるよう良い準備をしていきます!今後とも応援よろしくお願いします。来シーズンに関しては次回ご報告させていただきます! <hr>◆プロフィール 名前:夏達龍(なつ・たつりゅう) 生年月日:1993年6月27日 出身地:愛知県名古屋市 職業:プロサッカー選手 所属チーム:四川九牛足球俱乐部(中国プロサッカー2部) <div id="cws_ad">Twitterアカウント:<a href="https://twitter.com/TatsuryuX" target="_blank">@TatsuryuX</a><br/>Instagramアカウント:<a href=https://www.instagram.com/natsu_dalong/" target="_blank">@natsu_dalong</a></div> 2022.03.14 22:00 Mon
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【足球日記】リーグ第三段階、ゴールを決めるための“メンタル"

難しい環境下での中国でのサクセスストーリーを現地から届けてもらう連載企画『足球日記』。中国の地で奮闘する、日本と中国の血を引く男・夏達龍(なつたつりゅう)が現地の情報をお届けする。 第9回 リーグ第三段階〜大連での隔離生活〜 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ こんにちは!夏です。 9月27日、大連で隔離生活をしながらリーグ戦を行なっています。今回は第三段階での様子を記事にしてみました。 <b>大連での隔離生活</b> 今回は9/4〜10/4で8試合が行われ、約4日に1試合という過密スケジュールです。試合以外は施設からの外出禁止で練習などは施設内にあるグランドで行います。 スーパーリーグの大連人職業というチームの施設に6チームが生活しています。プールやサウナなどもありとてもいい施設です。 <b>念願のゴール<.b> 第二段階への準備期間で足首を負傷し、復帰したものの中々出場機会を得られずにいましたが、第16節今季2度目のスタメンに起用され、後半開始2分に念願のゴールを決めることができました! こうしてやっとゴールの報告ができて本当に嬉しいです。 このゴールを機に自信を持ってプレーできるようになり現時点で3G 2Aと徐々に結果を残せるようになってきました。 <b>メンタル</b> ゴールを機にプレーに余裕が生まれ、周りからの信頼も上がりボールが集まるようになり試合でのパフォーマンスも上がってきました。改めて“メンタルの重要性"に気付かされました。 決してこの短期間でサッカーが上手くなったから結果が出始めたのではなく、明らかに“メンタル"がプレーの質の向上に直結していると感じました。 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/natsu211107_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <b>第三段階でのゴール</b> 第23節、今シーズン後半からの出場が多くこの試合では後半60分から途中出場しました。 0-0の情況でなんとか攻撃に勢いをつけたいと思ってピッチに入りました。そして後半80分、その日同時に途中出場したチームメイトのクロスにダイビングヘッドで合わせゴールを決めることができました! 試合はそのまま1-0で勝利し、今シーズン最もいい仕事が出来ました。 この試合の前日、僕はチームの分析スタッフの部屋であるデータを見せてもらいました。それは世界で活躍するストライカー達がどこでゴールを決めているかというデータでした。すると高い確率でゴールエリア付近でのシュートからゴールが生まれていました。 そして試合当日、同時に出場した選手にゴールエリアあたりにクロスを上げてくれとコミュニケーションを取り、結果ゴールを決めることができました。 ゴールを取るためのアプローチはピッチ上でのトレーニングだけじゃないと良い経験ができました。 <b>最後に</b> リーグ戦は残り10節あります。より高みへ行くためにゴールを量産し、良い報告ができるよう頑張ります! <hr>◆プロフィール 名前:夏達龍(なつ・たつりゅう) 生年月日:1993年6月27日 出身地:愛知県名古屋市 職業:プロサッカー選手 所属チーム:四川九牛足球俱乐部(中国プロサッカー2部) <div id="cws_ad">Twitterアカウント:<a href="https://twitter.com/TatsuryuX" target="_blank">@TatsuryuX</a><br/>Instagramアカウント:<a href=https://www.instagram.com/natsu_dalong/" target="_blank">@natsu_dalong</a></div> 2021.11.07 21:30 Sun
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【足球日記】2021シーズン中国甲級リーグ 第5節を終えて

難しい環境下での中国でのサクセスストーリーを現地から届けてもらう連載企画『足球日記』。中国の地で奮闘する、日本と中国の血を引く男・夏達龍(なつたつりゅう)が現地の情報をお届けする。 第7回は、今シーズンの5節までのストーリーを紹介します。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ みなさんこんにちは!夏です。現在僕らのチームは中国の南方に位置する広東省梅州市という場所でリーグ戦を行なっています(*今シーズンの詳しいルールは前回の記事に記載してあります。) 5月の時点で気温は30度を超えていてかなりの猛暑です。ちなみに新型コロナウィルス対策で試合以外はこの施設の外には出られません。 4月25日 vs陕西长安竞技足球俱乐部(陝西長安競技) 第1節 ベンチスタートで始まった今シーズン。そして85分、1点ビハインドの状況でFWで途中出場しました! あまり試合に絡めずに終了のホイッスル。0-1で敗戦しました。 ただ個人的には久しぶりの公式戦のピッチに少しだけでも立てて公式戦独特の雰囲気と緊張感を感じられて良かったです。 4月29日 vs浙江队(杭州绿城) 前節から中3日で行われた試合。相手チームは昔、岡田武史監督(元日本代表監督)が率いたことのある強豪チーム。この日もベンチスタート。 0-0でなかなか動かないゲーム展開、73分ついに監督から呼ばれて途中出場! アディショナルタイム含め約20分の出場時間。 僕が出場するタイミングで足元で繋ぐのを減らして、DFからFWに直接ロングフィードする戦術に変わりました。個人的に競り合い、前線からのプレスで多少チームに貢献することはできましたが、勝利に導くゴールを決めることはできませんでした。 ただ、確実に去年よりもメンタルの部分で大きな成長を感じる一戦でした。結果は0-0で今シーズン初の勝ち点1を手にすることができました! 強豪相手に最後まで戦い抜いて取った勝ち点1。20分の出場時間でしたがかなりバテてしまうほどハードな試合でした。 *そしてこの浙江チームにいる外国人FW選手の能力の高さに驚きました。なんと調べてみると元バスケ選手という異例すぎる経歴の持ち主でした。 選手名:ニャシャ・ムシェクウィ、元ジンバブエ代表 なんとサッカー、バスケの両方で代表に選ばれたことがあるみたいです、、。身体能力の高さはもちろん得点感覚など絶対的な存在感でした。 5月4日 vs淄博蹴鞠(淄博星期天) 得点不足に悩むチームでした。ベンチスタートで試合が始まりました。得点を狙いにいく僕らに対し相手は5バックで対応、なかなか崩しきれない展開。 60分0-0の状況で途中出場、少しずつ長くなる出場時間後はここで得点を決めれるかどうか、しかし相手の固い守備を最後まで崩しきれずにドローで試合終了。 個人的にもこの30分で大きなチャンスを作れなかったことに悔しい気持ちが残りました。 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/natsu0713_1_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 5月10日 vs新疆天山雪豹 第4節チームとしてはそろそろ勝ち点3が欲しい。この日もベンチスタートでしたが必ずチャンスは来ると思いアップをしていました。 65分1-1の状況で途中出場! そして72分チームメイトが勝ち越しゴールを決め、2-1で勝利しチームは今シーズン初勝利を飾ることができました! ホイッスルの瞬間、去年はあまり味わえなかったピッチ上での喜びをかみしめることができました。 5月16日 vs梅州客家 今シーズン最も長い中5日を明けての試合。ここまで治療をしながらやってきた右足の怪我が悪化してしまい今節はベンチには入れましたが出場機会を得ることはできませんでした。 