追い込まれたバルサの救世主に!? 抜群の才能誇る“韋駄天”、ウスマーヌ・デンベレが覚醒か

2021.03.08 22:30 Mon
Getty Images
長らくその能力に疑いの目を向けられ、時には自らの失態によりその評判を大きく落としていた男が、本来の能力を発揮しつつある。いよいよ、チャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・2ndレグがスタート。ベスト8を決める大事な一戦が2週にわたって行われる。

その中でも最も注目を集めるカードが、パリ・サンジェルマン(PSG)vsバルセロナの一戦だろう。2月16日に行われた1stレグでは、バルセロナの本拠地であるカンプ・ノウで1-4とPSGが圧勝。アウェイゴールを4つも奪い、3点差をつけての勝利は、ベスト8進出がほぼ決まっていると言われてもおかしくないスコアだ。
バルセロナは、アウェイで3点を奪い、無失点に抑えても勝ち上がれないのだから、ほぼ不可能と見るのが当然だろう。最低でも4ゴールが必要な上、3点差以上をつけなくてはいけないミッション。成功の確率は限りなく低くなる。

しかし、バルセロナは4年前に同じ状況から這い上がっている。2016-17シーズンのラウンド16。1stレグをアウェイで戦ったバルセロナは4-0で敗戦。誰もが不可能だと感じていた中、ホームでの2ndレグでまさかの6ゴール。PSGの反撃を1点に抑え、6-1で勝利してベスト8に進出していた。
今回もそれと同じレベルの難しいミッションとなるが、そのカギを握りそうな男がいる。それが、ウスマーヌ・デンベレだ。

2017年8月、ドルトムントで名を挙げたデンベレは、1億500万ユーロ(約135億円)の移籍金でバルセロナへと加入。5年契約を結び、4億ユーロ(約515億5000万円)の契約解除金を設定した。

その値段からもわかるように大きな期待が寄せられていたデンベレだが、蓋を開ければまさかの不良債権となってしまった。

加入1年目はハムストリングの負傷が長引き、前半戦をほぼ棒にふる始末。公式戦23試合に出場し4ゴール8アシストの数字に終わった。

期待された2年目は出場機会を増やし公式戦42試合で14ゴール8アシストを記録したが、このシーズンもケガで離脱することに。3年目の昨シーズンはさらに悪化。ハムストリングや筋肉系のケガが相次ぎ、公式戦9試合に出場し1ゴールと最悪のシーズンとなり、“終わった選手”としての烙印を押されることもあった。

さらに、ケガ以外にも私生活や食生活の乱れが指摘。遅刻グセなど、悪いことは重なり、信頼を大きく失い、無駄な買い物になってしまったと揶揄されていた。

両足が使えること、そしてスピードやテクニックにも優れ、その才能はピカイチだった。ブラジル代表FWネイマールがPSGへ移籍した穴を埋めるための補強だったが、全くもって計算外。しかし、そのデンベレが真の実力を発揮しつつある。

ロナルド・クーマン監督が就任した今シーズンは、相変わらずハムストリングの負傷で2週間ほど離脱したが、コンスタントに出場機会を得ており、ここまで公式戦32試合に出場し、8ゴール4アシストを記録。最も結果を残した2年目に近い成績を残している。

右ウイングを主戦場に、左ウイングでもプレー。先日のコパ・デル・レイのセビージャ戦ではFWリオネル・メッシと2トップを組むなど、プレーの幅も広げており、リーグ戦のセビージャ戦に続いてゴール。センターフォワードで起用された試合では2試合連続ゴールを記録している。

コンディションも悪くなさそうなデンベレは、4ゴールが必要な今回のPSG戦においては救世主になる可能性もある。母国での試合。バルセロナでやっと本領を発揮しつつあるデンベレが火付け役になり、奇跡の逆転突破となる可能性もあるだろう。

前回の大逆転劇で貢献したDFセルジ・ロベルトがケガで欠場することが確定しており、新たなヒーローが必要なところ。バルサの大ピンチを救い、これまでの負債を一気に返済する姿が見たいものだ。

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浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!

▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu

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