「アカウント削除を真剣に検討したけど…」リバプールのキャプテンがネットいじめに立ち上がる

2021.04.09 12:30 Fri
Getty Images
リバプールのキャプテンであるイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが、蔓延るネット上での虐待について立ち上がった。一向にしてなくならない人種差別の問題。特に最近では、SNSを使って選手たちを虐待するケースが急増。多くの選手たちが被害に遭っている。

イングランドでは特にその傾向が強く、日々新たな被害者が生まれている状況。リバプールでもイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド、ギニア代表MFナビ・ケイタが最近被害に遭ったばかりだ。
警察や政府も動いている中、一向に減少しないネットでの誹謗中傷や人種差別により、多くの選手がアカウントを削除するなどしているが、ヘンダーソンが今回改めて立ち上がることを決意した。

ヘンダーソンは自身のツイッターで新たな取り組みについて語り、一時はアカウントを全て削除しようと考えたものの、撲滅に向けて逆に積極活用することを決めたと語った。
「オンラインでの虐待はやめなければならない。最近、僕は個人として、何ができるかを考えている」

「僕は、友人、チームメイト、サッカーの世界やより広い社会の他の人々が、今や制御不能になっている恐ろしいオンライン上の虐待を受けるのを見てきた」

「プラットフォーム側はより多くのことをしているはずだけど、社会として僕たちはお互いを思いやる必要がある。それが始まりと終わりだ」

「過去数週間、ソーシャルメディアのアカウントを削除することを真剣に検討した。でも、代わりにプラットフォームを利用して、前向きな変化を推進したいと考えている」

「悪用を避けるため、プラットフォームをボイコットしたり、アカウントを無効にする必要はない。だから、僕は全てのソーシャルメディアアカウントをCybersmile Foundationに引き渡そうと思う」

「ネットいじめやオンラインでの虐待が人々に与える影響についての認識を高めるために、僕が提携した人々だ」

「彼らは被害を受けた人の体験談や教育のリソースも紹介する。また、教育や報道、そしてみんなの知り合いの誰かが悩んでいる場合に助けを求める方法も紹介する。物事は変わらなければならない」

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