DF最後の“バロンドーラー”カンナバーロ氏、ファン・ダイクの受賞には「運も必要」

2020.05.11 20:55 Mon
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かつてはユベントスやレアル・マドリー、そしてイタリア代表としても活躍したファビオ・カンナバーロ氏が、リバプールのオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクについて語った。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

現在は中国スーパーリーグの広州恒大で指揮を執るカンナバーロ氏。現役時代はナポリ、パルマ、インテル、ユベントス、レアル・マドリー、そしてUAEのアル・アハリでプレーした。レアル・マドリー時代の2006年にはイタリア代表としてワールドカップで優勝。さらに同年には世界最優秀選手の証となるバロンドールを受賞している。

一方のファン・ダイクは、リバプールで昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)制覇の原動力となり、2019年のバロンドール受賞こそ叶わなかったが、その争いでバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシと熾烈な一騎打ちも演じた。
惜しくも、カンナバーロ氏以来、13年ぶりにディフェンダーが受賞することにはならなかったが、カンナバーロ氏はディフェンダーがバロンドールを獲得するには運も必要だと明かした。

「私は昨シーズン、ファン・ダイクに祝福のメッセージを送ったが、ディフェンダーとして勝ち取ることは難しい。必ずしも素晴らしいパフォーマンスやタイトルを獲得することが必要なのではない」
「(クリスティアーノ・)ロナウドや(リオネル・)メッシのようなストライカーが目の前にいないという運も必要だ。これが鍵だ。メッシやC・ロナウドがいる場合には、1-0で試合開始しているようなものだ」

カンナバーロ氏の指摘通り、2008年以降はC・ロナウドとメッシの2強時代が10年続いた。2018年こそレアル・マドリーのクロアチア代表MFルカ・モドリッチが受賞したものの、2019年は再びメッシが受賞しており、バロンドール受賞は本人のパフォーマンス以上に運も必要なのかもしれない。

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遠藤航も途中出場のリバプールがファン・ダイク土壇場弾で辛勝! ハマーズに苦戦も勝負強さ発揮で優勝秒読み段階に【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第32節、リバプールvsウェストハムが13日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが2-1で勝利した。なお、リバプールのMF遠藤航は85分から途中出場した。 前節、フルアム相手に2-3の敗戦を喫して優勝へ足踏みとなった首位のリバプールは、16位のウェストハムとのホームゲームでバウンスバックの勝利を目指した。今節先に戦ったアーセナル、ノッティンガム・フォレストがいずれも取りこぼしたなか、勝ち点差を広げるべく臨んだ一戦では先発4人を変更。守護神アリソン、ブラッドリー、ツィミカス、ルイス・ディアスが起用され、契約延長にサインしたエースのサラーもスタメン起用となった。 後ろ重心のハマーズに対して、立ち上がりからボールを保持して押し込むリバプール。流れの中では決定機には至らずも、サイドからの崩しやセットプレーでチャンスを窺う。14分にはボックス手前でブラッドリーが鋭いミドルシュートを放ったが、これはDFに触られてわずかに枠の左へ外れた。 17分にはコナテのロングフィードで背後を取ったサラーのカットインからの左足シュートでゴールに迫ると、直後には再びコナテのフィードでDFスカールズとタッチライン際で入れ替わったサラーが中の状況を確認して完璧なグラウンダーのクロスを供給。ファーにフリーで走り込んだディアスが難なくゴール至近距離からのシュートを流し込んだ。 なお、これで今季18アシスト目となったサラーは27ゴール18アシストの45ゴール関与となり、38試合制におけるプレミアリーグでの1シーズン最多ゴール関与記録を樹立することになった。 サラーの完璧なお膳立てから生まれた先制点によってここから一方的な展開になるかに思われたが、ウェストハムも直後にビッグチャンスを創出。 21分、ワン=ビサカのスルーパスに反応したソレールの一対一はGKアリソンに阻まれるも、こぼれを回収したクドゥスがすかさず左足でファーポストを狙ったコントロールシュート。だが、このシュートもアリソンに指先で触られた結果、クロスバーを叩いた。 守護神の見事な連続セーブで失点を回避したリバプールはここから完全に主導権を掌握。スカールズに対して質的優位をもたらすサラーを起点に厚みのある仕掛けで2点目に迫っていく。 前半半ばから終盤にかけても攻勢を続けるリバプールは33分、再びサラーのお膳立てからボックス内に抜け出したマク・アリスターに決定機が訪れたが、ここはGKアレオラの足を使った見事なセーブに阻まれ、前半のうちにリードを広げることはできなかった。 後半も同じメンバーで臨んだリバプールは立ち上がりに早速の決定機。ボックス手前左の好位置で得たFKをマク・アリスターが直接狙ったが、これは惜しくも枠を叩く。さらに、ゴールへ貪欲な背番号10は54分にも意表を突くクロス性のシュートでGKアレオラにセーブを強いる。 60分にはツィミカスとジョタを下げてロバートソン、ガクポを、68分にはブラッドリー、カーティス・ジョーンズを下げてクアンサー、ソボスライを同時投入したリバプール。ただ、時間の経過とともにハマーズの縦に速い攻撃に手を焼き始めると、67分には裏抜けしたボーウェン、71分にはボックス左に抜け出したクドゥスに決定機を許すが、いずれもGKアリソンの好守で事なきを得た。 後半半ば以降は攻撃の形を作れずに耐える状況が続くホームチーム。85分にはサラーを下げてクローザーの遠藤をピッチに送り込む。だがしかし、この交代直後の86分にはパケタの浮き球フィードに抜け出したワン=ビサカの折り返しに対して、DFファン・ダイクとDFロバートソンの連係ミスが生まれて痛恨のオウンゴールを献上。土壇場で同点に追いつかれる。 それでも、ホームで引き分けは許されないレッズはすぐさま反撃態勢を見せると、89分には右CKの場面でキッカーのマク・アリスターの右足アウトスウィングのクロスを、失点に関与したファン・ダイクがストロングヘッドで合わせ、すぐさま勝ち越しゴールとした。 土壇場で勝ち越したホームチームは7分が加えられたアディショナルタイムでフュルクルクにクロスバー直撃のヘディングシュートを打たれて冷や汗をかいたが、このまま2-1で逃げ切った。 この結果、内容的には辛勝も勝負強さ発揮で2戦ぶりの白星を収めたリバプールが、リーグ制覇へまた一歩近づいた。 リバプール 2-1 ウェストハム 【リバプール】 ルイス・ディアス(前18) ヴィルヒル・ファン・ダイク(後44) 【ウェストハム】 オウンゴール(後41) 2025.04.14 00:08 Mon
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リバプールに朗報! 攻守の要担うベテラン2人との契約延長合意が間近に

