6試合勝ちなしのバレンシア、降格圏近づくも指揮官はチーム信頼「楽観的でいたい」

2020.12.23 17:52 Wed
Getty Images
バレンシアハビ・グラシア監督が、不振に陥るチームの状況を心配しつつも楽観的な姿勢を示している。クラブ公式サイトが伝えた。
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バレンシアは22日に行われたラ・リーガ第15節で、セビージャと対戦。第9節でレアル・マドリーから白星を挙げて以降5試合勝利がなく、3試合連続ドローと勝ち切れない状況から何とか浮上のキッカケを掴みたい一戦だったが、81分に失点すると、反撃も実らず0-1で敗れていた。この結果、バレンシアは6試合未勝利となり、順位も13位に低迷。下位チームの未消化試合の結果によっては、ますます降格圏が近づく状況だ。
こうした危機的な状況に対して、グラシア監督はチームが苦しんでいることを認めつつ、楽観的な姿勢を見せている。

「順位表で我々がどの位置にいるかを見れば、今の状況がわかる。論理的に言えば、今の状況は心配だ。我々は状況打開のため改善をしているが、今はそれが結果に結びついていない」
「私は楽観的でいようとしている。日々の仕事で、改善に努めているんだ。今日のように、試合前にメンバーから外れた選手がいたり、試合中に選手がケガをしたりすることもあった。でも、こうした出来事で、出場機会の少ない選手が目立つ役割を担うようになったね」

「我々は、全力を尽くしているチームを信頼しなければならない。私は、この日々の作業と改善が、いくつかの試合で既に見られたように、将来的にはより良い結果をもたらしてくれると楽観視しているよ」

グラシア監督はチームの将来については楽観視していると話した一方で、現在なかなか結果が出ていないことについては、苛立ちを感じていると語った。

「努力していることが結果に結びついていなければ、嫌な気持ちになるさ。悔しい思いをしているし、チームの状況が不安にもなる。ただ、チームに一番必要なのは仕事と経験、そして継続的な改善だ。これからも、それを続けていきたいと思っているよ」

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