決定力不足を悔やむライプツィヒ…クロステルマン「試合勘の欠如が一因」
2020.05.17 07:00 Sun
RBライプツィヒの選手たちはドローに終わったフライブルク戦での決定力不足を嘆いている。クラブ公式サイトが試合後コメントを伝えている。
迎えた後半は攻撃的なカードを切って攻勢に打って出るが、再三の決定機を相手の好守などに阻まれ、同点ゴールが遠い。それでも、77分にはMFケビン・カンプルのクロスをFWユスフ・ポウルセンが頭で合わせ、何とか試合を振り出しに戻した。
しかし、ここから試合をひっくり返すまでには至らず。後半アディショナルタイムには再びセットプレーからゴールネットを揺らされたが、ここはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によるオフサイド判定に救われ、リーグ再開初戦は1-1のドローに終わった。
「僕たちは良い戦いをしたと思うけど、多くのビッグチャンスをモノにできなかった。1-2で負けなかったことは良かったと思っているけど、今日は間違いなく勝ち点3を獲れる内容だった。それだけに複雑な感情を抱いているよ」
「数週間の中断があった中、試合で起こり得るシチュエーションに対するトレーニングができていなかったんだ。同時に試合のペースを掴むための調整もできていなかった。すべての部分でどこかしっくりこない部分があり、ボールもうまくゴールに入ってくれなかったね」
さらに、昨年11月初旬のヘルタ・ベルリン戦以来のリーグ戦でのプレーとなったカンプルは、自身を含めチームの決定力不足を認めている。
「今日に関しては5回ぐらい空のゴールに向けてシュートを放つチャンスがあった。それも、確実に2度は試合を決めるチャンスがあったと思う。ただ、ゴールに流し込むだけの場面がね」
「ただ、チャンスをモノにするということを除けば、良いプレーができたと思う。引いてきたフライブルクに対して効果的にプレーできていたと思うよ。少なくとも95分間、自分たちのベストを尽くして攻撃し続けていた。今後に向けては決定機を決め切るという部分を改善していきたいね」
また、DFルーカス・クロステルマンは、無観客という特殊な環境への適応に一定の手応えを感じながらも、試合勘の欠如がフィニッシュの精度に影響を及ぼしたと考えている。
「異様な雰囲気だったね。それでも、スタジアムに観客がいないという状況、それに対する感情のコントロールという部分に関しては良い準備ができていたと思うよ」
「もちろん、自分たちのパフォーマンスを考えれば、結果には満足できないね。ただ、個人的には楽観的に捉えているよ。ここに来てトップクラスのプレーヤーが戦列に戻ってきているし、それは自分たちにとって良い兆候さ」
「試合勘の欠如は決定機を逃した理由のひとつだと思っているよ。ただ、無観客という状況によって監督からの指示を含めコミュニケーションが取りやすいというメリットもあった。最終的に勝利できなかったけど、試合終盤にかけて良い声の掛け合いができていたんだ」
PR
リーグ戦2試合連続ドローで新型コロナウイルス(COVID-19)の影響による中断期間に入った3位のライプツィヒ。約2カ月ぶりとなったブンデスリーガ第26節では8位のフライブルクをホームで迎え撃った。ぶっつけ本番というフィットネスレベルの懸念を感じさせない入りを見せたライプツィヒだが、フィニッシュの局面でなかなかうまくいかない。すると、34分にはセットプレーからフライブルクに先制点を与え、1点ビハインドで試合を折り返すことに。しかし、ここから試合をひっくり返すまでには至らず。後半アディショナルタイムには再びセットプレーからゴールネットを揺らされたが、ここはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によるオフサイド判定に救われ、リーグ再開初戦は1-1のドローに終わった。
チームを敗戦から救う同点ゴールを挙げたポウルセンだが、紆余曲折の末のドローという結果に複雑な感情を抱いているようだ。
「僕たちは良い戦いをしたと思うけど、多くのビッグチャンスをモノにできなかった。1-2で負けなかったことは良かったと思っているけど、今日は間違いなく勝ち点3を獲れる内容だった。それだけに複雑な感情を抱いているよ」
「数週間の中断があった中、試合で起こり得るシチュエーションに対するトレーニングができていなかったんだ。同時に試合のペースを掴むための調整もできていなかった。すべての部分でどこかしっくりこない部分があり、ボールもうまくゴールに入ってくれなかったね」
さらに、昨年11月初旬のヘルタ・ベルリン戦以来のリーグ戦でのプレーとなったカンプルは、自身を含めチームの決定力不足を認めている。
「今日に関しては5回ぐらい空のゴールに向けてシュートを放つチャンスがあった。それも、確実に2度は試合を決めるチャンスがあったと思う。ただ、ゴールに流し込むだけの場面がね」
「ただ、チャンスをモノにするということを除けば、良いプレーができたと思う。引いてきたフライブルクに対して効果的にプレーできていたと思うよ。少なくとも95分間、自分たちのベストを尽くして攻撃し続けていた。今後に向けては決定機を決め切るという部分を改善していきたいね」
また、DFルーカス・クロステルマンは、無観客という特殊な環境への適応に一定の手応えを感じながらも、試合勘の欠如がフィニッシュの精度に影響を及ぼしたと考えている。
「異様な雰囲気だったね。それでも、スタジアムに観客がいないという状況、それに対する感情のコントロールという部分に関しては良い準備ができていたと思うよ」
「もちろん、自分たちのパフォーマンスを考えれば、結果には満足できないね。ただ、個人的には楽観的に捉えているよ。ここに来てトップクラスのプレーヤーが戦列に戻ってきているし、それは自分たちにとって良い兆候さ」
「試合勘の欠如は決定機を逃した理由のひとつだと思っているよ。ただ、無観客という状況によって監督からの指示を含めコミュニケーションが取りやすいというメリットもあった。最終的に勝利できなかったけど、試合終盤にかけて良い声の掛け合いができていたんだ」
PR
ケビン・カンプルの関連記事
RBライプツィヒの関連記事
ブンデスリーガの関連記事
記事をさがす
|
ケビン・カンプルの人気記事ランキング
1
ライプツィヒが2点差をひっくり返して王者撃破、レバークーゼンは36戦ぶり敗戦【ブンデスリーガ】
ブンデスリーガ第2節、レバークーゼンvsRBライプツィヒが8月31日に行われ、2-3でライプツィヒが逆転勝利した。 ボルシアMGとの開幕戦を後半追加タイム弾で競り勝ち、相変わらずの勝負強さを見せ付けた王者レバークーゼンは、3日前に行われたDFBポカールでは4部のイエナ相手に辛勝。公式戦連勝としたなか、アレイシ・ガルシアとテリエの両新戦力が先発となった。 開幕節でボーフムに1-0で競り勝ったライプツィヒに対し、ハイプレスを受ける入りとなったなか、レバークーゼンは6分、FKからタプソバのヘディングシュートでゴールに迫った。 さらに10分、CKの流れからインカピエのヘディングシュートがバーに直撃すると、続く15分にはジャカのミドルで牽制。圧力を強めていたなか、32分のピンチではシェシュコのヘディングシュートが枠を外れて助かると、38分に先制する。 ロングボールのこぼれ球を拾ったフリンポンがボックス右に侵入。DFをうまく外してシュートを決めきった。 さらに45分、レバークーゼンに追加点。ショートパスを複数本繋いだ流れから、ヴィルツのラストパスをグリマルドが流し込んだ。 しかし前半終了間際の追加タイム7分、カンプルにヘディングシュートを決められ、1点のリードで前半を終えた。 迎えた後半も攻勢の入りとしたライプツィヒは52分に追いつきかける。CKからルケバのヘディングシュートがネットを揺らしたが、シェシュコがオフサイドを取られた。 しかし57分、シェシュコのスルーパスに抜け出したオペンダがボックス右角度の厳しいところからシュートを決めきり同点に。 追いつかれたレバークーゼンがアドリやシックを投入して勝ち越しを目指したなか、終盤の80分にライプツィヒが逆転する。ボックス手前からオペンダの放った強烈なミドルがネットを揺らした。 これが決勝点となってライプツィヒが逆転勝利。昨季無敗で王者になったレバークーゼンに36戦ぶりの土を付けている。 レバークーゼン 2-3 ライプツィヒ 【レバークーゼン】 ジェレミー・フリンポン(前38) アレハンドロ・グリマルド(前45) 【ライプツィヒ】 ケビン・カンプル(前52) ロイス・オペンダ(後12) ロイス・オペンダ(後35) 2024.09.01 03:38 SunRBライプツィヒの人気記事ランキング
1
レアル・マドリーが1月のCB補強で用意するプランA、B、C グティ推すセルヒオ・ラモス案は…
センターバック補強が急務となるレアル・マドリーは3選手をプランA、B、Cとして注目しているようだ。 レアル・マドリーではオーストリア代表DFダビド・アラバやベルギー代表GKティボー・クルトワと守備陣に故障者が相次ぐなか、スペイン代表DFダニエル・カルバハルに続き、ブラジル代表DFエデル・ミリトンが重傷。長期離脱が見込みまれる。 スペイン『アス』によると、来年1月の補強を決め込むレアル・マドリーが候補とするのはアル・ナスルのスペイン代表DFアイメリク・ラポルテ(30)、RBライプツィヒのU-23フランス代表DFカステロ・ルケバ(21)、レバークーゼンのドイツ代表DFヨナタン・ター(28)という。 そのなかでラポルテを本命に掲げるが、アル・ナスルが1500万〜2000万ユーロ(約24億5000万〜32億6000万円)の移籍金を求める点がネックに。さらに、ラポルテはスペイン復帰に前向きだが、800万ユーロ(約13億円)の現年俸が懸念点で、給与の減額が必須になるのことだ。 次点はライプツィヒの新たな有望株であるルケバだが、つい先日にクラブと2029年夏までの新契約を結んだばかりで、ラポルテよりも高い買い物になるのは確実。そこで新たに目を光らせるのがレバークーゼンと契約最終年のターであり、ここにきてプランCに浮上している模様だ。 また、レアル・マドリーOBのグティ氏が「セルヒオ・ラモスは所属チームなしだ。右サイドバックもセンターバックもやれる。もちろん、コストもゼロ」と語り、元スペイン代表DFセルヒオ・ラモス(38)の再獲得説が浮かぶが、クラブ首脳陣は満場一致でそれを考慮していないそうだ。 2024.11.12 14:15 Tue2