結果0-1で負けてしまいましたが、チームとしては強豪チーム相手に圧倒する場面を何度も作ることができチーム全体の自信につながる良い試合になりました。 以上が第5節を終えた簡単な個人的な試合レポートです。 <span class="paragraph-title">◆個人として成長を感じた事</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/natsu0713_2_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 一番はメンタルの部分での成長。去年は試合に出ても変に力が入って空回りをしてうまくいかないことが多く、さらに超過密日程の影響もあり試合後はそれを立て直す方法も余裕もありませんでした。 ただ、今シーズンは冷静に試合に向かうことができるようになりました。要因を挙げるとするならば自分に課したテーマとして"自分のやれるプレーをする"というシンプルな決め事でした。チームにとってどんなプレーで貢献ができ、どんなプレーを求められ、途中出場が多い今、何をすべきかを自分なりに頭でイメージしてからピッチに向かえるようになりました。 基本的なことですが、頭の中で整理できているかできていないかでピッチ上での動きに大きな違いが出ます。まだまだ良くなると確信しています。"失敗と挑戦を繰り返せば成長につながるんだ"という当たり前のような事を、今身をもって体感しています。 <hr>◆プロフィール 名前:夏達龍(なつ・たつりゅう) 生年月日:1993年6月27日 出身地:愛知県名古屋市 職業:プロサッカー選手 所属チーム:四川九牛足球俱乐部(中国プロサッカー2部) <div id="cws_ad">Twitterアカウント:<a href="https://twitter.com/TatsuryuX" target="_blank">@TatsuryuX</a></div> 2021.07.13 22:00 Tue
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【足球日記】2021シーズン、リーグ開幕!

難しい環境下での中国でのサクセスストーリーを現地から届けてもらう連載企画『足球日記』。あのシティ・フットボール・グループ(CFG)が保有する四川九牛に所属し、中国の地で奮闘する、日本と中国の血を引く男・夏達龍(なつたつりゅう)が現地の情報をお届けする。 第6回は、中国2部リーグの2021シーズンについてご紹介します。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ みなさんこんにちは!夏です。無事シーズンが開幕しましたが、まだまだコロナの影響で通常とは異なる形式でリーグが行われます。 今回は中国プロサッカー2部リーグがどのように行われるかと今シーズンの目標を書いていきます!最後に今の中国サッカーにおける個人的な思いを書いてみました。 ◆2021年4月24日リーグ開幕 コロナ禍でギリギリまで開幕日程が決まりませんでしたが、4月初旬ついに中国サッカー協会の公式発表で開幕が決定しました。*ちなみに去年は9月に開幕しました。 中国全土での徹底したコロナ対策により今年は通常と同じくらいの時期にリーグを開幕することができました。そして中国2部リーグは今年計18クラブで34節行われます。 ◆徹底したコロナ対策 ①3つの都市に各6チーム振り分けられる ②4段階に分けて行われる(10節+8節+8節+8節) ③各段階中は指定された宿泊施設に全6チームが滞在し、練習or試合以外外出禁止。 第一段階は約45日間残りの3段階は約35日間の隔離下の中リーグが行われる ④各段階の成績によって次段階の振り分けが決まる 大まかですがこのような条件下で中国サッカー2部リーグの今シーズンは行われます。 *中国スーパーリーグ(中国1部リーグ)はまた少し異なります。 ◆過密日程 今シーズンは約4〜5日に1試合の間隔で試合があります。 去シーズンは3∼4日に1試合でしたので少し間隔は延びましたが、通常時よりは過密な日程になります。 ただ、今シーズンは34節(昨シーズンは15節)あるのでより長期戦になります。 <span class="paragraph-title">◆昨シーズンの経験</span> <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/natsu_006_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 今シーズンと昨シーズンは、試合数以外は大きな違いはないので、隔離される状況での過ごし方や過密日程による選手としての影響はかなり軽減できると思っています。 