ビルバオ指揮官、メッシのいないバルセロナについて言及 「彼と対峙したいと言えば嘘になる」

2021.08.21 18:50 Sat
Getty Images
アスレティック・ビルバオマルセリーノ・ガルシア・トラル監督が、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ退団について言及している。スペイン『マルカ』が伝えている。

21日にラ・リーガ第2節でバルセロナと対戦するビルバオ。バルセロナでは今夏に絶対的エースだったメッシが財政難により退団し、過渡期を迎えている。

だが、開幕節ではエルチェとゴールレスドローに終わったビルバオに対し、バルセロナは昨季5位のソシエダを4-2で一蹴し、メッシ退団を感じさせない快勝を収めた。マルセリーノ監督もメッシ不在の影響力が大きいことを認めながらも、バルセロナにはそれでも高い品質の選手が前線に揃っていると、警戒心をあらわにした。
「メッシ不在の影響があるのは明らかだろう。彼は我々を苦しめることもあれば、楽しませてくれたことのある選手だからだ。だが彼はピッチに立ってこその存在だ」

「バルセロナは非常に大きなクラブであり、メッシを退団させる決断ができたのは、彼らがクラブの存在はどの選手よりも上位にあると信じているからであり、歴史を継続するための解決策があるからだ」
「以前の彼らは攻撃面でメッシに大きく依存していたが、今はその役割をすべての攻撃陣で分担している」

