ロジャーズ、パフォーマンス低下指摘されるヴァーディを擁護 「得点力不足はチームの問題」
2020.06.30 21:53 Tue
レスター・シティを率いるブレンダン・ロジャーズ監督が、パフォーマンス低下を指摘される元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディを擁護している。イギリス『FourFourTwo』が伝えた。
だが、ロジャーズ監督はチームの得点力不足はエースのパフォーマンスの問題ではなくチーム全体の問題だと擁護している。北アイルランド人指揮官が、7月1日に行われるプレミアリーグ第32節、エバートン戦の前日会見で、現在のチームパフォーマンスについて言及している。
「ジェイミーに多くのスポットライトが当たっている。だが、それはストライカーだけの問題でなくチーム全体の貢献度の問題だ。それは我々が改善しなければならないものだ」
「彼により多くの決定機を提供したいと思っている。我々はウイングが決定機に関与する形を取り戻すと共に、決定機、ゴールを増やすという攻撃の改善策を探している。もちろん、中盤の選手に関してもだ」
また、直近の28日に行われたFAカップ準々決勝のチェルシー戦では0-1の敗戦となったものの、ロジャーズ監督はワトフォード、ブライトンとのリーグ戦に比べ、パフォーマンスの改善を実感。そして、エバートン戦ではより良いプレーを見せられると考えている。
「エバートンとの対戦は、自分たち本来のパフォーマンスを示す大きなチャンスだと考えている。この若いチームに自信を与えるゴールの瞬間を待っている」
「彼らは良いチームだ。シーズンを通して見てきたが、彼らに対してはカップ戦を含め良い結果を残している」
「この試合でも同じメンタリティを持って臨み、勝ち点3を獲得することを目指している」
なお、前節終了時点でリーグ戦3位を維持しているレスター(勝ち点55)だが、4位のチェルシー(勝ち点54)と、暫定5位のウォルバーハンプトン(勝ち点52)との勝ち点差が縮まってきており、エバートン戦ではゴールと共にきっちり勝ち点3を奪いたいところだ。
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新型コロナウイルスによる一時中断からの再開後、公式戦3戦未勝利と波に乗れないレスター。その3試合でチームが挙げたゴールはイングランド代表DFベン・チルウェルがワトフォード戦で挙げた1得点のみと、得点力不足が停滞の一因となっている。その中でプレミアリーグ得点ランキングトップの19ゴールを挙げながらも、昨年12月末のボクシンデー以降の10試合でわずか2ゴールと、著しくゴールペースが落ちているヴァーディには徐々に批判が集まっている。「ジェイミーに多くのスポットライトが当たっている。だが、それはストライカーだけの問題でなくチーム全体の貢献度の問題だ。それは我々が改善しなければならないものだ」
「それはチームの責任であり、本来の得点力を取り戻す方法を見つけることが私の責任だ。それはあくまで全員の責任だ」
「彼により多くの決定機を提供したいと思っている。我々はウイングが決定機に関与する形を取り戻すと共に、決定機、ゴールを増やすという攻撃の改善策を探している。もちろん、中盤の選手に関してもだ」
また、直近の28日に行われたFAカップ準々決勝のチェルシー戦では0-1の敗戦となったものの、ロジャーズ監督はワトフォード、ブライトンとのリーグ戦に比べ、パフォーマンスの改善を実感。そして、エバートン戦ではより良いプレーを見せられると考えている。
「エバートンとの対戦は、自分たち本来のパフォーマンスを示す大きなチャンスだと考えている。この若いチームに自信を与えるゴールの瞬間を待っている」
「彼らは良いチームだ。シーズンを通して見てきたが、彼らに対してはカップ戦を含め良い結果を残している」
「この試合でも同じメンタリティを持って臨み、勝ち点3を獲得することを目指している」
なお、前節終了時点でリーグ戦3位を維持しているレスター(勝ち点55)だが、4位のチェルシー(勝ち点54)と、暫定5位のウォルバーハンプトン(勝ち点52)との勝ち点差が縮まってきており、エバートン戦ではゴールと共にきっちり勝ち点3を奪いたいところだ。
