植田直通所属のセルクル・ブルージュが“アンチェロッティの右腕”を新指揮官に招へい

2020.07.04 14:40 Sat
Getty Images
日本代表DF植田直通が在籍するセルクル・ブルージュは3日、ポール・クレメント氏(48)を新監督に招へいしたことを発表した。契約期間に関しては明かされていない。

今シーズン、ファビアン・メルカダル、ベルント・シュトルクという2人の監督の下、ジュピラー・プロ・リーグを14位で終えたセルクル・ブルージュ。シュトルク監督の退任に伴い、後任人事に動いていたクラブは、イングランド人指揮官のクレメント氏を招へいすることになった。

かつて“カルロ・アンチェロッティの右腕"と評されたクレメント氏は、これまでチェルシーやパリ・サンジェルマン、レアル・マドリーやバイエルンなどで、アシスタントコーチを歴任。監督としてはダービー・カウンティやスウォンジー、レディングというイングランド(ウェールズ)のクラブを指揮していた。

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