「決定力や正確性が多少欠けてしまうのは当然だが、彼らにはまだまだクオリティーが高い選手が何人もいるので、我々が守勢を強いられることになるかもしれない」

一方で、対戦相手にメッシが居てほしくないともコメント。世界最高の選手がいなくなったことで攻撃力が低下すると確信しているようだ。

「彼と対峙したいと言えば嘘になる。そんなわけがない」

「我々は世界最高の選手について話している。彼は私が率いてきたすべてのチームに対して、常に決定的な選手であることを証明してきた」

「彼の不在が安心できる要素になるかどうかはわからないが、バルセロナの攻撃的な姿勢が薄れることは間違いない」

「それでも、メッシがいなくても戦えるように、さまざまなオプションを備えているがね」

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エル・ブランコの屋台骨支える。ディフェンスラインのマルチロールだったナチョの退団に加え、今季もミリトン、カルバハルが長期離脱となったマドリーのディフェンスラインでフル稼働。チュアメニやルーカス・バスケスとビッグマッチにおいて脆さを見せる相棒たちを見事にカバー。ムバッペの加入でより攻撃偏重なチームにおいて1試合平均1失点でとどまっている最大の要因は地対空で無類の強さをみせ、要所での気の利いたカバーリングを見せるドイツ代表の存在が非常に大きい。 DF ミゲル・グティエレス(23歳/ジローナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> チーム苦戦の中で個人としては充実の前半戦。今季もミチェル監督仕込みの攻撃的なポジショナルプレーにおいて偽SB以上にフレキシブルな役割を担い、ピボーテやインテリオールとしてもプレー。昨季に比べて前線の質がやや低下し、1ゴール4アシストの数字にとどまったが、高精度のクロスやキーパスでその数字以上のチャンスを演出し続けている。 MF ラミン・ヤマル(17歳/バルセロナ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 17歳の怪物がトップ・オブ・トップの領域に。今季の前半戦では過密日程の疲労や細かいケガがありながらも、5ゴール10アシストを記録。レヴァンドフスキ、ハフィーニャとの最強ユニットでリーグダントツの51ゴールを挙げた攻撃陣を牽引。クンデの絶妙な後方からの支援を受けつつ、攻撃面では異次元の輝きを放っており、複数人にマークされながらも局面を打開。ときおり若さゆえのセルフィッシュな姿を見せる場面もあるが、視野や判断、オフ・ザ・ボールの向上によってコンプリートアタッカーに成長している。 MF フェデリコ・バルベルデ(26歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:19)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍動続けるエル・ブランコの新8番。クロースの背番号を継承し、気持ち新たに臨んだシーズンでより責任感を増したウルグアイ代表はピボーテにインテリオール、ときに右のラテラルでも起用され、チームのために献身。ベリンガムとともに前がかりなチームを守備で支えつつ、5ゴール2アシストを記録。“バルベルデ砲”と称される強烈なミドルシュートは、チームの窮地や勝負所で決まる場面が多く、勝負強さを含めてマドリーの前半戦ベストプレーヤーと言える活躍だった。 MF ペドリ(22歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:4 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 多くのケガを乗り越えて天才が完全復活。近年はピッチに出れば活躍を見せるものの、度重なるケガで稼働率の問題を抱えてきたが、今季は前半戦全試合に出場。試行錯誤のコンディション調整がようやく実を結び、離脱期間に集中して取り組んだウエイトトレーニングは主に守備面で力強さをもたらし、チーム事情で主戦場はインテリオールやトップ下からピボーテに変化。そのぶんボールに絡む機会が増えてゲームメイカー、リンクマンとして質の高い仕事を見せつつ、前半戦だけで4ゴールを記録。キャリアハイの6ゴール更新は確実か。 MF ハフィーニャ(28歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:11 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新生バルサの象徴の一人に。昨季終了時点では換金対象の一人と目されたが、フリック監督の信頼を得て開幕から絶対的な主力に加え、テア・シュテーゲンら不在のなかで多くの試合でゲームキャプテンも務めた。左ウイングを主戦場に11ゴール8アシストとゴール関与数では前半戦リーグトップに輝くなど、圧巻の輝きを放った。さらに、元々定評がある運動量を武器に、守備面でもハイプレスに献身的なプレスバックとチームのために身を粉にして働く姿は、多くのクレから称賛を浴びている。 FW ロベルト・レヴァンドフスキ(36歳/バルセロナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:16 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 恩師との再タッグで完全復活。加入2年目となった昨季は19ゴールを挙げるも、シーズンを通して安定感を欠いたが、今季はバイエルン時代に指導を受けたドイツ人指揮官の下で完全復活。ヤマル、ハフィーニャの両翼に加えて、配球力に優れるセンターバックコンビなどチーム全体でビルドアップ、チャンスメークの質が上がったなかで、よりボックス付近での仕事に集中できる環境が整えられて本領を発揮。ここまで16ゴールと2位以下に5点以上の差を付けてピチーチレースを独走。ケガさえなければ、1年目の23ゴールを更新し、自身初のピチーチ獲得は濃厚だ。 FW アントワーヌ・グリーズマン(33歳/アトレティコ・マドリー) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:7 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦のMVP。11ゴール3アシストを記録した昨季に比べて7ゴール4アシストと数字は劣るものの、前線と中盤で多くの役割をこなすなど、その数字以上のインパクトを残した。フランス代表引退によってコンディションも維持できており、セルロートやアルバレスとの連携も深まりつつある後半戦ではさらなる躍動で、アトレティコを優勝へ導けるか。 2025.01.18 18:31 Sat
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久保建英、お尻を振るパフォーマンスの理由は? 8試合5ゴールと好調維持のゴールも振り返る「ファーを狙っていたけど…」

レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が、アスレティック・ビルバオ戦後にインタビューに応じ、自身のゴールやゴールパフォーマンスについて語った。 9月30日、ラ・リーガ第8節でソシエダはアスレティックをホームに迎えた。久保は前節のバレンシア戦を休んだがこの試合は先発フル出場。6位のソシエダと、4位のアスレティックによる今シーズン最初のバスク・ダービーとなった中、久保がまたしても結果を残した。 ソシエダは30分にロビン・ル・ノルマンのゴールで先制すると、1-0で迎えた後半早々に久保がゴール。48分、ソシエダは自陣からロングボールを送ると、これを拾ったブライス・メンデスが左サイドのスペースから中央へとグラウンダーのパス。ウマル・サディクへのパスだったが、これが流れると、フリーで走り込んだ久保が左足でダイレクトシュートを流し込んだ。試合は3-0でソシエダが勝利した。 試合後、『U-NEXT』のインタビューに応じた久保は勝利を喜び、ここまで8試合で5ゴールという自身の好調ぶりについても語った。 「嬉しいです。順位もひっくり返りましたし。残り2試合代表ウィークまでしっかり勝ち点を積み上げて、チャンピオンズリーグでも首位で終われたら良いなと思います。とりあえず今日のダービーは格別な勝利だと思います」 「結果が出ているのはすごく嬉しいですけど、今日のゴールはチームの崩しから押し込むだけでした。ああいうゴールがもっと増えることが、僕のサイドもそうですけど、チームがもっと強くなるのかなと思います」 ラ・リーガでは好調を維持し、今シーズンもチームを牽引している久保。この試合でのゴールについても振り返り、スペイン代表GKウナイ・シモンとの駆け引きに勝ったと語った。 「サディク選手が潰れてくれたら良いなと思って走り込んでいたら、潰れてくれたので、キタと思いました」 「ファーを狙おうと思ってっていたんですが、読まれているなと思ったので、途中でニアに切り替えて、上手くGKの逆を突けたかなと思います」 「(GKが)ファーを狙っているなと感じて、直前で狙って上手くいきました」 その久保は、ゴール後にチームメイトの元へといくとお尻を振る独特なパフォーマンスを見せていた。 パフォーマンスの理由については「今日決めたらアレをやれと言われていて、本当に決めたので約束通りやろうと思いました」とコメント。チームの雰囲気の良さも感じる中、「最初の3試合の引き分けは悔やまれますけど、チームとしてやっていることは今季も間違いないので、このまま上のチームを追いかけられたらと思います」と、手応えを感じていることも理由の1つと考えているようだ。 今季ゴールが量産できている理由については「余裕を持ってプレーできていることが一番かなと思います」と語る久保。「前半1本僕が入っていれば得点だったなというプレーがあって、試合中にも反省を生かして次のプレーに行かせているというのがあると思います」と、試合中にも自分の動きなどを変えていることが結果に繋がっているとした。 次はチャンピオンズリーグ(CL)の戦い。ザルツブルクとのアウェイゲームとなる。リーグ戦では4位以内を目指して来季もCLに出場することを目指す中、CLに向けて意気込みを語った。 「今年もリーグ戦で、ダービーの勝利は特別ですが勝ち点3でしかないので。終わったことですし。こういう勝ち点3を積み上げて、最後はCL圏内で終われれば良いかなと思っています」 「彼ら(ザルツブルク)は前回番狂わせみたいな感じで勝ったように見られていますが、そうではないかもしれないです。それは対峙するまでわからないので、しっかり気を抜かずに、アウェイなのでチャレンジャーの気持ちで戦って勝ち点3を持ち帰りたいと思います」 <span class="paragraph-title">【動画】難しいシュートを簡単に魅せる久保建英の今季5点目!お尻振るゴールパフォーマンスも話題</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="61H6ijbQicI";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.10.01 17:05 Sun
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“バスクの王様”ムニアインが南米王者へ移籍? 今夏アスレティック・ビルバオを退団、現在はアルゼンチン名門の主将に

元スペイン代表MFイケル・ムニアイン(32)が南米王者のボタフォゴへ移籍か。 スペイン北部・バスク自治州の象徴たる“バスク純血主義”アスレティック・ビルバオに少年時代から所属し、トップチーム15年間で通算560試合に出場したムニアイン。何度か舞い込んだ欧州強豪への移籍話には興味を示さなかった。 そんなムニアインが今夏とうとうアスレティックを退団、新天地に選んだのは欧州ではなく、世界最強レベルのサポーター熱を誇るアルゼンチン1部。名門サン・ロレンソの一員となり、10月には早くもキャプテンに任命された。 契約を来年末まで残すなか、アルゼンチンのジャーナリスト、セザール・ルイス・ロメロ氏によると、2024年のブラジル1部王者&南米王者であるボタフォゴがムニアイン獲得へ本腰。 19日が32歳の誕生日というムニアインは、新天地南米でもプレーレベル・モチベーションを落としておらず、攻撃の核として、主将として、サン・ロレンソを牽引。ひとえに戦力として他クラブから求められている格好だ。 ボタフォゴは多額の資金を投じて完全移籍獲得へ乗り出しているとのことだ。 2024.12.19 20:15 Thu
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ビルバオにレジェンド帰還! ホセバ・エチェベリアがリザーブチーム新監督に就任

