「みんなヒーローだ」突然の監督辞任も大逆転でベスト8進出のディナモ・ザグレブ、新監督がチームを称賛
2021.03.19 11:10 Fri
ディナモ・ザグレブのダミル・クルズナル監督が、ヨーロッパリーグでの大逆転劇を振り返った。クロアチア『Sportske』が伝えた。ディナモ・ザグレブは18日、ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・2ndレグでトッテナムと対戦した。
1stレグはトッテナムのホームで2-0と敗れていたディナモ・ザグレブ。この試合では3点差以上の勝利が必要となる状況だった。
さらに、試合直前にしてゾラン・マミッチ監督が横領の罪で懲役刑が確定したために突如辞任。アシスタントコーチのクルズナル氏が監督に就任していた。
スクランブルな状況でこの一戦に臨んだディナモ・ザグレブだが、トッテナムが押し気味に試合を進める。それでもゴールレスのまま後半に入ると、62分にミスラフ・オルシッチがネットを揺らして1点を返す。
試合後、クルズナル監督は壮絶な一戦を振り返り、チーム全体を称賛した。
「彼らはみんなヒーローだ。試合は最初の1分から素晴らしかった。我々はみんなが一体となって戦った。間違いなく記憶に残る試合だ」
「ロンドンでの試合の後、我々はもっと何かをできたと感じていたので、幾らかの後悔が残っていた。そして、ザグレブでは全てが我々のためにうまくいった」
「試合は夢で見たようだった。そしてそれは起きた」
これで準々決勝へと勝ち進んだディナモ・ザグレブ。その対戦相手は19日に決定するが、どこと当たるにしても謙虚に戦うと語った。
「我々はハイレベルのチームと戦えることを証明した。仕事を続け、謙虚にならなければならない。そうすれば、ヨーロッパリーグで新しい素晴らしいことを期待できる」
「これらは歴史的な結果であり、我々はこの瞬間を楽しむ必要がある」
「美しい試合、夢の試合、みんなが夢見る試合だが、あえて夢を見ないでほしい。みんなおめでとう。みんなが一丸となって呼吸し、チームメイト善人とクラブ全体がこの結果を祝っている」
1stレグはトッテナムのホームで2-0と敗れていたディナモ・ザグレブ。この試合では3点差以上の勝利が必要となる状況だった。
スクランブルな状況でこの一戦に臨んだディナモ・ザグレブだが、トッテナムが押し気味に試合を進める。それでもゴールレスのまま後半に入ると、62分にミスラフ・オルシッチがネットを揺らして1点を返す。
その後はエンジンをかけたトッテナムにゴールに迫られるも得点を許さず。すると82分にオルシッチが再びゴールを奪い同点に。延長戦に突入すると、106分にオルシッチがハットトリックを達成。2戦合計でも逆転すると、そのまま守りきり3-2で大逆転勝利を収めた。
試合後、クルズナル監督は壮絶な一戦を振り返り、チーム全体を称賛した。
「彼らはみんなヒーローだ。試合は最初の1分から素晴らしかった。我々はみんなが一体となって戦った。間違いなく記憶に残る試合だ」
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