リバプールの攻守の要がいずれも契約延長に近づいているようだ。イギリス『タイムズ』や『テレグラフ』など複数国内メディアが報じている。 アルネ・スロット監督の下、2024-25シーズンのプレミアリーグ制覇に迫るリバプール。当初のシーズン4冠の期待に比べると、やや尻すぼみのシーズン終盤戦となったが、上々の新体制1年目を過ごす。 一方で、チームの編成においてはイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド(26)のレアル・マドリー行きが既定路線となり、ディフェンスリーダーでキャプテンのオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイク(33)、絶対的なエースであるエジプト代表FWモハメド・サラー(32)が今シーズン限りで契約満了を迎えるなか、延長交渉の停滞が懸念材料となっていた。 しかし、先日にファン・ダイクが「確かに進んでいる」と前向きな交渉ができていることを認め、頼れるスキッパーに関しては2027年までの2年契約で合意間近な状況にあるという。 これに対して、今季公式戦で32ゴール22アシストと54ゴールに関与するサラーに関してはより交渉が難航。シーズンの序盤、中盤には選手サイドから今季限りでの退団の可能性を示唆するコメントも幾度となく発せられていた。 だがしかし、ここにきて交渉に大きな進展が見られたようで、両者はファン・ダイクと同様に2027年までの2年契約での合意に近づいているようだ。 リバプールのオーナーである『フェンウェイ・スポーツ・グループ』はレアル・マドリーなどと同様に、近年は30歳以上のベテラン選手に関して基本的に複数年契約を結ばない戦略を取っていたが、攻守の要に対してはそのルールを曲げる形で合意にこぎ着けたようだ。 2025.04.10 06:30 Thu
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リバプールのレジェンドGKローレンス氏が77歳で死去

▽リバプールのレジェンドGKであるトミー・ローレンス氏が10日、77歳で死去した。 ▽1957年10月に17歳でリバプールとプロ契約を結んだローレンス氏は、トップリーグで2度の優勝、FAカップで1度の優勝に貢献。名将ビル・シャンクリー体制となって低迷期からの脱却を図っていた時代のリバプールを支えた守護神だった。 ▽リバプールでは1971年に退団するまで公式戦390試合に出場した。 2018.01.11 01:00 Thu
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契約延長近づくファン・ダイク、リバプールの夏の大型補強に期待「この夏は大きな飛躍の夏になるはず」

リバプールのオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクは、今夏の移籍市場で大きな補強を期待していると語った。 ファン・ダイクは13日に行われたプレミアリーグ第32節のウェストハム戦に先発出場。1-1で迎えた89分にチームを勝利に導く決勝ゴールを記録した。 そのファン・ダイクは、先週契約延長したエジプト代表FWモハメド・サラーに続いて、クラブとの契約延長がまもなく発表されると見られる中、今夏の補強を期待しているようだ。 「選手の移籍や加入がどうであれ、この夏は大きな飛躍の夏になるはずだ。彼らは大きな夏にするつもりでいると思うので、僕たちは皆、経営陣が正しい仕事をしてくれると信じるしかない」 「僕たちは100%成長できると信じている。特に今シーズンは、プレミアリーグのクオリティの高さを忘れてはならない。誰もが誰にでも勝てるという驚異的な状況だ」 「ブレントフォードはアーセナルと引き分け、チェルシーvsイプスウィッチも引き分けだった。先週はフルアムに負けたので、そのことも忘れてはならない」 「今年はトレーニングキャンプがあり、監督の求めるものをチームが実践する時間がある。それがチームの向上につながるだろう。適切なプレシーズンは、クラブがこれまで以上に安定した成績を残すために間違いなく役立つと思う」 自身もチームに残ることになる中で、チームがさらにスケールアップできることを期待しているようだ。 2025.04.14 22:40 Mon

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