【J1開幕直前ガイド|北海道コンサドーレ札幌】ベテランと若手の融合で上位進出へ
2021.02.21 11:30 Sun
2021シーズンの明治安田生命J1リーグは2月26日に開幕。昨シーズンは降格がなくなったため、今シーズンは史上初となる20チームでのJ1リーグとなる。
昨シーズンに引き続きコロナ禍でのリーグ戦開催となる中、各クラブが積極的な補強や、チームの改革を行っている。
そこで、開幕を前に超ワールドサッカー編集部が、チームのノルマや補強達成度、イチオシ新戦力、そしてJリーグの開幕キャチコピーとして発表された「#2021のヒーローになれ」にあやかり、今シーズンのヒーローになるべき選手をピックアップした。
第9弾は、昨シーズンの明治安田J1で12位に終わった北海道コンサドーレ札幌を紹介する。
◆補強動向《C》※最低E~最高S
【IN】
GK大谷幸輝(31)←アルビレックス新潟/完全移籍
GK中野小次郎(21)←法政大学/新加入
DF岡村大八(24)←ザスパクサツ群馬/完全移籍
DF柳貴博(23)←FC東京/完全移籍
DF中村桐耶(20)←Honda FC/復帰
MF小野伸二(41)←FC琉球/完全移籍
MF青木亮太(24)←名古屋グランパス/完全移籍
FWガブリエル(25)←ウィダド・カサブランカ(モロッコ)/完全移籍
FW小柏剛(22)←明治大学/新加入
FW中島大嘉(18)←国見高校/新加入
GKカウィン・タンマサッチャーナン(31)→OHルーヴェン(ベルギー)→/期限付き移籍終了
DF石川直樹(35)→現役引退
DF進藤亮佑(24)→セレッソ大阪
DF濱大耀(22)→カターレ富山/期限付き移籍
MF白井康介(26)→京都サンガF.C./期限付き移籍
MF早坂良太(35)→現役引退
FWウーゴ・ヴィエイラ(32)→未定
FW藤村怜(21)→モンテディオ山形/期限付き移籍
FW岩崎悠人(22)→ジェフ千葉/期限付き移籍
大幅な戦力入れ替えは行われていないが、1番の目玉はMF小野伸二(←FC琉球)の復帰だろう。2014年にウェスタン・シドニー・ワンダラーズから加入した小野は、当時J2に所属していた札幌に加入。大きな歓迎を受けた。
ケガなどもあった中で、多くの出場機会は得られな買ったが、2018年まで在籍。2019シーズン途中からは琉球でプレーしていたが、1年半ぶりに復帰することとなった。
ベテランでありながらもそのパスセンスと試合を読む力は衰えなし。若手が多い札幌において、重要な役割を担うことは間違いないだろう。
その他にも、シャドーでプレー可能なMF青木亮太(←名古屋グランパス)を獲得。また、昨シーズンは特別指定選手としてプレーしたFW小柏剛も明治大学から加入し、攻撃陣に新たな顔ぶれが揃うこととなった。
一方でディフェンスラインではDF進藤亮佑がセレッソ大阪へと完全移籍。昨シーズンはルーキーのDF田中駿汰にポジションを奪われる形となっていたが、代わりにザスパクサツ群馬のDF岡村大八を獲得。さらに、左右のウイングバックでプレー可能なDF柳貴博もFC東京から獲得し、チームとしてのウィークポイントは消せている。
必要なポジションにしっかりと選手を迎えており、昨シーズンのチームからバランスを崩すことなく新シーズンを迎えられそうだ。
◆目標:上位争い
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が就任して4年目のシーズン。チームとしては、再び結果を残したいところだ。
昨シーズンは大卒ルーキーのDF田中駿汰、MF金子拓郎、MF高嶺朋樹が躍動。チームを支える活躍を見せた一方で、やはり決定力不足が勝ち点を伸ばせない要因となった。
また、守備のやり方をマンツーマンに変更したことで、強度の高いサッカーを披露。高い位置でボールを奪ってからのショートカウンターもハマる試合があったが、やはり決定力に欠けていた部分が大きい。
