コートジボワール戦出場に燃えるDF板倉滉、CBとボランチの起用は「常にどちらでもプレーできる準備をしないといけない」

2020.10.10 19:22 Sat
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日本代表は10日、オランダのユトレヒトで6日目のトレーニングキャンプを実施。トレーニング前にDF板倉滉(フローニンヘン)がメディアの取材に臨んだ。

9日に行われたカメルーン代表戦では出場機会がなかった板倉。13日のコートジボワール戦に向けては「昨日は試合出場はなかったですが、こうやって久々に代表の活動に来て、気持ちはすごく高ぶっています。昨日の試合を見て、試合に出たい思いは強いので、次どうなるかはわからないですが、いつ来ても良いように準備したいと思います」とコメント。出場への欲が高まったと語った。

センターバックとボランチでプレーが可能な板倉。自身のポジションについては「自分の中でどこで勝負したいという気持ちはありつつも、監督にここでと言われた場所で自分の力を発揮することが一番だと思います」とコメント。「チームではセンターバックをやっていますが、前回の代表ではボランチで使ってもらって、常にどちらでもプレーできる準備をしないといけないと思っています」と語り、役割が変わってもしっかりとパフォーマンスを出すとコメントした。

同じ状況にあるDF中山雄太(ズヴォレ)はカメルーン戦ではボランチでフル出場。その中山の存在については「雄太も90分間通して試合に出て、ディフェンスの部分ではゼロでしっかり抑えました。そこにフォーカスしたわけではないですが、同年代の選手が90分出ると、より試合に出たい気持ちになりました。僕自身は次の試合に向けてしっかり準備するだけかなと思います」とし、刺激としながらもしっかりと試合に向けた準備をすると語った。

板倉は2019年のコパ・アメリカで日本代表初招集。10月のタジキスタン代表戦が最後の招集となっていた。この1年での成長について「個々の勝負、一対一の勝負というところはより一層海外に行ってこだわっている部分。そこはコパの時よりもより成長していると思う」と語り、自身でも成長を実感していると語った。また、「昨日の試合もそうですが、強くて早い選手がたくさんいた中で、組織で戦っていた。個々の部分で負けないようにしたい。そこに常にフォーカスしてやっていきたい」と意識して取り組んでいることを明かした。

センターバックで考えれば、DF吉田麻也(サンプドリア)、DF冨安健洋(ボローニャ)の牙城を崩す必要があるが、2人との比較について「危機察知能力、周りの常用を把握してプレーする部分は、足りないというよりは、2人の力強さ、個人でも最後守るところは、2人と比べてというよりは自分自身にもっと必要です」とコメント。「それを上げることによって、今以上の自分になれると思っています」とした。

また、「スタートから試合に出たいという気持ちは強いですし、そこでやってやるという気持ちは強いので、出たら自分のプレーをするだけです」と語り、ピッチではしっかりとプレーを出したいと語った。

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【2022年カタールへ期待の選手vol.76】ユース代表時代の恩師・鈴木監督も太鼓判。最終予選へインパクト残した攻撃型ボランチ/川辺駿(サンフレッチェ広島/MF)

