バルセロナの意向は明確、“王様”メッシとどう向き合うのか

2020.08.27 18:15 Thu
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トランスファーリクエストを出したことで去就が世界中の注目を集めているアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ。数々のクラブが移籍先候補として挙がっている。

ブックメーカーを含め、最有力とされているのがマンチェスター・シティ。バルセロナで指揮を執ったジョゼップ・グアルディオラ監督がいることに加え、アルゼンチン代表のチームメイトであり友人のFWセルヒオ・アグエロが在籍していることもその理由の1つだ。

◆この喜ぶ姿はもう見られないのか?メッシのゴールセレブレーション!

その他にはインテルやパリ・サンジェルマン(PSG)の名前も挙がっているが、決してバルセロナがメッシの退団希望を飲んだわけではない。

メッシ側の意見ばかりが報じられる中、バルセロナの新たなスポーツ・ディレクター(SD)に就任したラモン・プラネス氏は、メディアに向けてメッシの問題についてコメント。クラブとしての姿勢を明確に語った。

プラネス氏は「真実なのは、これがとても重要なニュースであったということだ」と語り、メッシの退団希望はクラブにとって重要案件だと認め、退団希望を出したことを認めた。

しかし、クラブとしての姿勢は変わらないと主張。残留に向けてクラブ全体で取り組むと語った。

「我々のアイデアは、世界で最高の選手を中心に、新しい勝利のサイクルを築くことだ。我々が望むのは、メッシが留まることであり、我々はいかなる退団も考えていない」

「レオはとてもリスペクトされるべきだ。バルセロナとレオは夫婦であり、両者はお互いに多くのことを与え、ファンに多くの喜びを与えた」

「私は近い将来がポジティブだと考えており、楽観的だ。メッシのような経験豊富な選手とチームの将来を担う選手は一緒にいる必要がある」

「バルサとメッシの関係が続くように全力を尽くす。レオを説得するために、内部的に取り組んでいる」

クラブとしては当然のことながらメッシの慰留に努めるとのこと。クラブとしても最大限メッシに歩み寄ろうと条件面でも交渉を進めていくことだろう。

一方で、メッシにとって何がトリガーとなり、今回のトランスファーリクエスト提出に至ったのかは、クラブも知るところではないはずだ。

一部報道では、ロナルド・クーマン監督がチームを改革していく中でのやり方に疑問を持ったともされているが、エルネスト・バルベルデ監督、キケ・セティエン監督とも良い関係ではなく、クラブ上層部のやり方に対して積もり積もったものもあるはずだ。

メッシは“王様”としてピッチ内外で与える影響は大きく、自身がプレーしやすい環境、選手の獲得を求めることもあるとも言われている。そういった点では、近年は自身の望みが叶っていない部分もあるだろう。

ワガママと一言で片付けることもできるが、プロキャリアで731試合に出場し634ゴール285アシスト、15年間で34ものタイトルをチームにもたらした功績を考えれば、クラブとしても大きな見返りをもらっている状況だ。

しかし、近年はクラブの弱体化が叫ばれ、バルサの哲学も失われたと一部のファンは怒りの矛先をジョゼップ・マリア・バルトメウ会長に向けている。今回のメッシが退団を希望する件も、ここ数年にわたるクラブの姿勢が原因だとし、会長を槍玉に挙げている状況だ。

バルセロナは2021年3月に会長選があり、そこでは現職のバルトメウ会長の再選はないと見られている。トップが変わればクラブも変化し、環境が大きく変わる可能性もある。

偉大なるエースとして良い時も悪い時も矢面に立たされるメッシ。バルセロナの“王様”が望むものはなんなのか。本当にバルセロナというクラブ、自身を応援する人々へ嫌気がさしたのか。クラブは、その胸の内を聞くところからスタートすることになりそうだ。

《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》

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【ブンデス・シーズンプレビュー】欧州王者バイエルンの9連覇は揺るぎなしか、対抗は若手スター集まるドルトムント

