トッテナムで評価高めるC・ヴィニシウス、過去を語る「サッカーをあきらめる決断をしていた」
2021.04.02 18:09 Fri
トッテナムに所属するブラジル人FWカルロス・ヴィニシウスがこれまでのキャリアを振り返った。イギリス『ミラー』が伝えている。
今季ベンフィカからトッテナムに加わったヴィニシウスはここまでカップ戦を中心に公式戦21試合に出場し、10ゴールを記録。当初はイングランド代表FWハリー・ケインのパックアッパーという立場ながら、その役割に留まらない活躍を見せている。
そんなヴィニシウスはインタビューに応え、トッテナムでの現状に満足していると語った。
「トッテナムから誘いが来たとき、僕は早くこのチームに加わらなければならないと思ったよ。ドレッシングルームの一部になりたい、こんな素晴らしい選手たちと一緒にってね。ここに来てからは毎日何かを学んでいる」
「メンタリティの面では、トッテナムは、ピッチ上でもピッチ外でも常に勝者でなければならないし、あらゆる挑戦に備えなければならないんだ」
また、ヴィニシウスは自身の過去について「信じられないほど厳しい状況だった」とコメント。ブラジルでプレーしていたころには、サッカーを止めようと思っていた時期もあったと振り返った。
「サッカーでも家庭でも、何をやってもうまくいかなくて、サッカーをあきらめる決断をしていたよ」
「しかし、ありがたいことに、ちょうどその時、ポルトガル2部のレアルSCからオファーを貰ったんだ。僕はサッカーをあきらめかけていたけど、ちょうどいいタイミングでこの話が来た。家族にもあきらめる話はしていたんだけどね」
「このオファーが私のキャリアに再び火をつけ、サッカーを続けるチャンスをくれたんだ」
ポルトガルからのオファーがサッカーを続ける理由になったと語ったヴィニシウス。プレミアリーグでのさらなる飛躍が期待される。
今季ベンフィカからトッテナムに加わったヴィニシウスはここまでカップ戦を中心に公式戦21試合に出場し、10ゴールを記録。当初はイングランド代表FWハリー・ケインのパックアッパーという立場ながら、その役割に留まらない活躍を見せている。
そんなヴィニシウスはインタビューに応え、トッテナムでの現状に満足していると語った。
「メンタリティの面では、トッテナムは、ピッチ上でもピッチ外でも常に勝者でなければならないし、あらゆる挑戦に備えなければならないんだ」
「僕は、ピッチに立っている時間を楽しんでいるよ。それが1分でも5分でも90分でもね」
また、ヴィニシウスは自身の過去について「信じられないほど厳しい状況だった」とコメント。ブラジルでプレーしていたころには、サッカーを止めようと思っていた時期もあったと振り返った。
「サッカーでも家庭でも、何をやってもうまくいかなくて、サッカーをあきらめる決断をしていたよ」
「しかし、ありがたいことに、ちょうどその時、ポルトガル2部のレアルSCからオファーを貰ったんだ。僕はサッカーをあきらめかけていたけど、ちょうどいいタイミングでこの話が来た。家族にもあきらめる話はしていたんだけどね」
「このオファーが私のキャリアに再び火をつけ、サッカーを続けるチャンスをくれたんだ」
ポルトガルからのオファーがサッカーを続ける理由になったと語ったヴィニシウス。プレミアリーグでのさらなる飛躍が期待される。
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