5月24日から3週間超に及んだ日本代表活動。「プチ・ワールドカップ(W杯)」とも言われる中、各ポジションとも熾烈なアピール合戦が繰り広げられた。 そんな中、注目されたのがボランチ陣だ。今季ドイツ・ブンデスリーガ・デュエル王の遠藤航(シュツットガルト)がU-24日本代表の方に参戦したため、A代表の方は守田英正(サンタ・クララ)、橋本拳人(FCロストフ)、川辺駿(サンフレッチェ広島)の3人が順番にコンビを組む形に。6月3日のU-24代表戦(札幌)からの4試合でそれぞれのストロングと課題が出る格好となった。 守田であれば、欧州組らしいアグレッシブさと攻守両面でマルチタスクを果たせる能力、橋本であれば、強度とボール奪取能力の高さなどが目立ったが、彼ら以上に鮮烈な印象を残したのが川辺。「国内組の彼もそこそこできるじゃないか」と感じた関係者は少なくなかったことだろう。 彼が最も大きなインパクトを与えたのが、11日のセルビア戦(神戸)だった。先発した橋本がタテパスのミスを連発し、攻撃がこう着状態に陥る中、後半からピッチに立った川辺は長短のパスを駆使しつつ、攻撃リズムを改善。修正能力の高さを見せつけたのだ。 この働きが評価され、スタメンに抜擢された15日の2022年カタールW杯・キルギス戦も、守田とのコンビで巧みなゲームコントロールを披露。視野の広さと状況判断力の高さも際立っていた。さらに言うと、オナイウ阿道(横浜)の2点目につながるDF3人を抜き去ったドリブル突破も大いに光った。 「横パスを自分の前につけて、そのままチャンスがあったので上がっていきましたし、DFも来ましたけど、うまく抜け出してGKとDFの間いいいボールをつけられた。アドが入ってくるのは分かっていたので、出す瞬間にうまく裏を取ってくれたと思います」と川辺本人もアシストという目に見える結果を残せたことに、手ごたえをつかんだ様子だった。 3月の日韓戦(日産)で初キャップを飾ってから3カ月。25歳のボランチは着実に存在感を高めているように映る。彼をユース代表時代に指導し、2014年AFC・U-19選手権(ミャンマー)にもチームを率いた鈴木政一監督(ジュビロ磐田)も真価を実感した様子だった。 「(オナイウの得点につながった)タテにドリブルで出ていくプレー自体は18~19歳から持っているんですよね。それに加えて、守備力や強さ、タイミングや切れ味が1つ上がったなと感じます。あとテレビ画面を通じてよく分かるのが、ボールのない時に周りを沢山見ていること。あれが判断材料を多く持てる1つの要素なんですよね。彼はその必要性を広島でも代表でも感じて意識的にやっている。それがいい効果を生んでいるんじゃないかと思います」 ボールのない時の視野確保と状況判断の巧みさは、磐田のタクトを振るう遠藤保仁に重なる部分。13日のヴァンフォーレ甲府戦でJリーグ通算700試合出場を達成した41歳の大ベテランはその長所を最大限生かしているから一瞬で状況を変えられるし、敵と接触するような大ケガもしない。そういった賢さを中村俊輔(横浜FC)や青山敏弘(広島)らも持ち合わせているから、年齢を重ねてもいいプレーができるのだ。磐田時代には中村、広島では青山とともに戦い、クレバーさに磨きをかけてきた川辺は、その実力が今になって開花しようとしている。 「それに加えて、得点に絡める特徴を持っているので、それをどんどんアピールしてほしい」と鈴木監督からも大きな期待を寄せられている状況だ。 ここで一気にJリーグ基準を超え、代表でコンスタントに戦えるレベルに到達してほしいところだが、海外組に比べると環境的にやや厳しい部分は否めない。遠藤航、守田、橋本、今年になって招集外になっている柴崎岳(レガネス)といったボランチ陣は揃いも揃って欧州でプレー。世界の激しさや強度の中に身を投じ、自己研鑽に励んでいるのだ。 U-24世代の田中碧(川崎)も今夏の海外移籍が確実と言われるだけに、現状のままの川辺が最終予選のメンバーに食い込むのは難しい。国内にいても、世界を意識したプレーをつねにピッチ上で示し続けるしか、森保監督の目を向けさせる方法はない。 「自分の課題は球際と守備の部分。もうちょっと自分で奪い切る力、奪った後に打開していくことが必要だと感じます。そのためにも『球際で勝つんだ』という気持ちの強さを持たないといけないし、フィジカルももっと上げていかないといけない。代表に入っている他の選手に見劣りしないくらいの強度を身に着けたいと思います」 本人も自身のやるべきテーマを明確にしているのは非常にいいことだ。同世代のオナイウや南野拓実(サウサンプトン)が短期間で急成長を遂げたのだから、川辺にもできないわけではない。 先輩・青山が2014年ブラジルW杯で世界の壁に阻まれ、号泣したのを間近に見ていた彼は「自分はそのハードルを超えたい」と強く感じているはず。自分にさまざまな刺激を与えてくれた指導者や先輩、周囲の仲間たちに報いるためにも、満足せずに前へ前へと突き進むことが肝要だ。代表定着の布石を打った今を逃してはならない。 そのためにも、まずは直近のJリーグだ。広島は15日の天皇杯2回戦でJFL・おこしやす京都ACに5失点大敗という不名誉な戦いを見せてしまっただけに、次なる19日の柏レイソル戦が重要になる。川辺にはチーム立て直しの牽引役として「違い」を示してほしいものである。 <hr>【文・元川悦子】<br/><div id="cws_ad">長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。</div> 2021.06.17 20:05 Thu
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日本サッカー協会とアディダスが2023年以降のオフィシャルサプライヤー契約で基本合意

