“太陽のダービー”快勝のチームにご満悦のガットゥーゾ「私の望む強度とキャラクターを示した」

2020.11.30 14:14 Mon
Getty Images
ナポリのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が快勝したチームのパフォーマンスを喜んでいる。クラブ公式サイトが伝えた。
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ナポリは29日に行われたセリエA第9節で3位のローマと対戦。“デルビー・デル・ソーレ(太陽のダービー)”と呼ばれるこの試合に、ナポリは25日に急逝したクラブの絶対的レジェンド、ディエゴ・マラドーナ氏を追悼する特別なユニフォームで臨んだ。
マラドーナ氏のためにも、上位進出のためにも負けられない一戦で、ナポリは前半のうちに先制点をマークする。後半はローマに攻め込まれるシーンがありながらも攻撃陣が躍動して3点を奪い、4-0のスコアで勝利を収めた。

試合後のインタビューに臨んだガットゥーゾ監督は「我々にとって素晴らしい試合だった」と語り、チームのパフォーマンスを称賛している。

「今夜、私は強度とキャラクターを示す組織的なチームを見られた。選手たちが試合への重要性を理解してくれれば、我々は自分たちの資質をしっかり誇示できる。競争力のある態度は私が好むものだ。我々にとって正しい精神を保つというのは基本だよ」
また、ガットゥーゾ監督は結果だけを見れば大差がついているものの、この試合が決して楽な試合ではなかったと認めており、その試合を乗り切ったチームスピリットを喜んだ。

「結果はどうあれ、試合自体は決して楽なものではなかった。だからこそ、我々は互いを助け合いながらプレーした。これが私の望むチームだよ。私が怒るとき、選手たちは私が何を言いたいかを理解してくれるし、私がグループの強さを評価していることもわかっているんだ」

「常に100%を出すのは難しい。しかし、難しいのなら正しい決意と最大限の注意を払うことで補わなければならない。ここまでは(公式戦)12試合で9勝3敗だ。何を期待されているかはわからないが、このチームが今重要なことを成し遂げているのはわかっているよ」

なお、セリエA第3節のユベントス戦が不戦敗扱いとなり、その後中止の原因となったナポリに勝ち点1剥奪の処分が下されたことについて改めて言及。「(本来より)勝ち点1少なくなっている。ユベントス戦はバスに乗り込んで準備もできていたし、試合さえできればポイントは獲得できたと思うんだ」と、悔しさを露わにしている。

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