背番号「33」で再出発する大分FW呉屋大翔、生粋のストライカーが語る移籍の決め手は「必要とされていると感じた」
2021.07.06 21:55 Tue
柏レイソルから完全移籍で大分トリニータへと加入したFW呉屋大翔が、入団の会見を行った。
ヴィッセル神戸下部組織出身の呉屋は流通経済大付属柏高校、関西学院大学を経て、2016年にガンバ大阪入り。しかし、ケガにも泣かされ、2018年から徳島ヴォルティスに期限付き移籍。2019年にはG大阪復帰を果たすが、シーズン開幕後の3月に期限付き移籍でV・ファーレン長崎に活躍の場を移した。
その長崎ではJ2得点ランキング3位の22得点を挙げ、2020年に保有元のG大阪から柏に完全移籍したが、レギュラーの座を掴むのに苦戦。今季はここまで明治安田生命J1リーグ12試合の出場で4得点をマークしていた、5月9日に行われた第13節のアビスパ福岡戦を最後に先発出場がなかった。
心機一転大分に完全移籍を果たした呉屋。すでに大分でとレーニングを行なっているが「チームもアウェイに行ってしまっているので、チームのみんなとコミュニケーションを取れていないというのが本音です」と、まだチームに馴染む時間がないと語った。
それでもコンディションは良い様子で「柏でも練習していましたし、こっちに来てからもしっかり練習できているので、コンディションは問題ないと思います」とコメント。試合出場まではまだ時間があるだけに、コンディションを整えている状況だ。
また、移籍に際しては片野坂知宏監督からの話があったと明かした呉屋。「僕の中では片野坂監督から直接話をしてもらって、必要とされているなという気持ちになったのが大きかったです」と、監督からの信頼を感じられたことが大きいと語った。
大分は戦術的なサッカーをするが「大分がどいういうサッカーをしているのかはJ1で何回も対戦していたのでイメージはつきやすかったですし、今シーズンにはなかなか思うように結果を出せていないと思いますけど、すごく戦術的なチームだなというのがありました」とコメント。「うまくチームにハマればという気持ちがあります」と、戦術を理解してチームの力になりたいと語った。
また、大分には小学生の時から知っているMF小林成豪やガンバ大阪時代の同僚であるFW長沢駿といった知った顔もいる。
「成豪も小学校の頃から一緒にサッカーやっていたので、イメージというか、あいつのプレーはわかっているつもりです」
「駿くんもガンバ時代からお世話になった先輩で、同じポジションということもあって少し相談させてもらいましたけど、2人とも凄く頼りにしています」
大分に移籍するにあたって情報を得ていた呉屋。夏の移籍はフィットするまでの時間が成功のカギだが、そこも問題ないと感じているようだ。
「夏の移籍で一番難しいのは周りの選手の特徴がわかりきらない中で試合をすることだと思いますが、駿くんと成豪はなんとなくわかっているので、一緒にやればすぐに馴染むかなと思います」
大分で見せたいプレーについては「僕自身FWとしてゴール前で勝負したいので、僕に関してはどのチームに行っても変わらないというか、そういうところを求められているので、チームとしてやるべきことをやって、ゴール前で仕事をすることに重きを置いてプレーしたいと思います」と、やはりゴールへの強い気持ちを語っている。
そして、それは移籍の決め手にもなったようだ。
「僕はやっぱりチームの状況も色々あると思いますけど、僕自身はゴールを獲るためにサッカーをやっている気持ちが大きいので、それがより実現できるところに行きたいというのが率直にありました」
「レイソルじゃ獲れないということはなかったですけど、その辺は難しいところもありますけど、大分ならもっと獲れるかなという感覚です」
柏では前線からのプレスのほか、1トップといってもゴール前以外のタスクも多かった。1年半の成果については「もちろん、監督が求めることを、ゴール以外の部分もたくさんやりましたし、それは僕にとって無駄ではなかったと思っているので良かったと思います」とコメント。「ただ、やっぱり一番大事なのはゴール前だと思っているので、そこのバランスというか、そういうのはより自分の中で整理して試合に臨むようになったと思います」と語り、ゴールだけではないプレーも頭に入れてプレーするようになったと成長を語った。
一方で大分ではボックス付近でのプレーが期待されているが「自分がそこでプレーするためにチームがうまく前進できるようなプレーが必要だと思いますし、それも求められていると思います。ゴール前では良いポジショニングをとっておこうと考えています」とコメント。「その辺りもうまくバランスをとって、自分の気持ちと監督の求めることを整理してやりたいです」と、大分でもゴールを意識しながら、チームのためにプレーしたいと語った。
