「シーズンの開幕にふさわしい一戦」Jリーグ村井満チェアマンが川崎Fの優勝にコメント

2021.02.20 19:05 Sat
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Jリーグの村井満チェアマンが、見事にFUJI XEROX SUPER CUP 2021を制した川崎フロンターレにメッセージを送った。
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20日、2021シーズンのJリーグ開幕を前に開催された「FUJI XEROX SUPER CUP 2021」。昨シーズンの明治安田生命J1リーグ王者であり天皇杯王者でもある川崎Fが、J1で2位のガンバ大阪と埼玉スタジアム2002で対戦した。試合は前半に昨シーズンはルーキーながら13得点を記録し、大きく優勝に貢献したMF三笘薫が2ゴールを奪い、川崎Fが快勝するかと思われた中、後半にG大阪が反撃。MF矢島慎也のゴールで1点を返すと、FWパトリックがPKをしっかり決めて同点に追いつく。
2-2のまま試合は90分を終えてPK戦に突入するかと思われたが、後半アディショナルタイムにドラマが。スルーパスに反応したFW小林悠がしっかりと決め切り土壇場で勝ち越しに成功。そのまま試合は終わり、3-2で川崎Fが勝利を収めた。

村井チェアマンは川崎Fの勝利にコメント。開幕にふさわしい一戦だったとした。
「川崎フロンターレの皆さま、2年ぶりのFUJI XEROX SUPER CUP 2021優勝、おめでとうございます。昨年二冠を獲得した実力をいかんなく発揮されたのではないでしょうか。両チームとも攻守にわたり躍動され、試合終了間際に決着がつくという、シーズンの開幕にふさわしい一戦で私たちを魅了してくれました」

「ことしで28回目となった今大会は、第1回以来特別協賛として大会をご支援いただいている富士ゼロックス株式会社さま、試合中継いただいた日本テレビさまをはじめ、多くの方のご支援により無事に開催することができました。感染拡大防止のための試合運営にご協力いただいたファン・サポーターの方々にも、改めて感謝申し上げます」

「また、この試合に先立って開催された「NEXT GENERATION MATCH」はことしで12回目を迎えました。新たにクラブのアカデミー評価制度を導入するなど「世界で最も人が育つリーグ」を掲げるフットボールビジョンの実現を目指すJリーグにとって、育成年代選手の躍動は欠かせません」

「時に春の気配を感じるような暖かな陽ざしのもと、サッカーに本気で向き合う選手たち、スタジアムに来場いただいた4,208名とテレビの前で応援してくださった皆さま、今大会に関わってくださった全ての方とともに、シーズンを始められたことを大変うれしく思います。今年もJリーグをよろしくお願いいたします」

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サウジ戦のパフォーマンスが低調だったのは消化試合だったから?/六川亨の日本サッカー見聞録

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鳴かず飛ばずのジョアン・フェリックスはトルコに? チェルシーもミランも期待値低く…代理人が言及

現在はミランでプレーするポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(25)だが、来シーズンはトルコでプレーする可能性が浮上している。 ベンフィカでその名を挙げ、アトレティコ・マドリーへと鳴物入りで加入したフェリックス。しかし、徐々にディエゴ・シメオネ監督との折り合いが悪くなると、チェルシー、バルセロナへとレンタル移籍を繰り返し、2024年8月にチェルシーへと完全移籍した。 しかし、今シーズンのチェルシーでは期待された働きはできず、プレミアリーグ12試合で1ゴール1アシストに。1月にはミランへとレンタル移籍を果たした。 ただ、凋落したフェリックスの復活は遠く、セリエA7試合で1アシストのみ。厳しい日々が続いている状況だ。 そんな中、代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏が夏の移籍について言及。トルコ『Sporx』によると、ガラタサライへの移籍の可能性があるという。 保有権はチェルシーが持っている中、ミランは来季もフェリックスを留まらせる気はなし。一方のチェルシーも、計算できないフェリックスを留める気があまりない状況だ。 メンデス氏は「チェルシーと合意に達した場合、ジョアン・フェリックスはガラタサライでプレーするだろう」とコメント。クラブ間合意が重要な争点となりそうだが、夏には再び活躍の場を変える可能性が高そうだ。 2025.03.26 23:45 Wed
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チャルハノール、将来的な母国クラブ移籍を語る「いつかガラタサライでプレーできたら…」

