【質疑応答②】「常にリスペクトはしていました」 闘莉王、幾度となく衝突も愛してくれたサポーターに感謝

2019.12.01 20:45 Sun
©超ワールドサッカー
京都サンガF.C.に所属する元日本代表DF田中マルクス闘莉王(38)が、12月1日に都内で記者会見を行い、今シーズン限りでの現役引退を表明した。

熱い気持ちを持った闘莉王はピッチ内外で圧倒的な存在感を発揮。それ故、時にはサポーターと衝突することもあったが、愛され続けた。そして、自身が引退を決断した今シーズンは、試合後に対戦相手のサポーターの元に行き、感謝を込めて挨拶していた。その理由には並々ならぬ思い入れがあったようだ。

また、5クラブを渡り歩いた闘将は、Jリーグで印象に残っていることとして、浦和レッズ時代と名古屋グランパス時代にJリーグ制覇を成し遂げたことを挙げた。

──引退を決めて、報告をした中で印象的に残っている言葉は
「レッズの(元)社長の犬飼さん、代表の方でも一緒にいらっしゃっていただき、『引退しますよ』と報告をしたら、『そうなの? それで良いの? 』というふうに言われて、そっけないなと思ったのが印象的でした(笑)。たくさんのお世話になった人がいた中で、『まだやれるぞ』、『まだ大丈夫だよ』、『あんたみたいなのなかなか出てこないよ』とたくさん声をかけていただき幸せ者だと思いました。自分が決断した中で、『すいません』と謝りながら、自分に対する愛をすごく感じました」
──Jリーグの中で印象に残っていることと、今後の活動について
「Jリーグの中で、2つすごく喜ばしいことがありました。レッズのJリーグ初優勝は印象的で、埼スタがあんな盛り上がる、あの埼玉があんだけ盛り上がることはもう1度あるかどうか…。あれだけ埼玉県民が、浦和レッズのサポーターやファンが、喜べる瞬間をピッチに立たせてもらったことは、やっぱり忘れがたいなと思います」

「あとは、グランパスの初タイトル。あれだけ期待をされ、会見でも「(ストイコビッチ監督を)男にするぞ」という言葉を発し、自分に対してもすごくプレッシャーがかかっていました。その中での宣言通りのタイトルは、最後こそ(ケガで)ピッチに立てなかったですが、すごく心に残るものだと思います。その2つがJリーグの中でも代えの利かない瞬間だなと思います」
「今後のことはまだ考えていないです。とりあえずブラジルに帰って、たくさんビールを飲んで、たくさん肉を食べて、10キロくらい太って、皆さんにすこしでも笑ってくれるような姿を見せてあげられれば良いなと思います(笑)」

──サポーターの存在とは
「若い時に相手のサポーターを挑発したり、ビッグマウスな一面もありました。時には自分のサポーターとも言い合い、喧嘩と言っていいのか分からないですが…。綺麗な言葉で言うとディスカッション(笑)。をして、時には檄を飛ばし、時には檄を飛ばされ、真剣に向き合ってきました。おそらく、僕のことを嫌いだなと、胸を張って言える数多くのサッカーファンはいると思いますが、最後の最後には常にリスペクトはしていましたし、常に勝ちたいなと思っていました」

「たまに頭に血が登り、申し訳ないこともたくさんした中で、その人たちがいなければこの瞬間もないし、サッカーはつまらないです。だからこそ最後の1年は、本当は全クラブの人たちに頭を下げ、『すいませんでした』と。それに『ありがとうございます』と言いたかったです。J2だけではあったんですけど、今度、機会があればスタジアムに行き、許可が貰えれば、今まで行っていないサポーターたちに頭を下げ、『すいませんでした』、『ありがとうございました』を言いたいと思います」

──現役の選手たちにサポーターをどう湧かせて欲しいか
「今は綺麗なサッカーばっかりで、そういうところに進化することが求められています。その中で、泥臭く、多少技術が優れていなくても、僕みたいに一生懸命やってサポーターに喜ばれる姿勢をなくして欲しくないです。そういう気持ちを伝えられるような選手が消えて欲しくないなと。たくさんの人たちがスタジアムに行き、そういう姿をたくさん観たい人たちがいる中で、是非ともそういうプレーヤーを消さないでほしいなと思います」

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柏の白星が最後にスルり…京都がAT8分にドラマ、劇的同点ゴールで痛み分け【明治安田J1第8節】