アスレティック・ビルバオは28日、ホセバ・エチェベリア氏(41)がリザーブチームのビルバオ・アスレティックの新監督に就任することを発表した。同氏は来シーズンから2021年6月30日までの契約にサイン。なお、今回の契約には更なる1年間の契約延長オプションが付随している。 1995年にレアル・ソシエダでデビューを飾ったエチェベリア氏は、その翌年にビルバオに加入。右サイドやセカンドトップを主戦場に15年間に渡ってビルバオの主力として活躍したエチェベリア氏は、スペイン代表でも53試合12ゴールを記録した同クラブきってのタレントだった。 また、自身の現役ラストシーズンとなった2009-10シーズンにはクラブへの感謝を示すために異例の“無給”でプレーしたことが、大きな話題を集め、クラブ歴代3番目となる公式戦514試合出場という記録と合わせてレジェンド中のレジェンドとして記憶されている。 現役引退後はバスコニア、アモレビエタといった下部カテゴリーの監督を歴任し、昨シーズンはセグンダA(スペイン2部)のテネリフェを率いていた。 なお、ビルバオ・アスレティックは現在、セグンダB(スペイン3部)に所属している。 2019.05.29 06:06 Wed
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「彼らの試合は全部追ってる」 元ユナイテッドのエレーラが古巣&元戦友にエール!

アスレティック・ビルバオの元スペイン代表MFアンデル・エレーラが古巣マンチェスター・ユナイテッドに言及した。イギリス『メトロ』が報じている。 2016-17シーズンのヨーロッパリーグを最後にタイトルなしのユナイテッド。サー・アレックス・ファーガソン元監督が勇退してから、数々の指揮官が指揮しながらうまくいかず、今季からエリク・テン・ハグ監督がその挑戦を引き継いでいる。 今夏に古巣アスレティックに舞い戻った33歳は2019年夏のユナイテッド退団から3年が経つが、今も気にかけているようだ。アメリカ『ESPN』でテン・ハグ新体制のユナイテッドにエールを送った。 「彼らの試合はすべて追っているし、選手の何人かとはまだ連絡を取り合っている。全部の試合で勝ってほしいし、僕は楽観視しているよ」 「悪い時期でさえもね。ファンやクラブの規模が大きいからね。彼らは何年かトロフィーから遠ざかっているけど、物事には時間がかかる」 「あのリバプールだって、長くトロフィーから遠ざかっていたけど、今はああやって復活して素晴らしい成績を収めているんだ」 「ユナイテッドもきっとそうなってくれるだろうし、30年もかからないと思う。僕はそう確信しているよ」 また、昨季にプロキャリアワーストの公式戦5得点に終わったが、今季のここまで10試合で5得点と復調気配のイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードにもコメント。元戦友の背中を押した。 「マーカスはフィットした状態だったり、調子が良かったりすれば、違いになれる選手。そして、今はクリスティアーノ・ロナウドという最高の手本になれる先生がチームにいるんだ」 「もちろん、重要な選手になりうるけど、僕らはある選手にフェアじゃないときがある。マーカスだったり、例えばヴィニシウス(・ジュニオール)にね。(リオネル・)メッシや、ロナウドとの比較なんて無理だ」 「それはスペイン人MFがチャビ(・エルナンデス)や、(アンドレス・)イニエスタと比べられているようなものだ。それは当然ながら、さすがに負けるよ。個々でジャッジしてあげないとね」 「マーカスなら、マンチェスター・ユナイテッドでファンタスティックな選手になれる。彼は実際にそうだし、クラブで素晴らしい活躍をしてきたんだ。彼にクリスティアーノのようなキャリアを求めるのはフェアじゃない」 「マーカスにはマンチェスター・ユナイテッド史上最大の選手になるためのすべてが備わっている。今はベストな状態を取り戻して、ゴールでチームを助けている。いちユナイテッドファンとして嬉しいよ」 2022.10.16 16:30 Sun

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