スワンズの一時代に幕…ブリトゥンが引退、ランヘルが退団…

2018.05.12 01:39 Sat
Getty Images
スウォンジーは11日、イングランド人MFレオン・ブリトゥン(35)が今シーズン限りで現役を引退することを発表した。
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▽ウェストハムでプロキャリアをスタートしたブリトゥンは、2002年に1年間のレンタル移籍で加入したスウォンジーに翌年完全移籍。2010年に1年間シェフィールド・ユナイテッドに完全移籍するも、翌年に再びスワンズに復帰。キャリアのほとんどをスワンズに捧げ、ここまで公式戦536試合に出場し13ゴールを記録した。▽また、今シーズン途中からはプレーイングコーチを務める傍ら、ポール・クレメント前監督解任時には暫定指揮官も務めていた。
▽“ウェールズのチャビ”とも評された名司令塔は、クラブ公式サイトを通じて自身の決断に関して説明した。

「今年が自分にとってスワンズのプレーヤーとしての最後の年だと決めていたんだ。それは悲しいことだし、難しいことだ。だけど、ここ最近は多くのケガに悩まされ、ほとんどプレーできなかった。今こそ正しい時期だと思っているよ」
「フットボールは僕が知っていることの全てだ。子供の頃からいつもプレーしたいと思っていた。できる限り長い間プロとしてやってこれたことを本当に幸運なことだと思っている。同時にスウォンジーと共に素晴らしい旅を続けられたことは特権だったよ」

▽一方、スウォンジーは10日、スペイン人DFアンヘル・ランヘル(35)の今シーズン限りでの退団を発表した。

▽母国のジローナなどでのプレーを経て2007年にスウォンジーに加入したランヘルは、在籍11年間で公式戦373試合に出場。今季途中からは前述のブリトゥンに代わって新たなキャプテンに就任していた。

▽下部リーグ時代からスワンズの右サイドを支えてきた職人系サイドバックはクラブ退団に際して以下のようなコメントを伝えている。

「今はとても複雑な気分だ。僕にプロフットボーラーになるチャンスを与えてくれ、プレミアリーグでプレーする夢を実現させてくれたこのクラブで11シーズンに渡ってプレーできたことを本当に誇りに思っている」

「このクラブは多くの誇りと幸福をもたらしてくれたけど、同時に悲しみももたらした。ここを去る日が来るなんて思いもしなかったからね」

「今季は難しいシーズンで出場機会もなかった。そんな自分にクラブが来季以降の契約を打診するのは難しいと理解しているよ。だから、僕は来シーズンに別な場所を探すことになる。ただ、いつかここに戻って来て別な方法でクラブを助けたいと思っている」

▽最終節を前に降格圏の18位に沈むスウォンジーは、勝ち点3差の17位サウサンプトンとの得失点差が大きく開いており、チャンピオンシップ(イングランド2部)への降格が濃厚だ。加えて、下部カテゴリー時代からクラブを支えてきたレジェンド2人の退団によって来季からは新たなサイクルを迎えることになる。

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