この先は大分の選手として残留を争う中、柏も同じく残留争いをしている。超えなくてはいけない存在となったが古巣へは特別な感情は持っていないようだ。
「僕はフレッシュな気持ちというか、変に意識することもないです。一緒に戦ったチームメイトのことは気になりますが、今はトリニータのためにどんなプレーができるかが大事だと思うので、そこは残留争いしていますけど、自分自身とチームの結果に集中しようかなと思っています」
また、選手登録が可能になってからの初戦は、古巣のガンバ大阪戦。大分の選手として最初の試合が古巣戦となる。
「もちろん古巣ということで気持ちもありますが、それよりも大分の選手として1試合目なので良いプレーをしたいですし、チームもとにかく勝ち点が必要な状況なので、そういうものに直結する結果を残せたらと思っています。コンディションをしっかり整えて、試合に臨みたいと思います」
新天地で心機一転、自身のラッキーナンバーである「3」が並美、長崎時代と同じ「33」を背負う呉屋大翔。コンディションが上がる気がするという、美味しい大分の魚を食べて、残留へチームを導けるかに期待が懸かる。
ヴィッセル神戸下部組織出身の呉屋は流通経済大付属柏高校、関西学院大学を経て、2016年にガンバ大阪入り。しかし、ケガにも泣かされ、2018年から徳島ヴォルティスに期限付き移籍。2019年にはG大阪復帰を果たすが、シーズン開幕後の3月に期限付き移籍でV・ファーレン長崎に活躍の場を移した。
その長崎ではJ2得点ランキング3位の22得点を挙げ、2020年に保有元のG大阪から柏に完全移籍したが、レギュラーの座を掴むのに苦戦。今季はここまで明治安田生命J1リーグ12試合の出場で4得点をマークしていた、5月9日に行われた第13節のアビスパ福岡戦を最後に先発出場がなかった。
それでもコンディションは良い様子で「柏でも練習していましたし、こっちに来てからもしっかり練習できているので、コンディションは問題ないと思います」とコメント。試合出場まではまだ時間があるだけに、コンディションを整えている状況だ。
降格圏に沈む大分へと移籍した呉屋。今回の移籍については「自分でも簡単じゃない難しいチャレンジだなとは思いますけど、逆に僕的にはやりがいのあるというか、良いモチベーションがあることだなと感じました」とコメント。決断した理由については「どちらかというとチームに必要とされているというのも感じましたし、それを成功させたいという気持ちの方が、不安より大きかったです」と、期待を懸けられていることで決断したと明かした。
また、移籍に際しては片野坂知宏監督からの話があったと明かした呉屋。「僕の中では片野坂監督から直接話をしてもらって、必要とされているなという気持ちになったのが大きかったです」と、監督からの信頼を感じられたことが大きいと語った。
大分は戦術的なサッカーをするが「大分がどいういうサッカーをしているのかはJ1で何回も対戦していたのでイメージはつきやすかったですし、今シーズンにはなかなか思うように結果を出せていないと思いますけど、すごく戦術的なチームだなというのがありました」とコメント。「うまくチームにハマればという気持ちがあります」と、戦術を理解してチームの力になりたいと語った。
また、大分には小学生の時から知っているMF小林成豪やガンバ大阪時代の同僚であるFW長沢駿といった知った顔もいる。
「成豪も小学校の頃から一緒にサッカーやっていたので、イメージというか、あいつのプレーはわかっているつもりです」
「駿くんもガンバ時代からお世話になった先輩で、同じポジションということもあって少し相談させてもらいましたけど、2人とも凄く頼りにしています」
大分に移籍するにあたって情報を得ていた呉屋。夏の移籍はフィットするまでの時間が成功のカギだが、そこも問題ないと感じているようだ。
「夏の移籍で一番難しいのは周りの選手の特徴がわかりきらない中で試合をすることだと思いますが、駿くんと成豪はなんとなくわかっているので、一緒にやればすぐに馴染むかなと思います」
大分で見せたいプレーについては「僕自身FWとしてゴール前で勝負したいので、僕に関してはどのチームに行っても変わらないというか、そういうところを求められているので、チームとしてやるべきことをやって、ゴール前で仕事をすることに重きを置いてプレーしたいと思います」と、やはりゴールへの強い気持ちを語っている。
そして、それは移籍の決め手にもなったようだ。
「僕はやっぱりチームの状況も色々あると思いますけど、僕自身はゴールを獲るためにサッカーをやっている気持ちが大きいので、それがより実現できるところに行きたいというのが率直にありました」
