降格ブレーメン、主将モイサンデル&ゲブレ・セラシェの重鎮2選手が退団…

2021.05.26 00:10 Wed
Getty Images
ブレーメンは25日、元フィンランド代表DFニクラス・モイサンデル(36)と、元チェコ代表DFセオドル・ゲブレ・セラシェ(34)の2選手の退団を発表した。

ズヴォレやAZ、アヤックスというオランダのクラブ、サンプドリアを経て2016年にブレーメンに加入したモイサンデルは在籍5年間で公式戦142試合に出場。昨シーズンからはキャプテンを務めていた。

一方、2012年に母国のスロバン・リベレツから加入したゲブレ・セラシェは、スピードと豊富な運動量を生かして右サイドバックを主戦場にサイドのスペシャリストとして活躍。ここまで公式戦298試合に出場し24ゴールを挙げていた。
すでに今シーズン限りでの退団が決定していた中、クラブを41年ぶりに2部に降格させる形での別れとなったことに、両選手は強い責任を感じている。

モイサンデルは、「土曜日(最終節ボルシアMG戦)は僕のキャリアの中で最悪の瞬間だった。クラブ、ファン、そして街全体に申し訳なく思う。もちろん、自分の去就については別の形を想像していた。ここで5年間を過ごしたけど、そのほとんどがとても楽しいものだった。僕はヴェルダーのみんなの成功を祈り、クラブができるだけ早くブンデスリーガに再昇格することを願っている」と、キャプテンとして謝罪を行った。
一方、ゲブレ・セラシェは、「言葉がないし、虚しい気持ちだよ。同時に信じられないほどの痛みを感じている。もっと違った状況でお別れをしたかったよ。ヴェルダーは巨大なクラブであり、ブンデスリーガに戻ってくるはずさ。今は悲しい気持ちでいっぱいだけど、ここにいられたことを誇りに思い続けている。ヴェルダーは常に私の心の中にあり続けるよ」と、愛するクラブとの想定外の形での別れを悔やんでいる。

ニクラス・モイサンデルの関連記事

スウェーデンのマルメは1日、ブレーメンを退団していた元フィンランド代表DFニクラス・モイサンデル(35)の獲得を発表した。契約期間は2022年6月までの1年間となっている。 ズヴォレやAZ、アヤックスとオランダのクラブを経て、2016年夏にサンプドリアからブレーメンに加入したモイサンデルは在籍5年間で公式戦142 2021.07.02 07:30 Fri
ブレーメンのフロリアン・コーフェルト監督が、ヤーン・レーゲンスブルク(ドイツ2部)との一戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 ブレーメンは7日、延期されていたDFBポカール準々決勝でレーゲンスブルクと対戦。アウェイでの戦いで0-1と勝利を収め、ベスト4に進出した。 この試合では日本代表FW大迫勇也が1 2021.04.08 10:20 Thu
ブレーメンは25日、元フィンランド代表DFニクラス・モイサンデル(34)との契約延長を発表した。 モイサンデルは、母国フィンランドのトゥルン・パロセウラやアヤックスの下部組織で育ち、2006年7月にズヴォレへとフリーで移籍。その後、AZを経て2012年8月にアヤックスへと復帰した。 2015年7月にはサンプ 2019.11.26 14:32 Tue

ブレーメンの関連記事

ブレーメンは23日、スコットランド代表FWオリヴァー・バーク(28)が今シーズン限りで退団することを発表した。 2022年夏にシェフィールド・ユナイテッドを退団したバークは、フリートランスファーでブレーメンに加入。しかし、移籍初年度はなかなか出場機会を得られずに、2023年1月に古巣のミルウォールへレンタル移籍。 2025.04.24 11:00 Thu
ブレーメンは18日、オーストリア代表DFマルコ・フリードル(27)と契約延長したことを発表した。契約期間は明かされていないが、長期と伝えられている。 バイエルンの下部組織出身の左利きDFは2018年1月にブレーメンへレンタル移籍で加入。翌シーズンに完全移籍へ移行すると、2021-22シーズンは主力として1年でのブ 2025.04.19 22:15 Sat
ブレーメンのGKミオ・バックハウス(20)が、バルセロナ移籍を断ったようだ。 ドイツ人の父親と日本人の母親を持つミオ・バックハウスは、長田澪という名でも知られ川崎フロンターレの下部組織に所属したこともある。 194cmと恵まれた体格を持つ20歳の逸材は、2018年にブレーメンの下部組織に加入。2023-24 2025.04.02 15:20 Wed
ホルシュタイン・キールは29日、ブンデスリーガ第27節でブレーメンをホームに迎え、0-3で完敗した。キールのFW町野修斗は35分から出場している。 代表ウィーク前の前節ハイデンハイムとの裏天王山を落として最下位に転落したキール(勝ち点17)は、2年ぶりに日本代表に招集されてドイツに戻った町野がベンチスタートとなっ 2025.03.30 06:59 Sun
ボルシアMGは15日、ブンデスリーガ第26節でブレーメンとのアウェイ戦に臨み、4-2で打ち勝った。ボルシアMGのDF板倉滉はフル出場、FW福田師王はベンチ入りしなかった。 前節は板倉が出場停止だった中、マインツに敗れた9位ボルシアMG(勝ち点37)は、板倉が[4-2-3-1]の右センターバックで先発となった。 2025.03.16 06:35 Sun

