乾先発のエイバルは終始劣勢も残留争いライバルとゴールレスドロー《ラ・リーガ》

2020.01.26 23:58 Sun
Getty Images
ラ・リーガ第21節、セルタvsエイバルが26日にバライードスで行われ、0-0のドローに終わった。なお、エイバルのMF乾貴士は先発出場し67分までプレーした。
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16位のエイバルが18位のセルタのホームに乗り込んだ残留争いのライバル対決。前節、クラブ史上初めてアトレティコ・マドリー相手の勝利にフル出場で貢献した乾は、1-3で敗れた直近のコパ・デル・レイで温存され、今回の試合で先発復帰を果たした。ボールを保持するセルタに対して、前から圧力をかけていくいつも通りの入りを見せたエイバルだが、序盤はなかなか良い形でボールを奪うことができず、やや押し込まれる状況が続く。その流れの中でサイドの深い位置を取られると、ターゲットマンのサンティ・ミナに幾度か際どいクロスを入れられる。
さらに、38分にはボックス内でフラン・ベルトラン、サンティ・ミナに続けて決定機を許すが、ここはGKドミトロビッチの好守とDFのゴールカバーによって何とか失点を免れた。

劣勢の中で試合を折り返したエイバルは53分にクリストフォロ、67分にはシュート0に終わった乾に代えてデ・ブラシスを投入。選手交代で流れを好転させようと腐心する。70分にはそのデ・ブラシスが左サイドを突破して際どいグラウンダーの高速クロスを供給するが、ゴール前のセルジ・エンリクにはわずかに合わない。
試合終盤にかけてもホームチームが押し込む状況が続く。84分にはセットプレーからアラウホが左ポスト直撃のヘディングシュートを放つが、ここはオフサイドの判定。さらに89分にはボックス内でラフィーニャにシュートチャンスも、ここは枠に飛ばすことができず。

結局、試合はこのまま0-0でタイムアップを迎え、終始劣勢も守護神ドミトロビッチら守備陣の活躍が光ったエイバルが敵地から勝ち点1を持ち帰ることになった。

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