「レイソルじゃ獲れないということはなかったですけど、その辺は難しいところもありますけど、大分ならもっと獲れるかなという感覚です」
柏では前線からのプレスのほか、1トップといってもゴール前以外のタスクも多かった。1年半の成果については「もちろん、監督が求めることを、ゴール以外の部分もたくさんやりましたし、それは僕にとって無駄ではなかったと思っているので良かったと思います」とコメント。「ただ、やっぱり一番大事なのはゴール前だと思っているので、そこのバランスというか、そういうのはより自分の中で整理して試合に臨むようになったと思います」と語り、ゴールだけではないプレーも頭に入れてプレーするようになったと成長を語った。
一方で大分ではボックス付近でのプレーが期待されているが「自分がそこでプレーするためにチームがうまく前進できるようなプレーが必要だと思いますし、それも求められていると思います。ゴール前では良いポジショニングをとっておこうと考えています」とコメント。「その辺りもうまくバランスをとって、自分の気持ちと監督の求めることを整理してやりたいです」と、大分でもゴールを意識しながら、チームのためにプレーしたいと語った。
この先は大分の選手として残留を争う中、柏も同じく残留争いをしている。超えなくてはいけない存在となったが古巣へは特別な感情は持っていないようだ。
「僕はフレッシュな気持ちというか、変に意識することもないです。一緒に戦ったチームメイトのことは気になりますが、今はトリニータのためにどんなプレーができるかが大事だと思うので、そこは残留争いしていますけど、自分自身とチームの結果に集中しようかなと思っています」
また、選手登録が可能になってからの初戦は、古巣のガンバ大阪戦。大分の選手として最初の試合が古巣戦となる。
「もちろん古巣ということで気持ちもありますが、それよりも大分の選手として1試合目なので良いプレーをしたいですし、チームもとにかく勝ち点が必要な状況なので、そういうものに直結する結果を残せたらと思っています。コンディションをしっかり整えて、試合に臨みたいと思います」
新天地で心機一転、自身のラッキーナンバーである「3」が並美、長崎時代と同じ「33」を背負う呉屋大翔。コンディションが上がる気がするという、美味しい大分の魚を食べて、残留へチームを導けるかに期待が懸かる。
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Jリーグが理念強化配分金とファン指標配分金の支給額を発表! 「DAZN」ベースのファン指標分配金の1位は浦和、最下位はYSCCに…連覇神戸は5.5億円
Jリーグは25日、2025年度理念強化配分金の支給対象候補クラブ、2024年度ファン指標配分金支給対象クラブを発表した。 理念強化配分金は、2023年の明治安田生命J1リーグで1位から10位に対して送られるもの。20チーム制に変更となったために1チーム増えることとなった。また、2024シーズン年間ファン指標順位(DAZN視聴者数等1~10位)に基づいても支給される。 競技面では連覇を達成したヴィッセル神戸から10位のセレッソ大阪までに支給され、神戸は2025年、2024年にそれぞれ2億5000万円ずつを手にする。なお、2023年も優勝したため、その分の2億5000万も今回支給される。また、2位のサンフレッチェ広島には2年間で1億8000万円ずつ、3位のFC町田ゼルビアは、1億5000万円(2025年)と7000万円(2026年)を手にする。なお、2023年2位の横浜F・マリノスには1億8000万円、3位の広島には7000万円がしキュされる。 また、ファン指標順位は1位は2024年も浦和レッズとなり1億7000万円。2位が鹿島アントラーズで1億2000万円、3位が横浜FMで7000万円と続き、10位は名古屋グランパスで1000万円となった。なお、競技順位で10位以内に入っていないクラブでは、1位の浦和、10位の名古屋に加え、8位に北海道コンサドーレ札幌が入り2000万円となった。 さらに、「ファン指標配分金」として、13億6000万円をJリーグの全60クラブに分配。これは、2024シーズンのDAZN視聴者数やDAZNシーズンパス販売実績等で配分され、1位が浦和で8921万5930円。2位が横浜FMで7945万2984円、3位が川崎フロンターレで6648万1993円となっている。なお、最下位はY.S.C.C.横浜となり182万4625円が分配される。 <h3>◆理念強化配分金(競技)/総額11億2000万円</h3> 1位:ヴィッセル神戸 1年目ー2億5000万円、2年目ー2億5000万円 2位:サンフレッチェ広島 1年目ー1億8000万円、2年目ー1億8000万円 3位:FC町田ゼルビア 1年目ー1億5000万円、2年目ー7000万円 4位:ガンバ大阪 1年目ー1億5000万円、2年目ーなし 5位:鹿島アントラーズ 1年目ー1億2000万円、2年目ーなし 6位:東京ヴェルディ 1年目ー9000万円、2年目ーなし 7位:FC東京 1年目ー6000万円、2年目ーなし 8位:川崎フロンターレ 1年目ー5000万円、2年目ーなし 9位:横浜F・マリノス 1年目ー4000万円、2年目ーなし 10位:セレッソ大阪 1年目ー3000万円、2年目ーなし <h3>◆理念強化配分金(人気)</h3> 1位:浦和レッズ/1億7000万円 2位:鹿島アントラーズ/1億2000万円 3位:横浜F・マリノス/7000万円 4位:ヴィッセル神戸/5000万円 5位:川崎フロンターレ/4000万円 6位:サンフレッチェ広島/3000万円 7位:ガンバ大阪/2000万円 8位:北海道コンサドーレ札幌/2000万円 9位:FC町田ゼルビア/1000万円 10位:名古屋グランパス/1000万円 <h3>◆ファン指標配分金</h3>(昨年との金額比較) 1位:浦和レッズ/8921万5930円(↑) 2位:横浜F・マリノス/7945万2984円(↑) 3位:川崎フロンターレ/6648万1993円(↓) 4位:鹿島アントラーズ/6598万4095円(↓) 5位:ヴィッセル神戸/6491万8131円(↑) 6位:ガンバ大阪/5864万8883円(↑) 7位:名古屋グランパス/5851万4812円(↓) 8位:北海道コンサドーレ札幌/5315万3249円(↑) 9位:FC東京/4924万9886円(↑) 10位:サンフレッチェ広島/4572万5356円(↑) 11位:FC町田ゼルビア/4558万3908円(↑) 12位:アルビレックス新潟/4466万3143円(↓) 13位:ジュビロ磐田/4426万2918円(↑) 14位:セレッソ大阪/3988万8434円(↓) 15位:サガン鳥栖/3834万3648円(↑) 16位:柏レイソル/3695万3904円(↓) 17位:湘南ベルマーレ/3554万5920円(↓) 18位:東京ヴェルディ/3459万9966円(↑) 19位:京都サンガF.C./3438万1632円(↑) 20位:清水エスパルス/3362万962円(↓) 21位:アビスパ福岡/3259万3587円(↓) 22位:ベガルタ仙台/2298万6246円(↑) 23位:V・ファーレン長崎/1758万2571円(↑) 24位:大分トリニータ/1716万3388円(↑) 25位:ファジアーノ岡山/1704万1315円(↑) 26位:横浜FC/1664万9981円(↓) 27位:ジェフユナイテッド千葉/1608万1426円(↓) 28位:モンテディオ山形/1442万3396円(↓) 29位:ヴァンフォーレ甲府/1362万8966円(↓) 30位:松本山雅FC/1324万9873円(↑) 31位:ロアッソ熊本/1008万4227円(↓) 32位:栃木SC/983万8888円(↓) 33位:徳島ヴォルティス/934万7583円(↓) 34位:RB大宮アルディージャ/925万5971円(↓) 35位:ザスパ群馬/888万8344円(↓) 36位:レノファ山口FC/886万2864円(↓) 37位:いわきFC/878万641円(↓) 38位:鹿児島ユナイテッドFC/825万2572円(↑) 39位:愛媛FC/768万2897円(↑) 40位:水戸ホーリーホック/718万9579円(↓) 41位:藤枝MYFC/708万1435円(↓) 42位:ツエーゲン金沢/622万6288円(↓) 43位:ブラウブリッツ秋田/619万6520円(↓) 44位:カターレ富山/481万4398円(↑) 45位:ギラヴァンツ北九州/459万264円(↓) 46位:FC岐阜/396万9504円(↓) 47位:SC相模原/341万1253円(↓) 48位:FC今治/327万7554円(↓) 49位:AC長野パルセイロ/317万8338円(↓) 50位:カマタマーレ讃岐/313万7389円(↓) 51位:FC琉球/309万4569円(↓) 52位:福島ユナイテッドFC/288万7440円(↑) 53位:ガイナーレ鳥取/282万3403円(↓) 54位:ヴァンラーレ八戸/265万6822円(↓) 55位:いわてグルージャ盛岡/261万6733円(↓) 56位:アスルクラロ沼津/251万5766円(↓) 57位:テゲバジャーロ宮崎/237万4594円(↑) 58位:FC大阪/226万1536円(↑) 59位:奈良クラブ/223万1534円(↓) 60位:Y.S.C.C.横浜/182万4625円(↓) 2025.02.25 17:40 Tue2
