2位マドリーが痛恨ドロー…攻撃陣振るわず、極寒パンプローナから勝ち点1を持ち帰るにとどまる《ラ・リーガ》
2021.01.10 06:59 Sun
ラ・リーガ第18節、オサスナvsレアル・マドリーが9日にエル・サダールで行われ、0-0のドローに終わった。
前節、好調セルタを相手にルーカス・バスケス、アセンシオの両翼コンビが揃って1ゴール1アシストの活躍をみせ、2-0の完勝を収めた2位のマドリー(勝ち点36)。首位のアトレティコ・マドリーを勝ち点2差で追う中、降格圏の19位オサスナ(勝ち点14)を相手に連勝を目指した。
セルタ戦からは先発2人を変更。ナチョに代えて体調不良から回復したセルヒオ・ラモス、出場停止のカルバハルに代えてアザールを起用し、バスケスがウイングからサイドバックにポジションを下げた。
スペイン全土を襲う寒波の影響により、ピッチの一部が凍結する劣悪なコンディションの中でスタートした一戦。アウェイのマドリーはピッチ状況を確かめながらの慎重な入りをみせ、なかなか攻撃のギアが上がっていかない。
前半半ば過ぎまで互いに決定機はおろかシュート自体が少ないクローズな展開が続く中、最初の決定機はオサスナに訪れる。30分、左CKの場面でキッカーのルベン・ガルシアがニアに入れたクロスをオイエルが頭で合わすが、これはGKクルトワが冷静にはじき出す。
迎えた後半、立ち上がりの49分にボックス手前でバスケスからパスを受けたアセンシオが決定的なシュートを放つなど、良い入りを見せたマドリー。61分にはボックス左でクロースが折り返したボールをベンゼマがダイビングヘッドで合わせる。さらに、このこぼれ球を泥臭くゴールに流し込むが、ここはヘディングシュートの場面でオフサイドを取られた。
前半に比べて攻撃が活性化されたものの、ゴールまであと一歩という状況が続く中、ジダン監督は後半半ばを過ぎて交代カード3枚を切る。アセンシオ、アザール、モドリッチを下げてバルベルデ、マリアーノ、イスコを投入。この交代で並びを[4-3-1-2]の形に変更した。
だが、この交代も流れを引き寄せる一手とはならず、決定機を作れないまま試合は最終盤に突入。切り札セルヒオ・ラモスを前線に上げて力業でゴールをこじ開けにかかるが、89分にクロース、ベンゼマ、セルヒオ・ラモスの3選手の連携でゴールネットを揺らしたプレーは再びオフサイドの判定で認められず。
逆に、試合終了間際には前がかりなところを相手に引っくり返されかけるが、最後の場面ではきっちり身体を張ってゴールは許さず。そして、試合はこのまま0-0でタイムアップ。
劣悪なピッチコンディションの影響もあり、極寒のパンプローナから勝ち点1を持ち帰るにとどまったマドリーは、首位のアトレティコにプレッシャーをかけることはできなかった。
前節、好調セルタを相手にルーカス・バスケス、アセンシオの両翼コンビが揃って1ゴール1アシストの活躍をみせ、2-0の完勝を収めた2位のマドリー(勝ち点36)。首位のアトレティコ・マドリーを勝ち点2差で追う中、降格圏の19位オサスナ(勝ち点14)を相手に連勝を目指した。
セルタ戦からは先発2人を変更。ナチョに代えて体調不良から回復したセルヒオ・ラモス、出場停止のカルバハルに代えてアザールを起用し、バスケスがウイングからサイドバックにポジションを下げた。
前半半ば過ぎまで互いに決定機はおろかシュート自体が少ないクローズな展開が続く中、最初の決定機はオサスナに訪れる。30分、左CKの場面でキッカーのルベン・ガルシアがニアに入れたクロスをオイエルが頭で合わすが、これはGKクルトワが冷静にはじき出す。
その後もボールを保持するマドリー、鋭いロングカウンターを仕掛けるオサスナという構図の下、拮抗した状況が続く。前半のうちにゴールをこじ開けたいアウェイチームは左サイドを起点にモドリッチ、メンディらが幾度か相手ゴールに迫るが、決定機には至らなかった。
迎えた後半、立ち上がりの49分にボックス手前でバスケスからパスを受けたアセンシオが決定的なシュートを放つなど、良い入りを見せたマドリー。61分にはボックス左でクロースが折り返したボールをベンゼマがダイビングヘッドで合わせる。さらに、このこぼれ球を泥臭くゴールに流し込むが、ここはヘディングシュートの場面でオフサイドを取られた。
