アトレティコ移籍のトレイラ、父親はアルテタ監督に不満「戦力として計算していなかった」

2020.10.15 19:15 Thu
Getty Images
今夏にアーセナルからアトレティコ・マドリーへレンタル移籍したウルグアイ代表MFルーカス・トレイラ(24)の父親が、ミケル・アルテタ監督への不満を口にしている。スペイン『Libertad Digital』が伝えている。

2018年夏にサンプドリアから加入したトレイラは、加入1年目にウナイ・エメリ前監督の下で中盤の主力を務めた。しかし、2019年12月に途中就任したアルテタ監督の下では新型コロナウイルスによる中断前までは多くの出場機会を与えられたものの、リーグ再開後はコンディションの問題などもあり、出場機会が減少。さらに、今シーズンに入ると、完全に構想を外れ、ベンチ外が続いていた。

そういった中、今夏の移籍市場の最終日にはアトレティコからアーセナルに移籍したガーナ代表MFトーマス・パルティ(27)と、入れ替わるような形でアトレティコ行きが決定した。なお、代理人を務めるパブロ・ベンタンクール氏によると、今回の契約に買い取りオプションは付随していないという。
トレイラ本人はアーセナルに対して感謝を告げるなど、両者の間にわだかまりはないようだが、父親であるリカルド・トレイラ氏は異なる考えを持っている。

今回、『Libertad Digital』のチャットによるインタビューに応じたリカルド氏は、息子を冷遇したアルテタ監督への不満を口にしている。
「ルーカス(・トレイラ)はとても大きな心を持っていて、何をするにしても常に努力している。だからこそ、息子はベンチで何分も待つのが好きな選手ではない。ピッチの上で何ができるか示す必要はあるが、彼は試合に出ることで奮い立っている。それがアーセナルで起こったことだ」

「ルーカスは正直者でピッチの上に魂を残したいと考えている。だが、それは監督によって左右されるものでもあり、アーセナルの今の監督(アルテタ)は彼を(戦力として)数に入れていなかった」

「ルーカスがベンチにいたのは、彼がそこにいることを望んでいたのではなく、監督の決定によってだ」

「ウルグアイだけでなく、世界中で認められる24歳の選手にとって、何よりも必要なのはプレーをする時間だ」

息子に対するアルテタ監督の扱いに不満を示したリカルド氏だが、今回の契約に買い取りオプションが付いていないこともあり、トレイラの将来的なアーセナル復帰の可能性も閉ざしてはいない。

「アーセナルは彼に数分の(出場)時間も与えないことを決めた。だが、すべてがうまくいけば、アトレティコとの契約が終了した時に息子を愛してくれるアーセナルの監督がいて、クラブが復帰を望むなら、息子は再びそこに魂を残すことを約束する」

その一方で、リカルド氏は「アーセナルに戻る可能性について触れたが、我々がアトレティコに留まりたくないというわけではない。シーズンが終わった時、チョロ(ディエゴ・シメオネ監督)が残留を望み、我々に選択の機会が与えられれば、それは起こるだろう。ただ、今はすべてが不確実だ」と、スペイン長期滞在の可能性も除外していない。

アルテタ監督が今後アーセナルで長期政権を築く場合、トレイラの復帰の可能性は低そうだが、ひとまずはマドリードの地でイタリア時代の輝きを取り戻す必要がある。

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「そのような人々を必要とはしない」ファンが問題行動のアトレティコ、シメオネ監督が糾弾「ライターを投げた者を罰するが、挑発するものも罰する」

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が、レアル・マドリーとのダービーで問題を起こしたファンへの苦言を呈した。スペイン『アス』が伝えた。 29日、ラ・リーガ第8節でアトレティコはホームにマドリーを迎え“マドリード・ダービー”を戦った。 ここまで4勝3分けで3位のアトレティコと5勝2分けで2位のマドリー。ともにリーグ戦無敗で迎えた大一番。首位のバルセロナが敗れただけに、どちらも勝ち点3を積み上げたい試合だった。 試合は堅い入りとなり前半はゴールが生まれず。それでも64分にはFKの流れからエデル・ミリトンがネットを揺らしてマドリーが先制。ただ、諦めないアトレティコは95分にアンヘル・コレアが値千金の同点ゴール。1-1の痛み分けに終わった。 土壇場で追いついたアトレティコだったが、試合中にはアトレティコファンが問題行動。古巣対戦となったマドリーのGKティボー・クルトワに対し、ライターなどが投げ込まれる事態に。互いに挑発し合う形となってしまった中、試合は中断していた。 試合後、シメオネ監督はこの事態について言及。クラブをサポートせず、迷惑をかける一部のファンを糾弾した。 「こうした事件を起こした人々に対し、クラブは決断を下さなければならない。我々はスタンドにいるそのような人々を必要とはしていない。我々をサポートし、ともに歩み、クラブのことを考えてくれる人々だけが必要だ」 「それは、こうした場面を発生させるという意味ではない。なぜなら我々主人公は、そうならないように行動していくからだ」 「正当化はされないが、人々を扇動する人を罰することも可能だ。我々自身も含めて、我々が生み出すものには注視しなければならない。私としては、挑発する者には制裁を。ライターを投げた者を罰するが、挑発するものも罰する」 「こうすることで、制裁を受けず、やることを許容してもらえる。嘲笑などは無くなるだろう」 また、この発端となったクルトワについても言及。アトレティコ時代には逆の立場で同じことが起きたとコメント。ただ、こちら側が何かをすることは難しいとした。 「それはベルナベウで彼に起きたことだ。アトレティコでプレーしていた時、ライターが頭に当たった。それは起きてはならないことであり、クラブはそうしたことが起こらないことを保証しなければならないが、犠牲者となる我々は気をつけなければならない」 「なぜかって?突撃したら反撃される可能性があるからだ。シメオネであれ、クルトワであれ、ヴィニシウスであれ、メッシであれ、グリーズマンであろうともだ」 <span class="paragraph-title">【動画】ライターが投げ込まれたことを主審に訴える</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="zkkeIwGUfto";var video_start = 82;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.30 10:47 Mon
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アトレティコがファンを永久追放…ダービーで物の投げ込み、今後は一切許容しない断固たる姿勢「規則に違反した場合、即時退場」