逆に昨シーズンを経験していなかったら、今シーズンかなり厳しい戦いになっていたと思います。今冬のキャンプでも3カ月以上の準備期間があったので、チームとしても個人としてもより一層レベ ルアップできました! ◆今シーズンの目標 FWとしてまず1ゴール! そして積み重ねていきます! 昨シーズンどん底まで落ちた悔しさをバネに今シーズン戦い抜きます! ◆ここ数年の中国サッカー 僕は2019年シーズンから中国でプロ選手として活動しています。ちょうど僕が選手になった頃あたりから中国サッカー全体の雲行きが少しずつ怪しくなっていきました。 毎年のように何チームも解散し、今年は昨シーズン1部リーグのチャンピオンクラブ(江蘇FC)でさえ解散を発表しました。チームの解散により多くの選手が次なるクラブを探し求めますが年々難しくなっていきます。 実際に僕も2019年シーズン終了とともにクラブが解散し、チームを探し、運よく今のクラブに加入することができましたが、選手として先の見えない辛い時期でした。このような事態を抑えるために選手のサラリー制限などあらゆる政策が実施され始めましたので ここから中国サッカーが再起することを願っています。 ◆最後に 日本から見た中国サッカーはまだまだ情報も少なく、さまざまな意見があると思いますが 少しでも中国サッカーの今を日本のサッカーファンの方々に届けられるように頑張ります。そして何より選手として活躍できるよう頑張ります。 【2021シーズン成績】 第1節 4/25 vs陝西長安競技 0-1 ● (87分途中出場) <hr>◆プロフィール 名前:夏達龍(なつ・たつりゅう) 生年月日:1993年6月27日 出身地:愛知県名古屋市 職業:プロサッカー選手 所属チーム:四川九牛足球俱乐部(中国プロサッカー2部) <div id="cws_ad">Twitterアカウント:<a href="https://twitter.com/TatsuryuX" target="_blank">@TatsuryuX</a></div> 2021.04.29 22:00 Thu
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【足球日記】一度やめた僕がプロになれた理由

難しい環境下での中国でのサクセスストーリーを現地から届けてもらう連載企画『足球日記』。中国の地で奮闘する、日本と中国の血を引く男・夏達龍(なつたつりゅう)が現地の情報をお届けする。 第5回目は、一度やめた僕がプロになれた理由をご紹介します。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 今回はプロサッカー選手を目指す人が必ず通る“最後の選択”の時について僕の経験を元に記事にしてみました。プロを目指す選手にとって今、もしくは今後必ずくる“選択”の時にこういうパターンも少なからずあるということを知ってもらえれば嬉しいです。 <span class="paragraph-title">◆“最後の選択”とは</span> 僕がここで伝えたい“選択”とはプロを目指すことをやめる、もしくは続けてプロを目指すかの選択です。日本でサッカーをしていればおそらく中学・高校・大学の最後の大会が終わる頃に来ることが多いと思います。もちろんいろいろな経験を重ねた結果途中で諦めてしまう選手も多くいると思います。 <span class="paragraph-title">◆ごく普通のキャリア。いや、それ以下かもしれない</span> 僕は高校最後の大会、県予選で敗退し引退が決まった瞬間、今まで目指してきたプロサッカー選手になることを諦める“選択”をしました。試合終了のホイッスルが鳴った時僕はベンチ横でアップをしていました。涙が溢れ出ました。正確には交代枠を使い切った時点で泣きはじめました。 単に試合に負けたからではなく、最後の最後ピッチ上に居られなかった自分に対してただただ悔しくて。ほぼ毎日居残りで練習をしていた自分自身に申し訳ないとすら思いました。 振り返ってみれば中学最後の試合も出られなかったな。そんな自分が今プロとして生活できているのは不思議だと思われるでしょう。自分でもそう思います。でもここには何か理由があり、それを言語化して発信することで今プロを目指している選手・諦めるか悩んでいる選手に対して少しでも勇気を与えることが、僕が今プロであり続ける一つの使命(大袈裟ですが)だと思っています。 