チアゴ・シウバがコロナ禍の現状語る 「今は休日じゃない。責任を持って準備すべき」

パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表DFチアゴ・シウバが、コロナ禍におけるクラブとの結びつきについて語っている。フランス『レキップ』が伝えている。

ヨーロッパにおける新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の中心地のひとつとなっているフランス。とりわけ、PSGが本拠地を構えるパリではロックダウン(都市封鎖)の状況が続いている。

そのため、チアゴ・シウバは3月中旬にクラブ側に許可をもらい、同胞FWネイマールと共に母国ブラジルに一時帰省中だ。
中南米の選手を中心に数人がパリから遠く離れた場所にいることもあり、チームメートやクラブとの結びつきが希薄になることが想定される。

だが、PSG主将は『PSG TV』のインタビューの中で、『WhatsApp』を利用して同僚やコーチングスタッフ、クラブスタッフと毎日のようにコミュニケーションを取っていることを明かしている。「個人的には監督とよくメッセージを交わしているよ」

「それに『WhatsApp』のグループがあって、いつでも連絡を取り合っている。特に、何か新たなニュースや再開時期の変更なんかに関しても情報を交換しあっているんだ」

「チーム全体のことはよく知っているし、全員が責任感を持っている。『インスタグラム』でみんながトレーニングをしている様子をよく見ているよ」

「これまで毎日一緒にトレーニングを共にしてきているから、彼らが責任感のある人間かどうかはわかっているよ。僕たちはこの状況においても全員がプロフェッショナルであり続けるべきだし、本来の仕事を続けるべきだと思っているよ」

「今は決して休日ではないし、もう一度プレーする必要がある場合に備えてそれぞれが責任を持って準備をしておくことが重要だね」

また、チアゴ・シウバは多くの人々が現実離れした厳しい暮らしを強いられているコロナ禍の現状についても言及。自身にとっても困難な時期であることを認めながらも、ひとり一人が現状に適応していく必要があると主張している。

「僕たちはこれまで毎日、チームメートと共にピッチでトレーニングすることに慣れていた。もちろん、サポーターと共に刺激的な試合を戦うことにもね」

「直近の試合(ドルトムント戦)ではスタジアムの中に彼らの姿はなかったけど、スタジアムの外では凄いことが起きていたね。サポーターは試合を通してチャントを歌い続けてくれたし、素晴らしかったね」

「現状は本当に難しいよ。僕たちはこのような状況を全くといって経験したことがなかったからね。それでも、適応していかなければならない。それが人生というものなんだ」

「それでも、家族との時間をより楽しむことができるのはポジティブな側面だと思う。決して簡単なことではないけど、自宅で過ごそうと思っているよ」