リバプールの扱いに戸惑うグルイッチ「クラブは僕を信じていると思いたいが…」

2021.01.07 17:45 Thu
Getty Images
リバプールからポルトにレンタル移籍中のセルビア代表MFマルコ・グルイッチが、移籍を決めた理由を語った。イギリス『リバプール・エコー』が伝えている。
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グルイッチは2016年1月にリバプール移籍が発表され、ユルゲン・クロップ監督が同クラブに就任してから獲得した最初の選手となった。しかし、リバプール加入後は出場機会に恵まれず、カーディフ、ヘルタ・ベルリンへのレンタルを経て、今季はポルトにレンタル移籍となっている。リバプールではここまで公式戦16試合の出場にとどまっており、クロップ監督の構想に入っているかは不透明な状況だ。グルイッチ本人もセルビア『Kurir』のインタビューに応じた際、クラブからの扱いに不安に感じていると語っている。
「僕はブンデスリーガで2年間を過ごした後、より成熟した状態でイングランドに戻ってきた。準備はできていたし、クラブもそう言ってくれていたんだ」

「でも、チアゴ・アルカンタラがバイエルンから来て、僕の居場所があまりないことは想像できたよ。(チームに残るという)ギャンブルはしたくなかった。今、リバプールには多くの負傷者がいる。残ればチャンスはあっただろうけど、そんな予想はできなかったしね」
「リバプールは僕を信じていると思いたい。クロップやクラブ関係者と会話すると、彼らはいつも僕が大きな可能性を秘めた選手であると思い出させてくれる。でも、チームの中に入るとチャンスがないんだ。それは少し僕を混乱させているよ」

また、グルイッチはインタビューのなかで、今夏の移籍市場でリバプールが自分に設定した移籍金は高額過ぎたと明かしており、レンタル移籍が選択できる最善の選択肢だったと話している。

「リバプールは僕でお金を稼ごうとしていたね。イングランドのクラブとの交渉は難しいよ。彼らはお金が不足しているわけではないし、望む金額で交渉ができるんだ。それは僕の交渉についても同じことが言える」

「彼らが僕に設定した2000万ユーロという移籍金は、非現実的な金額だった。だから、レンタル移籍がもっとも現実的な手段だったんだよ」


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