約1年ぶりの実戦でクリーンシートのDF吉田麻也、システム変更やカメルーンとの対戦は「非常に大きな強化になった」
2020.10.10 02:05 Sat
9日、国際親善試合の日本代表vsカメルーン代表がオランダ・ユトレヒトで行われ、0-0の引き分けに終わった。
約1年ぶりの実戦となった日本代表。2019年に行われたコパ・アメリカのチリ代表戦以来の先発出場となったDF吉田麻也(サンプドリア)が試合後に取材に応じた。
久々の実戦ながら、前半は[4-2-3-1]、後半は[3-4-2-1]と2つのシステムを試した日本代表。吉田は2つのシステムで戦ったことについて「3バックについては監督もずっとやりたいと話されていましたし、試合前にも試そうかという話はしていたので、準備はしていました」と頭の中にはあったとコメント。「久しぶりの代表ということもあって、良かった点もたくさんあったと思いますけど、もっともっと擦り合わせなければいけない部分もあったと思います」とし、久々で難しい部分もあったと語った。
一方で「ただ、こういうフレンドリーマッチを開催できて、しかもなかなか日本代表が対戦できない非常に良いコンディションのアフリカのチームと対戦できたことは意義があったと思います」とコメント。「最初のプレーから非常に良いチームだと感じたので、とても意義のある試合だったと感じました」とコンディションが整っているアフリカ勢との対戦が貴重な場だったと語った。
しかし、試合はチャンスがありながらもゴールを決め切れずにゴールレスドローに。その点での課題については「強い相手と戦っていく中で、本大会だったりと考えると、チャンスをそんなに多く作れない中で、数少ないチャンスを生かせることが大事だと思います」とコメント。自分たちの守備については「後ろは今日はできましたけど、苦しい試合をゼロで抑えて少ないチャンスを待つということが大事です。実際に今日も少なかったですけど、チャンスはあったので、そこを決め切れればというのもあります」と語り、まずは自分たちが無失点に抑えることで勝利を呼び込みたいと語った。
前半と後半では、システム変更に伴い戦い方が変わった日本。「前半は相手もしっかりボールを回してビルドアップする良いチームだったので、前半は攻撃陣はフィジカル的にインテンシティが高くなってしんどかったかなと思います」と吉田が前半を振り返った。
一方、「逆に後半は前から行ったことによって、後ろがスライドする距離が長くなったり、マンマークの時間が長くなって大変だったんですけど、よく修正して良い形で後半巻き返せたと思います」と後半を評価。「高い位置でボールを奪ってフィニッシュまで持っていくのは3バックの特徴だと思うので、そこはもう少しできたら良かったです」と意欲を燃やした。
また「まだまだ3バックに関しては、全体的に動きの質を変えていかないといけないですし、4バックでうまくいかなかった時にこういったオプションを持っているということは、チームとして幅ができると思います」とし、両方のシステムで戦えるようになるべきだとコメント。「3バック、4バックにこだわるというか、大きくテーマを2つに割るというよりは、臨機応変にやりたいと思います」とし、「ザックさんの時は3バック、4バックが際立ってしまって上手くいかなかったというのがあるので、そこを上手く使えるようになりたいです」と過去の経験からも、両方の良さをしっかりと出したいと語った。
今回は全員がヨーロッパでプレーしている日本代表。史上初の出来事となるが、アフリカ勢と渡り合えることが普通になりつつある。吉田は、「後ろは経験がある選手が多くて、冨安が今まさに新たにチャレンジしていると思いますけど、酒井宏樹に関してはフランスはアフリカの選手が多いので、慣れているなと感じました」と最終ラインの出来を振り返った。また、「僕も長くヨーロッパでやって色々なタイプの選手とやっていますし、冨安も良い経験を踏んでの試合だったので、落ち着いて対応できたと思います」とし、21歳ながら守備を任されている後輩を褒めた。
しかし、反省はあるようで、「こういう相手とやっても十分戦えるんだなと思いましたけど、もう少し連携を良くしたいです。3バックで大事なのは、両ウイングの選手がいかに前に行けるか、逆サイドがどう絞るかが大事だと思うので、そこはもう少しうまくできたら、効率的にボールを奪えると思います」とし、すでに修正に向けたプランが立っているようだ。