鹿島ポポヴィッチ監督が海外紙でJリーグのあれこれ語る「大分時代…」「日本人選手が進化」「優勝争いの予測など不可能」
鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が、スペイン『Relevo』のインタビューであれこれ語った。 今季からJ1鹿島を率いるポポヴィッチ監督。 ここまでは、リーグ戦第24節を消化して13勝5分け6敗の3位、YBCルヴァンカップは3回戦敗退、天皇杯は8月開催のラウンド16へ進出…という成績となっている。 Jリーグ5クラブ目の指揮として鹿島を率いるポポヴィッチ監督は、来日当初のサンフレッチェ広島時代(2006〜07年)、Jでの初監督となった大分トリニータ時代(09年)を振り返る。 「私は06年以降、何度か期間を空けながらも日本にいるんだ。最初はミハイロ・ペトロヴィッチのアシスタントコーチとして広島で1年半。ミシャは広島、浦和、札幌で700試合以上指揮を執っているんだよ。彼も私も、オーストリアのシュトゥルム・グラーツでプレーしたという共通点がある」 「その後、UEFAプロコーチ・ライセンスを取得するために欧州へ戻り、09年途中に大分へ監督として向かった。私の就任後だけなら、J1の順位は5位あたりだったんだが…来た時点で14連敗の最下位だったチームを救うことはできなかった。大分が非常に困難な時代だ」 大分での約半年(06年7月〜12月)が、Jリーグでの監督キャリア継続に繋がったとも話す。 「結局、大分はJ2へ降格した。だが、当時大分には日本代表にも呼ばれるような選手が5人いてね。うち4人はまだ若く、私はそこでの仕事が今振り返っても好きだった。『日本人フットボーラーと共に仕事をする』ことのイメージを築けたのは大分時代だ」 「この国の精神性に適応することは不可欠だろう。『ボールは丸い、サッカーはサッカー』と言われるが、ボールに触れるヒトをどう扱うかは別問題だ。監督は心を開かねばならない」 また、2024年現在のJリーグ、日本サッカーについても諸々言及する。 「日本のフットボーラーは進化したね。今やヨーロッパの中枢に日本人選手がたくさんいて、国内に残る選手もヨーロッパでのプレーを目標にしている。今いるチームと個人の目標…バランスをとってもらわねばならないが、正しい方向に進んだとは感じているよ」 「彼らにはそもそもの才能があるからね。それも信じられないほどに。技術的には、世界で最も基礎が伴った国のひとつだろう。自発性に欠けるが、物事がうまくいくと、積極性だって増していく。私は選手たちに『最大の間違いは努力しないこと』と毎日言い聞かせているよ」 「ヨーロッパとJリーグを比較? スポンサーシップの点においてラ・リーガなどと比較することはできないが、それでも強力なリーグだ」 「予算はだいたい3000万〜1億ユーロ(約50億〜167億円)か。国家としてのバックアップが充実していて、もし明日から五輪のような主要大会を開催しろと言われても、釘一本打たずして、それを実現できる国だと思うね」 今季のJ1リーグの優勝争いについては、明言を避けつつ、「なんでも起こりうる」とした。 「地球上のどこを見渡しても起こり得ないことが、日本では起きてしまう。詰まるところ、Jリーグに絶対的な優位性を持つチームはないということだ。誰もが誰にでも勝つことができるのだ。だから、勝者を予測するなど不可能だ」 2024.07.26 17:20 Fri3
アキレス腱断裂の大分サムエルが一時帰国、車いす姿のFWへは復帰を待つエールも「9番のユニ着て待ってます」
療養のためチームを離れる大分トリニータFWサムエルへ、温かいメッセージが届いている。 2022年にヴィトーリアから完全移籍で大分へ加入し、昨年は明治安田生命J2リーグで22試合1得点を記録したサムエル。だが、J1復帰へ向けた今季始動のタイミング、1月17日のトレーニングで負傷し、右アキレス腱断裂と診断された。 今月12日には、ブラジルへ一時帰国したことが発表された。大分の公式X(旧:ツイッター)は空港での写真とともに、「大分でともに戦いましょう。フィールドに戻ってくる日を待っています」と綴った。 患部を固定し、車いすで保安検査場へ向かうサムエルは、スタッフへ向けて気丈にサムアップ。ファンやサポーターからは「復活した時に今まで以上のストライカーになって戻ってきてください!」