ポゼッションとマンツーマンディフェンス、ショートカウンターと簡単ではないスタイルの融合には、選手個々がどれだけフィットしているかが重要。そういった点では、キャラクターの違う選手を補強しており、昨シーズンブレイクしたルーキーに加え、今季加入した小柏などが戦力になると、面白い戦いを見せることになるだろう。
あとはケガ人という読むことができないリスクにどう対応するか。選手が欠けたから戦えなくなるということを避けるにも、若手の成長は大きなカギとなりそうだ。
◆超WS編集部イチオシ新戦力
MF小野伸二(41)
編集部がイチオシしたい新戦力は、2シーズンぶりの復帰となったMF小野伸二だ。
戦力としてフル稼働というのは過密日程やコンディション面で難しいと思われる一方で、経験や技術面では大きなプラスとなる。
特に伸び盛りの若手が多くいるだけに、小野からピッチ内外で学ぶことは多いはず。チームとしてワンランク上に上がるチャンスを得たと言って良いだろう。
もちろんピッチ上でもその活躍は求められている。試合を読む力、パスのクオリティ、ゲームメイク力は錆びることなく、昨シーズンは3連敗が3回、最長で9試合勝てなかったこともあるだけに、その悪い流れを断ち切る力も持っているはずだ。
勢いのあるインテンシティの高いプレーがベースとなるが、小野がゲームスピードをコントロールすることで、チームに変化をもたらせることが期待される。
◆2021年期待のヒーロー
FWジェイ(38)
今シーズン期待するヒーローは、再びチームの攻撃の柱になるであろうFWジェイだ。
38歳とベテランの域に入っているジェイだが、その強さは衰えを知らない。シーズンを通してフル稼働することは難しいが、ここぞという時のストライカーとしての働きはやはり頭抜けている。
高さはもちろんのこと、体の使い方やDFとの駆け引きは目を見張るものがあり、チームが苦しい時に助けてくれるのはやはりジェイだろう。
コンディションの調整がうまくいけば、より多くの試合にも出場が可能。高さという点でも、チームの戦い方を変えることができる。
FWアンデルソン・ロペス、FWドウグラス・オリベイラ、そして新戦力のFWガブリエルと外国人FWが揃う中でのプレーとなるが、チームのために戦うジェイに注目だ。
昨シーズンに引き続きコロナ禍でのリーグ戦開催となる中、各クラブが積極的な補強や、チームの改革を行っている。
第9弾は、昨シーズンの明治安田J1で12位に終わった北海道コンサドーレ札幌を紹介する。
◆基本布陣(予想)[3-4-2-1]
©CWS Brains,LTD.
◆補強動向《C》※最低E~最高S
【IN】
GK大谷幸輝(31)←アルビレックス新潟/完全移籍
GK中野小次郎(21)←法政大学/新加入
DF岡村大八(24)←ザスパクサツ群馬/完全移籍
DF柳貴博(23)←FC東京/完全移籍
DF中村桐耶(20)←Honda FC/復帰
MF小野伸二(41)←FC琉球/完全移籍
MF青木亮太(24)←名古屋グランパス/完全移籍
FWガブリエル(25)←ウィダド・カサブランカ(モロッコ)/完全移籍
FW小柏剛(22)←明治大学/新加入
FW中島大嘉(18)←国見高校/新加入
【OUT】
GKカウィン・タンマサッチャーナン(31)→OHルーヴェン(ベルギー)→/期限付き移籍終了
DF石川直樹(35)→現役引退
DF進藤亮佑(24)→セレッソ大阪
DF濱大耀(22)→カターレ富山/期限付き移籍
MF白井康介(26)→京都サンガF.C./期限付き移籍
MF早坂良太(35)→現役引退
FWウーゴ・ヴィエイラ(32)→未定
FW藤村怜(21)→モンテディオ山形/期限付き移籍
FW岩崎悠人(22)→ジェフ千葉/期限付き移籍
大幅な戦力入れ替えは行われていないが、1番の目玉はMF小野伸二(←FC琉球)の復帰だろう。2014年にウェスタン・シドニー・ワンダラーズから加入した小野は、当時J2に所属していた札幌に加入。大きな歓迎を受けた。
ケガなどもあった中で、多くの出場機会は得られな買ったが、2018年まで在籍。2019シーズン途中からは琉球でプレーしていたが、1年半ぶりに復帰することとなった。