前半に比べて攻撃が活性化されたものの、ゴールまであと一歩という状況が続く中、ジダン監督は後半半ばを過ぎて交代カード3枚を切る。アセンシオ、アザール、モドリッチを下げてバルベルデ、マリアーノ、イスコを投入。この交代で並びを[4-3-1-2]の形に変更した。
だが、この交代も流れを引き寄せる一手とはならず、決定機を作れないまま試合は最終盤に突入。切り札セルヒオ・ラモスを前線に上げて力業でゴールをこじ開けにかかるが、89分にクロース、ベンゼマ、セルヒオ・ラモスの3選手の連携でゴールネットを揺らしたプレーは再びオフサイドの判定で認められず。
逆に、試合終了間際には前がかりなところを相手に引っくり返されかけるが、最後の場面ではきっちり身体を張ってゴールは許さず。そして、試合はこのまま0-0でタイムアップ。
劣悪なピッチコンディションの影響もあり、極寒のパンプローナから勝ち点1を持ち帰るにとどまったマドリーは、首位のアトレティコにプレッシャーをかけることはできなかった。
レアル・マドリーの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
|
レアル・マドリーの人気記事ランキング
1
名手ファン・デル・ファールトの長男ダミアンがアヤックスと長期契約…世代別オランダ代表に名を連ねる18歳
アヤックスがラファエル・ファン・デル・ファールト氏の長男と長期契約を結んだ。 絶大なタレント性でサッカーファンを魅了した左足の名手、元オランダ代表MFファン・デル・ファールト氏。アヤックスやハンブルガーSV、レアル・マドリー、トッテナム等で活躍した。 その長男は、元日本代表FW高原直泰氏とともにプレーしたハンブルガー時代に生まれた、ダミアン・ファン・デル・ファールト(18)。 少年時代は父親の移籍に伴い、ドイツ、デンマーク等で生活し、2023年にアヤックスのU-18チームへ入団。昨夏U-19チームに昇格し、世代別のオランダ代表にも名を連ねている。 父の古巣でもあるアヤックスとはU-19昇格と同時に新契約を締結も、7日、新たに2029年6月までの契約延長にサイン。近い将来のトップチーム昇格が念頭にあるのは間違いないだろう。 アヤックスのフットボール・ダイレクター(FD)を務めるマリジン・ボイカー氏いわく、ダミアンは父ラファエルと同じく攻撃的MFで、より守備にも協力的な現代型のフットボーラー。 「彼との契約延長を嬉しく思う。ダイナミックな攻撃的MFで、ボックス内への侵入も多い。何より優れたキック精度とテクニックがあり、エネルギッシュなプレッシングも魅力的だ」 「次のステップはヨング・アヤックス(オランダ2部/セカンドチーム)に上がること。今後数年間でさらなる成長があると確信しているよ」 <span class="paragraph-title">【写真/2枚目】ファン・デル・ファールト親子</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="hu" dir="ltr">It’s a ‘Van der Vaart’ thing <br><br>Damián 2029 </p>— AFC Ajax (@AFCAjax) <a href="https://twitter.com/AFCAjax/status/1876698684404207889?ref_src=twsrc%5Etfw">January 7, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.01.08 14:20 Wed2
コパ決勝クラシコで2アシスト、優勝に貢献したヤマルはマドリーに「今季彼らは僕らに勝てない」と豪語
バルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマルがレアル・マドリーに対して豪語した。 ヤマルは26日に行われたコパ・デル・レイ決勝マドリー戦で先制点と2点目をアシスト。延長戦の末3-2で勝利したチームの優勝に大きく貢献していた。 コパ・デル・レイ決勝での勝利により今季のクラシコの戦績はバルセロナの3戦3勝となった中、ヤマルは試合後のインタビューで「例え1点決められても、2点決められても関係なかった。今季彼らは僕らに勝てない。それが証明された」と豪語。 優勝決定後には派手なサングラスを着用してお茶らけていたヤマル。17歳の言動が来月11日に行われるラ・リーガでの今季最後となるエル・クラシコにどのような影響を与えるだろうか。 2025.04.27 13:00 Sun3