約1年ぶりの実戦となった日本代表。2019年に行われたコパ・アメリカのチリ代表戦以来の先発出場となったDF吉田麻也(サンプドリア)が試合後に取材に応じた。
一方で「ただ、こういうフレンドリーマッチを開催できて、しかもなかなか日本代表が対戦できない非常に良いコンディションのアフリカのチームと対戦できたことは意義があったと思います」とコメント。「最初のプレーから非常に良いチームだと感じたので、とても意義のある試合だったと感じました」とコンディションが整っているアフリカ勢との対戦が貴重な場だったと語った。
しかし、試合はチャンスがありながらもゴールを決め切れずにゴールレスドローに。その点での課題については「強い相手と戦っていく中で、本大会だったりと考えると、チャンスをそんなに多く作れない中で、数少ないチャンスを生かせることが大事だと思います」とコメント。自分たちの守備については「後ろは今日はできましたけど、苦しい試合をゼロで抑えて少ないチャンスを待つということが大事です。実際に今日も少なかったですけど、チャンスはあったので、そこを決め切れればというのもあります」と語り、まずは自分たちが無失点に抑えることで勝利を呼び込みたいと語った。
そのカメルーン代表との一戦はとても重要だったと語る吉田。「久々の代表でコンビネーションだったりやり方だったり、チームと全く違うやり方という選手もいると思います。そういう中で2つのフォーメーションを試す、新しい選手を試せた、強い相手とできたということは、チームとしては非常に大きな強化になったと思います」とし、大きな意義があったとコメント。「個人的には約1年ぶりの日本代表の試合で、本当に楽しかったですし、あっという間に90分が終わりました」と、自身は楽しんでプレーできたと感想を述べた。
前半と後半では、システム変更に伴い戦い方が変わった日本。「前半は相手もしっかりボールを回してビルドアップする良いチームだったので、前半は攻撃陣はフィジカル的にインテンシティが高くなってしんどかったかなと思います」と吉田が前半を振り返った。
一方、「逆に後半は前から行ったことによって、後ろがスライドする距離が長くなったり、マンマークの時間が長くなって大変だったんですけど、よく修正して良い形で後半巻き返せたと思います」と後半を評価。「高い位置でボールを奪ってフィニッシュまで持っていくのは3バックの特徴だと思うので、そこはもう少しできたら良かったです」と意欲を燃やした。
また「まだまだ3バックに関しては、全体的に動きの質を変えていかないといけないですし、4バックでうまくいかなかった時にこういったオプションを持っているということは、チームとして幅ができると思います」とし、両方のシステムで戦えるようになるべきだとコメント。「3バック、4バックにこだわるというか、大きくテーマを2つに割るというよりは、臨機応変にやりたいと思います」とし、「ザックさんの時は3バック、4バックが際立ってしまって上手くいかなかったというのがあるので、そこを上手く使えるようになりたいです」と過去の経験からも、両方の良さをしっかりと出したいと語った。
今回は全員がヨーロッパでプレーしている日本代表。史上初の出来事となるが、アフリカ勢と渡り合えることが普通になりつつある。吉田は、「後ろは経験がある選手が多くて、冨安が今まさに新たにチャレンジしていると思いますけど、酒井宏樹に関してはフランスはアフリカの選手が多いので、慣れているなと感じました」と最終ラインの出来を振り返った。また、「僕も長くヨーロッパでやって色々なタイプの選手とやっていますし、冨安も良い経験を踏んでの試合だったので、落ち着いて対応できたと思います」とし、21歳ながら守備を任されている後輩を褒めた。
しかし、反省はあるようで、「こういう相手とやっても十分戦えるんだなと思いましたけど、もう少し連携を良くしたいです。3バックで大事なのは、両ウイングの選手がいかに前に行けるか、逆サイドがどう絞るかが大事だと思うので、そこはもう少しうまくできたら、効率的にボールを奪えると思います」とし、すでに修正に向けたプランが立っているようだ。
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