日本サッカー協会(JFA)とアディダス ジャパン株式会社は17日、2023年以降のオフィシャルサプライヤー契約で基本合意したことを発表した。 JFAは1999年よりアディダス ジャパンとオフィシャルサプライヤー契約を締結。男女全年代のサッカー日本代表チームに加え、フットサル、ビーチサッカー、eスポーツ・サッカーの日本代表チームにもユニフォームが提供されている。 JFAは今回の契約の基本合意について「サッカー日本代表チーム以外にも、国内の各種大会や事業もサポートすることに。関係をさらに強化して、さまざまな取り組みを協働することで、「サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する」という理念を具現していきます」としている。 JFAの田嶋幸三会長と、アディダス ジャパンのステイン・ヴァンデヴォースト代表取締役がコメントしている。 ◆田嶋幸三JFA会長 「この度、アディダス ジャパン株式会社と2023年以降の「日本サッカー協会オフィシャルサプライヤー」契約の基本合意に至ったことを大変嬉しく思います」 「アディダス ジャパンには20年以上にわたり、ご支援いただいておりますが、2023年からは、各カテゴリー日本代表だけでなく、日本サッカーの次代を担う選手の育成・強化、指導者・審判員などの人材養成、さまざまな国内の大会やグラスルーツなど、日本サッカー全体の発展をサポートしていただくことになります」 「今年、JFAは創立100周年を迎えます。アディダス ジャパンとの新たなオフィシャルサプライヤー契約は、次の100年に向けて大きな価値を生むものだと思っております。アディダス ジャパンには心から感謝申し上げると共に、今後も手を携え、サッカー、スポーツを通じた人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献してまいりたいと思います」 ◆ステイン・ヴァンデヴォースト代表取締役(アディダス ジャパン株式会社) 「日本サッカー協会との長期契約を延長できることを大変光栄に思います。アディダス ジャパンは、弊社理念である「Through sport, we have the power to change lives.(スポーツを通して、私たちには人々の人生を変える力があります。)」に基づき、この強 固なパートナーシップを通して、サッカー日本代表へのサポートはもちろん、グラスルーツを含む日本サッカー全体の発展に寄与できるよ う努めてまいります」 「先日発表した"Own the Game"戦略において、サッカーは優先的に取り組むべきスポーツカテゴリーのひとつです。サッカーは当社の長い歴史の一部であり、今後もその一部であり続けるでしょう」 「アディダスはサッカー業界のリーディングブランドとして、引き続き選手のパフォーマンス最大化に貢献し、あらゆるレベルのフットボーラーの皆さま、そして世界中のサッカーを愛する皆さまに、より豊かなスポーツ体験を提供できるよう革新的な商品・サービスを展開し続けます」 2021.06.17 18:30 Thu
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オナイウと坂元がアピールしたキルギス戦/六川亨の日本サッカーの歩み

