「プレッシャーはいつも以上」ラフプレーに猛抗議、攻撃のスイッチを入れ存在感発揮のDF吉田麻也「6点目が理想系」
2021.06.05 23:27 Sat
U-24日本代表DF吉田麻也(サンプドリア)が、U-24ガーナ代表戦を振り返った。
5日、U-24日本代表はU-24ガーナ代表と国際親善試合で対戦し、6-0で勝利を収めた。
A代表との一戦から中1日での試合。コンディション面ではかなり厳しいものがあった中、オーバーエイジとして招集されている吉田、DF酒井宏樹(マルセイユ)、MF遠藤航(シュツットガルト)が揃って先発出場を果たした。
試合は強度の高さを見せてスタートすると、16分に堂安律(アルミニア・ビーレフェルト)が先制ゴールを記録。32分には久保建英(ヘタフェ)が追加点を奪うと、酒井のクロスがオウンゴールを生み、前半でリードを3点とする。
後半に入っても手を緩めないと、48分に相馬勇紀(名古屋グランパス)、56分に上田綺世(鹿島アントラーズ)、さらに89分には三笘薫(川崎フロンターレ)がダメ押しゴールを決め、6-0で快勝した。
「前半で3-0で試合をほぼ決められたことも良かったですし、後半追加点を取れたことも良かったです。守備のハメ方が良かったので、後ろは限定できて、ボールの取り所が良かったです」
「ただ、細かいミスはまだあったし、通さなければいけないボールが引っかかってカウンターを食らったりするシーンがありました。細かいところのディテールの質は求めないといけないし、試合を通してゲームマネジメントを意識するように言いましたけど、今回の場合は勝っているときどう進めるのか、試合をうまく運べればもっと良いチームになると思います」
3日のA代表との試合はベンチから見守ったが、実際にピッチでプレーして感じたものについては「外から見て選手の特徴やチームの特性は把握したつもりでしたが、自分でやる方がより理解が深められるし、自分がうまく統率してやればもっとうまくできるというのもわかりました。1試合やれて取り敢えず良かったと思います」と、やはりピッチで感じるものは目で見ているものとは違うと語った。
その中で吉田の前でプレーしていたMF田中碧(川崎フロンターレ)については「怖がらずにボールを受けられるし、前にボールをつけられます。常に顔を出してくれるボランチは絶対条件で必要ですし、アルゼンチンとの試合を見ていてもできると思っていました」とコメントした。
ただ「質はもっとこだわらないといけないですし、フロンターレはほとんど勝っている試合のなかで、ゲームをコントロールできると思いますが、負けているときにどういうプレーをするのかはもっと見てみたいと思います」と、ビハインド時のプレーも見てみたいと語った。
堂安や久保はOAの3人の安定感が素晴らしいと語っていたが、吉田は「プレッシャーがいつも以上」とコメント。緊張感がある中で、パフォーマンスで価値を示したいと語った。
「プレッシャーはいつも以上にありました。完璧じゃないといけないというプレッシャーが常にあるのは、A代表もありますけど、見られ方として非常にプレッシャーを感じる立場なのは間違いです」
「いくらキャリアがあるとか、経験があるということでも、実際に選手が見て感じてもらわないと認めてもらえないと思うので、名札ではなくパフォーマンスで評価されたいと思います。この合宿ではそこで違いを出さないといけないプレッシャーはあります」
また、後半にその田中が相手選手の危険なプレーにさらされたシーンでは、吉田が相手選手に激しく抗議。毅然とした態度で示した。
そのシーンについては「相手が点差が開いてラフなプレーが出てきて、審判も日本人でやりづらかったと思います。ジャッジングは難しかったと思いますが、僕は長谷部さんのように優等生ではないので、可愛い選手たちが削られたら、そこはいかないといけないと思います」とコメント。「それもゲームマネジメントの1つで、練習試合でこういったことを次やったら許さないぞという姿勢を示さないといけないですし、みんなに見て感じてもらいたいです」と1つ示すことで次からなくなると語り、「ジャッジングやスタジアムの雰囲気を味方にすることも大事だと思います」と、OAとして、そしてキャプテンとしての存在感を遺憾無く発揮したシーンを振り返った。
また、この試合では攻撃面でもロングフィードに加え、積極的に前に縦パスをつけていた吉田。相馬のゴールシーンも吉田が起点となったが「縦パスを結構入れることができていましたが、その分相手も食いつきがすごくて、先に動くことが多かったです」とコメント。「律やタケ、大地もそうですが、逆の動きで自分の良さも出せると思います。動いてくれると予測してボールを運ぶことをしていました」と2列目の選手の動きを予測したパスだったと語った。
しかし、「通ればビッグチャンスですが、取られればカウンターになるので、ディフェンスはどこでせめぎ合いをするかが大事になります」とコメント。ただ、レベル差も影響していると語り、「強い相手はあの辺のスペースをくれないので、ボランチを経由してワンタッチツータッチで相手のプレスをかいくぐるという感じ」と語り、「日本の特徴で、森保さんのサッカー6点目が理想系なので、それができるのが一番良いです」と終盤の三笘のゴールがチームとしてやりたいゴールであると語った。
A代表との試合では失敗していた試合の入りについても「入りは相手が前から来ていて。僕から冨安のパスも狙われていました」と語り、「それをどうやっていなすかを考えて、酒井、遠藤はフィジカルでも特徴があって、それをプレーで見せてくれました」と当たりの強さを最初から見せたとコメント。「入りはA代表との試合でかなり良くなかったので、そこは意識して、すごく良い入りだったと思います」と、あの試合の反省をピッチで表現できたと語った。