、「怪我を治してパワーアップして帰って来てね」、「待ってるぞサムカ」、「9番のユニ着て待ってます」など、エールが送られることとなった。 <span class="paragraph-title">【写真】車いすで保安検査場へ向かうサムエル</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">トップチーム情報<br>昨日 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B5%E3%83%A0%E3%82%A8%E3%83%AB?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#サムエル</a> 選手が、ブラジルへ一時帰国しました。<br><br>サムカ、Vamos lutar com você em Oita. Estou esperando o dia em que você voltar ao campo.<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%A4%A7%E5%88%86%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%BF?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#大分トリニータ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/trinita?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#trinita</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%B8%89%E4%BD%8D%E4%B8%80%E4%BD%93?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#三位一体</a> <a href="https://t.co/XFZbuXcmL8">pic.twitter.com/XFZbuXcmL8</a></p>— 大分トリニータ / Oita Trinita (@TRINITAofficial) <a href="https://twitter.com/TRINITAofficial/status/1756854783527538987?ref_src=twsrc%5Etfw">February 12, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.02.12 19:30 Mon4
福岡が大分から190cmDF安藤智哉を獲得! J3で2年、J2で2年…J1へステップアップ「“ドゥー”と呼んでください!」
アビスパ福岡は23日、大分トリニータからDF安藤智哉(25)の完全移籍加入を発表した。 安藤は愛知県出身で、愛知学院大学から2021年にFC今治へ入団。J3で2年間プレーしたのち、J2の大分へステップアップし、J2での2年間を経て、J1は福岡へとステップアップする。 190cmのセンターバックは今季J2で37試合に出場。移籍に伴い、双方のクラブからコメントを発表している。 ◆大分トリニータ 「大分トリニータに関わる全ての皆様、2年間熱い応援を、ありがとうございました」 「加入して最初の公開練習で、サポーターの多さに驚いたのを今でも鮮明に覚えています。温かく熱い大分のサポーター。アウェイでもホームのような雰囲気を作って、声援・後押しをしていただきました。本当に感謝しています」 「素晴らしいドームの雰囲気で勝利をし、大分よりの使者を歌うのが本当に楽しみでした!自分が思い描いたような結果を残すことはできませんでしたが、大分で過ごした2年間はとても濃く、監督、スタッフ、チームメイトにも恵まれました。人としても選手としても、大きく成長させてもらいました」 「大分で学んだ2年間を、次に繋げるために、新天地で頑張ってきます。素晴らしい時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました」 ◆アビスパ福岡 「アビスパ福岡の関わる全ての皆様、大分トリニータから移籍してきました、安藤智哉です。個人的に初めてのJ1の舞台をアビスパ福岡の一員として闘えることを非常に嬉しく思いますし、楽しみです。アビスパ福岡の勝利に貢献できるよう日々頑張りますので、応援よろしくお願いします。PS:“ドゥー”と呼んでください!」 2024.12.23 16:40 Mon5