15日のW杯アジア2次予選のキルギス戦は、日本代表が順当に5-1の勝利を収めた。そして代表初ゴールを含めハットトリックを達成したオナイウ阿道がクローズアップされたのは当然だろう。 今シーズンのJ1リーグでも、特に右サイドからのクロスに対し、最初はニアに走り込んでマーカーの注意を引きつけつつ、回り込むようにマーカーの裏をとってファーに流れてフリーになり、右クロスを決めるシーンを何度か目撃した。キルギス戦の31分の2点目がこのパターンだ。 そして3点目、バイタルエリアで簡単にボールを処理するとペナルティーエリア左へと侵入する。原口が左サイドの小川に展開すると、すーっと右サイドに流れた。これはボール保持者の小川、敵GKとDFの3者を同一視野に入れる「アザーサイド」と呼ばれるポジショニングで、南アW杯得点王のディエゴ・フォルランやJ1得点王の大久保嘉人が得意とするプレーである。 そして小川のクロスにフリーで落下点に走り込み、余裕を持ってヘディングシュートを決めた。 今シーズンのオナイウは、ストライカーとして“基本的な動き"を繰り返している。ついボールにつられて飛び出したい気持ちを押さえ、マーカーとの駆け引きや基本的な動きを入れることで有利な状況を作り出している。 これまでオールラウンドなストライカーとして大迫の後継者はなかなかいなかった。浅野、伊東、古橋に加え田川や前田など、スピード系の選手は多いものの、オールラウンダーとなると上田くらいしか候補はいなかった。 そこに名乗り出たのがキルギス戦のオナイウだった。今シーズンのリーグ戦でどこまでゴールを伸ばすのか楽しみでもある。 そしてオナイウと同じくアピールに成功したのが右MFの坂元だろう。今年3月に初めて代表に招集されたがケガで途中離脱したため、今回が代表デビューになる。 「代表は世代別の代表にも手が届く選手ではなかった。プロになれるかどうかもわからなかったのに、代表に選ばれたのはうれしい。いま燻っている選手に夢を与えられたのではないかと思う」と正直な感想を述べていた。 レフティーならではのカットインはもちろん、タテに抜け出しての右足のクロスも精度は高い。A代表では伊東とのポジション争いになるが、ストライカータイプの伊東とは違うスタイルだけに、起用法によっては試合のリズムを変えられる選手として面白い存在になるかもしれない。 今シーズン、浦和に加入した小泉とはFC東京U-15むさしでチームメイトだった。そして2人ともユースチームに進めず前橋育英高に進学。今シーズン、FC東京に加入した渡辺凌磨も前橋育英高のチームメイトで、高校3年生の時は高校選手権で準優勝を果たした。 しかし3人とも大学を経由して加入したのはJ2チーム。しかし坂元は昨シーズンから、小泉と渡辺凌も今シーズンからJ1に活躍の舞台を移した。そんな経緯を話しつつ、坂元は「みんな高校の時からライバルとして切磋琢磨して、お互いに抜いたり抜かれたりした。いま代表だからとリードしていると思わない。自分も負けられないと思うし、一緒にプロとしてやれていることは大きいと思う」とライバルの存在の重要性を口にした。 オナイウの活躍に、当然横浜FMのチームメイトである前田は刺激を受けたことだろう。そして坂元の代表でのプレーに小泉も闘志を燃やしているかもしれない(渡辺凌は負傷治療中)。19日に再開されるJリーグでは、U-24日本の代表候補を含めて彼らのプレーに注目してみるのもいいだろう。22日には東京五輪の代表18名が発表されるため、19、20日は最後のアピールの場になる。 <hr>【文・六川亨】<br/><div id="cws_ad">1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2021.06.17 18:30 Thu
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「戦える選手を」メンバー発表前の最後の活動が終了、なでしこ高倉麻子監督「覚悟を決めて選ぶ」

