ガスコイン無双!伝説の名手がレンジャーズで見せたハットトリック【ハットトリック・ヒーローズ】
2021.02.18 16:00 Thu
サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。
今回は、元イングランド代表MFポール・ガスコイン氏がレンジャーズで決めたハットトリックだ。
ニューカッスルでデビューしたガスコイン氏は、トッテナムやラツィオでのプレーを経て1995年夏にスコットランドの強豪レンジャーズに加入。多くのタイトルを勝ち取った。
ピッチ外でのトラブルが多かったものの、抜群のフットボールセンスでイギリスの国民的英雄として人気を博したガスコイン氏だが、レンジャーズ時代の1996年4月28日に行われたスコティッシュ・プレミアリーグ第35節のアバディーン戦では、圧巻のハットトリックを記録した。
そのまま膠着状態が続き、迎えた82分、自陣で相手からボールを奪ったガスコインがドリブルを開始する。スピードに乗ったドリブルで相手陣内を縦断すると、相手選手2人に挟まれながらもボックス内に侵入し、勢いに乗ったままシュート。ゴール左にシュートが決まり、勝ち越しゴールとなった。
最後は87分、ボックス内でFWゴードン・デューリーが倒され、PKを獲得するとキッカーはガスコイン。落ち着いてゴール右下にシュートを流し込み、ハットトリックを達成した。
試合はそのまま3-1でレンジャーズが勝利。この勝利でリーグ優勝を決めたレンジャーズは、リーグ8連覇を達成している。
今回は、元イングランド代表MFポール・ガスコイン氏がレンジャーズで決めたハットトリックだ。
◆リーグ8連覇を決めるハットトリック
ニューカッスルでデビューしたガスコイン氏は、トッテナムやラツィオでのプレーを経て1995年夏にスコットランドの強豪レンジャーズに加入。多くのタイトルを勝ち取った。
ピッチ外でのトラブルが多かったものの、抜群のフットボールセンスでイギリスの国民的英雄として人気を博したガスコイン氏だが、レンジャーズ時代の1996年4月28日に行われたスコティッシュ・プレミアリーグ第35節のアバディーン戦では、圧巻のハットトリックを記録した。
まずは0-1とレンジャーズビハインドの22分、左コーナーキックからボックスの外でボールを受けたガスコインは、華麗なシザースと鋭いターンでDFを翻弄し、ボックス内に侵入。一気に加速してゴール左へ進むと、コースを切りに前に出てきたGKの頭上を越えるゴールを沈め、個人技で同点弾を決めた。
そのまま膠着状態が続き、迎えた82分、自陣で相手からボールを奪ったガスコインがドリブルを開始する。スピードに乗ったドリブルで相手陣内を縦断すると、相手選手2人に挟まれながらもボックス内に侵入し、勢いに乗ったままシュート。ゴール左にシュートが決まり、勝ち越しゴールとなった。
最後は87分、ボックス内でFWゴードン・デューリーが倒され、PKを獲得するとキッカーはガスコイン。落ち着いてゴール右下にシュートを流し込み、ハットトリックを達成した。
試合はそのまま3-1でレンジャーズが勝利。この勝利でリーグ優勝を決めたレンジャーズは、リーグ8連覇を達成している。
レンジャーズの関連記事
|
レンジャーズの人気記事ランキング
1
スコットランド名門がアンチェロッティ息子の新指揮官招へい目指す
レアル・マドリーでアシスタントコーチを務めるダビデ・アンチェロッティ氏(35)にレンジャーズがオファーを掲示しているようだ。 スコットランド屈指の名門は今年2月末にフィリップ・クレメント前監督を解任。以降は元キャプテンのバリー・ファーガソン氏を暫定指揮官に据えて、シーズン残りを戦っている。 この間に新シーズンに向けた指揮官の招へいに動いており、複数人をリストアップしたなか、カルロ・アンチェロッティ監督の息子であるイタリア人指導者の招へいを目指している。 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのニコロ・スキラ氏によれば、レンジャーズはダビデ氏の招へいに向けて2028年までの3年契約をオファーしているという。 父カルロは今季限りでのマドリー退任後にブラジル代表指揮官に就任することが決定。