インテルのトルコ代表MFハカン・チャルハノール(31)が、将来的にガラタサライでプレーする願望を明かしている。 これまでレバークーゼンやミランでプレーしてきたチャルハノールは、2021年夏にインテルへ加入。ライバルクラブからの移籍ということもあり当初はさまざまな意見が噴出していたが、主力に定着してタイトル獲得に貢献するなど今やチームに欠かせない戦力となっている。 今シーズンも公式戦33試合の出場で9ゴール4アシストを記録するなど、チームのセリエA連覇へ尽力している。 そんなチャルハノールは、トルコ紙『Sabah』のインタビューを受けた際、いずれはガラタサライでプレーしたいという願望を語った。 「今はインテルでとても幸せだよ。将来はまだ何もわからない。僕はクラブを移籍したいとは思っていない。でも、いつかガラタサライでプレーできたら、それはとても光栄なことだ」 また、トルコ代表について問われると母国への深い愛を語った。 「トルコの国旗、自分の国、故郷は、僕にとってとても大切なものなんだ。代表チームのジャージを着ること、キャプテンであること、この気持ちを表現する言葉が見つからない。世界で最も美しく幸せな気持ちだ。自分の責任は自覚している。トルコ代表からオファーがあれば、考えたり相談することはない。僕にとってはそれはとても名誉なことであり、誇りなんだ」 2025.04.02 23:50 Wed
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「ほとんどの人間にがっかりした」、ザニオーロが古巣ローマと元同僚への不満ぶちまける

ガラタサライのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロが古巣ローマと、元チームメイトに対する不満をぶちまけた。 ローマとの再三に渡る延長交渉が難航した末、ここ数カ月クラブ退団希望を公言したザニオーロ。今冬の退団が既定路線となっていた中、意中の移籍先だったミランやトッテナム行きは実現せず。 その後、ボーンマス行きでクラブ間合意に至ったものの、ザニオーロの不誠実な対応がイングランドクラブの怒りを買って破談となると、同じく怒り狂うローマは飼い殺しを決断した。しかし、最終的には欧州主要リーグのマーケットが閉幕した直後に届いたガラタサライからのオファーをクラブ、選手双方が受け入れて永遠の都からの脱出を果たすことになった。 その新天地では早速主力として活躍するなど充実した日々を送る23歳は、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で移籍の経緯について言及。約束を反故にされたとローマへの不満をぶちまけた。 「破られた約束について何時間でも話すことができる。彼らは僕がスターだと言っていたが、自分は常に単なるキャピタルゲインと見なされていた」 「2年間、新しい契約の準備ができていると言われた。昨年1月には、自分が稼いでいたよりも少し多めのサラリーで契約していただろうね。なぜなら、ローマで悪くない状況だったし、クラブがファイナンシャル・フェアプレーの問題を抱えていることを知っていたからさ」 「ただ、たくさん話しをしたあと、僕はうんざりしていた。僕が別れを振り返る必要があるならば、他の人も同じようにそうしなければならない」 「実際には、ボーンマスとガラタサライだけでなく、イングランド行きを受け入れなかったために僕は追い出され、ファンは僕を非難した」 「車で追いかけてきた人間もいれば、自宅に侵入しようとした人間もいた。家族も僕も心細く恐怖を感じていた。当時、脅迫的なメッセージを受け取っていたし、携帯電話の電源も切っていた」 また、普段からの素行不良や不真面目な練習態度もあって、移籍希望を公言した後はクラブに忠誠を誓うイタリア人選手を中心に関係悪化が伝えられたザニオーロ。とりわけ、移籍直後には別れのメッセージを送ったのが、DFクリス・スモーリング、FWタミー・エイブラハム、DFレオナルド・スピナッツォーラの3人のみだったとも報道されていた。 そして、元同僚との関係について問われた同選手は、「チームメイト? ほとんどの人間にがっかりしたよ。具体的な名前は挙げないけど、彼らは僕らが兄弟のようだと言っていたにもかかわらず、サヨナラを言うことさえしなかった」と、クラブ同様に不満を口にした。 2023.03.27 07:00 Mon

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