なでしこジャパンの高倉麻子監督が、トレーニングキャンプ終了を前に、メディアのオンライン取材に応じ、今回の活動を総括した。 金メダル獲得を目指す東京オリンピックを前に、6月は国際親善試合を2試合行ったなでしこジャパン。ウクライナ女子代表には8-0、メキシコ女子代表には5-1と勝利を収めた。 4月の2試合を含め、メンバー選考最後の活動を終えた高倉監督。18日のメンバー発表を前に、6月の活動を総括した。 「今回なでしこのオリンピックに向かった強化試合2試合をやる中で、もちろんメンバーを絞り込んでいくという大きな作業がありましたけど、攻守共に今までやってきたことの積み上げという意味では、ウクライナ戦もメキシコ戦も含めて、非常にポジティブな要素が多かったと思います」 「それはどの選手が出てもある程度のクオリティを保ちながら変化をつけていけることが見えたからです」 「もう1ランク相手の強度が上がってきたことのエラーを十分想像しながら試合をこなしてきているので、対戦相手という意味では2チーム(ウクライナ、メキシコ)とも良いファイトをしてくれて私たちにとって大きな財産になったと思います」 「選手も選考されるという上で大きなプレッシャーがあったと思いますが、自分のやることに集中してチームでやることを整理し、選手個々の勝負強さを感じましたし、チーム自体の勝負強さに繋がると思っています」 「素晴らしい選手たちですが、18人に絞り込んでいくことは心を込めてやろうと思いますし、選ばれた18人だけでなく、ここにいる23名、特に今年に入って活動に参加した選手全員でオリンピックに向かおうと思います」 今回の合宿には4月から若干メンバーを変えて臨んだなでしこジャパン。この活動で得た成果については「グラウンドレベルの日本の戦い方、なでしこの戦術的な部分に関しては、みんな頭の中は整理されていて、それを個人行動、集団行動の中で形にするという意味では、すごくレベルが上がったという印象です」とコメント。ピッチ上での成果には手応えを感じているようだ。 また「メンタル的な部分でも強いリーダーが出てきてほしいということを常日頃言っていますが、誰か1人ということだけでなく、チーム自体が、みんなが責任を持って動き出していると感じるので、その部分でも非常に頼もしさを感じますし、大会に入っていけば、自ずともっと研ぎ澄まされていくんじゃないかということで、期待は高いです」とし、精神面も成長が見らているようだ。 一方で課題については「もっとより個々のレベルが上がってくるチームに対して、試合の立ち上がりから含めて、いかに粘り強く戦えるかというところはちょっと未知数です」とし、格下相手の試合が続いたことで、メダル候補の強豪国との試合でどういったプレーになるかが見えないとコメント。それでも「そこはトレーニングのやり方の工夫で、なんとかしのいでいけるかなと思いながら、細部にわたって選手と様々な要素がありますが、粘り強く話をして、粘り強くトレーニングをして、オリンピックの舞台に立ちたいと思います」と、意識の面を高めて挑みたいと語った。 本来であれば1年前に開催されるはずだった東京オリンピック。新型コロナウイルス(COVID-19)の影響もあり1年間延期されたが、その結果メンバー入りの可能性が出てきた選手もいる。 この1年間の延期がもたらせたものについては「昨年から緊急事態宣言の期間であったり、それぞれがサッカーができない期間に、自分にとってのサッカーの大切さを感じたのは、選手だけでなく、私自身もそうです」と語り、「その中で年末から合宿をやってきたときに、新しいメンバーも入って、何かチームの風向きが変わったなと思います」と、選手が入れ替わった変化があるとした。 「1年前だったらいなかっただろうとう選手は1人、2人ではないので、世界中で起きているマイナスの要素ではありますけど、チームにとっては新しい選手の出現であったり、サッカーへの想いの確認ができたという点で、チームにパワーをもたらせられたかと思います」と語り、新戦力、そして選手個々がサッカーへの想いを強くしたことがプラスだと語った。 なでしこジャパンのメンバー発表は18日。その後本大会前のキャンプが当初の予定より早くスタートすることとなった。 その点については「とにかくケガをしないことが一番の強化だと思っています。トレーニングの強度を上げなければいけない反面、ケガをしたくないという矛盾があります」とケガは避けたいとコメント。また「合宿の日数が増えた経緯は、2月にアメリカ遠征に行けず、強豪国と対戦できないマイナスがありましたけど、メンバー発表した後に日数が取れるということは、今の時点でこれで良かったんじゃないかと思えるところに来ています。1日1日を大事にして強いチームにしていきたいと思います」と語り、チームが固まってから時間を取れることをポジティブに考えるとした。 現時点でケガなど、選考に影響を与える選手については「ケガを持っている選手はほとんどいませんし、プレーはしていますが、医学的に見るとあまり良くないという選手も実際はいる」と語り、全員が万全な状態ではないと明かした高倉監督。それでも「私も選手をやっていましたので、プレーできるケガがあって、その辺を選手のプレーを見て、できるだろうというのと、医学的見地からの所見とのせめぎ合いは正直あります」とし、ケガを考慮して選手を選ぶ可能性もあるとした。 ただ「全員オリンピックの開幕には万全で、ケガがなければという状態です。他の選手も含めて、総合的にケガ持ちの選手もいるので、厳しい戦いになるので、どこを厚くするかもケガに左右されることもあるので、そこを考える必要があります」と語り、18名の選考に対して、ケガのリスクも考える必要があるとコメント。「上手い順に18人という数値でもあればいいですが、そうでもないです。戦う集団にしたいですし、戦える選手を揃えたいと思います」と語り、メンバー選考に頭を悩ませることになるようだ。 2日後には運命のメンバー発表が控えるが、現時点の心境については「色々なことを考えますけど、その結果シンプルであるというものになるのではないかと思います」とコメント。「覚悟を決めて、18人を選びたいと思っています」と、強く語った。 ワールドカップの23名とオリンピックの18名については「大きく違う」と語った高倉監督。「23名も覚悟を持っていましたが、違うなと」と5人少ないことはかなり大きな影響があるようだ。 「色々な選手の想いや良さは日々触れてきたことなので、選手の頑張りや想いというのは、私自身は理解していると思っていますし、その上で厳しい決断と、軍を率いるじゃないですけど、大将としては負けない戦をするためのベストな布陣を選びたいです」と、しっかりと勝てる、そして戦える18名にしたいと語った。 その18名については「正直ゼロではない」とある程度構想があるとしながらも、「1人、2人のところではどういう考えで決断するかというところで変わってくるところではあると思います」と語り、「スタッフと話を少しして、決断していくことになると思います」とまだ迷っている状況だという。 それでも、高倉監督が求めるのは戦える選手。ただ、それもここまでの活動で芽生えているとし、「昨日今日で生まれるものではなく、種を植えて芽が出るように、選手たちは戦う覚悟を持ち始めたように、明らかに変わったと思います」と、選手たちからも覚悟を感じるという。 またバックアップのメンバーについても「18人決定した段階で、それによってバックアップメンバーも変わってくる」とコメント。「私も含め、スタッフ含め、知恵を出し合ってディスカッションは進めてきているので、最後のピースをハメた時点でバックアップメンバーの4人もちょっと変化があると思います」とし、選出された18人によって4人のバックアップメンバーが決まるとした。なお、トレーニングメンバーについては「コロナ禍でバブルを作らないといけないので、トレーニングパートナーは以前は考えていたんですが、今は難しいと聞いています」とし、バックアップメンバーがトレーニングメンバーを兼ねることになりそうだ。 なでしこジャパンの東京オリンピックメンバーは18日(金)に発表される。 2021.06.16 14:20 Wed
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W杯アジア最終予選進出の12カ国が決定! 日本のほか韓国やオーストラリアなど順当に勝ちぬけ

