元オランダ代表FWフンテラール、今季限りでの現役引退を明言「家族と一緒に数カ月は休もうと思う」

2020.12.15 19:10 Tue
Getty Images
アヤックスに所属する元オランダ代表FWクラース=ヤン・フンテラール(37)が今シーズン限りでの現役引退を明かした。オランダ『Voetbal Primeur』が伝えた。37歳になったフンテラールは、今シーズンのエールディビジで8試合に出場。ここまで3ゴールを記録している。また、チャンピオンズリーグでも3試合に出場していた。


そのフンテラールは12日に行われたエールディビジ第12節のズヴォレ戦で今シーズン初となるフル出場を果たし、1ゴールを記録。4-0の勝利に貢献していた。
フンテラールは試合後に『FOX Sports』に対し、今シーズン限りでの現役引退を考えていると明かした。

「先月少し考えた。近づいているよ。これが僕の最後のシーズンになると思う」
「シーズンが終わるまで、僕はただただ幸せを感じて続ける。それからはまだわからない。卒業証書を手にすると思うけど、まずは家族と一緒に数カ月は休もうと思う。とても忙しかった。またお会いしましょう」

PSVでキャリアをスタートさせたフンテラールは、デ・フラーフスハップやAGOVVへのレンタル移籍を経て、2004年にヘーレンフェーンへと移籍。2006年にアヤックスへと移籍した。

その後、レアル・マドリー、ACミランと渡り歩き、2010年8月にシャルケに加入。シャルケでは、元スペイン代表FWラウール・ゴンサレスや元日本代表DF内田篤人ともチームメイトとしてプレー。2017年7月にアヤックスへ復帰していた。

アヤックスでは254試合で154ゴール42アシスト、シャルケでも240試合で126ゴール35アシストを記録していた。

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