また、マドリーの新指揮官就任が決定的なシャビ・アロンソ氏は自身のスタッフを連れてくることが確実なため、ダビデ氏は新天地を求める可能性が高いとみられている。 パリ・サンジェルマン(PSG)やマドリーでフィットネスコーチを務めた後、2016年7月からはカルロ・アンチェロッティ監督のアシスタントを務めているダビデ氏。偉大な父親と共にバイエルンやナポリ、エバートン、マドリーで苦楽をともにしてきた。 戦術面に大きな影響を及ぼしている上、監督と選手の橋渡し役としてもドレッシングルームで重要な役割を担っている35歳のイタリア人指揮官に対しては、これまでもスタッド・ランスやレスター・シティ、エバートンといったクラブが招へいへの動きを見せていた。 2025.05.13 16:04 Tue2
セルティックが王者として臨んだオールドファームはドロー…前田大然は同点弾起点もラストプレーでの逆転ゴール逃す【スコティッシュ・プレミアシップ】
セルティックは4日、スコティッシュ・プレミアシップ第35節でレンジャーズとのアウェイゲームに臨み、1-1で引き分けた。FW前田大然とMF旗手怜央はフル出場した。 前節、前田の2アシストの活躍などでダンディー・ユナイテッドに快勝しリーグ4連覇を達成したセルティック。王者として臨んだ初のリーグ戦では宿敵レンジャーズとのオールドファームを戦った。このダービーマッチで前田と旗手はいずれもスタメン起用となった。 立ち上がりからオープンな攻防が繰り広げられていく。ホームのレンジャーズがより効果的にフィニッシュまで繋げていく一方、セルティックも前田と旗手がボックス付近でアクセントを付けてイダーらのチャンスを演出していく。 前半半ば過ぎの25分には自陣左サイドで与えたFKからタヴァーニアのクロスをゴール前のラスキンに頭でゴールネットに流し込まれたが、ここはオフサイド判定で事なきを得た。 前半半ばから終盤にかけても互いにセットプレーを軸にチャンスを作り合う状況が続いたなか、前半終盤には両者の明暗が分かれた。43分、旗手のスルーパスでボックス内に抜け出したイダーがGKとの一対一でチップキック気味のシュートを放ったが、これはGKケリーの好守に遭う。 すると、直後の44分にはカウンターからディマンデのスルーパスに抜け出したデサースにボックス内へ持ち込まれてゴール右隅にシュートを打たれると、これがゴール右隅に決まった。 1点ビハインドで試合を折り返したセルティック。後半は相手のカウンターに手を焼きながらもボールを保持して押し込む展開に。 そんななか、58分には左サイドで背後を取った前田がゴールライン際で内側に切り込んでいく。タッチが大きくなって相手のクリアに遭うも、これをブロックしたボールがボックス中央のイダーに収まると、イダーの反転シュートがゴールネットに突き刺さる。当初、オフサイドポジションの前田がGKケリーのプレーに影響を与えたとの判定でオフサイドとなったが、視界に入っていなかったこともありゴールが認められた。 前田も絡んだイダーのゴールで1-1のスコアに戻したフープス。以降はより勝利がほしいホームチームの攻勢に晒されるが、要所を締める守備で2失点目は許さない。また、ロジャーズ監督はフォレスト、エンゲルス、テイラーをベンチに下げてベルナルド、ヤン・ヒョンジュン、シュラップとフレッシュな選手をピッチに送り出した。 後半終盤にかけても一進一退の攻防が続いたなか、1-1のまま突入した後半アディショナルタイムのラストプレーで前田に大きな見せ場が訪れた。97分、カウンターから左サイドのスペースに飛び出した前田が快足を飛ばしてゴール前まで持ち込んだが、GKとの一対一で放ったシュートはGKケリーの正面を突いて劇的逆転ゴールとはならず。 そして、試合はこのままタイムアップを迎えて白熱のオールドファームはドロー決着となった。 レンジャーズ 1-1 セルティック 【レンジャーズ】 シリル・デサース(前44) 【セルティック】 アダム・イダー(後13) 2025.05.04 22:06 Sun3
絶好のチャンスを捨ててでも…“悪童”のフェアプレーに絶賛「スポーツマンシップ・レベル100」