アトレティコ・マドリーは9月30日、レアル・マドリーとのマドリード・ダービーで物を投げ込んだファンを永久追放することを発表した。 事件は9月29日に行われたラ・リーガ第8節のマドリードダービーで発生。マドリーのGKティボー・クルトワに対してアトレティコのファンがライターを投げ込み、その後に試合は中断していた。 試合後、アトレティコは声明を発表し、ディエゴ・シメオネ監督も批判をしていた中、クラブが犯人に処分を下した。 「クラブは昨日(9月29日)、ダービー中に物を投げた責任があるとして、警察が警備部門と協力して特定した人物を会員から永久追放しました。我々の保安部門は引き続き警察と協力して残りの関係者を特定し、発見次第、永久追放する予定です」 「一方、クラブはこれまで検討されていなかった、身元を隠す目的で人の顔の識別を妨げるような物品や衣服をスタジアム内で使用することの禁止を内規に早急に盛り込む予定です。この規則に違反した場合、即時退場となります」 「あらゆる形態の暴力を根絶するというクラブの確固たる信念とスポーツの価値を守ることに疑いの余地はありません。今後もこのような行為の撲滅を目指し、全力で取り組んで参ります。少数の人々がユニークなファンベースのイメージを傷つけることを許してはなりません。昨日、大多数の人々が模範的な方法で示してくれました」 <span class="paragraph-title">【動画】ライターが投げ込まれたことを主審に訴えるクルトワとミリトン</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="zkkeIwGUfto";var video_start = 82;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.01 22:00 Tue
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ヴィニシウスがコケに「お前には何もない。俺はCLで2回勝った」 スペインメディアが報じる一部始終

スペイン『マルカ』がレアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールとアトレティコ・マドリーのスペイン代表MFコケによるやり取りを報じた。 9月29日にアトレティコ・マドリーのホームで行われたラ・リーガ第8節で激突した両チーム。一部サポーターのベルギー代表GKティボー・クルトワに対する物の投げ込みで一時中断のハプニングもあったなか、1-1のドローに終わった。 この試合ではヴィニシウスがスペイン代表DFロビン・ル・ノルマンとの接触で倒れ込み、ファウルを要求すると、主将のコケが「立てよ」と言い、一触即発のひと幕も。スペイン『Movistar+』のカメラにその一部始終が残るという。 ヴィニシウスは「お前には何もない。俺はチャンピオンズ(リーグ)で2回勝った」と罵ると、駆けつけたウルグアイ代表DFホセ・ヒメネスが仲裁に。コケはヴィニシウスに皮肉を込めて拍手し、「俺を退場させるんだろ」と返した。 それでも収まらないヴィニシウスはさらに「お前は2敗で、俺は2勝だ。もちろん、お前が下手だからだ。だから、俺はここ(レアル・マドリー)でプレーしている。マドリーでね」と言い放つと、コケは再び皮肉の拍手を送った。 その後、イングランド代表MFジュード・ベリンガムとクロアチア代表MFルカ・モドリッチがそれぞれ間に入り、2人を引き離し、乱闘には発展せず。ヴィニシウスは言葉だけでなく、二本指でCLタイトル数をアピールするなどの行為もあったようだ。 2024.10.01 16:45 Tue
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「重大犯罪に対する内部方針を適用する」ダービーでライター投げ込んだファンらを処分へ、アトレティコが声明

アトレティコ・マドリーは29日、レアル・マドリーとの“マドリード・ダービー”で起こった事象について声明を発表した。 29日、ラ・リーガ第8節でアトレティコはホームにマドリーを迎え“マドリード・ダービー”を戦った。 ここまで4勝3分けで3位のアトレティコと5勝2分けで2位のマドリー。ともにリーグ戦無敗で迎えた大一番。首位のバルセロナが敗れただけに、どちらも勝ち点3を積み上げたい試合だったが、試合は1-1のドロー。アトレティコが土壇場で追いついての引き分けとなった。 試合中には、マドリーのGKティボー・クルトワに対してアトレティコのファンからライターなどが投げ込まれる事態が発生。試合は一時中断し、ディエゴ・シメオネ監督がゴール裏に向かう事態にもなった。 クラブはこの件を受けて声明を発表。問題の行動を起こしたファンを処分するとした。 「アトレティコ・マドリーは、レアル・マドリーとの試合の68分に南スタンドの一部から発生した物の投げ込み行為に対して非難の意を表します」 「これらの事件が発生した瞬間から、クラブのセキュリティ部門は警察と協力して関係者の特定に取り組んでおり、そのうちの1人はすでに特定されています。クラブは、この事件に関与した者に対して重大犯罪に対する内部方針を適用します」 「このような行為はサッカーでは許されません。7万人以上の観客が集まり、その大半が模範的な行動を示し、素晴らしい雰囲気を醸し出したスタジアムのイメージを傷つけるものです」 <span class="paragraph-title">【動画】ライターが投げ込まれたことを主審に訴えるクルトワとミリトン</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="zkkeIwGUfto";var video_start = 82;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.30 11:45 Mon

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