ブンデスリーガの関連記事

記事をさがす

ブレーメンの人気記事ランキング

1

ブレーメンが198㎝大型FWウォルトメイドの今季限りでの退団を発表

ブレーメンは2日、U-21ドイツ代表FWニック・ウォルトメイド(22)が今季限りで退団することを発表した。 8歳でブレーメンの下部組織に入団したウォルトメイドは、2020年2月1日に行われたブンデスリーガ第20節のアウグスブルク戦で当時クラブ最年少記録となる17歳11カ月16日でブンデスリーガデビューを飾った。 しかし、トップチームでは出場機会に恵まれず、2022-23シーズンはドイツ3部のSVエルフェアスベルクへレンタル移籍。ブレーメンに復帰した今季は準主力としてここまでブンデスリーガ23試合に出場していた。 ウォルトメイドの退団について、クラブのプロサッカー部門責任者であるクレメンス・フリッツ氏は以下のようにコメントしている。 「ニックがブレーメンから離れることを決めたのはとても残念だ。我々は彼に非常に良いオファーを出し、ブレーメンの今後の展望も伝えた。それが彼の決断の重要な要因となった。彼がヴェルダーを去るのはとても残念だが、もちろんニックの決断を受け入れるしかない」 なお、ドイツ『キッカー』によれば、今夏にフリーとなる198㎝大型FWウォルトメイドには、シュツットガルトやホッフェンハイム、ボルシアMGが獲得に動いているとのことだ。 2024.04.03 07:00 Wed
2

スコットランド代表FWバークが今季限りでブレーメンを退団…新天地はウニオン・ベルリンか

ブレーメンは23日、スコットランド代表FWオリヴァー・バーク(28)が今シーズン限りで退団することを発表した。 2022年夏にシェフィールド・ユナイテッドを退団したバークは、フリートランスファーでブレーメンに加入。しかし、移籍初年度はなかなか出場機会を得られずに、2023年1月に古巣のミルウォールへレンタル移籍。さらに翌年も当時チャンピオンシップ(イングランド2部)のバーミンガムにレンタル移籍していた。 ブレーメンに復帰した今季も、前半戦は試合終盤での出場が主だったが、2月末のDFBポカール準々決勝のビーレフェルト戦で初先発を飾ると、その試合で1得点をマーク。すると3月初めのヴォルフスブルク戦からブンデスリーガ7試合連続スタメンを飾り、3得点を挙げていた。 ブレーメンのスポーツディレクターを務めるクレメンス・フリッツ氏は、公式サイトでバークの退団について以下のように語っている。 「オリバーの決断を残念に思う。特に直近の交渉で提示した我々のオファーは、彼が以前から表明していた期待に沿ったものであり、ここ数週間の彼の好調ぶりを考慮したものだった。しかし、我々のオファーよりも金銭的に有利で期間も長い別のオファーがあるようだ」 「今回の決断はともかく、オリバーがシーズン終了までブレーメンのために全力を尽くしてくれると我々は確信している。彼の未来が最良のものなることを祈っています」 なお、ドイツ『キッカー』によれば、バークにはかねてからウニオン・ベルリンからの関心が噂されており、今回の公式発表で移籍が有力となった。 2025.04.24 11:00 Thu
3

ボルシアMGが18歳の逸材CBキアロディアを獲得!