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現在は9人、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向を英紙が注目「今後も続く可能性が高い」 イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)には、現在9人の日本人選手が所属。アジア人プレーヤーが増加傾向にある理由を、イギリス『BBC』が探った。 マンチェスター・シティのMF長谷川唯を筆頭に、ウェストハムにはDF清水梨紗とMF林穂之香に加え、今季からはFW植木理子も在籍。リバプールではMF長野風花が主軸を担っている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)得点王の実績が評価され、マンチェスター・ユナイテッドにはMF宮澤ひなたが加入。チェルシーにはローンバックでFW浜野まいかが復帰し、今冬にはレスター・シティへ宝田沙織と籾木結花が籍を移した。 なでしこジャパンが2011年ドイツ女子W杯で優勝、2012年にロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得した直後にも、2013年にチェルシーへ永里優季(現:ヒューストン・ダッシュ/アメリカ)が、2014年にアーセナルへ大野忍(スペランツァ大阪監督)や近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)が加入と、イングランドでのプレーを選択する日本人が続いたが、現在は当時とは異なる風向きで、勢いも加速している。 WSLで頭角を現した最初のアジア人選手と言えば、チェルシーで6度のリーグ優勝を達成した韓国女子代表MFチ・ソヨン(2014-2022年5月)をおいて他にないが、『BBC』では、続く存在として長谷川を挙げ、増加傾向にある日本人選手を特集。スカウティングへの投資、テレビによる世界的な女子サッカー中継の増加、移籍市場での競争の激化など、いくつかの要因を挙げた。 「映像が得られるという点で、スカウティングリソースは劇的に増加した。我々には2人の素晴らしいアナリストもいて、間違いのない選手を特定するのに役立っている」と、宝田と籾木を獲得したレスターのウィリー・カーク監督の言葉を引用。ウェストハムのレハネ・スキナー監督は、国際大会を通じて植木の才能を買っていたと話す。 また、イングランド内における女子サッカーの地位が高まったことによる、待遇の変化にも注目。給与の向上や移籍市場の変化により、WSLが選手にとってより魅力的なものになったと伝えている。 各チームの監督ともに、日本人選手の良さに「規律や戦術理解度、技術の高さ」などを挙げる。『BBC』は「これらの要因により、アジア系の才能ある人材がイギリスに流入することになり、最近到着した選手たちの成功を考えると、この傾向は今後も続く可能性が高い」と結んでいるが、まさしくその通りになるだろう。 最後に、各指揮官によるコメントを掲載。日本人選手、特に自チーム所属の選手を大いに評価している点がユニークだ。 「(WSLでプレーする)日本人選手はどんどん増えてくるだろうし、その理由も分かるだろう。非常に規律があり、聞く耳を持っている。強度も高く、ゲームの理解度もとても高い。もちろん、個々の能力は異なる。(長谷川)唯は非常に知的でゲームの読み方は誰にも負けないだろうし、信じられないほどの才能があると思う」(マンチェスター・シティ/ガレス・テイラー監督) 「風花は試合を読む力が高く、本当に素晴らしいサッカー選手だ。彼女たちは戦術面において非常にクレバーで、技術的にもとても優れている。後方から組み立てるチームの多いWSLの現状において、"日本ブランド"は我々にとって助けになる」(リバプール/マット・ビアード監督) 「日本人選手が増えた理由は明白です。戦術的に聡明で、技術的にも才能のある選手を望まない人はいないでしょう?彼女たちは私たちのチームに大きな価値をもたらしてくれました」(ウェストハム/レハネ・スキナー監督) 「必ずしもアジアの選手を探していたわけではなく、トップクラスのナンバー6を探していたら宝田を見つけたんだ。半年ほど注視して、夏に獲得しようとしたが、リンシェーピングとの合意に至らなかったから、(それなら満了後にと)事前契約を行った。チャンピオンズリーグのアーセナル戦は素晴らしかった」 「宝田選手をさらに見ていたら、籾木の良さにも気付いて、これは良い機会だと思ったんだ。2人とも素晴らしい才能のある選手だよ」(レスター・シティ/ウィリー・カーク監督) 2024.02.12 21:57 Mon5