5日、U-24日本代表はU-24ガーナ代表と国際親善試合で対戦し、6-0で勝利を収めた。
試合は強度の高さを見せてスタートすると、16分に堂安律(アルミニア・ビーレフェルト)が先制ゴールを記録。32分には久保建英(ヘタフェ)が追加点を奪うと、酒井のクロスがオウンゴールを生み、前半でリードを3点とする。
後半に入っても手を緩めないと、48分に相馬勇紀(名古屋グランパス)、56分に上田綺世(鹿島アントラーズ)、さらに89分には三笘薫(川崎フロンターレ)がダメ押しゴールを決め、6-0で快勝した。
試合後のメディア取材に応じた吉田は試合を総括。手応えを感じながらも、改善の余地があるとした。
「前半で3-0で試合をほぼ決められたことも良かったですし、後半追加点を取れたことも良かったです。守備のハメ方が良かったので、後ろは限定できて、ボールの取り所が良かったです」
「ただ、細かいミスはまだあったし、通さなければいけないボールが引っかかってカウンターを食らったりするシーンがありました。細かいところのディテールの質は求めないといけないし、試合を通してゲームマネジメントを意識するように言いましたけど、今回の場合は勝っているときどう進めるのか、試合をうまく運べればもっと良いチームになると思います」
3日のA代表との試合はベンチから見守ったが、実際にピッチでプレーして感じたものについては「外から見て選手の特徴やチームの特性は把握したつもりでしたが、自分でやる方がより理解が深められるし、自分がうまく統率してやればもっとうまくできるというのもわかりました。1試合やれて取り敢えず良かったと思います」と、やはりピッチで感じるものは目で見ているものとは違うと語った。
その中で吉田の前でプレーしていたMF田中碧(川崎フロンターレ)については「怖がらずにボールを受けられるし、前にボールをつけられます。常に顔を出してくれるボランチは絶対条件で必要ですし、アルゼンチンとの試合を見ていてもできると思っていました」とコメントした。
ただ「質はもっとこだわらないといけないですし、フロンターレはほとんど勝っている試合のなかで、ゲームをコントロールできると思いますが、負けているときにどういうプレーをするのかはもっと見てみたいと思います」と、ビハインド時のプレーも見てみたいと語った。
堂安や久保はOAの3人の安定感が素晴らしいと語っていたが、吉田は「プレッシャーがいつも以上」とコメント。緊張感がある中で、パフォーマンスで価値を示したいと語った。
「プレッシャーはいつも以上にありました。完璧じゃないといけないというプレッシャーが常にあるのは、A代表もありますけど、見られ方として非常にプレッシャーを感じる立場なのは間違いです」
「いくらキャリアがあるとか、経験があるということでも、実際に選手が見て感じてもらわないと認めてもらえないと思うので、名札ではなくパフォーマンスで評価されたいと思います。この合宿ではそこで違いを出さないといけないプレッシャーはあります」
また、後半にその田中が相手選手の危険なプレーにさらされたシーンでは、吉田が相手選手に激しく抗議。毅然とした態度で示した。
そのシーンについては「相手が点差が開いてラフなプレーが出てきて、審判も日本人でやりづらかったと思います。ジャッジングは難しかったと思いますが、僕は長谷部さんのように優等生ではないので、可愛い選手たちが削られたら、そこはいかないといけないと思います」とコメント。「それもゲームマネジメントの1つで、練習試合でこういったことを次やったら許さないぞという姿勢を示さないといけないですし、みんなに見て感じてもらいたいです」と1つ示すことで次からなくなると語り、「ジャッジングやスタジアムの雰囲気を味方にすることも大事だと思います」と、OAとして、そしてキャプテンとしての存在感を遺憾無く発揮したシーンを振り返った。
また、この試合では攻撃面でもロングフィードに加え、積極的に前に縦パスをつけていた吉田。相馬のゴールシーンも吉田が起点となったが「縦パスを結構入れることができていましたが、その分相手も食いつきがすごくて、先に動くことが多かったです」とコメント。「律やタケ、大地もそうですが、逆の動きで自分の良さも出せると思います。動いてくれると予測してボールを運ぶことをしていました」と2列目の選手の動きを予測したパスだったと語った。
しかし、「通ればビッグチャンスですが、取られればカウンターになるので、ディフェンスはどこでせめぎ合いをするかが大事になります」とコメント。ただ、レベル差も影響していると語り、「強い相手はあの辺のスペースをくれないので、ボランチを経由してワンタッチツータッチで相手のプレスをかいくぐるという感じ」と語り、「日本の特徴で、森保さんのサッカー6点目が理想系なので、それができるのが一番良いです」と終盤の三笘のゴールがチームとしてやりたいゴールであると語った。
A代表との試合では失敗していた試合の入りについても「入りは相手が前から来ていて。僕から冨安のパスも狙われていました」と語り、「それをどうやっていなすかを考えて、酒井、遠藤はフィジカルでも特徴があって、それをプレーで見せてくれました」と当たりの強さを最初から見せたとコメント。「入りはA代表との試合でかなり良くなかったので、そこは意識して、すごく良い入りだったと思います」と、あの試合の反省をピッチで表現できたと語った。
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