クロップとの関係を明かすロブレン「時には最高のムードで話せないこともあったけど…」

2021.06.03 13:23 Thu
Getty Images
ゼニトのクロアチア代表DFデヤン・ロブレンが、古巣リバプールを指揮するユルゲン・クロップ監督との関係について明かした。イギリス『リバプール・エコー』が伝えている。

2014年夏にリバプールへ加入したロブレンは、公式戦185試合出場8ゴール5アシストを記録。大きなミスによって批判を浴びることも少なくなかったが、2015-16シーズンに行われたヨーロッパリーグ(EL)準々決勝ドルトムント戦では劇的な決勝ゴールを記録するなど、随所で印象的な活躍を見せた。

しかし、クロップ監督の下で徐々に出場機会が減少していたロブレンは、チームが待望のプレミアリーグ優勝を果たした昨季終了後に、ゼニトへの移籍を決断した。
今回インタビューに応じたクロアチア代表DFは、クロップ監督とは友人関係を維持していると明かした。

「クロップが監督であり、僕は指揮官の言うことを実現しなければならない選手である以上、時には最高のムードで話せないこともあった。彼が僕を必要としているときに、負傷してしまった時などは特にね」
「それでも、僕たちは友人として別れを告げたよ。何か必要なことがあれば、お互い電話で話し合おうと約束もした。とても良い、オープンな話し合いだったと思う。今でも時々話はしているよ。一度だけ、彼から『チームに君がいなくて寂しい』と言われたことがあって、その時は無視したけどね」

「昨夏にリバプールを離れたことは運命だったと思っている。その前のシーズンも退団間近だったけど、その時は運命ではなかったんだ。リバプールを去ったことは間違いではなかった。僕は(ゼニトでの)最初のシーズンで、すでに2つのトロフィーを獲得している。これは誇りに思うしかないよ」

また、ロブレンは自身が変わるきっかけとなった試合にも言及。ミスを連発したことで前半30分にクロップ監督から交代を命じられた、2016-17シーズンのトッテナム戦が大きかったと語っている。

「クロップが30分で僕を外したあのトッテナム戦について話しておきたい。あれはショックだったけど、あの瞬間僕の心の中で何かが変わり、さらに努力する決定的なきっかけになった。それからはリバプールでの時間が終わるまで、勢いを維持できたと思う」

「その後にリバプールで獲得したトロフィーは、もちろん僕にとっても大きな成果だ。リバプールが燃え始めるきっかけにもなったね」

「他の人がそう思わなくても、僕自身はそう思っている。クロップも理解していると思うが、あのトッテナム戦から僕は良いプレーをするようになったんだ」

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