ベテランでありながらもそのパスセンスと試合を読む力は衰えなし。若手が多い札幌において、重要な役割を担うことは間違いないだろう。
その他にも、シャドーでプレー可能なMF青木亮太(←名古屋グランパス)を獲得。また、昨シーズンは特別指定選手としてプレーしたFW小柏剛も明治大学から加入し、攻撃陣に新たな顔ぶれが揃うこととなった。
一方でディフェンスラインではDF進藤亮佑がセレッソ大阪へと完全移籍。昨シーズンはルーキーのDF田中駿汰にポジションを奪われる形となっていたが、代わりにザスパクサツ群馬のDF岡村大八を獲得。さらに、左右のウイングバックでプレー可能なDF柳貴博もFC東京から獲得し、チームとしてのウィークポイントは消せている。
必要なポジションにしっかりと選手を迎えており、昨シーズンのチームからバランスを崩すことなく新シーズンを迎えられそうだ。
◆目標:上位争い
©J.LEAGUE
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が就任して4年目のシーズン。チームとしては、再び結果を残したいところだ。
昨シーズンは大卒ルーキーのDF田中駿汰、MF金子拓郎、MF高嶺朋樹が躍動。チームを支える活躍を見せた一方で、やはり決定力不足が勝ち点を伸ばせない要因となった。
また、守備のやり方をマンツーマンに変更したことで、強度の高いサッカーを披露。高い位置でボールを奪ってからのショートカウンターもハマる試合があったが、やはり決定力に欠けていた部分が大きい。
ポゼッションとマンツーマンディフェンス、ショートカウンターと簡単ではないスタイルの融合には、選手個々がどれだけフィットしているかが重要。そういった点では、キャラクターの違う選手を補強しており、昨シーズンブレイクしたルーキーに加え、今季加入した小柏などが戦力になると、面白い戦いを見せることになるだろう。
あとはケガ人という読むことができないリスクにどう対応するか。選手が欠けたから戦えなくなるということを避けるにも、若手の成長は大きなカギとなりそうだ。
◆超WS編集部イチオシ新戦力
MF小野伸二(41)
©J.LEAGUE
編集部がイチオシしたい新戦力は、2シーズンぶりの復帰となったMF小野伸二だ。
戦力としてフル稼働というのは過密日程やコンディション面で難しいと思われる一方で、経験や技術面では大きなプラスとなる。
特に伸び盛りの若手が多くいるだけに、小野からピッチ内外で学ぶことは多いはず。チームとしてワンランク上に上がるチャンスを得たと言って良いだろう。
もちろんピッチ上でもその活躍は求められている。試合を読む力、パスのクオリティ、ゲームメイク力は錆びることなく、昨シーズンは3連敗が3回、最長で9試合勝てなかったこともあるだけに、その悪い流れを断ち切る力も持っているはずだ。
勢いのあるインテンシティの高いプレーがベースとなるが、小野がゲームスピードをコントロールすることで、チームに変化をもたらせることが期待される。
◆2021年期待のヒーロー
FWジェイ(38)
©J.LEAGUE
今シーズン期待するヒーローは、再びチームの攻撃の柱になるであろうFWジェイだ。
38歳とベテランの域に入っているジェイだが、その強さは衰えを知らない。シーズンを通してフル稼働することは難しいが、ここぞという時のストライカーとしての働きはやはり頭抜けている。
高さはもちろんのこと、体の使い方やDFとの駆け引きは目を見張るものがあり、チームが苦しい時に助けてくれるのはやはりジェイだろう。
コンディションの調整がうまくいけば、より多くの試合にも出場が可能。高さという点でも、チームの戦い方を変えることができる。
FWアンデルソン・ロペス、FWドウグラス・オリベイラ、そして新戦力のFWガブリエルと外国人FWが揃う中でのプレーとなるが、チームのために戦うジェイに注目だ。
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