なぜならスーパーな選手やいわゆるエリートと呼ばれるキャリアを持つ選手が続々とプロになるこの業界、その影で計り知れない数の選手が夢破れ、涙する。そんなノンキャリア組の選手のうちの1人だった僕だからこそ伝えたいことがあります。 <span class="paragraph-title">◆サッカーが趣味になった</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/natsu20210316_2_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div> 高校卒業後、中国へ渡った僕は週一で社会人サッカーに参加していました。最初はサッカーを趣味でやることに少し抵抗がありましたがすぐに慣れました。なぜなら何のプレッシャーもない状況でやるサッカーがこんなに面白いものかと気付かされたからです。 ミスしても、少し守備をサボっても何も言われない。好きなようにただ自分がしたいサッカーをする。シンプルでしかなかった。不思議と自分でもこんなにサッカーうまかったっけ?なんて思えるプレーができました笑。もしこのメンタリティで現役中やれていたらもっと上手くやれていたかもって感じました。 でも現役中はそうはいかない、そこには競争があり、監督がいて、さまざまなプレッシャーが存在する。当時そのギャップに気づけたのは大きかったです。現役時代いかに自分が監督の目を気にしてプレーしていたのか…もっと自分のためにプレーするマインドを持つべきだったと。 <span class="paragraph-title">◆もう一度プロを目指すきっかけ</span> 1年半の語学勉強と9カ月の受験勉強を通して、21歳になる年に上海の大学に中国人本科生として大学に入学しました。上海に来て間もなく、日本人社会人サッカーチーム(上海JF)に参加しました。ある日、チームの社会人の方が「こっちでプロ目指したら?」と僕に聞いてきました。それを聞いた時、入学間もないこともあり、まだどんなキャンパスライフにしようか考えてなかったので“勉強とサッカー”に大学の4年間全てを注ごうと決意しました。 <span class="paragraph-title">◆限られた環境</span> プロを目指す。とはいえ何から始めれば良いのか。レベルの高いアマチュアチーム探し? プロチームに直接連絡? 何もわからない状態で何のツテもなかった。そもそも約3年間ちゃんとしたトレーニングをしてこなかったのに体はまだ動くのか? 色々な不安がありました。だからこそやるべきことに気づけました。 “自律”すること。 振り返ってみればこの“自律”こそが僕をプロの世界に導いてくれたと思います。ここからは当時どのようなメンタリティで日々プロになるために生活していたかを書いていきます。 <span class="paragraph-title">◆心構え</span> そもそも再びプロを目指すようになったとはいえ、「絶対に今度こそプロになってやる」なんて燃えたぎるような気持ちは無かったです。それは小さい頃に経験したからです。プロになるという強い気持ちを持つことは大切です。でも、それは返って自分に余計な負担をかけることにもなります。 大事なのは今何をやるべきか? 何ができるのか? を考えて行動することだと思いました。ただ、誰も管理してくれないのは危険もあり、知識が乏しく間違っていることすら気づけないことも多々あります。でもこの再スタートを決意してから間違いや失敗なんてものを気にすることはありませんでした。全ての経験が成長につながると信じていたからです。そして全て自己責任なので他人に迷惑をかけることもありません。 <span class="paragraph-title">◆遊ぶ時間などない大学生活</span> 中国留学を決めた大きな理由の一つに、日本で大学に行ってもサッカーだけして勉強せずに遊んでいる自分が想像できたというのがありました。サッカーしかやってこなかった自分は他にやりたいことがなかったのです。なので、生活しているだけで語学勉強にもなるという単純な考えで中国へ渡りました。 21歳の時に大学の本科生になって3カ月後、平日の昼間は毎日授業で、夜になるといくつかのチームを掛け持ちして練習のあるチームに参加して、少しでも多くサッカーをできる機会を作りました。週末は土日に各1試合ずつ参加できるようにしました。 練習がなければジムで筋トレか外でランニング。そんな生活を続けていると友達はほとんどできません。