セビージャ指揮官、バイエルン戦惜敗に「限界まで彼らを追い込んだ」

2020.09.25 14:18 Fri
Getty Images
セビージャフレン・ロペテギ監督が、UEFAスーパーカップのバイエルン戦を振り返った。スペイン『LA VERDAD』が伝えている。

昨季のヨーロッパリーグ王者であるセビージャは、チャンピオンズリーグ王者のバイエルンと24日にブダペストで対戦した。

前半13分にFWルーカス・オカンポスのPKで先制したセビージャだが、前半のうちに返されると、試合は同点のまま推移し延長戦に突入。何度か勝ち越しのチャンスもあったが、延長前半14分にMFハビ・マルティネスのゴールを許し、優勝を逃している。
試合後、惜しくも敗れたロペテギ監督は、欧州王者に善戦したチームを称賛。最大限苦しめることが出来たことを誇りに思うとした一方で、わずか中2日でラ・リーガの試合に備えなければならない日程に苦言を呈した。

「見せ掛けなどではなく、我々は本気でバイエルンを倒すためにここに来て、限界まで彼らを追い込んだ。よく健闘してくれた。素晴らしかったよ。我々は今日の我々を誇りに思う」
「どんな試合でも負けは常に隣り合わせ。決勝戦ともなればなおさらだ。我々に勝つチャンスはあった。相手は近年のヨーロッパで最も優れたチームだ。誰も延長戦までもつれるなんて思っていなかっただろう」

「そして残念なことに、72時間後にカディスとの対戦が控えている。ちょっと理解できないね。だがスペインでは起こりうることだ」

敗れてしまったセビージャだが、試合は88分に勝ち越しのビッグチャンスを迎えていた。ロングカウンターに転じ、途中出場のFWユセフ・エン=ネシリがGKと一対一に。しかし、シュートはGKマヌエル・ノイアーに防がれ、千載一遇の機会を逃してしまっていた。

「88分の出来事に関しては、あれは本当に決定的なシーンだった。ノイアーは世界最高のGKだ。そのチャンスを逃せば我々は延長戦で苦しむことは分かっていた。かなり追い込まれていたが、もっとやられる可能性もあったと感じている」

「彼らは中盤も守備も改善し、難しくなった。バイエルンを倒すためには最高の試合をしなければならない。今日の我々はそう出来たが、残念ながら勝つことができなかった」

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