2日、明治安田J1リーグ第8節の京都サンガF.C.vs柏レイソルがサンガスタジアム by KYOCERAで行われ、1-1で引き分けに終わった。 前節はサンフレッチェ広島に勝利した京都と、東京ヴェルディと引き分けた柏の一戦。京都は広島戦から2名を変更。アピアタウィア久、佐藤響が外れ、宮本優太、福田心之助が入った。 対する柏は1名の変更に留まり、仲間隼斗に代えて細谷真大を起用した。立ち上がりから京都が押し込んでいく展開となった中、先制したのは柏だった。 12分、右サイドへと展開すると落としを受けた久保藤次郎が垣田裕暉とのワンツーからボックス手前から右足一閃。ゴール右隅に決まり、柏が先制する。 先制を許した京都だが、その後もペースを渡さない。21分にはラファエル・エリアスが猛然と最終ラインにプレスをかけると、そのまま奪い切ってミドルシュート。しかし、枠を捉えられない。 京都は押し込み続けていくと、43分にもビッグチャンス。鈴木義宜の浮き球のパスをボックス内に走り込んだラファエル・エリアスがダイレクトボレーも枠を捉えられない。 前半は柏がリードした中、ハーフタイムで京都は松田天馬と福田を下げてジョアン・ペドロと佐藤を投入。柏は細谷を下げて、仲間を起用した。 後半は柏のペースで入ると55分には原川力がボックス手前から右足ミドル。これは右ポストを叩いてゴールとはならないが、柏がチャンスを作っていく。 京都は55分に奥川雅也を投入。対する柏も木下康介を投入し、古巣対戦に。京都は背後を狙うロングボールなどを使って攻めていくが、決定的なチャンスには至らない。 柏は70分に木下がドリブルで左サイドを持ち上がると、そのままボックス内に入りシュート。しかし、GK太田岳志がセーブし得点を許さない。 京都は72分、相手のパスミスを奪うと、ボックス内でパスを受けた原大智が仕掛けてシュート。しかし、これはブロックされてゴールには飛ばない。 京都が再三攻め込んでいくが、柏の集中した守備は最後まで崩れず。0-1で柏が勝利を収めるかと思われたが、京都はアディショナルタイムを超えたラストプレーでドラマを生み出した。 アディショナルタイム8分、浮き球のパスがボックス内で混戦となると、ラファエル・エリアスが押し込み京都がラストプレーで同点に。ハンドのVARチェックに時間がかかったがオウンゴールとなり、そのまま引き分けに終わった。 京都サンガF.C. 1-1 柏レイソル 【京都】 オウンゴール(後53) 【柏】 久保藤次郎(前12) <span class="paragraph-title">【動画】久保藤次郎が右足一閃!圧巻ミドル</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1907380599024984185?ref_src=twsrc%5Etfw">April 2, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.04.02 21:05 Wed
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京都が今季初の複数得点でアウェイで清水を撃破! 強度の高さに苦しんだ清水は今季初の連敗【明治安田J1第6節】

16日、明治安田J1リーグ第6節の清水エスパルスvs京都サンガF.C.がIAIスタジアム日本平で行われ、1-2で京都が勝利を収めた。 J1昇格の清水はここまでの5試合で2勝2分け1敗の7位、対する京都は1勝2分け2敗の13位に位置。互いに上位に向かうためには勝利したい試合となった。 清水はケガ人が続出。直近のリーグ戦から5名を変更し、蓮川壮大、山原怜音、宇野禅斗、中原輝、嶋本悠大が外れ、北爪健吾、高橋祐治、宮本航汰、松崎快、西原源樹を起用した。 対する京都は3名を変更。宮本優太、川﨑颯太、奥川雅也が外れ、パトリック・ウィリアム、米本拓司、松田天馬が入った。 試合は開始1分、京都が左サイドから仕掛けると、ボックス内左から平戸太貴が入れたマイナスのボールを福岡 慎平がミドルシュートも枠をわずかに越えていく。 京都は持ち前のハイプレスと強度の高い守備で清水にボールを持たせず、ポゼッションを高めつつ背後を狙いにいく。清水はなかなか保持できず、序盤は京都がペースを握っていく。 清水は13分に波状攻撃。右サイドからのクロスから乾貴士、高橋、住吉ジェラニレショーンとボックス内で連続シュートも京都は体を張ってブロック。その際に、高木践がシュートした足が足首に直撃。パトリック・ウィリアムが痛んで試合が中断するとそのままプレー続行不可能となり、アピアタウィア久が投入される。 アクシデントに見舞われた京都だが、それ以降も鋭い出足で清水からボールを奪って一気にゴールに迫る戦いに。すると京都は33分にビッグチャンスを迎える。 自陣からのロングスルーパスが右サイドのスペースへ。これに原大智が反応し、ボックス右からクロスを入れると、ラファエル・エリアスがダイビングヘッド。しかし、シュートは当たりが浅く枠を外れていく。 対する清水も34分、ハーフウェイライン付近でパスを受けた北川航也のパスを受けた乾貴士がドリブルで持ち込みシュート。しかし、これは枠の左に外れる。 すると35分、京都が大きなチャンスを得ることに。スルーパスに絶妙なタイミングで抜け出した松田がボックス内で受けようとしたところ、高木の足が掛かりPKの判定。VARチェックが入りオフサイドが確認されたがそのままPKとなり、ラファエル・エリアスが相手との駆け引きを落ち着いて右サイドに決めて京都が先制する。 前半は京都が1点リードで折り返した試合。後半に向けてメンバー変更はないなか、清水はマテウス・ブエノが中心となってゲームメイク。乾、北川を使って攻撃の形を作りゴールに迫っていく。 しかし先にスコアを動かしたのは京都だった。67分、原がボックス手前からクロスを入れると、ファーサイドでラファエル・エリアスが頭で折り返し、最後は途中出場のジョアン・ペドロが蹴り込んで追加点。今シーズン初の複数得点となった。 大きな2点目を奪った京都だったが80分に清水がチャンス。北爪がマイナスのクロスを入れると乾がダイレクトシュート。これはDFがブロックするも、跳ね返りを乾が拾いに行ったところで福岡慎平が倒してしまいPK。これを北川がしっかりと蹴り込み、清水が1点を返す。 ホームで負けられない清水。なんとか逃げ切りたい京都と互いの思惑もあり、終盤に向けては選手交代で流れを変えていくことに。アディショナルタイムが6分間取られた中、清水が猛攻を仕掛ける。 清水エスパルス 1-2 京都サンガF.C. 【清水】 北川航也(後37) 【京都】 ラファエル・エリアス(前38) ジョアン・ペドロ(後22) <span class="paragraph-title">【動画】ジョアン・ペドロが加入後初ゴールで決勝点に!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1901145762643513846?ref_src=twsrc%5Etfw">March 16, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.03.16 14:59 Sun

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