ヴィニシウスにトラブル…クラブ買収巡る問題で2年間の出場停止求める訴え起こされる
レアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが、国際サッカー連盟(FIFA)の倫理規定違反で2年間の出場停止処分を科される可能性が浮上している。 昨年はバロンドールこそ逃したもののFIFAザ・ベストを受賞し、チャンピオンズリーグとラ・リーガの2冠に貢献したヴィニシウス。今シーズンは昨シーズンほどのインパクトこそ残せていないが、公式戦20ゴール14アシストと十分なスタッツを残し、マドリーの主軸として活躍。直近では2030年までの新契約締結で合意に至ったとの報道も出ていた。 そんななか、イタリア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』などの報道によれば、現在フットボール界屈指のスーパースターには父親と代理人とともに経営する『ALL Agenciamento Esportivo』社のサッカークラブ買収に関する問題で、FIFAから調査を受けているという。 『ALL』はポルトガルのFCアルベルカと、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のアスレティック・クラブを買収した。 後者のアスレティック・クラブに関しては16.5%の株式を保有するブラジル企業『ティベリス・ホールディング・ド・ブラジル』が、クラブのセリエB昇格を受けて、株式過半数を取得する優先購入権を行使する計画を立てていた。 しかし、実際に株式はヴィニシウスと関係のある『ALL』に直接売却され、サンパウロ商事裁判所は調査のため取引を停止。 だが、捜査が行われている間に『ALL』がクラブの運営権を握ったことに激怒した『ティベリス』は4月7日、FIFA倫理委員会の調査委員会に申し立てを行い、ヴィニシウスに対して2年間の出場停止処分を要求した。 『ティベリス』の訴えによると、これはFIFA倫理規定第20条およびスペインサッカー連盟(RFEF)スポーツ正義規定第22条に違反するとして国際訴訟を起こすことを決定。これらの規定はいずれも、利益相反の明らかなリスクがある場合に、現役サッカー選手がプロサッカークラブを直接的または間接的に所有することを禁じている。 懸念されるのは、選手オーナーにとって有利な個人契約、スポーツの試合結果への影響。さらに、異例の形で他の選手を引きつける可能性、税務上の不正行為に至るまで、多岐にわたるという。実際、アスレティック・クラブとアルベルカの間ではここにきて選手移籍の動きもある。 この訴えはFIFAに審査される予定であり、出場停止処分に至らない可能性もあるが、『ティベリス』は2年間の出場停止処分を求めており、この訴えが全面的に認められた場合、ヴィニシウスの選手生命に関わる事態となる。 ただ、現状の見立てでは両者間での和解を目指しつつ、ヴィニシウス側に処分が下ったとしても、罰金といったより軽微な処分にとどまる可能性が高いようだ。 2025.04.23 20:51 Wed4
レアル・マドリーがミランから19歳DFヒメネスを一時的に呼び戻し? 昨夏完全移籍移行も半年レンタルのアイデアを保有か
レアル・マドリーに、ミランからスペイン人DFアレックス・ヒメネス(19)を一時的に呼び戻すプランが存在か。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 ヒメネスはスペイン出身で、マドリーの下部組織育ち。23年夏にレンタル移籍でミランU-19へ加わり、1年後の昨夏、ミランへの完全移籍と共にトップチーム昇格となった。 すなわち現在は完全にミランの一員なわけで、迎えた今シーズンはセリエA5試合、スーペルコッパ・イタリアーナ2試合などに出場。ただ、主戦場はセリエCのフトゥーロ(U-23)である。 そんななか、最終ラインが手薄なマドリーが、半年レンタルでのヒメネス呼び戻しを画策か。 現段階ではいちプランに過ぎずも、ドライローンでの獲得に興味を持っているとのこと。マドリーには2025年夏なら900万ユーロ(約14.4億円)、26年夏なら1200万ユーロ(約19.2億円)という、買い戻し条項があるとされている。 2025.01.16 15:40 Thu5