レンジャーズに所属するコロンビア代表FWアルフレッド・モレロスが見せたスポーツマン溢れる行動が称賛されている。イギリス『SPORTBIBLE』が伝えている。 レンジャーズは25日、ヨーロッパリーグ(EL)ラウンド32・2ndレグで三好康児の所属するアントワープと対戦。5-2で勝利し、2戦合計スコア9-5でラウンド16進出を決めた。 この試合でも9分に先制ゴールをマークしていたレンジャーズのエースであるモレロスだが、1-1で迎えた前半アディショナルタイムに素晴らしい行動を起こす。 自陣からのロングボールに対し、右サイドで相手DFジェレミー・ゲランと競り合うと、上手く体を入れたモレロスがボールを収めたものの、ゲランがこのプレーで左足のハムストリングスを痛め、審判にアピールするように右手を上げた。 この時点で主審は笛を吹いておらず、レンジャーズにとってはカウンターの絶好のチャンスにもなりえる場面だったが、モレロスがゲランのジェスチャーに気づくと、そこでプレーを止めた。 好機を逃したことで不満を示すレンジャーズの選手もいたものの、アントワープの選手たちはモレロスの行動を称賛。痛めたゲランはこのままピッチを離れ、途中交代となった。 モレロスは、2018-19シーズンには1シーズンで5度の退場処分を受けるなど、スコットランドサッカー界きっての悪童として知られており、今年1月の試合でも相手選手を踏みつけたことで3試合の出場停止処分を食らっていた。 そんなイメージとは裏腹な今回の行動は、『BTスポーツ』が「スポーツマンシップ・レベル100」と伝えたほか、この試合を観戦していたインテルのベルギー代表FWロメル・ルカクも、自身のツイッターで「レンジャーズのモレロスのフェアプレー、ゴールを前に相手のケガのために立ち止まる..素晴らしいスポーツマンシップ」と称えていた。 <div id="cws_ad">◆ここでプレーを止める<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">This sportsmanship from Alfredo Morelos <br><br>After one of the Royal Antwerp defenders pulls up injured, he halts Rangers' dangerous attack <a href="https://t.co/LTW2BYl5JB">pic.twitter.com/LTW2BYl5JB</a></p>— Amazon Prime Video Sport (@primevideosport) <a href="https://twitter.com/primevideosport/status/1365011064295993350?ref_src=twsrc%5Etfw">February 25, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2021.02.26 19:44 Fri4
日本人も活躍するスコットランドでついにVAR導入か?今月導入に向けた投票
Jリーグをはじめ、現代サッカーではほとんどのトップリーグや国際大会で導入されているVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)だが、未だに導入されていないリーグもある。 日本人選手が4名在籍し、アンジェ・ポステコグルー監督が率いていることで日本でも注目が高まるセルティック。そのセルティックが所属するスコティッシュ・プレミアシップではVARが導入されていない。 今シーズンのリーグ戦でも微妙なシーンが多く、VARが導入されていれば取り消されているゴールや、退場につながるファウルなどもあった中、ついに導入されるかもしれない。 スコティッシュ・プロフェッショナル・フットボールリーグ(SPFL)は、19日にVARの導入に関して42クラブが投票を行うとのこと。プレミアシップ、チャンピオンシップでそれぞれ75%、リーグ1、リーグ2で合わせて75%の賛成票があれば導入となるようだ。 なお、導入されるのはプレミアシップのみで、費用はシーズンあたり10万ポンド(約1600万円)になる見込みだという。 可決された場合には、カタール・ワールドカップ(W杯)の終了後から導入することになるとのこと。シーズン開幕には導入はされないようだ。 2022.04.05 21:19 Tue5