“移籍ビジネスを実践” ダニ・オルモのバルセロナ行き決定的で古巣ディナモ・ザグレブがホクホク
ディナモ・ザグレブの金庫に大金が転がり込む見通しに。クロアチア『Slobodna Dalmacija』が伝えている。 6日、RBライプツィヒに所属するスペイン代表MFダニ・オルモ(26)のバルセロナ行きが決定的と欧州各方面がレポート。当人が飛行機に乗る姿も確認され、移籍は確実と言える。 オルモは元々バルセロナ下部組織の育ちで、東欧クロアチアはディナモ・ザグレブでのプロキャリア開始からライプツィヒへステップアップした…という異色の経歴。そんな選手が今や、欧州王者スペイン代表の主力格だ。 今回、バルセロナ行きは移籍金5500万ユーロ(約88.1億円)+ボーナス700万ユーロ(約11.2億円)の総額100億円弱、とされているオルモ。 “古巣”ディナモ・ザグレブは2020年にオルモをライプツィヒへ売却する際、リセール時の「移籍金収益20%」を受け取るという条項を、契約に盛り込んでいたそうだ。 移籍金の固定額を5500万ユーロとして、諸経費を差し引きライプツィヒに残る純益は2600万ユーロ。その20%にあたる最低520万ユーロ(約8.3億円)がディナモ・ザグレブへ入る形だ。 8億3000万円…欧州5大リーグのトップクラブにしてみれば大金ではないだろうが、クロアチアの絶対王者とは言え、財政規模の決して大きくないディナモ・ザグレブにとっては、大きな大きな移籍ビジネスの成功なのである。 2024.08.07 15:50 Wed3
ドルトムント行き消滅のシェルキ、新たにブンデスリーガのクラブが接触か
リヨンのU-23フランス代表FWラヤン・シェルキ(20)には、ブンデスリーガのクラブからの関心があるようだ。 10代の頃から逸材としての注目を集め、自国開催のパリ・オリンピックのメンバーにも選出されたシェルキ。昨シーズンはリヨンの主力として公式戦39試合3得点9アシストの成績を残しており、ドルトムントとの交渉も噂されていた。 しかし、ドルトムントはホッフェンハイムのドイツ代表FWマキシミリアン・バイアー(21)獲得に注力。ヌリ・シャヒン監督が必要ないとの判断を下し、シェルキからは撤退したと報じられている。 これにより去就が不透明となったシェルキだが、ドイツ『スカイ・スポーツ』によると新たにブンデスリーガのクラブが獲得に動く可能性がある模様。そのクラブとは、RBライプツィヒであるようだ。 ライプツィヒはスペイン代表MFダニ・オルモ(26)にバルセロナ移籍の可能性があり、その後釜の獲得を模索中。仮にオルモ退団が現実となるようなら、シェルキが最有力候補になると報じられている。 2024.08.06 13:00 Tue4
レッドブル幹部入りのクロップ氏、指揮官復帰のための退任オプションも存在か
レッドブルの責任者となるユルゲン・クロップ氏(57)だが、再び指揮官を務める可能性も残しているようだ。 9日、レッドブルはクロップ氏がグローバルサッカー部門の責任者に就任すると発表。2025年1月よりサッカー界に復帰し、企業が保有するレッドブル・ザルツブルクやRBライプツィヒ、ニューヨーク・レッドブルズ、レッドブル・ブラガンチーノ、そして10月より新たに加わった大宮アルディージャといった世界各国のクラブを統括する。 昨シーズン限りでリバプールを離れて以降は去就に注目が集まり、ドイツ代表指揮官就任も期待されていたクロップ氏。ドイツサッカー連盟(DFB)のスポーツ・ディレクター(SD)を務めるルディ・フェラー氏がユリアン・ナーゲルスマン監督の後任候補として名前を挙げると、「ナーゲルスマンには(契約満了の)2026年よりずっと長く続けてほしいと誰もが願っている」とかわしていた。 そんなカリスマ指揮官は、結局レッドブルの幹部という新たな役職を選択。しかし、ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、今回交わした長期契約には監督復帰への退任オプションも盛り込んでいるという。 特に想定されるのがドイツ代表指揮官就任のケース。ナーゲルスマン監督がドイツ代表から退き、DFBがクロップ氏を後任として希望する場合に備えたオプションのようだ。 ナーゲルスマン監督の契約は2026年に開催される北中米ワールドカップ(W杯)まで。契約を延長せずクラブ監督復帰などを望めば、クロップ氏のオプション行使の可能性がより高まると考えられている。 2024.10.09 19:09 Wed5