ボルシアMGは28日、ブレーメンからU-19イタリア代表DFファビオ・キアロディア(18)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2027年6月30日までの4年となる。 ドルトムントを中心とする国内クラブ、ルーツがあるイタリアやプレミアリーグからの関心も伝えられた中、ボルシアMGへの加入を決断した逸材DFは、新天地での意気込みを語った。 「ボルシア・メンヒェングラートバッハでプレーすることを楽しみにしているよ。この素晴らしいクラブのために全力を尽くし、自分自身もさらに成長していきたいと思っている」 「このクラブはとても馴染みがあり、人間としてもフットボーラーとしても、全体的なパッケージが自分にとてもよく合っていると思っているよ」 一方、今シーズンのブレーメンとの対戦で間近にその才能を確認したスポーツディレクターのローランド・ヴィルクス氏は、今後の活躍に太鼓判を押している。 「ファビオ・キアロディアはドイツでの彼のポジションにおいて最も偉大な才能の一人だ。特にボルシア・パルクでの我々との試合では、彼は年齢の割に自分がどれだけ優れているかを示した。我々は彼を大いに楽しめると確信している」 イタリア人の両親の下、ドイツのオルデンブルクで生まれ育ったキアロディアは、2014年にブレーメンの下部組織に加入。10代前半から早くも頭角を現すと、2021年10月にプロ契約を締結した。 その後、2021年12月にリザーブチームにあたるブレーメンIIでクラブ史上最年少(16歳と6カ月5日)でのプロデビューを飾ると、昨年10月に行われたDFBポカールのパーダーボルン戦でファーストチームデビュー、同月のフライブルク戦では同じくクラブ最年少となる17歳4カ月17日でのブンデスリーガデビューも飾った。 代表チームはドイツではなく両親の母国であるイタリアを選択しているキアロディアは、186cmの左利きのセンターバック。左サイドバックでもプレー可能なスピードと球際の強さを特長としており、若さに似つかわしくないプレーリードを含め守備者としての能力が高く評価される。加えて、現代のセンターバックに求められる攻撃への関与に関しても、正確な左足のフィードなど高いスペックを誇る。 2023.06.28 20:15 Wed
4

ヴィルツに重傷の可能性、足首へのチャージ受け病院へ直行

レバークーゼンのドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツに重傷の可能性だ。 ヴィルツは8日にホームで行われ、0-2で敗れたブンデスリーガ第25節ブレーメン戦の後半から出場。52分にフィフティーのボールに寄せに行った際、DFミッチェル・ヴァイザーのスパイク裏が右足首に入り、捻る形で痛めていた。 そのまま交代となったヴィルツについてシャビ・アロンソ監督は「検査を受けている。結果を言うのはまだ早すぎる。試合後は病院へ向かっていて、会うことはできなかった」とコメント。 ドイツ『キッカー』によると最悪の場合、靭帯損傷の可能性があり、3日後のバイエルンとのリターンマッチはおろか、長期離脱になる可能性を報じている。 2025.03.09 13:00 Sun
5

室屋が絶妙アシストも大迫との日本人対決はドロー決着…《ブンデスリーガ2部》

ブンデスリーガ2部第1節のブレーメンvsハノーファーが24日に行われ、1-1の引き分けに終わった。ブレーメンの大迫勇也は82分までプレー、ハノーファーのDF室屋成はフル出場した。 41年ぶりに2部降格となったブレーメンと、昨季のブンデス2部で13位に終わったハノーファーによる開幕節。ブレーメンの大迫はインサイドハーフ で、ハノーファーの室屋は右サイドバックで共に先発出場した。 日本人対決は立ち上がりから一進一退が続いたが、ハノーファーが先に決定機を迎える。25分、左サイドから中央にドリブルで切り込んだムスリジャが狙いすましたミドルシュートを放ったが、これはクロスバーを直撃した。 対するブレーメンは28分、敵陣でのこぼれ球に反応した大迫がボックス外からゴールを狙ったが、これは相手GKのセーブに阻まれた。さらに34分にも大迫がミドルシュートでゴールを狙ったが、これは枠の上に外れた。 ゴールレスで迎えた後半は早い時間にスコアが動く。ブレーメンは49分、ニコラス・シュミットの左CKをニアサイドのトプラクが頭で流し込み、先制に成功した。 先制されたハノーファーだったが56分に反撃。GKツィーラーからのロングスローを受けた室屋がセンターライン手前から狙いすましたスルーパスを送ると、相手DFの裏に抜け出したドゥクシュが飛び出したGKを越すチップキックでゴールネットを揺らした。 その後は互いに選手を入れ替えながら勝ち越しゴールを目指したが、拮抗した展開が続く。そんな中、ハノーファーは80分にチャンス。ボックス左でボールを受けたオクスがコントロールショットを放つと、相手GKの弾いたボールを拾ったマイナが決定機を迎えたが、シュートは相手DFのブロックに阻まれた。 さらにハノーファーは、85分にもオクスの左クロスからヴァイダントがボレーシュートを合わせたが、これは惜しくも右サイドネット。結局、試合はそのまま1-1でタイムアップ。日本人対決となった開幕節は、痛み分けのドローに終わった。 ブレーメン 1-1 ハノーファー 【ブレーメン】 トプラク(後4) 【ハノーファー】 ドゥクシュ(後11) 2021.07.25 05:35 Sun

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly