「6月末がリミット」 ケインが今季のプレミア完結問題に言及
2020.03.30 11:35 Mon
プレミアリーグでプレーする選手から6月末までに今季を完結できなければ、打ち切りを求める声が挙がっている。イギリス『BBC』が報じた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、延期を決断したイングランドフットボール界。4月30日までを延期期間に設定してある状況だが、終息が見通せない情勢もあり、さらなる延長だけでなく、打ち切りの可能性も浮上している。
そうしたなか、欧州サッカー連盟(UEFA)の会長を務めるアレクサンデル・チェフェリン氏が先日、6月末までに再開できなければ欧州各国リーグの2019-20シーズンを無効にする可能性を指摘。今後の動向に注目が集まっている。
トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインもその意見に同調した。インスタグラムのライブ機能を用いて、イギリス『スカイ・スポーツ』の解説員を務めるジェイミー・レドナップ氏と対談した際、こう自身の考えを示した。
「プレミアリーグがシーズンを完結させるため、できる限りのあらゆることをやっているのは知っている。でも、打ち切りを決めるポイントも必要だ。僕的には6月末がリミットだと思っている」
「7月か、8月のプレーは次のシーズンを後ろ倒しにすることになるからあまりメリットがない。その舞台裏や財政面はあまりわかっていないけど、6月末までにシーズンが完結できないようなら、オプションを検討して、次のシーズンを心待ちにすべきだ」
そうしたなか、欧州サッカー連盟(UEFA)の会長を務めるアレクサンデル・チェフェリン氏が先日、6月末までに再開できなければ欧州各国リーグの2019-20シーズンを無効にする可能性を指摘。今後の動向に注目が集まっている。
「プレミアリーグがシーズンを完結させるため、できる限りのあらゆることをやっているのは知っている。でも、打ち切りを決めるポイントも必要だ。僕的には6月末がリミットだと思っている」
「7月か、8月のプレーは次のシーズンを後ろ倒しにすることになるからあまりメリットがない。その舞台裏や財政面はあまりわかっていないけど、6月末までにシーズンが完結できないようなら、オプションを検討して、次のシーズンを心待ちにすべきだ」
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