2020-21シーズンのブンデスリーガが18日に開幕する。昨季は新型コロナウイルスの影響により約2カ月半の中断期間があった中、フリック監督就任でV字復調を見せたバイエルンが8連覇を成し遂げた。そして、シーズン終了後に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ではバイエルンが充実の戦いぶりを見せて優勝を飾り、欧州全土にバイエルンの底知れぬ強さを知らしめることとなった。迎える新シーズンもバイエルンが優勝の大本命であることに間違いなさそうだ。 ◆チアゴ流出は痛恨も9連覇の本命~バイエルン~ <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200917_19_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季途中に就任したフリック監督の下、欧州王者にも輝いたバイエルンが頭一つ抜け出した存在であることに異論はないだろう。MFチアゴのリバプールへの流出は痛恨だが、元々負傷気味のチアゴが不在だった際にはMFキミッヒとMFゴレツカが十分に穴を埋めており彼らが出場できれば問題ないだろう。また、レンタル組のMFコウチーニョ、MFペリシッチ、DFオドリオソラらの買い取りは行わなかったが、彼らも昨季はレギュラーでプレーしていたわけではなく、直接的な戦力ダウンには至っていない。選手層にやや不安は抱えるが、一方で代えの利かない主力であるDFアラバの残留が濃厚な上、マンチェスター・シティからFWサネを獲得。昨季ゴールデンシューを獲得した絶対的エースFWレヴァンドフスキに衰えは一切見られず、守護神のノイアーも完全復活の様相を見せており、9連覇の本命であることに変わりはない。 ◆命運握る若手スター選手たち~ドルトムント~ <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200917_19_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> そのバイエルンを追う一番手としては昨季同様にドルトムントを挙げたい。3季目となる知将ファブレ監督の下、若手スター選手が躍動しているドルトムント。DFハキミを確保できなかったのは痛いが、代役には経験豊富なDFムニエをパリ・サンジェルマンから獲得した。そして何より、昨季後半に加入してゴールを量産したFWハーランドと、マンチェスター・ユナイテッド行きが噂されたMFサンチョが残留し、2人の若手スターが今季もチームを牽引することになりそうだ。また、バーミンガムから加入した17歳の逸材MFベリンガムも早速DFBポカールでゴールを挙げており、勢いにさえ乗ればバイエルンと優勝を争うことも十分に可能なはずだ。 ◆CL4強入りの自信を胸に~ライプツィヒ~ <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200917_19_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ドルトムント同様、昨季CLベスト4入りを果たしたライプツィヒにも優勝を争うことを期待したい。33歳にして名将に相応しい実績を残しているナーゲルスマン監督の下、2季目となるライプツィヒは昨季28ゴールを量産したFWヴェルナーの移籍が痛いが、怪物DFウパメカノの残留に成功した点はプラス。韓国代表FWファン・ヒチャンがヴェルナーの抜けた穴をどれだけ埋められるかにも注目だ。 ◆ローゼ体制2季目の進化~ボルシアMG~ <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200917_19_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季ザルツブルクより就任したローゼ監督の下、ラングニック仕込みの縦に早いサッカーでCL出場権をもぎ取ったボルシアMGは、今季も4位以内に入ることが目標となる。昨季の活躍で注目銘柄となったFWテュラムが残留し、昨季と変わらない陣容をキープすることに成功した。成熟路線で昨季同様、上位争いを展開したい。 ◆ハフェルツ&フォラント流出~レバークーゼン~ <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200917_19_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> コロナ明けの怒涛の追い上げでボルシアMGと熾烈なCL出場権争いを展開したものの、一歩及ばず5位でフィニッシュしたレバークーゼン。CL出場権を逃した痛手は大きく、MFハフェルツとFWフォラントが流出してしまった。代役にはライプツィヒで結果を残したFWシックが加入したが、戦力ダウンは否めない。ボス監督の攻撃サッカーで両主力の抜けた穴をいかに埋められるか注目される。 ◆堂安、遠藤航、遠藤渓太がブンデス1部初挑戦~6人の日本人~ <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200917_19_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 日本人では新たに3選手がブンデス1部に参戦することとなった。まずはPSVから昇格組のビーレフェルトにレンタルで加入したMF堂安。PSVではフローニンヘン時代ほどインパクトを残せなかった堂安だったが、エールディビジより1ランクも2ランクもレベルが上がるブンデスリーガで結果を残せるか。 そしてシュツットガルトの昇格に貢献したMF遠藤航は、ブンデス1部初挑戦となる。これまでベルギー1部、ブンデス2部と着実にステップアップを果たしてきた遠藤航。トップレベルの舞台で自身のプレーがどれだけ通用するか。何事にも動じないメンタルの強さでチームを牽引したい。 横浜F・マリノスのJリーグ優勝に貢献し、この夏ウニオン・ベルリンへレンタルで加入したのがMF遠藤渓太だ。Jリーグで得点力を上げ、結果でドイツ移籍を勝ち取った遠藤渓太はウニオン・ベルリンでも目に見える結果を残し、完全移籍の座を勝ち取れるかに注目したい。 フランクフルトの主力となっているMF鎌田大地とMF長谷部誠に関しては昨季同様の活躍に期待だ。鎌田は復帰した昨季、公式戦10ゴールを挙げチームの得点源となった。今季も昨季と同じく二桁ゴールを目指したい。アジア人ブンデス最多出場記録を更新中の長谷部としては今季もケガなくチームの守備を締める黒子の役割に徹することが求められる。 最後に、昨季は何とかブンデス残留に貢献したブレーメンのFW大迫勇也。シーズン終盤の巻き返しで最終的には8ゴールを決めた大迫だが、今季は前半戦からコンスタントにゴールを挙げ、チーム共々余裕を持ったシーズンを送りたいところだ。 2020.09.18 17:00 Fri
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