15日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の全日程が終了した。 新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響を大きく受け、2020年は予選が実施できず。最終的には一国での集中開催で最後の日程を消化するというイレギュラーな大会方式となった。 さらに、北朝鮮代表が途中で予選を辞退するなど、様々なエクスキューズがあった中で、全日程が終了した。 すでに突破を決めていた日本代表だが、その他のグループでも突破チームが決定している。 各グループの1位はシリア代表(グループA)、オーストラリア代表(グループB)、イラン代表(グループC)、サウジアラビア代表(グループD)、カタール代表(グループE)、日本代表(グループF)、UAE代表(グループG)、韓国代表(グループH)となった。 カタールは開催国のため、残りの7カ国が最終予選に出場が決定。残りの5チームは各グループ2位のうちの上位5チームとなった。 各グループ2位の順位争いは北朝鮮の辞退に伴い、各グループ最下位のチームとの対戦成績を除いた形で順位付けされることに。2位の中で1位は勝ち点13の中国代表(グループA)、2位は勝ち点12のオマーン代表(グループE)、3位は勝ち点11のイラク代表(グループC)、4位は勝ち点11のベトナム代表(グループG)となった。 また、カタールが出場権を獲得したことで広がった5位には勝ち点10でレバノン代表(グループH)が入ることに。日本と同組のタジキスタン代表は、勝ち点10でレバノンと並ぶも、得失点差で下回り、最終予選に出場ならなかった。 なお、オマーン、イラク、ベトナムは2023年に行われるアジアカップの出場も決定。5位のレバノンはアジアカップの本戦か3次予選かは未定。タジキスタン、ウズベキスタン、ヨルダンはアジアカップの3次予選から出場となる。 日本人監督が率いた国は日本代表を除いて敗退。西野朗監督が率いるタイ代表はグループGで4位、吉田達磨監督が率いるシンガポール代表はグループDで4位、間瀬秀一監督が率いるモンゴル代表は日本と同じグループFで4位に終わった。 ◆カタールW杯アジア最終予選進出チーム シリア代表(グループA) オーストラリア代表(グループB) イラン代表(グループC) サウジアラビア代表(グループD) 日本代表(グループF) UAE代表(グループG) 韓国代表(グループH) 中国代表(グループA)※グループ2位 オマーン代表(グループE)※グループ2位 イラク代表(グループC)※グループ2位 ベトナム代表(グループG)※グループ2位 レバノン代表(グループH)※グループ2位 ◆各グループ2位順位表 勝ち点(試合数/勝/分/負/得点/失点/得失点) 1位[A]中国 13(6/4/1/1/16/3/+13) 2位[E] オマーン 12(6/4/0/2/9/5/+4) 3位[C]イラク 11(6/3/2/1/6/3/+3) 4位[G]ベトナム 11(6/3/2/1/6/4/+2) 5位[H]レバノン 10(6/3/1/2/11/8/+3) ーーーW杯アジア最終予選 6位[F]タジキスタン 10(6/3/1/2/7/8/-1) 7位[D]ウズベキスタン 9(6/3/0/3/12/9/+3) 8位[B]ヨルダン 8(6/2/2/2/6/2/+4) 2021.06.16 11:50 Wed
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