でもそれでよかった。サッカーを通じてたくさんの人と繋がることができました。その繋がりが僕をよりプロの道へと近づけてくれたのです。 <span class="paragraph-title">◆現実と就活</span> 大学4年になった頃、いよいよ“最後の選択”(2度目)がきました。最後までプロを目指すか、やめて就活をするか。答えは決まっていました。 「最後の最後まで目指す」 もしプロになれなかったらどうしよう。そういう不安はそこまでなかったです。それは決してプロになる自信があったからではなく、この大学生活、とにかく目標のためだけに動いたからです。今更プロになれなくてもそれはごく当たり前に起こりうること。むしろやれることはやったからあとは運に任せる。という気持ちでした。なれなかった時は中国語を活かせる仕事探そうとまで考えていました。 <span class="paragraph-title">◆努力は報われる。こともある。</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2021/natsu20210316_3_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div> 大学卒業の3カ月前、僕はついに中国サッカー協会に登録することができました。ただ、プロチームではなくセミプロと呼ばれるカテゴリーでした。夢までもう一歩。そこで給料をもらいながらプロ昇格を目指しました。 結果、昇格は逃してしまいましたが、翌年トライアウトを通してプロ3部のチームに加入することができました。小さい時の夢が、一度諦めた夢がこの時叶えることができました。 僕は嬉しくて仕方ありませんでした。努力は報われるかどうかはわかりません。ただ目標に真摯に向き合って自律して進めば、報われようが報われなかろうがそこには大きな収穫があり、きっと今後の自分を助ける糧となり人生を豊かにしてくれると思います。僕はプロになれた自分を凄いとは思いません。最後はたまたま運が良かったから。としか。 <span class="paragraph-title">◆自分次第</span> 結局、何かをやめるのも続けるも自分次第。別にやめることも続けることもどっちが正解なんて誰にもわかりません。ただ、僕が伝えたいのは“経験”というものは時にそのタイミングでしかできないことがあり、そこを見極めて選択するというのは自分次第だということです。 何かを選択する時、実はほとんどが自分の意思で決められているのに環境だとか周りの意見が…って別の言い訳をしてしまう時があります。それは自分の決定に向き合っていない時に出てくるもので、もしかしたら自分の本当の選択は別なのかもしれません。 偉そうに聞こえるかもしれませんが、僕は今でも時々周りのせいにして逃げてしまうことがあります。でも、それに気づいて修正すれば、また一つ成長につながります。 <span class="paragraph-title">◆最後に</span> 僕が中国に来たのはたまたまで、でもその判断が今に繋がっていると思うと、あの時プロを目指すことを諦めた18歳の自分の選択は間違っていなかったと思えます。プロサッカー選手を目指す中で、僕のような“ノンキャリア”の選手は多いと思います。そんな選手に少しでも何か感じてもらえれば嬉しいです。 もちろん僕の文章が下手でよくわからないけれど、もう少し話を聞いてみたいと思う方がいればTwitterでDMください。選手としてまだまだ未熟で苦しい時間が多いですが、それでも続けるという選択をして、今だからできる多くの事を経験したいと思っています。 少しずつではありますが応援していただける方々も増えてきました。プロとして結果で返せるように日々トレーニングします! 長々とした文章を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 <hr>◆プロフィール 名前:夏達龍(なつ・たつりゅう) 生年月日:1993年6月27日 出身地:愛知県名古屋市 職業:プロサッカー選手 所属チーム:四川九牛足球俱乐部(中国プロサッカー2部) <div id="cws_ad">Twitterアカウント:<a href="https://twitter.com/TatsuryuX" target="_blank">@TatsuryuX</a></div> 2021.03.16 21:00 Tue
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